【ちょっとだけエスパー】ネタバレあらすじ全話!原作&最終回考察・宮崎あおいの正体は?

「ちょっとだけエスパー」全話あらすじネタバレ
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大泉洋主演ドラマ【ちょっとだけエスパー】がテレ朝・火曜9時枠で2025年秋に放送!
本記事は【ちょっとだけエスパー】のネタバレあらすじの紹介とともに、最終回結末の予想・考察、宮崎あおいの正体の考察もしていきます。原作や脚本家についてもお届け!

豪華キャストと人気脚本家の作品で話題沸騰。ひょんなことから世界を救うエスパーにされてしまった主人公が、かりそめの夫婦生活を送ることになるSFラブロマンスです。

宮崎あおいの正体・考察

本記事にはストーリーのネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

【ちょっとだけエスパー】ネタバレあらすじ全話

テレ朝・火9ドラマ【ちょっとだけエスパー】のネタバレあらすじを最終回まで全話、紹介。各回の解説、感想も加えていきます。

1話「愛してはいけない妻」

あらすじ

会社をクビになり、全てを失ったどん底サラリーマン・文太(大泉洋)が再就職した仕事は、“ちょっとだけエスパー”になって、世界を救うことだった…!?しかし、命じられるのは、意味不明なミッションばかり。さらには、謎の女性・四季(宮﨑あおい)と仮初の夫婦生活を命じられることに…。-ちょっとだけエスパーには、実に不条理で不可解なルールがある。「人を愛してはならない」果たして、文太は世界を救うことができるのか⁉

ネタバレ

全てを失った文太はネットカフェを泊まり歩いている。VR(バーチャルリアリティ)で転落していく映像を見る文太。そんな中、文太のもとに「ノナマーレ」から試験の案内が携帯に届く。後日、文太は早速、ノナマーレの入社試験の面接に挑んだ。「覚悟がある」と言い放つ文太だが、「どうして無職なのか」と問われると答えられなかった。

試験後。ベンチにて、文太はちょっとした横領で会社をクビになったことを社長・兆(岡田将生)に話す。すると兆に誘われ、明日の最終面接に進むことに。

翌日、会社「ノナマーレ」で文太を待っていたのは兆ひとりのみ。兆は目の前のカプセルを飲むよう指示。怪しむ文太だが、人生ドン底なので思い切って飲んだ。すると、まさかの合格!?兆から「あなたは今日からエスパーです」と告げられる文太。仕事は世界を救うことだという。

文太は混乱したまま社宅に向かう。すると、見知らぬ女性・四季(宮﨑あおい)が出迎える。兆が言うには、文太は四季と“仮初の夫婦”として生活しなければならないらしい。しかも、四季はなぜか文太を“本当の夫”だと思っていた。
 翌朝、文太が指定されたアプリにログインすると、ミッションが通知される。しかし、どれもこれもどうでもいい内容ばかり…。

  • ミッション52:外出する鈴木琢磨に傘を夜まで持たせる。
  • ミッション53:寝ている佐藤満の目覚まし時計の時刻を5分早める(進める)。
  • ミッション54:高橋健作のスマホの充電を14時までにゼロにする。

文太は兆に課された初ミッションをクリアしたものの、「これが世界を救う…?」と腑に落ちない。

そんな中、文太は自分が“触っている間だけ他人の心の声が聞こえる”ちょっとだけエスパーになったとわかる。はしゃいで次々と触りまくるが、暗い内容も聞こえてしまうデメリットもあった。

大泉洋さん演じる文太には人に触れると心の声が聞こえる、という能力があると判明。ちょっとだけというのは、触れている間だけ聞こえるという制限のことだと思います。

大泉洋さんは、「文太の能力は、ちょっとだけとはいえ、なかなかのエスパー。でもこの能力は非常に怖いなと思ったので、僕は絶対欲しくないです。世界を救うにはいい力かもしれないけど怖い!」とコメントしていました。どういうこと?と思っていましたが、その謎が解けました。たしかに、世界を救う点で人の心をのぞくことが役立ちそうです。しかし人のマイナスの感情(不平不満、愚痴、希死念慮)も聞いてしまうので、聞かなければ良かったとも思う場面も出てきちゃいますね。大泉洋さんの立場でも人が笑ってくれていると思って触れたら気を遣われてただけだったとか?劇中でも文太がマイナスの心の声を聴きすぎてベンチでぐったりしていました。使い方次第ですが、たしかに怖いですね。

