【科捜研の女season24】第3話!甘い香りと親バカ証言がカギ?
沢口靖子主演の“科学捜査ミステリー”シーズン24。
シリーズ誕生25周年の今作のテーマは「原点回帰」。
科学捜査の方法や技術の仕組みについて分かりやすく伝えながら、個性豊かな科捜研メンバーに加え毎回豪華なゲストも出演し、人間ドラマも奥行き豊かに描きます。
この記事では第3話の感想をお届けます。
【科捜研の女season24】第3話見どころは
7月17日放送の第3話は、俳優の尾美としのりがゲスト出演。様々なドラマで名バイプレイヤーとして存在感を出す尾美さん、【科捜研の女】シリーズへの出演はなんと3度目!今回は捜査をかき乱す“親バカ市長”で、捜査を錯乱させるようです。
第3話では、榊マリコ(沢口靖子)が“城南市”を訪れ、そこで階段を駆け下りようとした女性がよろけて転落する場面に遭遇、驚いて近寄った瞬間に彼女から甘い匂いが漂うのを感じ、「ぼろの中に……」とつぶやいたのを耳にする…と言うところから始まります。その女性は城南市長・長峰志郎(尾美としのり)の娘で、同市役所に勤務する千沙都(山田愛奈)と判明。千沙都は一命はとりとめたものの、意識は戻らない状況でした。すると翌日、千沙都の上司・紅林治彦(山本圭祐)の絞殺体が見つかり、臨場したマリコは、遺体から千沙都から感じたものと同じ匂いがすることに気付き、マリコは2つの事件の関連を調べ始める…という展開です。
千沙都役の山田愛奈は【科捜研の女】初出演。市役所職員役で「とにかく走りました(笑)」とのこと。
【科捜研の女 season24】第3話ネタバレと感想
マリコが助けた女性・千沙都は城南市役所の“ファシリティマネジメント課”に勤務し、市長の娘だったことが判明。
市が所有する公共施設の中で、活用方法を見直し採算が取れない場合は施設を廃止し土地を民間企業などに売却したりもする
凶器のストールは千沙都のもので彼女以外の痕跡はなかったことと、紅林は市長の娘である千沙都を疎んで仕事から外すこともあった。それを聞いた科捜研の会計係・加瀬(加藤諒)は知沙都が紅林を自分のストールで殺害し逃げる途中に階段を踏み外して落ちたのではと推理するが「君の憶測はいいから!」と所長・日野(斉藤暁)に、たしなめられる。
- 千沙都、紅林2人から同じエーテル臭(甘ったるい臭い)の原因とは?
- 千沙都が言い残した「ぼろの中に…」という言葉の意味はいった何の事?
- 千沙都のズボンと靴についていた苔はどこでついたのか?
- 千沙都の靴についていた3mmほどの小さな虫の正体とは?
- 2人の衣服から検出した高濃度の酸化エチレンガスはどこで浴びたのか?
酸化エチレンガスは医療機材の滅菌にも使われるとのことでマリコたちは事件前2人が訪れていた市が運営する診療所へ行くことに。
ここで会計係の加瀬はすかさず「凶器から他の人の痕跡が出ていないのに、ガスとか苔とか調べるのは経費の無駄遣いになる」と止めようとするが
そうかもしれないけど、私は科学者だから
と言い残し出発するマリコ。
執拗に娘への愛をアピールする 市長の狙いとは!?
