【キャスター】ネタバレあらすじ全話!最終回考察と原作&結末は闇に葬られた事件を暴く?

日曜劇場キャスター

阿部寛主演ドラマ【キャスター】のあらすじネタバレを初回から最終回まで全話紹介します!また、最終回を考察&予想。原作・脚本、主題歌、スピンオフドラマのネタバレについても紹介します!

【キャスター】は民放テレビ局の報道番組を舞台に、闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく、2024年春ドラマの話題作です。

>第3話(4月27日放送)のネタバレはこちら

本記事にはストーリーのネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

目次

【キャスター】のネタバレあらすじ

日曜劇場【キャスター】のあらすじネタバレを最終回まで全話紹介します。

【キャスター】1話ネタバレ・あらすじ

  • 1話放送日:2025年4月13日(日)21:00-22:19 ※25分拡大
  • 1話タイトル(ラテ欄):「毒を毒で制す男」
  • 1話ゲスト:緋田康人、TAKAHIRO、原田夏希、宮舘涼太(Snow Man)、他

1話あらすじ

■進藤の過去。家が火事に。

冒頭。1982年。ある日の夜。自宅にて、松原哲(山口馬木也)が新聞を読んでいる。航空自衛隊のC-1輸送機の墜落事故で5名死亡のニュースが一面で報じられている新聞だ。テレビ「ニュースゲート」でもその事故を報じている。

ガス漏れしている音がする中、松原はライターの火をつける。家が火事になる中、救急隊員によって壮一(馬場律樹)が助けられた。中にはまだ1名いる。壮一は「父さーん」と叫ぶ。

■進藤が「ニュースゲート」キャスターに!

現在。民放テレビ局JBNの夜の報道番組「ニュースゲート」の新キャスターに、進藤壮一(阿部寛)が就任。かつて報道のJBNといわれたが、40年続く看板番組の「ニュースゲート」は視聴率が低迷。進藤を引き抜いた国定会長(高橋英樹)が「どうかこの番組を、根底からぶっ壊してくれ」と進藤に期待を懸ける。

就任初日の初回放送(4月1日)の日。進藤は番組スタッフたちにメールを送った。そこには以下の8つの条件が書かれていた。↓

  1. 「スクープのないニュース番組はニュース番組ではありません」
  2. 「私にカンペは必要ありません」
  3. 「本番中イヤモニは外させていただきます。私は私の言葉で伝えます」
  4. 「私の前で予算の話はしないでください」
  5. 「働き方改革だがなんだか知りませんが私はフリーです」
  6. 「予定調和なやり取りに見る価値はありません」
  7. 「忖度はしません」
  8. 「スクープのためだったらなんだってありです」

編集長の市之瀬(宮澤エマ)は原稿を変更させられて憤りつつ「ここまで言うんだったら結果見せてもらいましょ」と言い、山井プロデューサー(音尾琢真)も「公共放送で干されて、国定会長に拾われた人がどこまでできるか」と高みの見物をきめこむ。他のスタッフも含め、お手並み拝見といった様子だ。

崎久保華(永野芽郁)はバラエティ番組で実績を残し、「ニュースゲート」の総合演出に抜擢されたばかりだが、初日から進藤とベテランスタッフの間で板挟み状態になり、進藤に話を聞きに行く。

リハーサルでは、進藤が録音した崎久保の発言を再生する。「ニュースゲートって若い人は全く見てない」「テレビなんてオワコン」「ニュースゲートに見る価値なんてない」と崎久保が言っていた。実は崎久保はだからこそ変えたいと言っていて、発言の切り取りである。進藤はスタッフに危機感を持たせるため都合よく利用したのだ。

リニューアル初回の目玉は内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)の生出演。進藤は「あなた人を殺してますね?」と追及。これは第二秘書の自殺のことを指す。続けて進藤は、テレビ報道は不倫ネタや誇張をしてクズだが、闇に葬られていた事件にスポットをあてることができるのも我々で、警察や法律から無視された悲しい叫びをこの耳で聞き、足で証拠をつかみ、口で真実を伝えると言い、「全国民の前で罪を認め、そして償え」と訴える。行き過ぎた進藤の言動にリハーサルは中断となった。(※リハかどうか視聴者には分からない演出となっていた)

本番直前、秘書から急きょ羽生の出演キャンセルの連絡がくる。慌てるスタッフたちをよそに、進藤は新人ADの本橋悠介(道枝駿佑)と国際バレーボール選手権の会場に向かい、羽生本人にキャンセルの理由と贈収賄疑惑との関連を問い詰める。実は贈収賄疑惑は、進藤が密かに追っていたスクープネタだった。その場で予想外の出来事が発生し――。

1話ネタバレ

進藤は贈収賄疑惑と生出演キャンセルの関連を問い詰め、発売前の週刊誌記事を見せる。それは羽生の贈収賄疑惑で秘書が亡くなったことを報じたものだ。羽生はそのフェイクニュースが出るから出演できないと答える。進藤はこの記事を握りつぶす代わりに、交換条件として、生放送で党の裏金問題に答えるよう羽生と交渉する。

結果、贈収賄の記事から女子アナの不倫報道に差し替えとなったが、大きな話題に。進藤の知人の記者・南(加治将樹)は感謝した。

「その場で予想外の出来事が発生」とは、羽生が倒れたこと。進藤は崎久保にカメラを回すよう指示し心臓マッサージをしながら、「この手で殺すまでは絶対に死なせないからな」と言う

その後、羽生が救急搬送へ。搬送先は主治医がいる明慶大付属病院だと思われた。しかし急遽、救急車が行き先を変更。到着したのは関東医科大の病院だった。

羽生は手術を受けて一命を取り留める。その後、羽生は明慶大へ移転。

そんな中、進藤は本橋と崎久保とともに調べを進める。そして、違法な手術を行った関東医科大の心臓外科医・田辺正輝(TAKAHIRO)が医師法違反で逮捕される。さらに、違法手術関連で患者から法外な医療費や多額の寄付金を衣料メーカーから受け取っていた関東医科大病院長・根津忠邦(緋田康人)の悪事を暴いていく。 結果、院長も逮捕される。

進藤と崎久保は、イケメンシェフ(宮舘涼太)がお見舞いに行った患者の少年・拓海が亡くなったことを知る。拓海の血液型はRHマイナスABだった。当日、血液を集めて心臓の手術を受ける予定だったが、同じく血液型がRHマイナスABの羽生が救急搬送されてきてオペになった。その結果、拓海は死亡。

命の価値に違いがあるのか。少年の命は大物政治家の命より軽いのか?……崎久保は憤る。

羽生とかかわりのあるコンサルタント・尾崎(谷田歩)の証言も取って、VTRを編集する崎久保。少年の命より羽生の命が優先された事実を隠すため、関東医科大の不正な手術を尾崎がリークして世間から目をそらした…このことを報道する気だ。

しかし番組の生放送で、進藤はその事実を隠蔽。羽生の秘書・真一(内村遥)が搬送先の変更の連絡を怠ったことを謝罪する、という展開に。羽生を迎えるために準備していた明慶大が高齢女性の救急搬送を断り、高齢女性が搬送遅れになって亡くなったことを謝ったのだ。つまり、命の選択問題でなく連絡ミスということになった…。

