【マイダイアリー】4話!愛莉(見上愛)の優希(清原果耶)への繊細な想いが愛しい
【マイダイアリー】4話「似顔絵と大事な人」が11月17日(日曜)に放送されました。
世界野球の影響で、通常より1時間遅れの放送になりましたが、多くの人に見ていただきたい珠玉のお話です。
今回は愛莉の優希に対する想いが描かれていてすごく心に沁みたわ。
「好き」という感情がよくわからないと思っている愛莉が、自分の心の中にいる優希の存在を丁寧に確かめていくような描写が良かったなあ。
「恋愛感情」と呼べるかどうかもわからないような淡い、でも大切な気持ち、見上愛さんの表現力が素晴らしかったわね。
それでは、【マイダイアリー】4話の感想のまとめをお届けします。
今夜4話放送です。好き、というあやふやな感情に向き合う愛莉が中心に描かれます。似顔絵と大事な人についての4話、よろしくお願いします。#マイダイアリー https://t.co/K5tgH8lKpD
— 兵藤るり (@hdrr777) November 17, 2024
【マイダイアリー】4話の感想
「好き」という感情がわからない愛莉
本日、第4話でございます。
— 望月歩公式ツイッター(気まぐれにスタッフ) (@hiratahirata18) November 17, 2024
初恋、あの頃の香りを感じていただけたら。
是非。 https://t.co/z85ZlCKc3J
ある日恩村優希(清原果耶)の元に届いたのは、福岡の長谷川愛莉(見上愛)からの郵便物。
中に入っていたのは、「そろそろ保証が切れる頃かなと思って…」という謎のメモと愛莉が描いた優希の絵でした。
驚く優希。
なぜ優希は驚いたのでしょうか。
4話は、そんなエピソードから優希が振り返る2年前の10月の思い出。
いろいろな人のいろいろな「好き」が出てきます。
優希が家庭教師をしている小学生・田中遥斗(相澤壮太)は学校に通うことができていません。
そんな遥斗が毎日窓の外を通る女の子と友達になりたいと思い、その女の子にキャラクターの缶バッチをプレゼントしたいと優希に相談します。
ハロウィン期間にかぼちゃの帽子を被って遊園地に行くとその缶バッチがもらえるというので、優希は、愛莉、白石まひる(吉川愛)、和田虎之介(望月歩)、徳永広海(佐野勇斗)に集合をかけ、みんなで帽子作りをすることに。
作業しながら、遥斗の初恋の話から自然にそれぞれの初恋話になりますが、愛莉だけは頑なに語りません。
愛莉は、自分が「好き」という感情をよくわからないと思っているのでした。
なんとなく「良いな」と思った気持ちをすぐに恋だと思い込む人もいる中、愛莉はとても真面目で、自分に誠実なのでしょうね。
虎之介も「好き」という気持ちについて考える
いつも愛莉にグイグイとツッコんでいく虎之介と、クールにあしらう愛莉、という二人の関係性が好きです。
ただ、愛莉がスケッチブックに優希の絵を描いていたのを虎之介がたまたま見てしまった時は今までとは違っていました。
「好きなの?恩村さんのこと」とストレートに聞いた虎之介に、愛莉は、
「好きとかそういう言葉、みんなが知ってる前提で使わないで」と怒りをぶつけました。
愛莉の心のやわらかい部分に触れてしまった虎之介は改めて真摯に「好き」という感情について向き合うことに。
バイトしているファミレス”サンディッシュの店長・杉山次郎(坪倉由幸)に「好き」について質問します。
ここで「どうした、急に乙女みたいなこと」と返す店長が良いですね。
店長は「好き」とは「この世で一番言語化できない感情」であり「直感」だと言います。
固定観念で物事を決めつけることなく改めて考える虎之介って良いなあ。
「好きなの?徳永くんのこと」
ミシンを持っている愛莉は、かぼちゃの帽子を仕上げる代わりに優希に食事を作ってもらいます。
それぞれが黙々と自分の作業を丁寧にしている描写が素敵でした。
優希が広海とともに遥斗を(自分がバイトしている)遊園地に連れて行くことを知り、愛莉は思わず「好きなの?徳永くんのこと」と聞きます。
正直に「考え中かな。近いところにいる気はする」と答える優希。
「確信持つ時ってどんな時?」と更に聞く愛莉は、優希の気持ちを聞きたいのか、それとも「好き」という感情について知りたいのでしょうか。
優希の答えは、「ドキッとして胸が熱くなる瞬間」「予想外なことを言われた時」「この人の中に私いるんだ、私を見てくれているんだと実感するようなこと」でした。
目の前に、ずっと自分を見ている人がいることに気づかない優希。
まひるの新たな推しは虎之介?
このまひる(#吉川愛)のシーンがめっっっちゃ可愛すぎた🫠💘#マイダイアリー https://t.co/UI4ibXLcOA
— 🍚🍓🍰 もあ🍰🍓🍚 (@moa_____0) November 18, 2024
3話で優しさに触れてから、まひるは虎之介のことが気になっています。
気になっている自分に戸惑いつつ陰からそっと観察して、彼が「推し」になるかどうか精査。
その結果、見事に虎之介はまひるの推しに。
勿論虎之介本人はそんなことは知りません。
この「推し」というのは、恋愛の「好き」とはまた違う感情なのでしょうか。
まひるは、虎之介と距離を縮めたいとは望んでいないんですよね。
むしろ自分の存在に気づかれないよう遠くから見ていたい、という思いのようです。
まさにアイドルとファンの関係性。
ただ、まひるが虎之介を気になるようになったのは、彼の人間性に惹かれてのこと。
この先、まひるの想いが別の感情に育っていくことはあるのでしょうか。
牛の着ぐるみの先輩が素敵過ぎる!
