【相棒22】18 話のネタバレと感想!右京が4時間で爆破阻止も、切なすぎる動機にグッ!

テレビ朝日系ドラマ「相棒」のシーズン22。初代相棒・亀山薫(寺脇康文)が帰還し、14年ぶりに再び杉下右京(水谷豊)と特命係を組んでから1年。濃密で骨太なミステリーを生み出す国民的ドラマが、再び動き出します。

18話では、爆弾事件の真相に、右京と薫が迫ります。

この記事で【相棒22】18 のネタバレと感想をお届けます

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目次

【相棒22】18話あらすじ

右京(水谷豊)とチェスで互角に勝負できるIQ150の天才少年・山田(中川 翼)が、連続爆破事件の犯人“INVISIBLE(=透明人間)”を名乗って所轄署に出頭してきた。抵抗する素振りを見せず、そのまま逮捕された山田だったが、右京以外とは一切話すつもりはないと主張し、取り調べ官に指名。しかし、右京の追及に対しても挑発的な態度で応じるだけで、本当の目的を明かそうとしなかった。いっぽう、薫(寺脇康文)は、第二の爆弾テロの被害者が、所轄署の元刑事だと判明したことを受け、何か隠している様子の副署長を追及するが、かわされてしまう。同じ頃、第一の爆弾テロの標的となった市長の山田征志郎(升 毅)は、一連の事態を受け、危機感を募らせていた。そんな中、山田と共謀していると思われる本城(吉田日向)が、再び不穏な動きを見せる。

【相棒22】18話のネタバレ!

チェスの相手が爆弾犯

連続爆弾事件の犯人invisibleであると出頭した山田(中川翼)は、チェスで手合わせをしたことのある右京(水谷豊)を取り調べの相手に逆指名する。

かつて、右京が大会で17連勝した後、I Q150の山田は一戦交えたが、右京を追い込みながら勝つことはできなかった。「君は捨て身になるしか勝ち目はなかった」と言い、連絡先を交換する右京に、山田はリベンジを誓っていた。

右京を1週間前から尾行していたのは山田だった。リベンジをしたいと言っていたのは、この取り調べの状況を作ることだった。第一の事件の山田征志郎市長(升毅)の自宅爆破で、宅配業者を見た市長の家政婦が山田を確認するが、別人だと証言し、共犯者がいることがわかる。

山田本人は、下の名前も住所も年齢も何も答えない。「僕が色々話したらゲームになりません。解き明かしてくれないと。捨て身のゲームでないと、勝てない」と右京を挑発する。

エアチェスをしませんかと言い、棋譜を読み上げる山田。右京も応じる。それは、1972年、ボビー・フィッシャーとボリス・スパスキーが世界王座をかけた第6局の名勝負の棋譜だった。山田は「ボビーはチェスは盤上の戦争と言った。目的は相手の心をくだくこと」と言う。右京は山田が、まだ他に何か企んでいることを察する。

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警察寮まで爆破される!

薫(寺脇康文)が城北中央署でかつて、金森翔吾と言う警察官が寮で自殺していたことを掴む。それは第二の爆弾事件の被害者で当時、警察官だった牧野文雄(山形匠)からパワハラを受けていたのでは?との噂があった。牧野と同時期に退職した柿沼勇作は金森と隣の部屋だった。右京は金森の経歴で東都愛育園の文字を目にする。その頃、城北中央署の職員寮のゴミ置き場が爆破された。山田の共犯である本城卓(吉田日向)の犯行だった。

右京は山田に、3つの爆弾事件の被害者は、署の関係者であることを突きつけるが、山田は何も話さない。

そして「最後の爆弾は16時に爆発する。杉下さんの残りの持ち時間4時間。これ以上何も話しません」

伊丹刑事は、かつて寮にいた柿沼を探し、話を聞く。

牧野の壮絶なパワハラは日常茶飯事。金森は抗議して目をつけられた。それを市長の息子である山田正義署長に訴えたが、「君は施設で育ったって、だから常識がないんだね」と言われ、心が折れ、命を絶ってしまった。柿沼も絶望し、退職したのだった。

その頃、山田はトイレに向かい、本城が隠したものを探していた。

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山田の過去と、パワハラ騒動の接点

右京は、東都愛育園で話を聞く。金森は親の虐待を受けて施設へ入り、正義感が強く警察官に。18歳で退所すると、庇護はなく、偏見とも戦いながら生きなければならない。「世間の人には見えない。インビジブルピープル見放された人」と呼ばれることもあるという。金森には弟のように可愛がっていた2人がいた。それが山田希望と本城卓だった。2人は建材に就職したが金森の死後、辞めていた。右京は、2人が金森の遺書を受け取り、復讐を考えたのではと推理する。

本城が設備関係の仕事をしていたことがわかり、城北中央署の前に停まっていた車のスギナ電気設備と言う名前を右京は覚えていた。

そして次の爆破場所も城北中央署だ。

右京と薫は空調設備室の爆弾を見つけ、処理。本城は金森の墓地で伊丹らが確保した。

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絶望しかないのに「希望」

右京は、山田と話す。3つの事件で、山田市長宅への爆弾は筋違いかと思ったという右京。山田は愛育園に置き去りにされていた。そうした場合、市長が命名する慣例がある。つまり、市長は名付け親だった。希望と書いて、のぞみと名付けられた。

山田は「絶望しかなかったのに。息子の署長は正義。罪深いと思いませんか。すぐに捨てられるなら、生まれてこなければよかった」。

類稀な才能も邪魔だった。一度見たものはすぐに覚えられるため、先生の授業が退屈でしかたなかった。やがて気味悪がられて居場所がなかった。右京も同じような経験をしたことがあるが、山田には親がいないハンディがあった。山田にとっては、金森がヒーローだった。何度も自殺未遂をしていたが、「命を大切に希望を持て」と諭してくれた金森が自ら命を絶ってしまった。

そして山田は「まだゲームの続きがある」と、隠し持った改造銃を出す。「ここまでが僕の計画です。杉下さん、最後まで見届けてくれてありがとう。僕の勝ちです」。諭す右京に「がっかりだな。杉下さんでも綺麗事言うんだ」と山田。

それでも右京は「それが大人の責任です。君の未来に希望はあります」と、銃をとりあげ、抱き寄せる。「希望はあるんですよ」。

署長はパワハラの監察を受け、処分。市長は辞任した。

雪の降る夜。右京は静かにチェス盤に向かい、薫はそっと見守るのだった。

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【相棒22】18の感想とまとめ

 

なかなか奥の深い事件でしたね。

慕っていた兄貴のような存在が、パワハラで命を絶ってしまい、復讐を仕掛ける。

そんな相手にゲームを挑まれた右京さん。しかし、あんなに短時間で事件解決するとは。圧巻の捜査力でしたね。

記事内の画像はテレビ朝日「相棒22」の公式サイトより

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