【未恋〜かくれぼっちたち〜】5話ネタバレと感想!深田ゆずの新しい挑戦?

2025年2月6日にドラマ「未恋~かくれぼっちたち~」の第5話が放送されました。5話では、深田ゆずの過去に焦点を当てて物語が進んでいきました。

本記事では、【未恋〜かくれぼっちたち〜】の5話ネタバレと感想、SNSの反応も合わせてご紹介します。

目次

【未恋〜かくれぼっちたち〜】5話ネタバレ・感想!

深田ゆずの過去

私はいつも親の手の平の上にいた。でも親はいい人。いい人だからこそ、その正しさに私のやりたいことが呑み込まれていってしまう。

小学校中学年の頃、親が教育の一環として買い与えた漫画に夢中になったことがきっかけで、漫画の世界にのめり込んでいきました。幼い頃から、親は勉強をすることを望んでいましたが、深田ゆずは漫画を描くことを諦められませんでした。

漫画を描きたいと言っても、親は猛反対。そして、高3の夏に家出をします。家出をし、漫画編集社に原稿を持ち込みましたが、断り続けられます。最後に残ったのが、高坂健斗の働く三蜂社でした。

「わたしはあなたにしか、深田ゆずにしか書けない漫画を描いてほしいんです。私にそのお手伝いさせてください。」

副編集長、長井篤子に才能を見出され、深田ゆずとして漫画家デビューしました。

多くの人が直面するであろう進路の問題。親はきっと、娘に安定した将来を歩んでほしいと願い、その思いから勉強を優先させたかったのかもしれません。深田ゆずは、そんな親の気持ちを理解しているからこそ、「私の親はいい人だ」と繰り返し言っていたのだと思います。親の選択も、夢を追いかける深田ゆずの選択も、どちらが正しい・間違いというものではない。だからこそ、最後に進む道を決めるのは、自分の意思で決める事が大切なんだと思います。そして、長井篤子に才能を見出され、漫画家としての夢を叶えた瞬間は、夢を追う人にとっては希望となるシーンでした。夢を実現するには、才能や努力だけではなく、それを信じ、支えてくれる存在が必要なのだと感じました。

深田ゆずの新しい挑戦

先生にしか、深田ゆずにしか描けない漫画を描いてほしいんです。

突然、大手出版社・光学館編集部の桔川悠から新しい漫画を描いてほしいと提案されます。

桔川悠は、自らの過去を振り返りながら、高校生の頃、エレキギターをやりたいという夢があったこと。でも、それを将来の目標にすることはできなかったこと。今は、この仕事が天職だと思っていることなど、自分の思いを語りました。

家出というパワーが必要な事をしてまで、漫画を描きたいという夢を貫いた、そんな経験をした深田ゆずにしか描けない漫画を描いてほしいと説得します。

私は本当はもっとまっすぐに自分の感情をぶつけたり、自分が読んでる人に影響与えたり、新しい世界が見えるような作品を作りたいのかもしれない。いや、作りたい。

新しい漫画を描く事への悩みや葛藤は決意に変わり、深田ゆずは新しい漫画を描き始め、「健斗へ。私にしか描けない漫画を描きにいきます」と置き手紙を残して高坂健斗の家を出ました。

深田ゆずのように、夢を諦めずに貫き仕事にできる人は世の中にどれくらいいるだろう?と思わず考えてしまいました。鈴木みなみが高坂健斗に「健斗は今のこの仕事、好きでやってる?」と問いかけるシーンがあり、それに対して高坂健斗は「好きじゃない。好きじゃないことを仕事に選んだ。好きじゃない事を仕事にしたほうが上手くいくんだよ。仕事に感情移入したって判断を見誤って…」と返答。鈴木みなみは、「くっだらねぇほんとくだらないよ」と返します。趣味を仕事にすると好きじゃなくなると聞いた事があるように、趣味は趣味のままがいいのかもしれない。このように現実は、高坂健斗や桔川悠のように自分のやりたいことを諦めてしまう方が多いと感じます。「好き」を貫くことは、簡単なようでとても難しい。だからこそ、親の元を離れて漫画家になる夢を貫いた深田ゆずの行動は本当にすごいし、尊敬します。夢に対してどれだけ真剣なのかが伝わってきました。