番組終了後。崎久保は、進藤から話を聞く。進藤は関東医科大の長崎医師に会い、羽生と少年の両方の命を救おうとしたことを聞いたという。

崎久保は、進藤と羽生の会話が録音されたレコーダーを盗聴した。進藤が死亡した少年の話を出さないことを羽生と話をして、進藤が官房機密費から100万円もらっていることが明らかになる。そして崎久保は進藤よりスクープをとる、と闘志を燃やすのだった。(つづく)

【1話の感想】官房長官の贈収賄疑惑、秘書の自殺、裏金問題、違法手術、院長の汚職、命の選択(忖度)…。様々なことを盛り込みながら、二転三転する展開で、どんでん返しもあって、ラストまで手に汗握りました。面白かったです。
阿部寛さんの手段を選ばないダークヒーローも好印象。敵か味方か分からない感じだけど、「報道の恐ろしさ」を知る進藤は、裏取りを重要視するので信用できます。
進藤は最後には羽生官房長官を失脚させてくれると期待してますよ。今後も楽しみ!

<進藤の名言>
「この世は、警察からも法律からも無視された悲しい叫びで溢れてる。だから俺は、自らの耳でその叫びを聞き、自らの足で悪事の証拠をつかみ、自らの口で真実を伝える」
「ある人は外は晴れだと言い、またある人は外は雨だと言う。報道に携わる者として君だったらどうする?外に出て自分の目で確かめないのか?」
「報道に携わる者ならば毎日がエイプリルフールだと思え」
「君はまだ、報道の恐ろしさを知らない」
「人は自身の都合で簡単に嘘をつく。それは取材対象も我々も。それらを相手にするのが報道の仕事だ」
「我々報道は真実の奴隷じゃない。真実を追求し、自らの頭で何を伝えるべきかを判断し、そしてその手で、その口で、責任をもって伝える」

【キャスター】2話ネタバレ・あらすじ

  • 2話放送日:2025年4月20日(日)21:00-22:14 ※20分拡大
  • 2話タイトル(ラテ欄):「オンライン賭博とスポーツの闇」(バレーボール男子日本代表が八百長!? オンライン賭博の闇を暴け!)
  • 2話ゲスト:鈴木貴之、味方良介、植田辰哉、宮川一朗太、オクイシュージ、他

2話あらすじ

六本木のスポーツバーに警察の捜索が入り、従業員や客が賭博容疑で逮捕された。その場にいた日本バレーボール界のエース・名和(鈴木貴之)とアナウンサーの小池(月城かなと)も任意同行されたとわかり、JBNは大慌て。おまけに騒動を知ったイーストリーム社が国際バレーボール選手権のメインスポンサーを降りると言い出す。そうなれば国際バレーを主催するJBNは大赤字。番組予算に影響も出かねない。

進藤(阿部寛)はイーストリーム社の社長・仁科(宮川一朗太)に会いに行き、名和選手の潔白を明らかにすると言い切る。

そんな中、釈放された小池は進藤の助言に基づき番組内で直接釈明。しかし、進藤が予定外の質問をぶつけたことで、彼女の口から誰も想像していなかった話が飛び出す。そしてスポーツ賭博は思わぬ方向に展開し・・・。

2話ネタバレ

進藤が予定外の質問とは?……進藤は「あなた、嘘をついているんじゃないですか」と問う。

進藤は名和渉(鈴木貴之)に独占インタビューをしていた。プロデューサーや編集長に無断で実施したもので、進藤と崎久保がVTRを差し込む。

名和は何も明かさなかったが、専属トレーナーの今井和彦(味方良介)は言ってもいいのでは?という。

生放送のスタジオに戻る。意を決した小池は、私と名和はずっと2人で話をしていて賭博のあるVIPルームに入っていないと説明。そして、名和から「ヨーロッパリーグからオファーがあったら一緒に来てくれないか?」とプロポーズされたことを明かす。小池の返事はイエスだ。

生放送後、市之瀬(宮澤エマ)や山井(岡部たかし)らは激怒するが、編成部の滝本(加藤晴彦)だけは進藤に感謝した。名和の潔白が証明されたので、イーストリーム社の社長もスポンサーを継続するからだ。

しかし女子アナの決死の告白の裏に「オンライン賭博」「スポーツの八百長」など、さらなる闇が潜んでいた。

男子バレーボール日本代表はアルゼンチン代表に負けた。日本が勝つ確率が高かったのに…。的中率8割の予想サイト「ALLAN」(アラン)の予想が当たったのだ。編集スタッフの尾野(木村達成)はALLANを信じて賭けて、640万円をあてる。

そんな中、進藤はベテラン刑事・佐川(オクイシュージ)を見逃すかわりに取材をする。

「ニュースゲート」の生放送にて。進藤は名和選手の続報を伝える。名和のスマホに賭博の胴元とみられるブックメーカーの口座との金銭のやりとりがあった。

名和が511万円を送金している。これはオンライン賭博に負けて負債を支払ったとみられる。2日後、ブックメーカーは名和の口座に550万円を送金した。

問題は名和選手がオンライン賭博だけでなく八百長に加担している可能性があることだ。(550万円がその報酬?)

予想屋「ALLAN」は日本代表の試合の的中率は80%だが、日本代表以外の試合は42%まで下がる。

崎久保は名和選手へのインタビューでALLANの存在を伝え、八百長疑惑を追及した。しかし名和は否定した。進藤は「ALLAN」という人物に奇跡の的中率の秘密を教えてくださいと画面越しに問いかけた。

プロデューサー・山井と編集長・市之瀬の意見が対立。市之瀬は進藤の味方になっていた。山井はスポンサーを大事にすべき!と訴える。だが進藤はスポンサーも重視していた。

問題を受け、名和は出場停止になり、ヨーロッパリーグ移籍も白紙となった。仁科社長はカンカンだ。進藤は、警察が名和をマークしてるから先手を打って、「ALLAN」に八百長を否定してもらう気だ。

「ニュースゲート」生放送にて。ALLANが電話出演することに。ALLANは日本人だった。証拠としてサイトを閉鎖したことを告げる。進藤は名和の八百長を問う。ALLANは八百長を否定し、初戦のアメリカ戦でケガをしたから、敗戦を予想したという。進藤は「今井さん」と呼びかける。

空港にて。通話していた今井が警察に囲まれる。名和が「逃げんな」と呼びかけ。名和は逮捕される。名和はALLANが今井だと気づいていた。名和と今井が憧れていた選手の名前だから、だ。

今井はギャンブルで作った借金を返すために名和の口座から黙ってお金を抜いたことを明かす。「金貸してくれって言えよ」と怒る名和。今井は情けないから言えなかったという。

高校時代の今井は将来有望な選手だったがケガで引退した。今井は「お前が世界に連れていってくれるんだろ? だから絶望しない。俺は最高のトレーナーになる。お前に賭ける」と言った。だから名和は今井と一緒に海外に行きたかった、と涙ぐむ。

