日10ドラマ【いつか、ヒーロー】5話「衝撃の告白‼これが本当の私…涙と怒りの反撃開始‼」が2025年5月11日(日曜)に放送されました。

今回は、いろいろな登場人物の過去が明らかになったわね。

アベラヒデノブ監督が「心底観て頂きたい5話」とポストしているね。
心して受け取りたい。

セリフの中に、脚本の林宏司さんの代表作の一つである「ハゲタカ」という言葉が出てくるのも粋だったわ。
今夜 #5話 放送🎬
日10ドラマ「#いつかヒーロー」
失くしものした運動場、傘も刺さずに雨打たれ
顔殴りつける向かい風、背中を見せれば声援に
変な色した空の下、地球の終わり、笑う僕ら
ドドド🏃怒怒怒🏃
心底観て頂きたい5話
1〜4話まで #TVerで一気見 できます
4話が観れるのは今日マデ
なにとぞ🙇♂️ pic.twitter.com/415siAlnZW— アベラヒデノブ(阿部羅秀伸) (@abera7kantoku) May 11, 2025
それでは、【いつか、ヒーロー】5話の考察をお届けします。
【いつか、ヒーロー】5話の考察
ゆかりの壮絶な過去と婚約破棄
樋口ゆかり(長濱ねる)について、氷室海斗(宮世琉弥)の声で紹介されます。
樋口ゆかり。両親の虐待により5歳で「希望の道」入所。10歳で実家に戻される。高校卒業後家を出て奨学金で通訳の専門学校に入るも学費滞納で中退。その後介護士資格を取り特別養護老人ホームで働く。日本の若手起業家100人にも選ばれた若手実業家の高野浩介と交際中。
高野浩介(谷恭輔)は有能な実業家であるばかりでなく、心から信頼できる優しい人です。
それなのに、婚約パーティーの後身を引いて別れてしまったゆかり。
何があったのでしょうか。
実は、ゆかりには壮絶な過去がありました。
「希望の道」から実家に戻されて中学入学と同時に、父による性的虐待が始まったのです。
見て見ぬふりの母親。
空の飛行機に伸ばしても伸ばしても届かない手。
ゆかりは、浩介が良い人だからこそ自分が穢れているように思えて辛くなってしまい別れを告げたのでした。
でも、プロポーズされた時はとても喜んでいたのに。
もしかしたら、パーティーで氷室と二人きりになった時、ゆかりは何か言われたのでしょうか。