文太は四季に会い、漬物石をプレゼントしたこと、プロポーズの思い出まで設定されていることに驚く。しかし円寂(高畑淳子)は、四季(宮﨑あおい)はお芝居をしていない、合わせてあげるのも仕事だと文太にいう。

社宅に戻る。そこで、桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)たちがノマナーレの同僚社員で、今日のミッションの手助けをしてくれたエスパーだと分かる。桜介は花咲エスパーだ。でもエスパーと社外にバレたらクビだ。

桜介が庭に出てアサガオを満開にさせている様子を塀の隙間から大学生の市松(北村匠海)がじっと見ていた。市松は驚きながら「エスパー」とつぶやき、引き続き、中の様子をのぞき込む。

今日のミッションに成果があったことが分かる↓

  • ミッション52の鈴木→借金返済。
  • ミッション53の佐藤→昇進が決まった。
  • ミッション54の高橋→結婚が決まった。

文太は「いやいやいや」と信じることができない。ちなみに四季は社員でないし、世界を救うミッションのことも知らないとのこと。

文太は、花を見る四季に触れる。すると「幸せ。いつまでもこうしていたい。愛してる」と心の声が聞こえた。

ラスト。兆から文太に電話がくる。秘密厳守は2番目で、1番目のルールは「ノマナーレ」→ノン・アマーレ(人を愛してはならない)だという。(つづく)

会社名「ノマナーレ」ってネット検索しても出てこないし、どういう意味なのかと思っていたら…。ノン・アマーレの略(短縮形?)なんですね。愛してはならない。amare(アマーレ)がイタリア語で「愛する」。それに否定形の「ノン」ということですね。いやあ、でも、この宮崎あおいを好きにならないのは無理すぎますって(笑)

大泉洋さんも会見で「第1話で(宮崎さんが)手を振ってくれるシーンがあるんですけど、可愛すぎて思わず笑顔になってしまった。監督に『笑わないで!』って言われたんですけど、『見てみろお前、可愛すぎるぞ』と。その後、監督も『あれは笑っちゃいますね』と(笑)。まさに天使でした」と振り返っていました。天使の笑顔の宮崎あおいを愛しちゃいけないなんて、厳しいですね!

第1話は、まだまだ謎が多いストーリーです。兆の目的は何なのか。世界を救うとは、こういう個人レベルを救うことなのか?そして何より、四季が文太を本当の夫だと思っていることが謎。漬物石やプロポーズの思い出を語るときの四季は嘘をついてなさそうですが…。一体どういうこと?謎が深まる初回で、続きが楽しみです。

2話「天使」

あらすじ

ちょっとだけ心の声が聞こえるエスパーになった文太(大泉洋)。翌朝、「ノナマーレ」から新たなミッションが届く。 【ある画家が目的地に着くのを阻止する】という、またしても意味不明な内容だ。

文太は、ノナマーレの仲間である花咲かエスパー桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)らと共に、ミッションを遂行することに。
なぜか仮初の妻・四季(宮﨑あおい)まで巻き込んで、世界を救うべく箱根大涌谷へ向かう!

ネタバレ

文太は社長・兆(岡田将生)から

  • 鈴木に傘を持たせたことで、杖を忘れた大富豪に傘を貸して借金返済へ。
  • 佐藤の目覚まし時計を5分進めたことで、エリアマネージャーと会うことができて昇進へ。
  • 高橋のスマホの充電を0にしたことで マッチングアプリの相手と会えなかった。その後、運命の人と出会えた

と聞かされた。でも未来のことをなぜ分かったのか不思議だ。兆はDecision Treeについて説明する。この世界にはたくさんの分岐点があり、それぞれどこかに繋がって波及して新しい未来を作っているという。

文太は、画家・千田守(通称:センマル)が目的地に着くのを阻止するため、桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)ら仲間と共に、ミッションを遂行することに。さらに、仕事が休みの四季にクリーニング屋の車を借りてもらってセンマルの車を追う。

パーキングエリアのトイレにて。文太がセンマルに触れ<300万円の価値があるのか?>と心の声を聞く。

芦ノ湖にて。写真を撮ろうと言う四季。通りかかったセンマルに頼むことになった。桜介はセンマルの持っていた絵を破壊しようとする。中身が見えた。それはパウル・クレーの作品「忘れっぽい天使」で、高額な絵だ。文太がセンマルに触れると<俺が描いた贋作だけどな>と聞こえた。

