【あんぱん】2話あらすじと感想!二宮和也が初登場で話題

今田美桜主演の朝ドラ【あんぱん】第2話が4月1日(火曜)に放送されました。

第2話では、二宮和也さんが朝ドラに初登場し、大きな話題になっています。

今回は【あんぱん】2話あらすじと感想について紹介します。

目次

【あんぱん】2話あらすじと感想

草吉(阿部サダヲ)が作ったあんぱんのおいしさを夢見心地に話すのぶ(永瀬ゆずな)。その一方で、「東京に帰れ」と言ってしまった嵩(木村優来)のことがずっと気になっていた。のぶは嵩の弁当を奪おうとするクラスの悪ガキたちを追い払い、嵩に東京に帰れと言ったことを取り消す。そんなのぶに、嵩はやさしく微笑むのだった。ある夜、自分の夢を語った結太郎(加瀬亮)は、のぶに「女子も大志を抱け」と話す。

当時の10銭の価値は?

謎の人物・屋村草吉(阿部サダヲ)はパンを焼いて、子どもたちにただで振る舞っている。朝田のぶ(永瀬ゆず)も食べさせてもらい「たまるかー!おいしい!」と目を丸くして喜ぶ。

のぶの祖父・釜次(吉田鋼太郎)が「わしもくれ!」と駆け寄るが、草吉は大人は「10銭だよ」と言う。釜次が「まけろ」というが、草吉は値下げ交渉を拒否。

高すぎるという釜次は屋村と揉める。すると、そこに嵩の伯母・柳井千代子(戸田菜穂)が現れ、誰も買わないならばと全部買っていく。

草吉は指1本を見せて、釜次が1銭かと思って少しうれしそうにしてましたが、10銭と知った釜次は驚いて怒りました。当時の10銭の価値はどれくらい高いのでしょうか。

昭和初期のお金の価値は2022年の859.4倍だったので、昭和初期の1円は現代のおよそ859円相当の価値があったということです。 1円持っていたらラーメン1杯食べられそうな感覚です。

「日本のインフレの歴史」(ポラスグループ)より

第2話の劇中の年代は昭和2年。そこで昭和初期の貨幣価値を調べると、昭和初期の1円は現代のおよそ859円相当だという見解がありました。

10銭はその10倍なので、およそ8590円相当。まあ、たしかに、高い。ラーメン10杯くらい食べることができるんですからね。(笑)

それにしたも嵩が母と身を寄せた柳井家は、町医者とはいえ、すごいお金持ちなんですね。1個8590円相当のパンを全部買い取るなんて…。でも、のちに嵩は銀座で食べたことがあると語るので、父が生きていたときは裕福だったのですね。

のぶは嵩への発言を後悔

夜。食卓の場で、のぶは両親にあんぱんのおいしさを語ります。結太郎(加瀬亮)も嬉しそう。のぶは酸っぱくて硬い酢パンを食べたことはありました。しかし、あんなにおいしいパンは初めてだったのです。

結太郎はのぶがパンで頭がいっぱいだと指摘。しかし実は、のぶは「東京に帰れ」と言ってしまった嵩(木村優来)のことがずっと気になっていたのでした。

柳井家は西洋式。登美子の陰口は良くないぞ

一方、柳井家の食卓は朝田家とは対照的に、パンがどっさりと並び、チキンソテーにナイフとフォークを使うなどおしゃれな西洋式。

嵩は慣れないナイフとフォークに四苦八苦し、ついにチキンを食卓からすっ飛ばしてしまう。

千代子(戸田菜穂)はお手伝いさんに「もう一枚焼いちゃりなさい」とにっこり。

寛(竹野内豊)も「あのトリはまだ生きていてパタパタ飛んでったがよ」と優しい。

筆者だったら家の床に落ちたチキンソテーを拾って食べてしまうだろうし、ホコリがついてたら洗って食べしまうだろうなあと見てました…。ですが、さすが上流階級。もう一枚焼いてくれるんですね。千代子も寛とっても優しいので、嵩がいじめられなくて安心ですが…。

でも、嵩の母・登美子(松嶋菜々子)は居心地が悪そう。登美子は「あと、お箸もいただけますか? 嵩と、私の分も」と恥ずかし気に頼んでましたし、翌朝、登美子は「この家は西洋かぶれね、日本人は日本人らしく暮らしたいわ」と伯父たちのことを少し悪く言ってました。その人がいない場所でその人の悪口をいうのは子供の教育上よくないと思うのですが…。

のぶは恥ずかしがり屋。嵩は優しすぎる

翌日。また悪ガキたちが嵩の弁当を奪おうとします。そこでまた、のぶが追い払いました。
しかし結果的にコン太が弁当を持っていってしまいます。

嵩は「いいんだ。コン太くんは朝ご飯食べてないんだ」とのぶに言います。授業中、おなかがグーグーと鳴っていたコン太が朝ご飯を食べてないだろうと察した嵩は、お弁当を持っていくのを許しました。

のぶは東京に帰れと先日言ったことを取り消し、謝ります。

嵩は「きみは乱暴なところもあるけれどやさしい人なんですね」と微笑みました。

のぶは「もう助けない」と言って、駆け出します。

のぶはハチキン(男勝り)で、正義感が強い女の子ですが、とても恥ずかしがり屋さんなようですね。

また、嵩は朝ご飯を食べれない少年のことに気付き、ご飯を分け与えました。まるで「アンパンマン」のように。分けるというか、全部、あげちゃいましたけどね。人に優しくすることは良いことですが、自分を犠牲にしすぎる優しさは身を滅ぼします。ちょっと嵩のことが心配ですね。

よそ者でも美人は別?