むごすぎるわ…。
ゆかりは浩介と幸せになってほしい。
赤山の慟哭も胸に響いたわ。
自分が守れなかったこと、悔やんでも悔やみきれないでしょうね。

氷室と浩介は3か月前からのゴルフ仲間で友達だってことだけど、氷室のほうから近づいたんじゃないのかなあ。
氷室の会社が浩介の会社に出資しているのも気になる。
#いつかヒーロー
第5話ご視聴ありがとうございました🙇♂️
TVerでスピンオフ観れますので
ぜひぜひそちらもご覧ください!!! pic.twitter.com/kbrQEgGV8A— 谷 恭輔 (@tanitaniwani) May 11, 2025
やはり赤山の妻は十和子の姉だった!
4話で、西郡十和子(板谷由夏)は赤山誠司(桐谷健太)のことを「義兄」だと言っていたので、十和子の姉が赤山の妻なのかと予想しましたが、やはり5話で十和子が野々村光(泉澤祐希)にそのように説明していましたね。
しかし、「その姉を殺したの」という言葉が気になります。
これは、赤山のなんらかの行動が遠因になり、姉の命を縮めることになったということなのでしょうか。
ただその後、赤山が姉の墓参りに行ったことがわかり、十和子の気持ちが少し緩んだように感じます。
墓参りの直後、赤山は何者かに襲われて、20年間意識不明になってしまうわけですが。
今後、十和子と赤山、そしてゆかり、野々村、交野瑠生(曽田陵介)、君原いぶき(星乃夢奈)、大原要蔵(でんでん)が力を合わせて、ドリームグループ会長・若王子公威(北村有起哉)に立ち向かっていく流れになりそうですね。
4話に引き続き気になる表情をする小松崎
『いつか、ヒーロー』
第5話ありがとうございました🔥
物語もいよいよ終盤戦ですが
なんだか色々なことが怪しい...。
見逃し配信はTverにて。
何度もおかわり
お願い致します。staff#いつかヒーロー pic.twitter.com/XudD07pRVg— 小関裕太 (@yutakoseki) May 11, 2025
小松崎実(小関裕太)は十和子に指示され、徹夜で2005年3月15日から1週間分の全地方紙の三面記事を調べます。
その中に、気になる記事がありました。
「何者かに殴打 意識不明の重体」「身元不明男性殺人未遂」という記事の被害者の似顔絵が赤山にそっくり。
小松崎が持ってきてくれた記事のおかげで、十和子は事件の日に赤山が姉の墓参りに行ったことを知るのです。
人使いが荒い十和子に不満げな顔を見せる小松崎ですが、ひとりになった途端目が鋭く光ります。
4話でも一瞬だけ真剣な表情が見えました。
張りつめた場面が多い本作で、いつもゆるい雰囲気を作ってくれる小松崎。
実は胸の内では熱い何かが燃えているようですね。
すべての事件の黒幕は若王子?
いぶきは、行方が分からない仲間、渋谷勇気(駒木根葵汰)のことを調べていて、「警視庁身元不明死亡人データベース」に勇気らしき人物が載っているのを見つけます。
さらに詳しく野々村が調べると、勇気が勤めていたドリームサンフーズ社の公示送達(急に出社しなくなり連絡がとれなくなった社員についてこのままだと解雇するという通達を裁判所に出す手続き)の中に、勇気の名前がありました。
しかもこの2か月間で5人に公示送達が出されていてネット上の彼らの情報が消されているらしいとのこと。
野々村、瑠生、いぶきは赤山に、ドリーム社の人間が勇気を含め何人も行方不明であること、若王子が、「希望の道」跡地の売買で不正に儲けたことを知らせます。
ドリーム社がそれ以降急発展したこと、希望の道の園長・森本司(寺島進)は元気だったのに急な心臓発作になったのもおかしい、と。
一方、十和子の調べで、若王子グループ後継者の兄二人は、別荘全焼で死亡し、その直後父親は心臓発作で寝たきりになったことがわかっています。
それで突如実権を握ることになったのが、現会長の若王子公毅でした。
「人が死に過ぎてる。会長の都合のいいタイミングで」と十和子は言います。
また、教育改革についてインタビューする十和子に、サーカスの熊の芸に例えて「ムチとちっちゃなアメ」を試したと笑う若王子。
「ゆあーんゆよーんゆやゆよん」が口癖の若王子は相変わらずサーカスが大好きですね。
かつて何度も「希望の道」にボランティアで来ていて、子どもたちを「子熊ちゃん」と呼んでキャンディを配って。
結局そこを乗っ取ってしまった若王子。
薄気味悪い闇を感じます。
兄たちや父親、森本の命は若王子によって奪われたのか。
そして赤山を襲わせた黒幕も若王子なのでしょうか。
赤山の教え子5人を氷室に狙わせてきたのは若王子で間違いないでしょう。
弱者は早く楽にしてやるほうが良いという思想は、本当に恐ろしいです。
赤山を「誠ちゃん」と呼ぶ氷室の謎

