TBS火曜10時ドラマ【じゃあ、あんたが作ってみろよ】4話「タイムマシンよ、うごけ!」が10月28日に放送されました。
日本シリーズの放送が延長になったため、通常より40分遅れの22:40からになりました。

1話、2話、3話それぞれの無料配信再生数がTBSドラマの歴代1位なんですって!
面白いという評判が広がっているものね。

勝男がどんなにムカつく男かを観察するドラマかと思ったら、いつの間にかみんな彼を応援するようになってきているよね。
それでは、【じゃあ、あんたが作ってみろよ】4話、ネタバレありの感想を紹介します。
「じゃあ、あんたが作ってみろよ」
今日第4話〜!!
勝男、沼男に立ち向かえ!!
日本シリーズ後だから少し遅れたりするのかな?
日本シリーズも盛り上がりますように!⚾️
ドラゴンズファンだから、阪神応援してます🐯🐉#あんたが#龍虎同盟 https://t.co/PYEmbcgQFq— 前原瑞樹 (@mizukim4rny) October 28, 2025
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【じゃあ、あんたが作ってみろよ】4話の感想
勝男にとっての鮎美とミナトにとっての鮎ちゃん
海老原勝男(竹内涼真)は、元カノの山岸鮎美(夏帆)が現在つき合っているミナト(青木柚)が、女性とすぐに付き合うがすぐに別れる“大量消費型恋愛体質”であることを知って心配でたまりません。
しかし、会社の後輩の南川あみな(杏花)とたまたま入った酒屋がミナトの働く店でした。
実際に話してみて「いい奴」だと感じた勝男は、ミナトに鮎美のことをよろしく頼むとお願いします。
手料理は美味しく食べてあげてほしい、手が荒れやすいから食器用洗剤は植物性にしてほしい、トイレットペーパーはシングルでいいって言うけど本当はダブルが好きだから、時々高いアイスクリームを買ってあげて、など、鮎美の好みを伝えて、彼女を任せたと言うのです。
けれどもミナトは、こう答えます。
ミナト「勝男さん。大丈夫です。鮎ちゃんは誰かに任せなくても大丈夫。だって強いですから。僕らよりずっと」
勝男は「そうだな」とうなずきます。

本当にそうなのかなあ。鮎美は誰にも頼らず生きていける強い人なのかしら。自分の思いをミナトに正直に伝えられないし、我慢してばかりよね。
ミナトは自分の気持ちに誠実な男?
ミナトは誰にでも優しくてフレンドリー。
初対面の勝男や南川にも親切ですし、たくさんいる元カノたちとも友達として仲良くつき合っています。
ただ、自分のすべてをミナトのために捧げたい鮎美とは違って、その時その時の自分の気持ちを大事にするタイプなんですね。
鮎美の手料理も美味しく食べるけれど外食も好きとはっきり言うし、バーにいて帰りたいという鮎美だけ先にひとりで帰して自分は元カノを含む仲間たちと深夜まで遊ぶし、鮎美が家でオムライス作って待っていてもその時食べたくなかったら食べないし翌日も冷蔵庫の中に夜まで置いたままです。
自分の気持ちを抑えてまで相手に無理に合わせない。
元カノが雨に濡れていたら車に乗せてタオルで体をふいてあげて家まで送ってあげる、そういう人です。
その時自分の心が動いたままに行動するのでしょうね。。
自分の気持ちに正直、誠実だと言えるかもしれません。
鮎美はきっと、バーで帰りたいと言ったら一緒に帰ってくれて、自分の手料理が一番美味しいと言ってほしいのだと思います。
他の女性に優しくても、自分を一番大事にしてほしい。
でも鮎美の想いは、今のミナトには届いていないのでしょうね。
「鮎ちゃんは強い」「誰かに任せなくても大丈夫と」だと思っています。

鮎美はずっと誰かに頼ってきていると思うなあ。ミナトは鮎美の何を見て強いと言うんだろう。

ミナトは自分の気持ちを優先する人よね。相手に無理させたくないのは、それが自分の負担になるからなのかな。
誠実で愛情深くて浮気しないハイスペックな勝男
📺ドラマ #あんたが
④話名シーンを原作漫画で振り返り
・サボっちゃお
・なんでこうなっちゃったかなあ
・「もしかして私の事好きになってた?」「それはない」
・鮎美のかわいいとこ、いくらでも出てくる勝男#あんたが #じゃああんたが作ってみろよ pic.twitter.com/JnsJWvO2Jk— じゃあ、あんたが作ってみろよ【公式】 (@jaatsuku_info) October 28, 2025
一緒に住んでいる時の勝男は、亭主関白でマイペースで古い価値観を押しつけるタイプでしたが、実は鮎美のことをちゃんと見ているんですね。
日常生活で使っている細々した物の好みを知っているし、時には高いアイスクリームを買って喜ばせたいと思っているし、何よりも、つき合っていた時は勿論のこと別れてからも他の女性に心を動かしません。
勝男の一番の良さは、鮎美の同僚・佐々木早紀(安藤輪子)が言う「ハイスペック彼氏」であることではなく、愛する人に誠実なことだと思います。
鮎美が飲みに行って帰りが遅くなったら迎えに来てくれるし、鮎美が作った料理が一番美味しいと思っています。