屋村草吉が釜次ら町の人からよそ者扱いをされます。しかし釜次は美人の登美子をみかけるとデレデレ。登美子もよそ者だというのに…。

ここにすでに、正義という価値観が逆転してしまう人間の矛盾を感じます。

ヤムおじさんはもうジャムおじさん!

放課後。写生をしている嵩に屋村草吉が「お前もここに居場所がないのか?」と話しかけます。この町に居場所がないもの同士、2人は共感しあうものがあるようですね。

そこへのぶが走ってやってきて「なんであんなおいしいパンを焼けるの?」「おじさん名前は?」などと質問。

おじさんの名前が屋村(やむら)と知ったのぶは「ヤムおんちゃん」と命名。おんちゃんとは、おじさんという意味なので、ヤムおじさんです。放送前から屋村草吉はジャムおじさんをイメージした人物ではないか?と噂されていましたが、もうニックネームから似てますね(笑)

草吉はおいしく焼ける理由は秘密にします。すると、「僕、あれと同じくらいおいしいパンを食べたことをがある。父さんが銀座のパン屋さんで買ってきれたんだよ」という嵩。

のぶは銀座の場所がわからない。あの山を越えて、ずっとずっと遠くにあるという東京の銀座に思いをはせるのぶ。

この銀座のパン屋はのちのち明かされれいくのですが、ここではまだ不明です。しかし「フーテンのパン職人」設定の屋村草吉が、全国をさすらっては厨房を借りてパンを焼いているにしても、原料や設備的にも銀座のパン屋と同じ味を再現できる展開が疑問。昭和初期の田舎の飲食店にパンが焼けるオーブンがあったのでしょうか。ちょっとツッコミどころですね。

結太郎のフラグ?

結太郎は医師の寛に診てもらう。寛は「脈に乱れがあるねえ。無理せんと、おまん、たまには休め」という。

だが結太郎は「医者は大げさにいうきなあ。休んでおれるか。今が勝負どころや」と聞く耳をもたなかった。

来週は南京豆の買い付けに行くという結太郎。寛にもお土産を買ってくるといいますが…。

先のあらすじを知っていると、死亡フラグにしか聞こえません…涙

のぶの夢

夜。父・結太郎とお月見しているのぶ。結太郎は日本一の会社、外国にも負けない貿易会社を作って、坂本龍馬が成し遂げられなかった夢を叶えることが夢だと語ります。

そして結太郎は「女子(おなご)も大志を抱きや」と話す。
のぶの夢は、銀座に行って、(商売でなく)パン屋で頬っぺたが落ちそうなパンをお腹いっぱい食べることだという。
無邪気なのぶを、結太郎は「ほんまにおもしろい子やね」と微笑み、受け入れる。

ラスト、二宮和也が初登場

ラスト、嵩は家族4人(嵩と弟と両親)のイラストを描きながら、東京の銀座でお父さん(二宮和也)がパンを買ってきてくれて笑いあって食べた、楽しいひと時を思い出していました。

二宮和也さんがついに朝ドラ初登場で、SNSでも話題になっています↓

父・清(二宮和也)が一瞬の回想シーンで登場という、ニノのぜいたくな使い方です。

清は「出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死。文学や絵に造詣が深い」人物。知性ある雰囲気を漂わせつつ、家族に優しいお父さんな雰囲気もありました。

二宮和也さんといえば「硫黄島からの手紙」など戦時中を舞台にした作品に出るイメージがあります。

今回は戦時中ではなく、昭和2年にすでに他界しているので、明治、大正を生きた人物。でも、そんな時代を生きてきたという雰囲気を出してきますね。

あと、気になったのは、劇中に映った美村屋。おそらく銀座木村屋がモデルでしょう。

あんぱんの元祖は、明治7年に木村屋(銀座 木村屋總本店)の初代木村安兵衛によって考案されたといいますしね。

別れの予感が漂う

嵩はお父さんがいても、母がいます。でもその母は柳井家で居心地が悪そうで、陰口をたたくという描写もありました。

のぶちゃんの精神的支柱の結太郎が医師に診てもらっていましたが、こちらも心配。

今週タイトルは「人間なんてさみしいね」。結太郎。登美子。この2人が「いなくなる予感」が漂っています。

【あんぱん】2話の出演者・スタッフ

【出演】加瀬亮,江口のりこ,細田佳央太,斉藤暁,小倉蒼蛙,樫尾篤紀,瞳水ひまり,永瀬ゆずな,木村優来,二宮和也,戸田菜穂,浅田美代子,吉田鋼太郎,吉川さくら,永谷咲笑,平山正剛,中村羽叶,笹本旭 ほか

【作】中園ミホ

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