今井はカメラの前で「すべては私が行ったことです」と謝る。今井は名和のスマホを使ってオンライン賭博に関わったことを認めた。逮捕・連行されていく今井に対し、名和は「お前が復活するの待ってるからな」と告げる。

こうして名和選手の無実が証明された。しかし仁科社長が国際バレーボール選手権・賭博場開帳図利罪(賭博場を開帳し利益を図った場合に成立する犯罪)で逮捕された。仁科が今井の海外逃亡を計画していたらしい。

名和はヨーロッパで手術をして移籍を目指す。小池との結婚は2人で話し合って先延ばしに。小池はキャスターを継続することに。一方、尾野が買ったと思ったのはALLANの予想で、賭博をしていなかった。

そんな中、羽生官房長官(北大路欣也)が死亡したニュースが速報で流れる。享年75歳。進藤は父の遺影を見つめた後、天井を見つめる。

尾崎(谷田歩)はバレーボール国際大会の理事をクビになった。大損だが日本に大会を招致したことで夢を抱いた子供もいる、と尾崎はいう。進藤は「最後に人を突き動かすのは金でも権力でもないと大切な人に教わった」と尾崎の綺麗事に理解を示す。

JBNの会長・国定(高橋英樹)は「あなたが先に逝くなんてね。ありがたいねぇ。秘密を墓場まで持っていってくれた」と感謝する

本橋は崎久保が進藤と働きたがって異動してきたことを知る。

国定は自衛隊輸送機墜落事故の記事をみている。

崎久保華は回想する……葬儀にて、母・由美(黒澤あすか)が進藤に向かって「よくも来れたわね。あんたが沙羅を殺したのよ」と怒っていたことを思い出す。(つづく)

【2話の感想】またも、どんでん返しがあって面白かったです。オンライン賭博、スポーツの八百長がメインと思わせておいて、大谷翔平選手の元通訳・水原一平さんをモチーフにしただろう着服・横領が描かれて驚きました。
とはいえ、水原氏は大谷さんの銀行口座から約1700万ドル(約26億4000万円)を違法なスポーツ賭博の胴元に送金したので額が違い過ぎますが(笑)
また、羽生官房長官の急逝。崎久保華の妹(?)らしき人物の死去と進藤が関わっているのも驚きの展開。続きが気になります!

【キャスター】3話ネタバレ・あらすじ

  • 3話放送日:2025年4月27日(日)21:00 -21:54
  • 3話タイトル(ラテ欄):「iL細胞は存在します!美しき科学者の秘密を暴け!」(新細胞発見!! そこに不正はあるのか!? 報道マン生命をかけた潜入調査!!)
  • 3話ゲスト:のん、井之脇海、利重剛、花總まり、他

3話あらすじ

帝都大学の研究員・篠宮楓(のん)が発表した新たな万能細胞であるiL細胞を世界的科学雑誌に掲載され、一躍話題の人になる。ノーベル賞を受賞した組織学研究所・高坂教授(利重剛)のIda(アイディーエー)細胞を上回る画期的発見で、再生医療に一大革命を起こすと世界の注目を集める。

篠宮が取材拒否を貫き通しているが、SNSでは不正疑惑がささやかれる。

そんな中、ADの本橋(道枝駿佑)は篠宮の研究をサポートしている栗林教授(井之脇海)が米国留学時代の先輩だったため、『ニュースゲート』の独占インタビューを取り付ける。進藤(阿部寛)がインタビューをすることになったが、本橋と崎久保(永野芽郁)は進藤が暴走しないよう取材に同行することに。

インタビューの直前、進藤はとあるSNS投稿のことを知る。それは科学の時事ネタを扱う「黒猫」という人物の投稿で、篠宮の実験の不正を指摘するものだった。

インタビュー後半、進藤が予定外の質問を始めるが、取材は何事もなく無事終了。

放送当日。進藤は高坂教授の元へ行く。

放送本番。篠宮のインタビューだけでなく、進藤が取材した別の人物のVTRも放送されてスタッフたちは騒然となる・・・。

3話ネタバレ

別の人物のVTRとはアカウント名「黒猫」という匿名の人物のインタビューだった。黒猫はiL細胞の研究データに不正があるという。スタッフたちは大慌て。生放送が終了後、ニュース速報が流れる。世界的科学雑誌がiL細胞の研究論文を取り下げたこと、実験データ改ざんを指摘したことが発表された。

大学は3億円の研究費詐欺の疑いがニュースに。篠宮楓(のん)も批判される。本橋悠介(道枝駿佑)が篠宮に直撃すると、篠宮は「iL 細胞は存在します」と明言した。大学では上司の小野寺教授(花總まり)から休むように言われる篠宮。准教授の栗林(井之脇海)は「いつまで篠宮に隠すんですか。データの改ざんを公表します」というが、小野寺教授が一蹴。その後、栗林は屋上から飛び降りて、自殺を図る。しかし植木がクッションになり、一命を取り留める。

飛び降りる前。本橋のスマホに栗林から「託したいものがある」と不正の証拠のデータが送られていた。
本橋は小野寺教授にそのデータを見せて、問い詰める。
小野寺は「彼は早くに結果を出さなきゃいけないプレッシャーから改ざんをしていた」と、栗林に責任を押し付けようとする。

進藤は栗林が不正をしたのではなく小野寺教授が指示していたのだろうと指摘。その上で、「今お前は誰なんだ?仕事だよ。(報道マンなら)やることはひとつだ。真実を見つけて報道する。」と、たきつける進藤。

本橋は大学に潜入し、小野寺の仮置きデータを指示した手書きメモを探そうとする。しかし小野寺はシュレッダーにかけて証拠隠滅。小野寺が去ったあと、本橋は篠宮が入ってきて鉢合わせる。本橋は篠宮に栗林の無実を訴えるが、小野寺教授が戻って来た。篠宮は「不法侵入です」と、本橋を裏切る。

小野寺教授は本橋を訴えると局に抗議。本橋はしばらく謹慎となり、異動となることも濃厚だ。

夜。栗林の病室にて。栗林が白衣のポケットにメモをしまっていたのを思い出した小野寺教授は、証拠隠滅のため病室に入ってきた。そこに進藤がいた。栗林は本橋を訴えないことを条件に、進藤にメモを渡すよう要求。しかし渡されたのは「味玉サービス券」だった。進藤は小野寺の指示を確信する。小野寺は前言撤回して本橋を前科者にすると言って、出ていく。立ち聞きしていた篠宮。進藤はメモを持っていったのは(当日付き添っていた)あなただと指摘し、両親の呵責に訴えて「過ちは今からでも正せますよ」と煽る。

篠宮は本橋とともに局に来て頭を下げて、小野寺教授を内部告発するという。篠宮は私と栗林さんと小野寺教授で「iL細胞を一度だけ見たんです」と明言する。

進藤は黒猫にインタビューに行く。高坂教授(利重剛)が黒猫だった。「Theory」誌に告発文を送ったのも高坂教授だった。

「ニュースゲート」本番にて。高坂教授のインタビューを流す。高坂は、iL細胞は理論的にはありうるからiL細胞の実験をしていると話す。そして大学や国の垣根を超えて、世界中での実験をお願いしたいという。日本の研究費は世界に比べて1/4で研究費の取り合いが現実で、焦りなどがある。協力関係が重要で、真実の結果を知りたい、と説く進藤。
ニュース映像では篠宮が高坂教授と握手している様子が映される。

