【べらぼう】25話あらすじと感想!遊びじゃねえから遊びに…蔦重の働き方に賞賛の声

べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜

横浜流星主演の大河ドラマ【べらぼう】25話が6月29日(日曜)に放送されました。

25話「灰の雨降る日本橋」では、蔦重の耕書堂がついに日本橋進出へ!さらに丸屋のてい(橋本愛)と祝言も挙げ、宿敵・鶴屋(風間俊介)と和解もするエモい展開に…。

本記事は【べらぼう】25話のあらすじネタバレと感想について紹介します!

【べらぼう】25話あらすじ

江戸に灰が降る

柏原屋から丸屋を買い取った蔦重は、須原屋(里見浩太朗)の持つ「抜荷の絵図」と交換条件で意知(宮沢氷魚)から日本橋出店への協力を取り付ける。 そんな中、浅間山の大噴火が起こり、江戸にも灰が降る

誰袖と意知が深い仲に

そんな中、松前廣年(ひょうろく)が抜荷の件で大文字屋(伊藤淳史)を訪ねてきて、待望の品を誰袖(福原遥)の元に持ってきた。そこで廣年は誰袖に会うことを強く望んだ。そのため、誰袖は田沼意知(宮沢氷魚)に身請けの責を果たすように告げて、廣年の元に行く。

その後、誰袖をたずねてきた意知は、誰袖への恋心を表現した狂歌(『寄袖恋(袖に寄する恋)』)を記した扇を渡し、これまで誰袖に手を出さなかったのは、好いた女に間者のような真似をさせることへの、自責の念が募るからだと告白。「わっちの下にて死んでみませんか。形だけでありんす」と膝に誘う誰袖。その膝枕で横たわる意知は「まずい…ひどくまずい」と言う。こうして、2人はようやく深い仲になれた。

一方、将軍・徳川家治(眞島秀和)は、老中・田沼意次(渡辺謙)に、意知が蝦夷について本格的に差配ができるよう、若年寄に出世させることを提案する。

遊びじゃねえから遊びにする

奉行所から指図があり、早急に川や海に灰を捨てなくてはならなくなった。そこで、通油町の灰を除去する作戦を蔦重が考える。蔦重は「どうせなら、みんなで一緒に捨てませんか」と提案。町を左右に組み分けし、集めた灰を早く捨てたほうが勝ちという競争だ。村田屋治郎兵衛(松田洋治)は「遊びじゃねえんだぞ」と憤る。しかし蔦重「遊びじゃねえから遊びにすんじゃねえですか。面白くねえ仕事こそ、面白くしねえと」と反論した。

勝った組には10両(現在の価値にしておおよそ100万円以上)出すという蔦重。みんな灰捨て競争が始まると夢中になって駆けまわって楽しみながら灰を捨てた。結果、灰捨て競争は引き分けに終わったが、皆で仲良く宴となった。

蔦重の求婚

蔦重はてい(橋本愛)に 「陶朱公の女房になりませんか? 俺は人付き合いしか能がねえけど。女将さんみたいな学はねえし、こんなでけえ店を動かすのは初めてですけど、女将さんは生まれてからこの店にいるわけで。力を合わせれば、いい店ができると思うんでさ。…いやですか?こんな吉原者なんかとってなぁ」と改めて求婚。

ていは蔦重に向き直り 「日本橋では店(みせ)ではなく店(たな)のほうが馴染みます。『俺』ではなく『私』。日本橋の主に『俺』はそぐいません」と助言。どうやら求婚を受け入れたようだ。

祝言&灰降って地固まる

晴れ渡った佳き日に、蔦重とていは祝言(=結婚式)を挙げた。祝いの席に鶴屋(風間俊介)もやってきて「お日柄も良く、ご祝言の儀、心よりお喜び申し上げます」とお祝いの品を差し出す。その品は耕書堂の暖簾(のれん)だった! 鶴屋は「このたび通油町は、早く楽しく灰を始末することができました。蔦屋さんの『すべてを遊びに変えよう』という吉原の気風のおかげにございます」と感謝。あの鶴屋が吉原の気風を認め、感謝しているのだ。忘八の親父たちも感無量の様子だ。まさに「灰降って地固まる」となった。

(つづく)

【べらぼう】25話の感想まとめ

遊びじゃねえから遊びに…蔦重の働き方に賞賛の声

「遊びじゃねえから遊びにすんじゃねえですか」と蔦重が呼び掛けて、単純作業なはずの灰を捨てる作業を対戦形式のゲームにします。賞金もかかっていましたし、競争相手もできたことで、みんなやる気があふれました。

遊びのように楽しむ精神、ニンジン作戦、ライバルを設定して作業を高める作戦……などなど現代の働き方にも通じるような工夫でした。

そんな蔦重の働き方に賞賛の声が多く寄せられています↓