料理にダメ出しをしていたのは、鮎美ならもっと上を目指せるからと思ってたからだしね。

でもそういうところが鮎美にはダメージだったのよね。もっと鮎美が気持ちを伝えていたら勝男は受け止めてくれたかもしれないのに。

鮎美にフラれた後、自分を変えようと一生懸命努力する勝男はひたむきでグッとくるなあ。
勝男が食べたいもの、鮎美が食べさせたい人
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』4話視聴しました!
面白かった〜!!!!
鮎美それで良いのか!!大丈夫なのか!!と叫んでいたのですが、ミナトが勝男に言ったセリフがガツンときました…!!
南川も大好きになった!こんな後輩欲しすぎる!
来週も楽しみ!写真はオムライス🍳滑稽なのに泣けた! pic.twitter.com/EuGRTLVkRY
— 谷口 菜津子 Natsuko Taniguchi (@nco0707) October 28, 2025
バーからひとりで帰って、後から帰って来るミナトのためにオムライスを作る鮎美。
ミナトといる時の鮎美の笑顔を見て自分といる時はあんな顔を見せてくれていたかと思い写真フォルダを探してもよそいきの顔ばかりで、そんな中大学時代に鮎美が作ってくれたオムライスの写真を見つけて自分で再現しようとオムライスを作る勝男。
鮎美と勝男が同じ材料を刻んで炒めてオムライスを作る様子が交互に映ります。
玉子できれいに包まれた鮎美のオムライスにはケチャップで「ミナトさん♡」と書かれ、少し穴のあいた玉子で包まれた勝男のオムライスにはかつて鮎美が書いてくれたのをマネして「かつおさん♡」と。
勝男は自分でオムライスを食べましたが、「ミナトさん♡」のオムライスのほうは翌日の夜になっても冷蔵庫の中で冷えたままです。
本当は鮎美が作ったオムライスを食べたい勝男と、ミナトに食べてほしい鮎美と。
2人とも切ないですね。
南川の心の変化
南川あみなは、恋愛に対してドライで、彼氏彼女の決まった関係ではなく気楽にいろいろな人とデートしたいと思ってそれを実行していました。
そうすれば執着もないし振り回されることもないから、と勝男に言います。
でももしかすると南川は、過去に傷ついた経験があってそういう割り切り方をしたのかもしれません。
だから、鮎美に執着して想いを断ち切れない勝男のことを最初はクールな視線で見ていました。
けれど、もがきながら必死で変わろう前に進もうとしている勝男を見ているうちに南川も応援するようになってきたのですね。
割り切った関係でつき合っていた男性から彼女ができたと別れを告げられた南川は、多分自分で思っていた以上にダメージを受けたのだと思います。
以前、勝男からドライな考え方を寂しくないのかと言われ、「寂しくないっすけどね、別に」と答えた南川でしたが、内心では寂しさを否定しきれなかったんですよね。
休日出勤で偶然一緒になった勝男を、南川は飲みに誘います。
後輩から誘われて嬉しい勝男に、南川は「誘いたくなる先輩になったんじゃないですか」と。
そして2人はたまたまミナトの働く酒屋で飲むことになるのですが、鮎美のことを一心に想ってミナトに託す勝男を見ているうちに、南川の表情が変わっていきます。
南川「誰かに執着するのってダサいって思ってましたけどそれだけ本気だったってことだと思います。馬鹿みたいに一途なのうらやましいです」
ミナトが配達に出て行った後、南川は「これ以上酔っ払われると面倒なんで」と先に帰ります。
雨の中、ひとりで。

もしかしたら勝男と2人きりになるのが苦しくなったのかな。
南川を演じる杏花さんの繊細な演技に引き込まれたわ。
変われない鮎美
ミナトと同棲したいなら自分から言えばいいし、バーから一緒に帰りたいなら引っ張って連れて帰ればいい、他の女性と仲良くしてほしくないならそう言えばいい、それなのに何も言えない鮎美。
ミナトが察してくれるのを待つだけですが、ミナトは察してはくれません。
傘を持って迎えに行った時、他の女性を車の助手席に乗せたミナトを見かけてショックを受けますが、偶然出会った勝男に心配されても「大丈夫」と背を向ける鮎美。
想えば、勝男と別れることになったのも、ミナトに不安な気持ちを抱くのもすべて、鮎美が自分の正直な気持ちを伝えないから、相手が鮎美を理解できないことが原因なのでは。
勝男は、鮎美と別れてから成長しています。
だから「大丈夫」と言った鮎美が本当は大丈夫でないことに気がついています。
鮎美は勝男の想いに気づくことがあるでしょうか。
その前に、鮎美自身が変わらなければならないのでしょうね。
【じゃあ、あんたが作ってみろよ】4話のまとめ
竹内涼真さんのお兄さん役が塚本高史さんって最高キャスティング過ぎないか!#あんたが
— 谷口 菜津子 Natsuko Taniguchi (@nco0707) October 28, 2025

勝男以上に優秀で勝男以上に亭主関白なお兄さん役が塚本高史さん!最高のキャスティングね。
4話は、鮎美をひたむきに想う勝男、相変わらず変われない鮎美、繊細に変化していく南川、自分に正直なミナトなど、それぞれの姿が丁寧に描かれました。
原作よりも勝男と鮎美の接触が頻繁ですね。
ドラマの話数は原作よりもずっと短いので、それだけ濃厚に描写しているということかもしれません。
次回は勝男の兄・鷹広(塚本高史)が登場することで新たな展開が待っていそうです。
5話の放送は、11月4日(火曜)22:00から。
どうぞお見逃しなく!