その後。篠宮は、高坂の研究室でiL細胞の研究を始める。世界でも7か所が実験している。
小野寺も研究に協力したいという。本橋は小野寺を非難するが、篠宮は男性社会の中で小野寺教授が私を守ってくれてきたと話し、一緒に研究することに…。

そしてついに、iL細胞が発見!栗林も目を覚ました。本橋と栗林は笑顔で握手をかわす。そして、本橋は進藤の計らいで報道局に残ることができた。めでたし、めでたし…。と思いきや、高坂はiL細胞の特許をアメリカの製薬会社に100億円で売り渡すことを会見で発表。篠宮も小野寺も寝耳に水だが、進藤は全部知っていた。進藤がほくそ笑むカットで幕が閉じた。

【3話の感想】小保方晴子さんの不正疑惑や「STAP細胞はあります」と宣言した騒動をオマージュしていた回でした。ただ、小保方さんをアイドルのように取り上げていたのに不正疑惑が出たら会見でいじめのように追及。そのマスコミの嫌な部分はあまりなかったのは見やすかったです。現実と違って関係者に死亡者が出なかったのもよかったです。
ストーリー的には、ライバルの研究者も思いは一緒だからと共に研究する姿が描かれて、感動的に仕上げてくれたなあと思いました。いや、思ってたんですけど……。最後の最後に今回もどんでん返し!ブラックなオチでした。まあ、篠宮や小野寺には気の毒ですが、アメリカの製薬会社が実用化してくれたり、高坂教授が100億円を研究費としてちゃんと活用してくれたらいいんですけど…。

【キャスター】4話ネタバレ・あらすじ

  • 4話放送日:2025年5月4日(日)21:00 -21:54
  • 4話タイトル(ラテ欄):女子中学校で盗撮!? 娘の危機に父は!? 盗撮と闇バイト殺人の真実を追う!
  • 4話ゲスト:高橋努、馬渕英里何、竹下優名、他

4話あらすじ

海馬(岡部たかし)の娘・灯里(竹下優名)が通う桐桜女子中学で盗撮騒動が発生。

海馬の指示で桐桜女子中学に赴く華(永野芽郁)と本橋(道枝駿佑)。表向きはバスケ部の取材だったが、生徒たちから話を聞くうちにバスケ部顧問の芳賀(高橋努)が盗撮に関わっているのではないかと疑い始める華たち。

一方、なぜか華たちの取材に同行していた進藤(阿部寛)。実はその中学には、娘のすみれ(堀越麗禾)も通っていて…。

4話ネタバレ

4話の放送後に更新します。

【キャスター】スピンオフ「恋するキャスター」のネタバレ

スピンオフドラマ「恋するキャスター」のネタバレ・あらすじを紹介していきます。

本作は日曜劇場『キャスター』のサイドストーリー。主人公は本橋悠介(道枝駿佑)、ヒロインは戸山紗矢(佐々木舞香)です。報道フロアからはじまる“成長”と“恋”を描く報道ラブコメディ!

第1話「まさかの嘘が、はじまった!」

報道記者を希望しながらも、くすぶった毎日を送っているAD・本橋(道枝駿佑)は、出勤前にカフェに寄り、店員(朝日ななみ)にキャアキャア騒がれる。

一方、『ニュースゲート』のアルバイト・紗矢(佐々木舞香)はテレビ局の入り口で「イケメンシェフがお邪魔します!」(毎週日曜よる10時、MC:鴻池翔(演:宮舘涼太))の広告をスマホのカメラで連写。早速、おばあちゃんに画像を送った。おばあちゃんは喜んでくれた。

局内にて。本橋は自分のコーヒーを飲みながら歩いている。局長用にカスタマイズしたコーヒーも買ってきたが、ADのチェ・ジェソン(キム・ムジュン)によると局長は外出したという。そんな中、ディレクターの梶原(玉置玲央)に弁当の手配などを指示される本橋。

紗矢はチェ・ジェソンから社員証(?)を受け取って、中に入る。TKの中野つぐみ(相原未来)と挨拶をする。紗矢は報道局で働くのが夢で、と自己紹介。中野は(魅力でもあるが)常にギラギラしてる梶原には必要以上に近づかないよう紗矢にアドバイス。

TKはタイムキーパーのこと。決められた放送時間に番組が収まるよう進行を管理する仕事。

紗矢は内心、嘘の志望動機がバレないかびくびくしていた。おばあちゃんが好きだから応募しただけで、やりたいことなんてなく、嘘をついてJBNの内定をもらったのだ。

(進藤によって)原稿変更になり、紗矢はコピーを頼まれる。だが操作方法が分からず困ってしまう。すると、本橋が声をかけてくれて、助けてくれた。自己紹介もして、嘘の志望動機を伝える。

その後、梶原は現場を離れたADの本橋を「お前は記者じゃねえ」と叱責していた。その様子を遠くから見守る紗矢。

本橋が落ち込む。そこで、紗矢が声をかけ、おばあちゃんがイケメンシェフの番組が好きで、街角レポーターに登録して、羽生官房長官の救急車の画像を投稿したことを教える。好きな番組に関われたことで祖母は歓喜した。

紗矢は、毎日見てるテレビは身近なようで裏側は未知で遠い存在だから、(裏側で活動している)本橋さんはそのままでカッコイイです、と伝える。

本橋は紗矢の言葉に励まされ元気になった。それから本橋は関東医科大に中継に出て汚職の証拠をつかむなど、活躍。

ある日、紗矢がファックスの送信先に迷っていると、またも本橋が助けてくれた。そして本橋は、俺と手を組まない?と提案する。(つづく)

【感想】本編では進藤に連れられてバレーボールの大会に同行した本橋。ADが勝手に現場に行っていいの?とツッコミどころでしたが、ちゃんと後でディレクターに叱られていましたね(笑)
叱られて落ち込む本橋を元気づけたのがスピンオフドラマのヒロイン・紗矢でした。紗矢は報道に興味がないのに応募して受かったようですが、テレビへの愛着はあると思います。祖母ほどではないようですが。本作は“成長”と“恋”を描くラブコメなので、紗矢の仕事への態度も変化するんじゃないかなと期待します!

