【虎に翼】51話ネタバレと感想/同性愛エピソードは特別な設定ではない
【虎に翼】51話ネタバレと感想/同性愛エピソードは特別な設定ではない
伊藤沙莉さん主演の朝ドラ【虎に翼】第51話が6月10日(月)に放送。
花岡(岩田剛典)が違法である闇市の食べものを一切拒否して栄養失調で亡くなったと聞き、衝撃を受ける寅子(伊藤沙莉)。戦地から戻った轟(戸塚純貴)も絶望していて…。
今回は【虎に翼】第51話のあらすじネタバレと感想について。
【虎に翼】51話のあらすじネタバレ
【虎に翼】51話のあらすじネタバレです。
花岡(岩田剛典)が栄養失調で死亡
花岡(岩田剛典)が違法である闇市の食べものを一切拒否して栄養失調で亡くなったと聞き、衝撃を受ける寅子(伊藤沙莉)。花岡の死は法曹界のみならず、世間にも大きな衝撃を与える。
気落ちする寅子に桂場(松山ケンイチ)は「我々にできることは泣くことではない」と声をかける。
轟は花岡に惚れていた
同じ頃、戦地から戻ったばかりの轟(戸塚純貴)も絶望していた。
轟が道端で酔い潰れている時、よね(土居志央梨)と再会する。
轟はバーに連れていってもらった。轟が「空襲か」と話しかける。
よねは「ああ。ここのマスターは焼け死んだがな。知った顔がずいぶんいなくなった」と明かした。
よねは現在、「法律相談の真似事をしてなんとか食いつないでいる」という。
よねは新憲法について「ずっとこれが欲しかったんだ、私たちは。男も女も、人種も、家柄も、貧乏人も金持ちも、上も下もなくて横並びである。それが大前提で当たり前の世の中が」
だが、よねは嬉しくなさそうだ。戦争のおかげで手に入れた憲法だからだ。
よねは「残念だったな、花岡」と話を振った。
轟は「仕方あるまい。それがあいつの選んだ道ならば」という。
よねは「死んだ相手に強がって、何になる?」という。
よねは「惚れてたんだろ?花岡に。花岡と最後に会った時、そう思った」と伝えた。
動揺する轟。
よねは「別に白黒つけさせたいわけでも、白状させたいわけでもない。腹が立ったなら謝る。ただ、私の前では強がる意味がない。そう言いたかっただけだ」と告げた。
轟は「俺にもよくわからない。でも、もしあいつがいなかったら、俺は弁護士を目指していなかった。花岡が帝大をあきらめて明律大で共に学べると知った時にはうれしかった。佐田と添い遂げることに怖気づいて、別の女と結婚した時には腹が立った。あの戦争の最中、あいつが判事になって兵隊に取られずに済むと思うとうれしかった。あいつのいる日本へ生きて帰りたいと思えた。でも…俺がずっと前から知ってる、まじめで優しくて不器用が過ぎる花岡ならばやりかねなかった。あいつらしいと…」と、泣きじゃくった。
轟とよねがタッグを組む
日比谷公園にて。よねと轟が話す。よねは弁護士資格がない。そこで…
よねは「一緒にやらないか、弁護士事務所。どうせやることもないなら、人助けでもしろよ」と手を差し出す。
轟は「誘い方が回りくどいぞ!」と言いつつ、熱い握手を交わした。
こうして轟とよねがタッグを組むことに…。
2人が去った直後、寅子が公園にやってきてべンチに座る。
隣りで花岡と一緒に食事をしたことが思い出された…。
(つづく)
【虎に翼】51話の感想
同性愛エピソードは特別な設定ではない
轟の同性愛エピソードが描かれて、SNSでは「必要なお」と批判の声が…↓
深く追求してないからアレだけど、同性愛みたいなものまでぶち込む必要は無かったかなあ。全方位配慮みたいなのを始めるとディズニーとかスタートレックみたいな糞作品になっちゃう。まあ、そういう側面もあったくらいで流すのが丁度いいのではないか。脚本家、もうちょっと肩の力を抜け#虎に翼
— 雀坊。/飯盛大 (@jumbo762) June 10, 2024
#虎に翼
— feliceフェリーチェ (@sunif_shikasan) June 10, 2024
別に同郷で共に法曹界を目指す親友っていう設定で良いし、BL的要素は必要ないと思った。
男女平等だけじゃなくLGBTにも配慮?
脚本の吉田恵里香さんは「轟の、花岡への想いは初登場の時から【恋愛的感情を含んでいる】として描いていて私の中で一貫しています」「同性愛は設定でもなんでもないです」とポストしています。詳しくはXで確認してみてください。↓
#虎に翼
— 吉田恵里香@朝ドラ虎に翼4月1日スタート。TB2のコミカライズもよろしく! (@yorikoko) June 10, 2024
よねが【白黒つけたい訳でも白状させたい訳でもない】と言っていますし、轟も自認している訳ではないのですが、一応、念の為に書いておきますね。…
吉田さんがいう「設定ではない」というのはちょっと分かりにくいです。登場人物には設定があります。異性愛者の設定、同性愛の設定…。作者はストーリー上に設定をいくつも仕掛けますし。
私が思うに、同性愛エピソードは特別な設定ではない、ということでしょう。
当たり前に存在する設定である、と。異性愛者同士が恋するエピソードには「その設定いるのか?」と疑問を持たれません。なぜ同性愛エピソードの設定があると疑問を持たれるのか、ということでしょう。
轟とよねのコンビ誕生は熱い
51話では、轟とよねのコンビが誕生。熱いです。
当初はケンカし合っていた2人が、ここにきて、タッグを組むなんて。
よねはなぜ弁護士資格を取れないのか、男装や態度のせいなのかな?とは思うので、いつか取っては欲しいのですが…。
よねが弁護士でなかったから、このコンビが誕生しなかったと思うと、これもまた運命かもしれませんね。
【虎に翼】51話の出演者・スタッフ
【出演】伊藤沙莉,石田ゆり子,森田望智,土居志央梨,桜井ユキ,平岩紙,ハ・ヨンス,戸塚純貴,岩田剛典,三山凌輝,名村辰,平山祐介,羽瀬川なぎ,沢村一樹,松山ケンイチ,
【語り】尾野真千子
【作】吉田恵里香
【音楽】森優太
画像出典NHK