こうしてエスパーたちはセンマルが贋作師だと知る。その後、センマルを食事に誘う。カレーを食べる面々。
センマルは「本当ならもう人と会っているはずでした。でもトラブル続きで、神様がそっちへ行くなって言ってるみたいな」という。
四季は「そういうのあると思います。天使が肩に手を乗せるんです。『そっちに行ったらだめだよ』って。でもその声が届かないんです」という。

センマル生きていくのにお金がかかるから、「藁をもつかみたい人間は
藁をもつかむでしょ」という。

食後、今度は黒い卵を食べることに。そこで文太が罪の気持ちもなく横領して、10年で300万になったと話す。それで人生が台無しになった。俺の人生が300万と思ったら、泣いたという。それに引き換え、センマルはプライドよりも目の前にあるお金という藁を意識的につかもうとしていると言い、「お金を欲しがって何が悪い」と叫ぶ。
しかしセンマルは「お金じゃありません。私が掴もうとしている藁はプライドです。絵の価値そのもの」という。
贋作師が画風を真似て描いた絵を美術館が6000万円以上の値で買って
25年も飾っていた。世間は偽りの絵でも評価した。

文太は、センマルと意気投合し、ミッションを失敗しようと、センマルを芦ノ湖へ向かわせた。世界を救うと社長に言われたが、世界が自分を救ってくれたことないから、抗うのだ。
ゴンドラを降りる際、文太はセンマルに「やりたいことやってください」と激励。

暗転。なんと、センマルは目的地に行かず、贋作を売ることをやめていた。車に戻ったセンマルは電話で取引相手に「やりたいことが思いついた。黒い卵を描いて美術館に飾られたら贋作より愉快だ」と語る。

仲間たちは文太が心を読めると知った。文太は桜介、円寂、半蔵にセンマルが<黒い卵が描きたい>と言っていたと話す。円寂は「天使の話 さみしくなっちゃった」という。なぜなら天使が止めることに気づかなかったから。ここにいるみんな、人生失敗していた。
半蔵が「四季さんは事故で旦那さんを亡くしているんです。眼の前で悲惨な死に方だったって。その旦那さんを文太さんに重ねているという」という。
世界を救うことは分からない。でも目の前の四季を救うことは分かる文太たち…。

【新情報】四季は夫を事故で亡くして精神的なショックを受けたようです。それで文太のことを旦那さんと思い込んでいるようです。

水辺にて。四季は文太のの肩に手を置く。<私がいること忘れないでね>と心の声。

ミッションクリアのメールが来た。そこには「千田は画家として一生を終える」と書かれていた。文太は「いつか美術館で黒い卵の絵を見られるかも」と笑うが……。センマルは車にはねられて…。(つづく)

ミッションクリアできたし、センマルは犯罪に手を染めなかったし、ハッピーエンドだったのに…。衝撃ラストが待っていました。画家として一生を終えることは出来たかもしれませんが、それって亡くなるという意味だったとは…。ビックリ仰天なラストでした。

文太たちと仲間の掛け合いは楽しいし、宮崎あおいは可愛いし、楽しめる作品ですが…。今回、バッドエンドだったことで、社長の兆の出すミッションが怪しくなってきました。つまり、ミッションで対象者の未来を変えることには代償があるのでは?という疑惑が生まれたということです。過去を変えることの代償として、新たな悲劇を引き起こしてしまったのかもしれません。ということは、兆は世界を救うヒーローではないの?

ただ、まだ兆の「世界を救う」意味が不明なのでなんとも言えません。 兆のツリーではもっと深いところ、核戦争を止めるとか世界を救う未来を見ていて、ミッションを通して変革しているのかもしれません。その変化で代償が出てしまうこともあるのかも。まだまだ今後の展開に注目ですね。

3話「世界を救う私たち」

あらすじ

文太(大泉洋)は 同僚である花咲かエスパー・桜介(ディーン・フジオカ)に 実は息子がいると知ることに…。 さらにレンチンエスパー円寂(高畑淳子)、アニマルお願いエスパー半蔵(宇野祥平)ら 仲間たちが抱える秘密も徐々に知ることになり…。 そんな中、彼らに届いた新たなミッションは、【爆発で人が死ぬのを止める】。 しかも標的の場所は、お祭りで人が賑わう神社で…!? 果たして文太たちは、人々を救うことができるのか…! 一方、文太は「愛してはならない」というルールがありながら 仮初の夫婦生活を送る四季(宮﨑あおい)と徐々に距離が近づいてゆき…?