第2話「俺の専属スパイになって」

ADの本橋(道枝駿佑)はアルバイト・紗矢(佐々木舞香)に手を組まない?と言ったが、具体的には「俺の専属スパイになって」という要望だった。

本橋は進藤の取材にまた同行したいから、ディレクターの梶原(玉置玲央)を攻略したいと思っている。以前、弁当の手配のことで怒られたから梶原が好きな弁当を探ってほしいと頼む。紗矢はイケメンシェフの限定ステッカーやサインで買収された。

紗矢は梶原がオムライス、エビフライ、杏仁豆腐が好きなことを突き止めて、本橋に伝える。

本橋は早速そのメニューを梶原に渡す。本橋は進藤が名和選手の取材に行くが同行して良いか、許可をとる。ご機嫌な梶原は「行ってこい」とOKしてくれた。弁当作戦は成功。意外にチョロかった。

そんな中、紗矢はADのチェ・ジェソン(キム・ムジュン)が指を負傷したことに気付き、絆創膏を貼ってあげる。恋する目(?)のチェ・ジェソン。

一方、小池奈美(月城かなと)がLINEで名和から欧州で手術をしてリハビリをすることや、ヨーロッパリーグで選手として活躍するまで時間がかかりそうだから日本で待っていてほしい、という連絡がくる。アナウンサーを辞めて欧州に一緒に行って支える気だった小池はショックを受ける。

落ち込む小池を心配した市之瀬(宮澤エマ)や立ち聞きしていた中野つぐみ(相原未来)と紗矢がいっしょにカラオケに行き、ストレス発散。そして小池は、彼の言葉が足りないだけで愛はあることに気付くのだった。

チェ・ジェソンは本橋に対し、紗矢は本橋の部下じゃないと、やんわり注意する。

ラスト、紗矢は本橋に「みなさんと普通に付き合いたいからスパイやめます。報道へのあこがれも嘘なんです。ステッカーもいいです」と告げて立ち去る。直後、チェ・ジェソンが紗矢にスパイってどういうこと?と問い詰める。(つづく)

【感想】本橋と紗矢のお弁当作戦は、茶番劇というか軽いタッチの作風で気軽に楽しめました。まあ、ぶっちゃけ、お二人のファン以外はスピンオフを見なくても支障がないようなエピソードです(笑)
一方、小池奈美さんの苦悩と立ち直りが描かれたのは本編の補完になってると思います。本編では2人で話し合って別々の場所で頑張ることを決めた!という感じで、すんなり進んだのかな?と思いました。しかし、その話し合いの裏側で女性たち仲間の支えがあったのですね。まさにサイドストーリーという感じで良かったです!
あと、チェ・ジェソンは紗矢に恋してるってことですかね?

第3話「すれ違う想い」

チェ・ジェソンにスパイと疑われた紗矢は「スパイっていうか」と言葉を濁し、本橋からスタッフたちの弁当の好みのリサーチを頼まれたと伝える。(※梶原の好みだとは明かさなかった)

チェ・ジェソンは紗矢に「本橋の部下じゃないからやらなくていい」という。

その後。チェ・ジェソンは本橋を注意する。だが、本橋は進藤に呼ばれて取材に向かう。

局内で、本橋とすれ違った紗矢はチェ・ジェソンに言ったことを本橋に言おうと声をかける。だが、スマホを見ていた本橋は紗矢に気付かず通り過ぎる。

大学に不法侵入した本橋は自宅謹慎になった。異動になるかもしれない。そのことを伝え聞いた紗矢はショックを受ける。

本橋は夢に向かって頑張っているのに、紗矢は何の力にもなれないことが悔しい。

「ニュースゲート」本番直前。ADの本橋が謹慎で、ヘルプのADも病欠。ディレクターの梶原(玉置玲央)はADのチェ・ジェソンのカンペやフリップ作りが間に合っていないことに気付き、学生アルバイトの紗矢に手伝いを頼む。

紗矢はカンペ書き、お弁当の配布、フリップの文章に誤字がないか…などを手伝う。

それからしばらく、紗矢はチェ・ジェソンの仕事を手伝う。一方、本橋はあきらめず、ついに先輩の無実を証明した。そしてノーベル賞学者・高坂教授が不正疑惑のあるiL細胞の検証実験を開始することが報じられた。

紗矢は「本橋さんは私とは全然ちがう世界の人」としみじみ思う。自分で道を開拓し、報道に戻ってきたから…。

本橋はいない間のことをチェ・ジェソンに謝るが、紗矢が手伝ってくれたことを聞かされる。

紗矢とチェ・ジェソンはお互いに「楽しかったです」といい雰囲気。チェ・ジェソンは下の名前で呼ぶことに。さらにお礼のプレゼントも渡す。

本橋はイケメンシェフのステッカーを用意していたが、紗矢とチェ・ジェソンの雰囲気を見て渡せなかった。

仕事終わりの紗矢はソファーで寝ている本橋を見つけて、落ちている毛布をかけてあげようとする。すると、本橋が紗矢の手をつかむ。2人の目が合ったところで3話の幕が閉じた。

【感想】サイドストーリー第3話のタイトルは「すれ違う想い」。本橋と紗矢の想いがすれ違っているということでしょうね。紗矢は本橋をそんなに遠い世界の人に感じなくてもいいのに…と心配になります。他人と自分を比べてマイナス思考になってしまう感じですね。きっと紗矢にも長所はあるはず。例えばテレビの良さを熱く語ったときとかに長所が垣間見えましたよ…。
今回、恋のライバルで当て馬ぎみなチェ・ジェソンの下心が見え隠れしてたとも思いました。仕事を一緒にして仲良くなったからって「紗矢さん」呼びは…なれなれしい。そして紗矢は仕事をしただけなのにプレゼントをもらうのも変。親しくなりたいって下心が見え見えですよ(笑)

【キャスター】最終回の考察&予想

【キャスター】には原作がないので、最終回結末も未定。先読みできない楽しみがありますね。まずは放送前に考察&予想してみました!

進藤壮一(阿部寛)は大越健介をイメージ?

進藤壮一(阿部寛)は「世の中を動かすのは真実!」という信念を持ち、公共放送で15年にわたり社会部記者を務めました。その後、報道番組のキャスターに就任し、民放のテレビ局・JBNの会長に引き抜かれて、視聴率が低迷している報道番組『ニュースゲート』のキャスターに就任しました。

「公共放送の社会部記者」「公共放送の報道番組キャスター」「引き抜かれて民放の報道番組キャスター」このキーワードがある経歴でイメージできる実在の人物がいます。それは大越健介さん。

大越健介さんはNHKで政治部記者やワシントン支局長など20年以上の記者人生を経験したのち、2010年3月に同局『ニュースウオッチ9』のメインキャスターに就任。2021年10月よりテレビ朝日『報道ステーション』のメインキャスターに就任。

経歴が大越さんをモデルにしたんじゃないか?と思うほど似てますね。制作陣も大越さんをイメージした可能性はありそうです。

そうなると劇中の番組『ニュースゲート』は報道ステーション?

『ニュースゲート』は「報ステ」?それとも「報道特集」?