鈴木みなみの再挑戦

新人編集者の星たけるは、実は漫画を描く夢があり、鈴木みなみに自分が描いた漫画を送り、感想を求めていました。星たけるは「漫画を描く事を何度も諦めようとしたけど、漫画を描いてる時が楽しい」と漫画への熱い思いを口にします。

星たけるは鈴木みなみに対して、なぜ小説を書くことを辞めたのか?と尋ねると、「どうしもよなく怖くて。作品が世に出て、みんなが見て好きな事言って、そんなつもりじゃないのにてことも言われて。でも何も言えなくて言う方法もなくて。なんか嫌になっちゃったの。」と返答する鈴木みなみ。

それを聞いた星たけるは「こういうのはとにかく勢いです!姉さんはとにかく書いたほうがいいんです!書けるんだから!」と自分の思いをぶつけます。

心に響いた様子の鈴木みなみは、編集長の元へ。「編集長!お願いがあります!本島りん先生の連載デビュー作のストーリーを私に書かせていただけませんか?」

これを聞いていた高坂健斗は鈴木みなみに「どういうつもり?」と問い詰めます。鈴木みなみは「本能のまま!感じたままやってみたくなった!」と返答。「なに言ってるの?これ仕事なんだよ?」と言う高坂健斗に対して、鈴木みなみは「逃げ出さないよ!あの時みたいに!」と強い覚悟が感じられる返答をしました。

星たけるは、才能があるのに挑戦しようとしない鈴木みなみに対して、もどかしさを感じていたのかもしれません。自分はまだ夢の途中にいるからこそ、「できるのに、なぜやらないんだ?」という感情を抱いていたのではないでしょうか。第4話で、本島りんに対しては「彼女を売り出して本当にいいのか?」と疑問を抱き、「画力はあるけど、ストーリーは弱いし…」と不満を漏らしていました。実力ではなく、画力とルックスだけで売り出そうとするやり方に対し、漫画を描く夢を持つ星たけるが不満を持つのは、自然なことなのかもしれません。星たけるがどうやって夢へ向き合うのか、鈴木みなみが昔のように実力を発揮することができるのか、今後の展開が楽しみです。

6話予告

新しい漫画を描く事を決意し、同棲していた高坂健斗の家から姿を消した深田ゆず。突然の事で納得がいかずに、問い詰める高坂健斗。一方で、再び文章を書くことを決心した鈴木みなみ。鈴木みなみは偶然居酒屋で居合わせた深田ゆずと一緒に飲むことに。高坂健斗、鈴木みなみ、深田ゆずの3人の関係は大きく変わっていく…。

【未恋〜かくれぼっちたち〜】SNSの反応

5話では、「好きな事を仕事にすること」を考えるきっかけとなったのではないかと思います。

SNSの反応は「夢とか仕事とかとてもリアルな話で共感できる」「やりたい事の為に、いい親を振り切って家出をした深田ゆずすごい」「好きな事を仕事にできる事は難しいよね」などと言った意見が多く見られました。

幼い頃から「将来の夢は?」と聞かれ続けてきた大人だからこそ、夢を仕事にすることの難しさを痛感し、共感する部分が多かったのではないでしょうか。誰もが夢を仕事にできるわけではありません。けれど、夢を仕事にするための努力は、誰にでもできる。夢に対してどれだけ真剣に向き合えているか。

そんな事をを改めて考えるきっかけとなった回だったと感じます。

それぞれの道を歩み出す?

次回予告で、高坂健斗が「別れるて捉えていいの…?」と深田ゆずに問いかけるシーンがあり、「一旦リセットしたい」と深田ゆずが答えるシーンがあります。なにをリセットしたいのか、詳しくは分かりませんが、高坂健斗と深田ゆずは関係を終わらせて、以前の漫画家と編集者の関係に戻るのではないかと思います。

そして、深田ゆずは桔川悠の元で新しい漫画を描き始め、鈴木みなみは本島りんの連載デビュー作のストーリーを書きはじめる。これまで孤独や悩みを抱えていた2人がそれぞれの夢に向かって前向きに動き出しました。

一方で、まだ夢への一歩を踏み出せていない高坂健斗が、今後どのように一歩を踏み出すのか今後の展開が気になります。

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