【くるり】10話の感想!律の切ない想いと公太郎の真心が描かれる中、朝日に新たな疑惑が?
【くるり】10話の感想!律の切ない想いと公太郎の真心が描かれる中、朝日に新たな疑惑が?
【くるり〜誰が私と恋をした?〜】10話「2つの恋心」が6月11日に放送されました。
緒方まこと(生見愛瑠)は去年のクリスマスまでの記憶が蘇り、板垣律(宮世琉弥)と付き合っていたこと、そして西公太郎(瀬戸康史)は元カレではないということを思い出します。
前回のラストでは、公太郎がまことの部屋の前に無表情に立っていてちょっとホラー味を感じたわ。不安を煽るような音楽だったし。
公太郎は自分が元カレじゃないってことを話そうとしてあんな怖い顔になっていたのかも。
それにしても、まことは記憶を思い出すことで以前の自分と今の自分の気持ちの板挟みになるんだね。
記憶を失う前の恋人の律と今の自分が好きになった公太郎。律と公太郎の想いもまこと自身の気持ちもわかるから切ないわ。
それでは、【くるり〜誰が私と恋をした?〜】10話の感想のまとめをお届けします。
【くるり〜誰が私と恋をした?〜】10話
・緒方まこと(生見愛瑠)は、記憶を失う前の自分が板垣律(宮世琉弥)と付き合っていたことを思い出す。
・西公太郎(瀬戸康史)とまことは花屋と花を買わないお客の関係だった。公太郎はまことを守るために元カレと嘘をついていたのだった。
・まことの記憶が戻ったことを知った公太郎は朝日結生(神尾楓珠)に「どんな形でもまことのそばにいてやって」と頼む。
・まことは律にずっと思い出せなかったことを謝る。律とまことがハグする姿を偶然公太郎が見てそっと去っていく。
・律はデートの帰りにまことにキスをするが、まことの気持ちに気づいてしまう。
【くるり】10話の感想
ずっと待っていた律
偶然を装い「一目惚れをした」と近づいてきた律。
本当はまことと一年以上つき合っていた恋人でした。
記憶を失ったまことと出会いから始めてまた好きになってもらおうと、律はいつもナイトのようにまことを見守ってきました。
思い出の場所に連れて行ったり、ピンチの時に助けたり。
「そう、律だよ。ずっと待ってた。やっと、やっと会えた、まことさんに」
「ごめんね。ずっと忘れてて」
二人が抱きしめ合うシーンには胸がいっぱいになりました。
指輪の相手は律だと思い、渡そうとしたまことでしたが、律はまことの指輪をまこと自身に作ってもらってペアリングにしたいから待つと言います
まことの気持ちがちゃんと自分に向くまでまだ待とうと思っているんですよね、きっと。
でも…。
キスをして、やはりまことの気持ちが自分にないことを律はわかってしまいます。
いえ、律はもうずっとわかっていたのかもしれませんね。
律の恋心は、まことの記憶が戻ったことでさらに切ないものになってしまいました。
傘になりたかった公太郎
公太郎は、誰かに追われて自分の店に駆け込んで来たまことをひとりで帰してしまったことをずっと悔やんでいました。
その後にまことは転落事故を起こして記憶を失うことになってしまったから。
1話で公太郎が
「円満に別れた元カレは一番親友に近いと思わない?お互いよく理解しつつも二度目はない」
とまことに話した意図は、
「元カレなら一番警戒されずに守れると思った」からでした。
でもまことの記憶が戻り、律が恋人だったことがわかって、もう自分の存在は必要ないと思っている様子。
それでも、朝日に
「朝日くんはどんな形でもまことのそばにいてやって」
とまことを気遣っています。
目の前でまことと律が抱擁しているところを見てしまって一瞬表情を無くしますが、すぐに笑顔を作ってそっと立ち去る公太郎。
無理に笑わなくていいのに、と視聴者の涙を誘いました。
毎話のオープニング映像で公太郎はまことに傘を差しかけているんですよね。
そう、公太郎は事故以来ずっと傘になってまことを守りたかったんだと思います。
雨の夜、ビニール傘だけ渡してひとりで帰してしまったことを悔やんで。
前回のデートで傘をプレゼントした公太郎の気持ちが、改めて胸に迫ります。
ラストの朝日の行動の意味とは?