※劇中の報道番組『ニュースゲート』とは?
1980年代、テレビの全盛期に幕を開けた夜の報道番組。JBNの看板報道番組として、歴代のキャスターたちが時に論争を起こしながらも、日本の歴史と共に最前線で報道の価値を築き上げてきた。放送開始から40年の歴史を誇るが、時を経て、番組は時代と共に変化。現在の視聴率は低迷している。

1980年代、テレビの全盛期に幕を開けた夜の報道番組」について ……『報道ステーション』は、2004年4月5日より放送開始。しかし前身の『ニュースステーション』は1985年10月7日スタートなので1980年代です。夜の報道番組の部分は平日22時台に放送しているので該当します。ただし、報ステはNステの後継番組でないという見解もあります。

「JBNの看板報道番組」について … 『報道ステーション』はテレビ朝日の看板報道番組ですね。

「現在の視聴率は低迷」について … 大越健介キャスターを中心とした『報道ステーション』は、の2024年の年間平均視聴率は個人5.7%、世帯10.2%を獲得し、自己最長となる6年連続で横並びトップ(同時間帯トップ)を記録。「報ステ」は視聴率が低迷していません。

『ニュースゲート』と「報ステ」に関しては似てる部分もありますが、視聴率低迷という点は一致していません

それに、『ニュースゲート』のイメージ的に、「報道ステーション」よりTBSの「報道特集」(土曜、17:30~)な感じですね。「報道特集」はさまざまなテーマの調査報道が放送されていますが、「報ステ」は今日あったニュースが中心です。

進藤壮一の使命は、生ぬるい報道体制を正すこと。「番組を正すためにやってきた」と豪語する進藤は、真実を伝えるためには手段を選ばず、独自ルールで取材や調査を行い、既存のルールなどおかまいなし。圧倒的な存在感で周囲を巻き込んでいく、破天荒な男です。

ドラマ『キャスター』は、型破りキャスターの進藤を中心に切り込む報道を描いていくでしょうから、劇中の『ニュースゲート』はTBSの『報道特集』に近い感じの番組になると予想します。

縦軸は視聴率回復、ある事件、崎久保華(永野芽郁)の思い?

ここまでモデルっぽい人物や番組を考察して、最終回予想をしてきましたが…。最終回の予想には近づいていません。

やはり最終回予想をするなら、連ドラとしての縦軸が何か知る必要があります。(※正式な定義はないと思いますが、私は一話で完結する話を「横軸」、作品全体に関わる話を「縦軸」と呼びます)

縦軸が分かれば、最終回の予想ができます。最終回で縦軸の解決で終わるパターンが多いからです。もちろん未解決で終わる場合もあったり、謎が謎を呼んでモヤモヤして終わったり(笑)、縦軸を最終回前で終わらせて最終回はそれぞれの決断や旅立ちを描いてフィニッシュする作品もあります。ともかく、縦軸が何か知る必要があります。

放送前時点で、縦軸となるのは報道番組『ニュースゲート』の視聴率回復でしょう。進藤キャスターはそのために抜擢されたのですし。

ただし、放送前時点で、ほかに気になる謎が2つあります。

一つは闇に葬られていたある事件の真相が明らかになる…という触れ込み。公式サイトで「進藤のキャスター就任によってバラバラだった面々がいつの間にかチームとして成長していくことに。しかし、彼らが本当の意味での理想を叶えたとき、闇に葬られていたある事件の真相が明らかになる」と事前に明かされています。未解決事件の真相解明というストーリー展開は縦軸にふさわしいと思います。

二つ目は、崎久保華(永野芽郁)が『ニュースゲート』に異動してきた理由です。崎久保は『ニュースゲート』の若き総合演出。これまでバラエティ番組を手掛けて会長賞も受賞したことがあるヒットメーカーで、テコ入れのために異動してきました。進藤に振り回されながらも奮闘していくのですが…。バラエティから報道への異動は不本意だったそうです。そりゃあ、ジャンルが違い過ぎますしね。「ゴッドタン」の佐久間プロデューサーが「ワールドビジネスサテライト(WBS)」に異動するようなものですよ。

それでも崎久保が異動を受け入れたのは、「ある思いを届けたい」という理由があるからだそうです。この思いも縦軸になりそうな予感がします。崎久保は何かしら過去を抱えているのでしょうか。

もしかすると、崎久保の思いは闇に葬られた事件を調査したいこと、とか?家族の「冤罪」だったら、日曜劇場『アンチヒーロー』に似すぎているので二番煎じをしないと思いますが…。まさか崎久保は未解決事件の被害者の生き残りとか?

…はたしてどんな事件なのでしょうか?崎久保の思いとは?

連ドラとしての縦軸をまとめると以下の3点↓
(1)「ニュースゲート」の視聴率回復
(2)闇に葬られていた事件の解決
(3)崎久保の届けたい思いが成就

最終回は阿部寛が闇に葬られた事件を暴く?(放送前の考察)

最終回結末は、進藤壮一が『ニュースゲート』のキャスターとして様々な問題に切り込み、闇に葬られた事件の真相を暴いたことで、視聴者の間で話題になり、視聴率を回復させてハッピーエンドになると予想。

ただし、進藤の「型破り」さから、クビをかけて(キャスター生命をかけて)番組で問題提起をして番組を去るという終わり方も考えられます。こちらの場合はバッドエンドというか、ほろ苦い終わり方になりそうです。

崎久保の思いも、進藤らによって解決することでしょう。

入社2年目の新人AD・本橋悠介(道枝駿佑)も成長して、『ニュースゲート』のディレクターに昇格?!あるいは志望していた報道局の記者として飛び回ることに?!

そんなハッピーエンドを予想しています。

報道番組が題材なのでテーマはいくらでもありそうですし、人気がでたら続編も作れそうですね。期待してます。

★予想のまとめ↓
(1)進藤が闇に葬られていた事件を暴いて「ニュースゲート」の視聴率回復。
(2)進藤がクビになるほろ苦いラストの可能性も。(3)崎久保の思いが届く。
(4)新米AD本橋が昇格。あるいは報道へ異動。

次のコーナーで「闇に葬られていた事件」について考察していきます↓

闇に葬られた事件は墜落事故か?(1話放送後の考察)

第1話冒頭、進藤の父・松原哲(山口馬木也)が自衛隊機の墜落事故で死亡者が出たニュースを気にしていました。連ドラのファーストシーンでこのニュースを視聴者に知らせたことは何か意味があるかも。この墜落事故には何か裏があり、闇に葬られたとか?