なぜ「誠ちゃん」なのよ。なぜ「殺してよ僕を」なんて言うのよ。笑いながら冷たい言葉を発しているくせになぜすぐにそんな哀しそうな目をするのよ。今にも涙があふれそうじゃないの。
氷室が赤山に「誠ちゃん」と呼びかけたのはなぜでしょう。
なぜ「殺してよ僕を」と言うのか。
氷室もまた死滅回遊魚だったのでしょうか。
5話の冒頭、氷室の映像にかぶせて、「生まれすら確かじゃない人もいる」とゆかりのナレーションが入ります。
もしかしたら、氷室も児童養護施設出身なのでしょうか。
まだまだ見えていない部分がありそうですね。
ちなみに、公表されている氷室のプロフィールはこちら。
氷室海斗
「ドリーム・セントリック・ファンド 」ファンドマネージャー。
大学では金融工学を専攻しながら、ビジネス化学研究室で朝から晩まで研究に勤しむ。投資家として天才的な素質や才能を持っていたが、その努力が更に下支えとなっている。大学卒業後はドリーム証券を経てドリーム・セントリック・ファンド入社。ファンドマネージャーとして直近3年のトータルリターンは500%にも及び、現ファンド代表に就任。その能力をドリームグループジャパン会長の若王子公毅も認めている。若王子仕込みの人心掌握術も持ち合わせ、相手の心を掴む話術や戦術で多くの人から信頼されている。
“赤山”は“ハゲタカ”だった!
【いつか、ヒーロー】は林宏司さんのオリジナル脚本ですが、林さんの代表作といえば『ハゲタカ』。
5話では、十和子が赤山の過去について説明しますが、実は赤山誠司という名前は偽名で本名は黒木誠司。
彼は「希望の道」の臨時職員になる前はアメリカで投資を学び、帰国後ファンドマネージャーとして次々と日本企業を買収してきたまさに「ハゲタカ」だったのです。
十和子の説明はこちらです。
赤山誠司。中学時代父親が事業に失敗して自殺。ほどなくして母親も死亡。親戚を訪ねてアメリカに渡ったの。現地の大学を卒業して投資銀行の社員になって弱肉強食のグローバル経済を学んだ。バブル崩壊後日本を席捲していた新自由主義とグローバル経済、そのエンジンとなったのが食物連鎖のトップに立つ外資系金融ファンド、通称ハゲタカ。その一員となって日本に再上陸して弱った日本を買いたたいて息の根を止めた。彼は失われた30年の産みの親になったの。天才ファンドマネージャー、黒木誠司。
スピンオフにヒントが?
これ絶対見た方が本編分かりやすいし楽しめる!!公式さんありがとうございます♪#いつかヒーロー https://t.co/TDTFSafROs
— パマハロ (@9YVgQCjAYd68422) May 11, 2025
TVerでは、現在スピンオフドラマを無料配信しています。
「氷室海斗の秘密 #1標的の夜」
「氷室海斗の秘密 #2策略の夜」
#2は、本編より3か月前のお話。
氷室が本編とはまるで別人のような明るくチャーミングな表情を見せますが、台詞の中に気になる言葉が。
自分のことを「俺嘘つきだから」と言って笑うのです。
氷室がついている「嘘」とは何でしょうか。
スピンオフの中で氷室が語る“看護師”の女性のイメージが、ゆかりと重なるところが気になりますね。
浩介に紹介される前から、氷室はゆかりのことを知っているような感じがします。
勇気は生きている?
1話で氷室によって追い詰められ、ビルから身を投げた描写がある渋谷勇気(駒木根葵汰)。
勇気は本当に亡くなっているのでしょうか。
氷室が勇気をどこかに隠しているという可能性は?
(そうなるとどこかで氷室が若王子を裏切る展開も期待できますが)
生きていてほしい。
勇気が無事に帰ってきて、赤山の元に5人が揃う姿が見たいです。
「あいつは死なない。俺のヒーローだ」
赤山はきっぱりと氷室に告げました。
【いつか、ヒーロー】5話の出演者
桐谷健太、宮世琉弥、長濱ねる、
泉澤祐希、曽田陵介、星乃夢奈、
藤村聖子、山崎潤、渡辺光、
藤本唯千夏、でんでん、岡崎琉旺、
戸簾愛、塚尾桜雅、立花利仁、
遠藤くるる、小関裕太、谷恭輔、
寺島進、板谷由夏、
北村有起哉、ほか。
【いつか、ヒーロー】5話のまとめ
「俺たちの敗者復活戦だ!」
厳しい顔で歩く赤山(黒木)と大原、格好良かったですね。
これが彼らの本来の顔!
いよいよドリームグループ会長・若王子と対峙していきます。
十和子やゆかり、いぶき、瑠生、野々村の力も加わって、胸熱くなる展開になりそうですね。
次回、6話の放送は5月18日(日曜)22時15分からです。
どうぞお楽しみに!
◆【いつか、ヒーロー】は、ABCテレビ、テレビ朝日系 毎週日曜 22:15から放送。
(時間変更の場合があります)
TVer、ABEMAにて見逃し配信あり。
◆TVer限定スピンオフドラマ「氷室海斗の秘密」
TVerでは、現在スピンオフドラマを無料配信しています。
「氷室海斗の秘密 #1標的の夜」
出演:宮世琉弥、長濱ねる、星乃夢奈、谷恭輔
「氷室海斗の秘密 #2策略の夜」
出演:宮世琉弥、長濱ねる、谷恭輔