診療所ではガス漏れの形跡はなくガスを浴びたのは別の場所だったようだ。しかし診療所の事務長曰く「紅林はこの診療所をつぶして民間企業に売りたいようだった」と証言。映像データ担当の亜美(山本ひかる)を診療所内の防犯カメラチェックの為残し、マリコ、土門(内藤剛)、君嶋(小池徹平)は診療所を出ようとしたその時、待ち構えていたかのように市長・長峰が車で入り口前に。そのまま自宅に3人とも連れて行かれることに。
市長・長峰の自宅で娘の子供の頃からの衣類や通信簿、作文に至るまで思い出の品を次々と3人に披露しながら、「こんなに正義感があって素晴らしい千沙都が人を殺すはずがない」と熱弁。思い出にふける市長・長峰は「穴が空いてボロボロの服をいつまでも取っておくな都千沙都に言われる」と少し寂しそうに言う。それを隠すように「心は繋がっています!親子ですから」と一人宣言する市長・長峰の言葉に、空々し沙を感じる土門。
診療所の防犯カメラに紅林のバックからUSBメモリーを持ち去る千沙都の姿が映っていた。しかもそれに気づいた紅林が千沙都を追いかけるように診療所を出て行く姿も。2人の上司である課長・山城麻緒(原扶貴子)に確認すると、事件の朝千沙都から「紅林が情報漏洩をしていて企業からお金を受け取っている、それには市長も関わっている、証拠をスキを見て手に入れる」と言っていたことがわかる。同時に周囲の聞き込みから、市長と千沙都の親子関係は絶縁状態だったことも判明した。
「ぼろの中に…」と言う千沙都の最後の言葉はUSBを隠した場所のことだと察したマリコと土門は市長のもとへ。「ボロボロの服」と千沙都が父親である市長に言っていたことから、マリコは思い出の品々を収納している場所ではと推察したが、そこからは何も出てこなかった。「市役所内であってもそっけない態度を取られ、鬱陶しい父親だと思われているから、千沙都は東京の大学に進学し、その後も一人暮らしをしている、だからこの場所にUSBを隠していたならうれしいかったが」と市長・長峰はつぶやく。
事件は行き詰まりを見せるかと思われたその時、風丘先生(若村麻由美)がいつものように手土産と解剖鑑定書を持って登場!ガスが鼻毛についていた事から、どこかで吸い込んだことがわかったと言う。また3mmほどの虫の正体が書籍害虫(古い古文書や資料を好んで食べる虫)だった事から、ガス燻蒸によってガスを吸い込んだことが。最近ガス燻蒸された場所を検索すると市立博物館がヒット。博物館でガス燻蒸作業を行った作業員に確認したところ、千沙都と紅林の2人とも博物館に入っていたことが判明。千沙都が階段を踏み外したのはガスに侵されてめまいを起こしたせいだった。
千沙都は博物館にUSBを隠しに入った可能性が!では博物館内のどこに?
薬を散布したてで作業員と千沙都たち以外誰も入っていない状態の博物館内は、靴跡が残っている事から、下足痕を調べて千沙都の足取りを追うことに。千沙都の足跡は寄贈品展示室の中へ向かっていた。そこに展示されていたウサギのアップリケが付いた手作りの巾着袋の中からUSBメモリーが見つかった。
その頃君嶋たちは、2人が博物館から出た後の足取りを捜索する。千沙都の衣服についていた苔が生えている場所を探すと、その側に破れた金網に引っ掛かるストールの切れ端を発見。その金網になんと血液反応が…。
USBのデータ内には不正の事実とそれを指示した者のイニシャルがYMと書かれていた。YM…なんとYamashiroNao、つまり課長・山城のことだった。千沙都が紅林から逃げている途中に金網に引っ掛けてそのままにしたストールを、不正の事実を知られることを恐れて2人を追ってきた山城が偶然見つけて回収、千沙都が紅林が1人で不正を働いていると思い込んでいることを知っている山城は、USBに山城のことは書き込んでないという紅林の言葉を聞いた時、紅林さえいなくなればと千沙都の犯行に見せるため、ストールで紅林を絞殺したのだった。市長が不正に関与していると警察に話したのも、山城の嘘だった。
USBの隠し場所からわかる、親子の本当の姿とは?
この事件で千沙都が何故USBを博物館の巾着袋に隠したのか?気になったマリコは千沙都のことをよく知る人たちに聞き込みし、わかった事を父親で市長の長峰に伝える。それは、千沙都が市役所に入ってから初めて担当した施設が博物館だったこと。博物館の入館者を増やすために様々な工夫を凝らし懸命に働いていたのは、市長の役に立ちたい一心だったということ。市長にそっけない態度で接していたのは、市長の子どもだからと周囲から特別扱いされないためだったこと。そしてUSBを隠していた巾着は、博物館で催したワークショップに千沙都が参加して、家から秘密で持ち出した思い出のボロ布で作っていたものだったこと。
「親子の絆で守ってくれる」とそこに隠したんだと思う
とマリコ。すると土門から千沙都の意識が戻ったとの朗報が届く。足早に病院へ向かう市長・長峰の背中を見送りながら、土門が一言。
マリコ自身、かつては科捜研の所長でもあった父から可愛がられていたことをそれぞれ思い出しながら事件は終結した。
次回第4話は『幽霊を科学で解明』します。ゲストはドラマ、映画、舞台と幅広く活躍し強面からコミカルな役まで幅広く演じる宇梶剛士。宇梶が演じるのは被害者が住んでいたアパートの大家さん。どんな大家に扮するか楽しみですね。
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