さらに1話冒頭で、松原哲が息子・壮一と無理心中しようと放火しました!正確にはガス爆発ですかね。このとき、進藤の父だけ亡くなってしまったのでしょう。なぜそんなことを?父と息子の苗字が違う点も気になります。

また、進藤壮一は娘・横尾すみれ(堀越麗禾)がいますが、こちらも苗字が違うんですよね。離婚して母親側に引き取られているということでしょうか。父とは不仲っぽいのも気になります。

自衛隊機の事故、進藤壮一と父の過去、進藤壮一と娘の関係、と進藤壮一には謎が多いです。

【考察&予想】1話時点で予想すると、進藤が羽生官房長官に「この手で殺すまでは絶対に死なせないからな」と言っていたことがキーポイントだと思います。つまり、進藤は羽生に強い恨みがある、ということ。強い恨みで考えられるのは、父の死の仇(かたき)とか?
公式サイトの松原哲の紹介には「新聞記者。ある事件を調べている」とあります。何を調べていたのかは1話時点で不明です。ですが、1話冒頭の新聞やテレビの状況から、松原哲は航空自衛隊のC-1輸送機の墜落事故を調べていて、羽生によって潰された可能性が考えられます。
松原哲は羽生によって自殺に追い込まれた…とか、ありそうですよね。

劇中の墜落事故の着想は、日本航空123便墜落事故?(1話放送後の考察)

航空機の墜落事故といえば日本航空123便墜落事故(別名:日航ジャンボ機墜落事故、御巣鷹・日航機墜落事故、など)が浮かびます。死亡者数520名、生存者4名で民間航空史上最悪の航空事故といわれています。

【キャスター】劇中の1982年に発生した「航空自衛隊C-1輸送機墜落事故」(死亡者5名)は、日本航空123便墜落事故と直接の関係はありません。ただし、ドラマのストーリーの着想に影響を与えた可能性があります。以下、どの点が着想を得たのか比較しながらみていきましょう。

  • ドラマ【キャスター】の墜落事故に関しては、父の仇を果たしたい進藤(阿部寛)が真相を追うこと、政府や企業の隠蔽や報道の倫理をテーマに描かれること、などが予想されます。
  • 史実の日本航空123便墜落事故には、救助の遅れや遺体隠蔽や自衛隊・米軍の関与を巡る陰謀論(例:ミサイル誤射、機長の遺体隠蔽)があります。
  • 史実の日本航空123便墜落事故では、墜落現場での取材活動、記者が遭難、遺体検視所の覗き見、病院への不法侵入、遺族宅への不法侵入…など一部マスコミの行動が問題視されました。
  • 以上の、日本航空123便墜落事故をめぐる陰謀論やマスコミの問題行動が、ドラマ【キャスター】の墜落事故の隠蔽や報道倫理などに反映されていくと予想します。

たたし史実の日本航空123便墜落事故では、隠蔽の証拠は公式には存在しません。公式報告では、墜落事故の原因はボーイングの修理ミスと圧力隔壁の破壊であり、意図的な隠蔽は否定されています。

また、X(旧Twitter)で「菅島事故がモデル?」との指摘もあります。菅島事故(すがしまじこ)とは、1983年4月に発生した、航空自衛隊のC-1輸送機2機の連続墜落事故。 乗員計14名が殉職する惨事となりました。また、2000年6月に発生したC-1隠岐諸島沖墜落事故もあり、乗員5名が殉職しています。

たしかに、劇中では民間旅客機でなく「航空自衛隊のC-1輸送機が墜落」しているので、菅島事故などからも着想を得ていそうです。

まとめると、ドラマ【キャスター】の墜落事故は、ドラマのテーマ(報道の使命、権力との闘い)に合わせて脚本家チームが複数の史実から着想を得て再構築したのだと思います。具体的には、日本航空123便墜落事故の社会的衝撃と、菅島事故や隠岐諸島沖墜落事故の航空自衛隊のC-1輸送機が墜落した史実を組み合わせて、隠蔽や陰謀を加え、フィクションとして描く可能性が高いです。

崎久保(永野芽郁)の回想と報道の怖さの関係性(1話放送後の考察)

第1話にて、崎久保(永野芽郁)の回想もありました。小さな女の子の遺影がフラッシュバックされていました。

【考察&予想】進藤は、崎久保が状況証拠で決めつけることに警鐘を鳴らして「報道の怖さを知らない」と注意しました。逆にいうと、進藤は報道の怖さを知っているということですよね。
進藤は過去に裏付けなしの報道(もしくは偽情報を鵜呑みにした報道)で取材対象者を死に追いやったことがあるのかもしれませんね。その死亡者が崎久保の親族(妹とか)か?

崎久保(永野芽郁)の親族の死亡は進藤のせい?(2話放送後の考察)

崎久保華(永野芽郁)の親族(幼い女の子)の葬儀に進藤(阿部寛)も来ていたのですが、崎久保の母が進藤に「あなたのせいで沙羅は死んだ」と怒っていました。

鈴木礼彩が演じる沙羅のフルネームは崎久保沙羅。おそらく華の姉か妹なのでしょう。

崎久保華(永野芽郁)の親族の死亡は進藤のせい、となっているようですが…。真相は不明です。

崎久保(永野芽郁)は進藤にある思いを届ける?(2話放送後の考察)

崎久保華の「ニュースゲート」への異動は、華の希望でもあったようです。2話の終盤、ADの本橋とこんな会話がありました↓

本橋:「あることを知って異動承認したって聞きました。進藤さんキャスター就任ですよね? 華さんはどうして進藤さんと働きたかったんですか?何か目的でも」
崎久保華:「君には関係ないでしょ、お疲れ」

進藤のキャスター就任を聞いて、異動を受け入れた崎久保華。妹(または姉)の死亡のことが関係していると思います。

1話ラストで、進藤と崎久保華の対立構造を見せました。そして2話ラストで、崎久保華が進藤を恨む理由があることを明かしました。

2話時点では、崎久保華が進藤に復讐をしたくて「ニュースゲート」に異動してきたと思われますが、その予想は気が早いかも。どんでん返しが多い本作なので、違う視点が必要です。

崎久保華のプロフィール紹介では「不本意だった報道への異動を受け入れたのには、何やら理由がありそうで……」と、ぼかされています。

しかし、伊與田英徳プロデューサーは放送開始前にこんなコメントをしています↓

キャスター役の阿部寛さん演じる進藤が、悪い奴らをどんな風に成敗するのか大変楽しみです。そんなキャスター役の阿部さんに振り回されながらも、ある思いを届けけようとする永野芽郁さん演じる総合演出役の華が、逆風の報道の世界にどう立ち向かうのかも楽しみです。

進藤に振り回されながらも「ある思いを届けようとする」とは何でしょうか。考察&予想をしましょう。

マイナスな思いを届けるとはニュアンス的にあまり使わないと思います。恨みなどのマイナスな思いなら「ある思いをぶつけようとする」の方が適してると思います。

崎久保華は進藤に「あなたは悪くないんだよ」という思いを届けたくて異動してきたのだと予想します。まだ根拠が薄いですが、復讐と思わせておいて違うパターンだと思います!

羽生官房長官が急逝の急展開!ラスボスは国定(高橋英樹)か?やはり墜落事故が闇?(2話放送後の考察)

2話ラスト、羽生官房長官(北大路欣也)が急逝。急展開ですね。北大路欣也さんは特別出演となっていましたが、短い出演でした。

となると、ラスボスは民放テレビ局JBNの会長・国定(高橋英樹)になる?というか、国定で決まりでしょう(笑)

2話ラストで、国定が自衛隊輸送機の墜落事故の記事を意味深に見つめていました。やはり縦軸となる「闇に葬られた事件」は自衛隊輸送機C1の墜落事故のようです。

国定は羽生が秘密を墓場まで持っていてくれたと感謝していました。ということは、メディア側の国定と、政界の羽生、2人は事故の真相を闇に葬った?これが、進藤の父の死亡と関係あるのでしょう。連ドラの大きな縦軸がわかってきましたね。

縦軸は2つだが、まだ点と点(2話放送後の考察)

2話時点で、縦軸は以下の2点あると思います。

  • 崎久保沙羅の死亡と進藤(阿部寛)の関係。<進藤が沙羅を殺したとは?
  • 「進藤の父の死」と羽生や国定が隠したい「闇に葬られた事件」(墜落事故?)の関係。<事件の真相は?