ネタバレ

文太は仲間たちが抱える秘密を知る↓

  • 円寂(高畑淳子)は質素な生活を送っていて、家族はなく、独り身だ。3話終盤ではホームレスとの会話で、かつて悪い男と付き合っていたことを示唆している。
  • 半蔵(宇野祥平)は元警察官で、警察犬が相棒だった。動物虐待の人物を殴った過去があった。
  • そして桜介は殺人犯で…。

兆は「ヒーローの恋は、アイドルの恋以上にあってはならない」と、文太に釘を刺す。恋より使命を重視してほしいという理由らしい。また、それは家族であっても同じだという。兆は桜介(ディーン・フジオカ)に家族と近づきすぎていると注意する。

【桜介の過去】桜介は花屋をしながら、息子の紫苑(新原泰佑)の登校を毎日、見守っていた。桜介は悪い仲間から足を洗って漁港で働いていたのだが、かつての仲間・陣内がやってきて、呼び戻されそうになる。妻子を守るため、桜介は陣内を殺した。2年が経過。元妻(徳永えり)が再婚し、再婚相手が紫苑と特別養子縁組をした。桜介は紫苑の父親でもなくなった…。

文太たちは、爆発の瞬間、客たちを避難させたり、屋台の鉄板で爆風を防いだりして、ミッションを成功させる。

ガス爆発の際、3人はそれぞれ大切な人や動物を助けた。

  • 文太は父親に置いていかれて泣いている少年を助けた。自分の子供の頃と少年を重ねた文太は、過去の自分を救ったことになる。
  • 桜介は離れ離れとなっている息子の紫苑(新原泰佑)を助けた。
  • 半蔵(宇野祥平)は柴犬の佐助を助ける。

現場に居合わせていた狐の仮面を被った男は、仮面を脱いだ。正体は市松(北村匠海)だった。
兆は「正体不明のファクター。未確認因子があるようだ。それが何かはまだ分からない。そのせいで発令がギリギリになってしまったけれど、ミッションは成功した」と独り言のようにつぶやく。

市松は悪役なのでしょうか。でも、彼が爆発を引き起こしたわけでも、文太たちのミッション遂行を邪魔したわけでもありません。ただ見守っていただけ。でも、怪しさたっぷりですね(笑)

終盤。実の父親のことを知らないはずの紫苑が桜介の勤める花屋に振り向く場面が描かれた。

3話のラスト、熱が出て仕事を休んでベッドに再び入る四季。文太は、テーブルの上に置いていたEカプセルが1錠分足りないことに気付く。驚いた文太は四季に「これ、飲んだ?」とカプセルを見せる。四季は「うん。風邪薬」とつぶやく。文太は絶句する。(つづく)

第3話ラストでまさか、まさか、の展開。四季さん、エスパーになっちゃうのでしょうか。でも、“Eカプセル”は、飲むとその人物の特性によって能力が変わるとのこと。なので、四季はどんな能力が開花するのか、それはそれで楽しみです。

4話「未確認因子」

あらすじ

四季(宮﨑あおい)が風邪薬と間違えて文太(大泉洋)の“Eカプセル”を飲んでしまった! それ以降、「いつも誰かに見られている気がする」という四季――。 文太らにミッションを課しているノナマーレ社長・兆(岡田将生)もまた、 “得体の知れない未確認因子”の存在を感じ始め…。 そんなある日、「たこっぴ」に招かざれる客がやってくる。 「たこ焼き研究会」に所属する大学生・市松(北村匠海)だ。 四季と仲良さげな様子をみて、ほのかな嫉妬心が芽生える文太。 そんな中、たまたま四季の誕生日を知ることになり―? 加速する恋。 果たして、ヒーローたちに忍び寄る不穏な“異変”の正体とは…!?

ネタバレ

放送後に更新します。

【ちょっとだけエスパー】原作と脚本家

原作や脚本は、誰が書いているのでしょうか?

原作は?

原作は無しです。

脚本家は?