和沙さん素敵な先輩だったな
— yt.0108 (@yt01084) November 17, 2024
愛莉の気持ちをしっかりと汲み取って背中を押してあげる姿が良かった😌#マイダイアリー https://t.co/ED9jw2bSik
バイト先の遊園地で牛の着ぐるみを着ている先輩・島田和沙(SUMIRE)は、愛莉がこれまで「好き」という感情がわからなかったけれど最近心の中に優希がいて、でもそれがどんな感情なのかわからないと打ち明けると、ちゃんと見極めたほうが良いと話します。
わからなかったらわからないままでもいい、「合否の決まるテストじゃあるまいし」と。
そして和沙の協力の元、愛莉はライオンの着ぐるみを着たまま正体を明かさずに、遊園地にやってきた優希の似顔絵を描きます。
「2年保証致します」と用紙の端に書いておいたのは和沙でした。
そして、「2年経っても、あの子が心に残っていたら、あなたはわたしにとって大事な人なんだよって伝えてあげな。今度は色つきで描いてあげてさ」とアドバイスしてくれます。
和沙は、愛莉のことを「好き」だったのでしょうか。
そういうところも明白にはせず、視聴者に想像の余地を残してくれるドラマですね。
断られても断られてもご飯に誘い続けて、ようやく一緒にご飯に行った時に愛莉の気持ちを知るとその繊細な感情に寄り添ってアドバイスして、数日後に区切りをつけて去っていった人。
和沙の気持ちがどういう種類の「好き」だったかはわからないけれど、愛莉のことを大事に思っていたことは確かですよね。
素敵な女性、素敵な先輩です。
和沙のアドバイス通りに、2年後に優希に気持ちを伝えた愛莉も素敵でした。
和沙さんカッコ良かったなあ。SUMIREさんの父親は浅野忠信さんで母親はCharaさん。浅野忠信さんの母方の祖父が北欧系アメリカ人なのね。SUMIREさんの白い肌と綺麗な目の色が印象的。
人生はトルネードポテト!
遥斗が発熱してしまったので遊園地には優希と広海の二人で行きました。
缶バッチをもらうためにかぼちゃの帽子をかぶった優希、とても可愛かったですね。
優希と亡くなった母との思い出のトルネードポテトを買って食べる二人。
広海はトルネードポテトのらせんの形を見て、人生みたいだと言います。
同じ動きの繰り返しなのに同じ位置をたどることはないからだと。
日々の積み重ねをトルネードポテトに例えるとは、さすが数学の天才ですね。
ライオン(中身は愛莉ですが)に描いてもらった絵を見た優希が「嬉しい!こんなきれいに描いてもらえて」と言います。
これは愛莉が優希に言ってほしかった言葉でした。
しかし優希は広海から「恩村さんは恩村さんが思っているよりずっときれいだよ」と言われると、ドキッとします。
「ドキッとして胸が熱くなる瞬間」「予想外なことを言われた時」「この人の中に私いるんだ、私を見てくれているんだと実感するようなこと」
まさしくこれですね。
愛莉は優希のその瞬間を目の前で見てしまったのです。
それぞれの異なる想い
「マイダイアリー」第4話ありがとうございました!!
— 望月歩公式ツイッター(気まぐれにスタッフ) (@hiratahirata18) November 17, 2024
「好き」って難しい。共感できる部分が多いお気に入り回の一つでした。
今回はお茶目感強めな虎之介を多めでインスタに載せてるのでみてね!(Xは4枚で難しい)笑📷
TVerで見逃し配信もされてますので、まだの方も是非😎 pic.twitter.com/QTCU9e2R9J
後日、愛莉は自分の優希への気持ちは虎之介が言う「好き」とは違うと思うと話します。
虎之介も愛莉に「好きって難しい」と伝えました。
優希は愛莉から送られてきた絵を見て初めて、2年前に遊園地で似顔絵を描いてくれたライオンが愛莉だったと知るのですね。
これはまさしく「この人の中に私いるんだ、私を見てくれているんだと実感するようなこと」だと思うのですが、優希はそこに気がつきません。
2年経っても。
電話で愛莉は優希に、似顔絵を描いている時はその人のことだけを考える時間で、その人のことをどう思っているか蘇ってくる、と言って、「私は優希のことを大事な人だって思ってるよ」と告げます。
優希も「私も、私も同じだよ」と答えますが、同じ気持ちでないことを愛莉はわかっていますよね。
切ないけれど、その切なさも全部抱えて、愛莉はこれからも優希を大事にしていくのでしょう。
【マイダイアリー】4話の出演者
【マイダイアリー】4話のまとめ
来週は、広海のこれまでの背景をもとに、人と違う道を生きるとはどういうことなのか?を考える回です。ぜひ。#マイダイアリー https://t.co/6gdEyMi1py
— 兵藤るり (@hdrr777) November 17, 2024
自分の正体を隠して優希の似顔絵を描き、2年後に今度は正体を明かして絵を送って、「大事に思っている」と告白した愛莉。
どちらの絵を描いた日も、人生のらせんの一つに過ぎないのかもしれないけれど、愛莉にとっては忘れられない鮮やかな景色でしょう。
誰かを「好き」という感情は、それが恋でも友情でも推し活でも、本当にかけがえのない宝物だと思います。
どんな「好き」も否定したくないなと思いました。
さて、現在福岡に住んでいる愛莉は東京に戻ってくることになったと優希に話していました。
今度また5人で集まろうよと愛莉が言うと、「うん」と言いつつ優希の顔が曇ります。
優希は広海と会いづらいのでしょうか。
5話の放送は11月24日(日曜)22時15分からの予定です。
どうぞお楽しみに!
記事内画像出典:『マイダイアリー』公式サイト