疑問は、2つがまだ点と点であること。この点と点が繋がるのか、2つの軸のまま進んでいくのか、今後も考察を交えつつストーリーを追っていきます!


一体どんな結末を迎えるのでしょうか。
最終回結末までの気になる点は放送後に予想、更新予定です。

【キャスター】原作と脚本家

ドラマというと原作があるのかないのか気になる方も多いと思います。
ここでは【キャスター】の原作についてと、本作を手掛ける脚本家について紹介します。

原作は?

【キャスター】に原作はありません。完全オリジナルストーリーです。

Q:「完全オリジナルストーリー(完全オリジナルドラマ)」とは?
A:完全オリジナルいうからには、原案・モデル・原作がないことを示唆しているのでしょう。
例えば『VIVANT』(2023年)の場合は、チーフ演出の福澤克雄さんが原作も手掛けていたため「オリジナルドラマ」と呼んでいました。
また、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)でモデルの人物がいる場合は「大胆に再構成」し、「登場人物名や団体名などは一部改称」して「フィクション」として描く「オリジナルドラマ」と呼称するケースが多いです。

脚本家は?

脚本は、槌谷健さん、及川真実さん、李正美さん、谷碧仁さん、守口悠介さん、北浦勝大さんの6人が担当します。

脚本家1:槌谷健

槌谷健(つちや・けん)さんは、1981年3月11日生まれの脚本家。sacca株式会社所属。大阪府出身。立命館大学経営学部卒業。2015年に『人体パズル』で第27回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作。『ブラックペアン』シリーズの脚本協力や共同脚本、『下町ロケット』シリーズの脚本協力や共同脚本、 『インビジブル』4話7話9話などを執筆しています。

6人のうちでもメインライターの扱いかもしれません。ただし、TBSの大ヒットドラマでの脚本協力や共同脚本が多いライターさんのようなので、本作のようなチーム制とも相性がいいのかも?

脚本家2:及川真実

及川真実(おいかわ・まみ)さんは脚本作品に、映画『マイ・ダディ』(2021) 、配信ドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』(2018)などがあります。

調べてみましたけど、あまり情報がない脚本家さんです。

脚本家3:李正美

李正美(り・まさみ)さんは脚本作品に、「科捜研の女」「真夜中のパン屋さん」「ホテルコンシェルジュ」「世にも奇妙な物語〜Be Silent」「松本清張ミステリー時代劇」「山本周五郎人情時代劇」「佐賀のがばいばあちゃん2」「覚悟はいいかそこの女子。」など多数あります。TBS日曜劇場では、『ドラゴン桜(シーズン2)』共同脚本:1話 2話 6話&単独脚本:3話 5話 8話 最終話、『VIVANT』共同脚本、『アンチヒーロー』共同脚本などで執筆。

TBSの大ヒット作を共同脚本で手掛けているライターさんという印象がありますね。『アンチヒーロー』の飯田和孝プロデューサーは李さんの得意なことについてコメントしています↓

例えば第9話の冒頭の伊達原(野村萬斎さん)の演説とか、最終回の冒頭の留置所での伊達原と明墨が対峙(たいじ)するシーンとか、最後の法廷での明墨の演説というのは、映画『七つの会議』(2019年)や『VIVANT』など福澤克雄監督の作品に多く参加している李さんが中心になって書いているのですが、彼女が長いせりふが得意というところは分かっていたので、そこを割り振りました

MANTAN WEBより

長いセリフが得意とのこと。また他のインタビューで飯田氏が「人間の心の機微(きび)」は李さんが得意だから割り振ったとも語っています。

本作は報道番組がなので、演説シーンもあるでしょうし、人間ドラマも描かれていくことでしょう。力量が発揮されることを期待します♪

脚本家4:谷碧仁

谷碧仁(たに・あおと)さんは、「劇団時間制作」主宰・脚本・演出、脚本家。1991年6月13日生まれ。愛知県出身。舞台以外での脚本作品に映画「大事なことほど小声でささやく」(2022)などがあります。

映像作品はあまり手掛けてない脚本家さんのようですね。

脚本家5:守口悠介

守口悠介(もりぐち・ゆうすけ)さんは、1985年2月3日生まれ、神奈川県出身。sacca株式会社所属。中央大学文学部心理学専攻卒業、広告代理店勤務を経て2010年にドラマ「新撰組PEACE MAKER」にて脚本家デビュー。

所属会社による紹介では「多様なアイディアとウェルメイドなストーリー構成を軸に、従来の枠組みを越えるようなエンターテイメント性の高い意欲作をいくつも執筆」「多くの映画作品の経験から、心の機微をとらえた情感豊かな物語世界にも定評がある」とあります。

脚本執筆歴は15年になるので、その経験を活かしてほしいところです♪

脚本家6:北浦勝大

北浦勝大(きたうら・かつひろ)さんは、1992生まれ、北海道出身。東京藝術大学大学院 映画専攻脚本領域 坂元裕二ゼミ修了。FILM Writer's Room所属。
2021年に第33回フジテレビヤングシナリオ 大賞 佳作受賞(「7階エレベーター無しに住む橋本」)、 2020年に第45回NHK創作テレビドラマ大賞佳作受賞(「花時計」)。
脚本作品に『問題物件』第6話(2025年)、 「PICU〜小児集中治療室〜スピンオフ」(2024年)、 「凋落ゲーム」 全 4 話脚本(2023年)など。


有名脚本家が一人で執筆する作家性ある作品とは違うものになりそうですが、『アンチヒーロー』等で共同脚本の成功の流れもあります。今作の6名の執筆で描かれるストーリー展開にも期待が高まりますね。

【キャスター】の主題歌

【キャスター】の主題歌は15歳のシンガー・ソングライターtuki.の新曲「騙(だま)シ愛」に決定。

tuki.にとって初のドラマ主題歌。13歳から楽曲制作を始め、TikTokで弾き語り動画を投稿。中学3年時の2023年9月にリリースした初デジタルシングル「晩餐歌」がロングヒット。圧倒的な歌唱力で魅了し、ソロアーティストとして史上最年少でストリーミング累計再生回数1億回を突破。昨年(2024年)のNHK紅白歌合戦に初出場し注目を集めました。これまでメディアや自身のSNSでも顔出しはしておらず、素顔非公開で活動しています。

【キャスター】ネタバレ・あらすじは毎週更新!

・ドラマ【キャスター】&『恋するキャスター』のネタバレ・あらすじ全話
・最終回結末予想&考察、闇に葬られた事件について。
・原作、脚本家
・主題歌
・スピンオフドラマのネタバレ
以上について紹介しました。

本記事は、ネタバレあらすじを最終回まで、毎週更新していきます。

ドラマ鑑賞の参考にご一読ください。

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画像引用:「キャスター」公式HP

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