脚本家は、『海に眠るダイヤモンド』などを手掛けた野木亜希子さんです。原作を正しく読み解いてエピソードを取捨選択する手腕が高く評価されている。また、社会性とエンターテインメントを切り離さずに描くのも得意な脚本家。

■過去作品(テレビドラマ)

  • 『空飛ぶ広報室』
  • 『重版出来!』
  • 『逃げるは恥だが役に立つ』
  • 『アンナチュラル』
  • 『MIU404』
  • 『海に眠るダイヤモンド』

■過去作品(映画)

  • 『図書館戦争』シリーズ
  • 『俺物語!!』
  • 『アイアムアヒーロー』※大泉洋主演。
  • 『罪の声』
  • 『カラオケ行こ!』
  • 『ラストマイル』

野木亜紀子(のぎ・あきこ)…1974年生まれ。東京都出身。日本映画学校卒業(第8期生)。『さよならロビンソンクルーソー』で2010年の第22回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞し、同作のテレビドラマ化で脚本家デビュー。2021年、『罪の声』で第44回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞を受賞。2025年、『ラストマイル』で第48回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞を2度目の受賞。新作が待望される人気脚本家のひとり。

【ちょっとだけエスパー】最終回・結末の考察

原作が無いので最終回結末は読めませんが、なんとか考察していきます。

結末は大泉洋が地球を救う?

本作は放送前から期待度が高い作品。『アンナチュラル』『MIU404』『海に眠るダイヤモンド』など、名作を生み出してきた野木亜紀子さんのオリジナル脚本ですから。

主人公の文太(大泉洋)は、会社をクビになったどん底サラリーマン。そんな文太がある会社の最終面接に合格し、与えられた仕事は“ちょっとだけエスパー”になって世界を救うこと。しかし謎の女性と夫婦になったり、不条理で不可解なルール“人を愛してはならない”が課せられたりします。

ここからどんな展開が待っているのか、放送前時点でよく分からないです(笑) SFラブロマンスとか、ジャパニーズヒーロードラマだと言われていますが…。ヒーローとしての能力がみんなしょぼいです。大泉洋さんの能力だけは不明なので、そこに期待したいところ。スゴイ能力だけど「ちょっとだけ」だから能力の時間が短いとか、回数制限とか何かしらあると予想されます。

※1話で大泉洋さんの能力が判明しました。下記に追記。

「世界を救う」とは何を意味しているのかもキーポイントになることでしょう。例えば、第三次世界大戦を止めるとか、温暖化を止めるとか?核戦争を止めるとか?

核戦争といえば映画『ターミネーター』は、核戦争・通称「審判の日」を防ぐために、未来から「ターミネーター」が送られてきますが…。本作もそんなイメージがふくらみます。「ノナマーレ」社長の兆(きざし)(岡田将生)は未来人とかも、あり得そうです。

※1話で世界を救うことについて少し判明しました。下記に追記。

具体的な「地球を救う」は不明ですが、ともかく、文太(大泉洋)たちは、「本当にこれが世界を救うことになるのか?」と首をかしげずにはいられないおかしな任務を成功させているうち、本当に地球を救うというスケールの大きいハッピーエンドになると予想します。

世界を救うとは個人を救うこと?

【追記】1話では、ささいなミッションをクリアしたことで、借金返済・昇進・結婚などの成果が出ました。個人それぞれにとっては大きなことですが、世界を救うとの関連が見出せません。

日曜劇場「御上先生」(TBS系)にあった、パーソナルイズポリティカル(個人的なことは政治的なこと)を思い出します。第1話時点では、個人を救うことが世界を救うことに繋がる…とでも言いたいのかな?と解釈します。そうなると本当に世界を救うという放送前の予想がハズレですね(笑)

【考察】宮崎あおいの正体は?

宮崎あおい演じる四季の正体について、考察していきます。

四季(しき)は、「ノナマーレ」が用意した社宅で文太(大泉洋)と暮らす謎の女性。クリーニング店で働いている。記憶喪失なのか、文太のことを本当の夫だと思い込んでいる。

文太の方が記憶喪失? / 四季について1話放送後の考察

■1話で判明した事実

  • 四季はノナマーレの社員ではない。
  • 四季はエスパーではない。
  • 四季は世界を救うミッションのことを知らない。
  • 文太らは、エスパーやミッションのことを四季に知られてはならない。
  • 文太らは、四季を愛してはいけない(人を愛してはならない)。
  • 文太は四季に漬物石を誕生日プレゼントであげた。四季は自身が「漬物石のように重い女」と自覚あり。
  • 文太は四季に普通のプロポーズ。花火を見ながら「結婚してくれませんか?」と言ったエピソード。
  • 文太は漬物石やプロポーズのことを回想というか妄想している。具体的な映像が挿入されたが一体…。