思い出される過去のエピソードも今現在のエピソードも朝日くんだけ別次元生きてる?ってくらいぶっちぎって脈がない。面白いくらいに脈がなくて面白い。朝日くん、頑張ろうね。最後階段にいたのは事件解決しようと思ったんだよね?ストーカー見つけてくるりしようね(今週も全然諦めてない人) #くる恋
— ギンジロウ (@otkymrnnaaaa) June 12, 2024
朝日は、まことにフラれてしまったけれど友達という揺るぎない存在になりました。
律の会社が買収されそうだとまことに伝えたり、公太郎にはっぱをかけに行ったり、やはり朝日はいい人です。
ただ、転落事故の少し前にまことが誰かにつけられておびえていた話を公太郎から聞いた時に、「おびえてた…」と繰り返したことが気になりました。
まことをつけていたのは、朝日だったのでしょうか。
ストーカーという意識はなく、まことを大好きなあまりそっと後ろを歩いていただけだったのかもしれませんが。
何しろまことが実家に帰る時に突然駅に現れて一緒に実家まで行った人ですし。
ラストシーン、不穏な音楽が流れる中で朝日はまことの転落事故の現場に佇みます。
無表情で階段を見下ろす朝日に、「ストーカーは朝日だったのか?」という視聴者の声が上がりましたが、一方で「事件を解決しようと思って現場に来たのでは」という声も。
9話のラストで意味深だった公太郎と同じように、朝日もきっと彼なりの想いがあるのだと信じたいです。
香絵は特殊任務の人?
まことが記憶を失う前までは、すれ違っても簡単に挨拶を交わすだけの関係だった平野香絵(丸山礼)。
朝日を応援していると思っていましたが、まことが幸せなら誰とつき合うことになっても喜んでくれそうです。
記憶喪失になって途方にくれていたまことを一番最初に支えてくれた人。
よく気がついて行動力もある香絵のことを朝日が「あの人こそ特殊任務の人なんじゃない?」というのもわかりますね。
友達想いで優しい香絵さんにも幸せになってほしいです。
音楽や主題歌の素晴らしさ
9話のラストと10話の冒頭で公太郎がまことの部屋を訪ねてくるシーンの不安を煽る音楽。
そして10話のラストで朝日がまことが転落した階段を見下ろす時の音楽も何かドキドキします。
最後にタイトルと一緒に鳴った効果音も不穏でした。
物語を盛り上げる音楽、気分が浮き立つ場面の軽快な音楽、登場人物に寄り添うような優しい音楽。
末廣健一郎さんとMAYUKOさんの劇伴が本当に素晴らしいです。
そして、主題歌「I wonder」(Da-iCE)の「♪音が止まった 色が変わった」がどのタイミングで流れるのかというのも毎話の話題になっています。
登場人物の心の色が変わる場面でこの曲が流れると、感動がさらに深まりますね。
【くるり】10話の出演者
生見愛瑠、瀬戸康史、 神尾楓珠、宮世琉弥、丸山礼、高野洸、小日向ゆか、村方乃々佳、小池唯、ともさかりえ、ほか。
【くるり】10話のまとめ
公太郎から教えてもらった、この世界は色鉛筆12色だけじゃないっていうこともちゃんと覚えてて、完全には引き戻されない。この世界は見慣れたけしきでも色で溢れてるって。素敵だな #くる恋
— あーるなーゆー (@arunayuDORA) June 12, 2024
記憶を失う前の周囲に合わせて自分を消していたまこと、記憶を失ってから自分に正直に生き生きと前に進んでいたまこと、記憶を取り戻すうちに信頼していた3人への疑惑や自分自身の心の揺れに戸惑うまこと。
生見愛瑠さんの繊細な表現力に魅了されます。
この世界は色鉛筆の12色だけじゃなくて様々な色にあふれている。
登場人物たちがそれぞれの色で輝く結末になりますように。
次回はついに最終回。
11話の放送は6月18日(火曜)夜10時からです。
どうぞお楽しみに!
記事内画像出典:くるり~誰が私と恋をした?~|TBS