■1話放送後の考察

  • 四季は記憶改変の能力がある可能性。文太と四季はもともと夫婦で、相手の記憶を消す能力を四季が持っているかもいしれない。でも何のために?
  • 四季と文太ともに記憶喪失の可能性。映画『エターナル・サンシャイン』のように記憶除去手術を受けた男女とか?
  • 四季は兆の妻や恋人の可能性。愛してならないルールがあるのが根拠。兆は四季を守るために、エスパーたちにミッションを課している?
  • 四季の正体を文太だけが知らない可能性。文太が「あの人おかしいですよね」「芝居うまいですよね」と四季について言ったときの円寂(高畑淳子)や半蔵(宇野祥平)反応に違和感あり。
  • 四季は、くたびれたワイシャツを再生するミッションの可能性。桜介(ディーン・フジオカ)が四季を愛するのは文太に任せたと言っていたから。桜介も四季と仮初の夫婦の体験者かもしれない。四季はあの天使のような笑顔&可愛さで相手を再生、復活させていくのかも。
  • ドラマの設定自体がメタバースの世界でのロールプレイゲームの可能性。初回冒頭で、文太がVRで転落死する場面が意味深に挿入されていたから。VRゴーグルを外して現実に戻ったが、本当は仮想世界がまだ続いて、「兆」はゲームの世界の道先案内人、「四季」も現実にはいない人物とか?

と、列挙してみましたが、有力なのは…。文太の方が記憶喪失の可能性はあると思っています。初回冒頭のヴァーチャルリアリティの世界が続いている説もあり得そう。文太は死んでいる説もありますが、それはあまり見たくない展開。せめて怪しすぎるあのカプセルで仮想世界に飛んだ!の方がいいかなあ。

記憶改変された? / 四季について2話放送後の考察

■2話で判明した事実

  • 四季は夫を事故で亡くしている。
  • 四季は夫の悲惨な事故死を、目撃してしまった。
  • 四季は文太を本当の夫と思い込んで、精神的に安定してきている。

■2話放送後の考察↓

四季は精神的ショックによる記憶喪失で、文太を本当に夫だと思っていると分かりました。でも、文太を夫だと思い込むには、夫と文太の容姿や雰囲気が似ているなどの要因が必要だと思います。

桜介は1話で「四季ちゃんの旦那役はあんたに任せた」と言っていました。ということは、過去に桜介も旦那役を務めていたの?

でも、桜介と文太は容姿が全く似てません。誰かの能力(記憶改変?)で、桜介を、そして文太を、あんたの旦那だよ!と思い込ませたのかもしれませんね。

【考察】兆(岡田将生)の正体は?

岡田将生が演じる役は、兆(きざし)という役名。兆しとは何かが起こる前ぶれを示す言葉です。

兆は予知能力者なのか、未来人なのか分かりませんが、ささいなことが違うと未来で大きな結果が得られることが分かっているようです。第1話では、本当に小さいミッションですが、得られる成果は個人レベルでは大きかったです。だんだん成果が大きくなるのでしょうか。

兆は四季を救うためにミッションを課しているという説もあります。「愛してならない」ルールから、兆は四季の恋人説もありますしね。

第2話では「ツリー」について説明していた兆。ちょっとした分岐点で結果が変わるという意味は分かりましたが、それが世界を救うことになるという意味が分からないですね。そもそも、兆はなぜ分岐点が分かるのでしょうか。

第2話のミッションで贋作師の犯罪を止めたことで、死去するという代償がありました。兆は未来からタイムトラベルしてきた時間犯罪者の可能性もあると思います。ダークヒーローみたいな。ミッション遂行で良い結果もあれば、悪い結果に見えることもあるケースもあるのでは?

でも、代償がありつつも、兆はバタフライエフェクト(小さな変化が時間の経過とともに大きな変化になること)と同じように、小さいミッションから最後には大きなミッション・地球を救うことをしたいのかもしれません。核戦争を止めるとか、地球規模なことを…。

まとめ

  • ネタバレあらすじ全話
  • 原作と脚本家
  • 最終回・結末の予想

についてまとめました。

本記事はネタバレあらすじを毎話更新していきます。

  • 番組名:「ちょっとだけエスパー」
  • 脚本:野木亜紀子
  • 監督:村尾嘉昭、山内大典
  • 出演:大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、宇野祥平、北村匠海、高畑淳子、岡田将生、ほか
  • 放送日:毎週火曜21:00-21:54 (テレ朝系)