【君と世界が終わる日に5】最終回のネタバレと感想!コレでシリーズ完結!?残るモヤモヤ!
【君と世界が終わる日に5】最終回のネタバレと感想!コレでシリーズ完結!?残るモヤモヤ!
明日葉(玉城ティナ)と冬馬(柿澤勇人)が降りたタイミングで、アンダー封鎖を企む漆原(尾美としのり)。その手口がゲスい!佳奈恵(飯豊まりえ)を命がけで守る海斗(前田公輝)の告白に涙腺崩壊!
【君と世界が終わる日に5】5話のあらすじ・ネタバレ・感想について。
【君と世界が終わる日に5】最終回/5話のあらすじ
【君と世界が終わる日にシーズン5】最終回/5話のあらすじです。
明日葉はタワーを変えられる?
タワーに戻った冬馬(柿澤勇人)と明日葉(玉城ティナ)。元老院で、冬馬は漆原(尾美としのり)の死を告げる。明日葉は、先にレジスタンスを殺そうとしたのもゴーレムウイルスをばら撒いたのも漆原だと主張する。証人がいる…、しかしその証人はすでに実の息子・理一に殺されていた。理想を語るのはもうやめろ! 父の死を無駄にしてはいけない。冬馬が漆原に代わり、自分が代表になると宣言すると明日葉以外は賛成し、警備兵を集めてアンダーに攻め込むことに。
明日葉は、「その手は汚しちゃいけない。お前が変わる必要はない。間違ってるのはこの世界だ」という響(竹内涼真)や、「あなたは強い人です。あなたならタワーを変えられるかもしれない」と言った加州の言葉を思い出し、戦ってはいけないと叫ぶ。
たしかに私の言っていることは理想かもしれない。でも私たち人間にしかできないことをするべき。
憎しみを乗り越えるのです。それがどんなに手放しにくい思いでも、未来のために。それがゴーレムじゃない人間にできること。みんな同じ人間です。
同じ人間じゃない。彼らは劣った人間だ。ずっと憎めと言われてきた、今さら変えられないよ。理一(加賀谷光輝)はそう言うとナイフを明日葉に向ける。明日葉は実の母・里菜を殺したのは理一だと悟り、自分から刺させると理一を抱きしめ、「もう終わりにしましょう」と言って倒れる。
坪井の最期
アンダーに戻った坪井(小久保寿人)は、交渉は罠だったが漆原を殺したと報告。明日葉が代表になればタワーも変わると期待する加州(溝端淳平)に、あの女を取り戻すには戦うしかないと坪井。加州も戦う決心をする。
佳奈恵(飯豊まりえ)は「明日葉さんを信じる、戦うのはやめて」とレジスタンスに直談判。坪井は、長い付き合いだ、俺が殺すと刀を出す。
佳奈恵は問う。いつまでそうやって生きるの?坪井はハルが死んでから、憎しみに囚われている。人を憎むことでしか生きられないみたい。レジスタンスのことも結局誰かを憎みたいだけなんじゃないの?
それの何が悪い。何のためにどう生きようと僕の自由だ。
それで誰かを傷つけてもいいって言うの?
それがこの世界だ。この狂った世界が俺たちのすべてじゃないか。
坪井は佳奈恵に刀を投げ、「拾え」と戦いを挑む。憎しみだってなんだっていい。僕はハルを…。
お前だって過去に囚われている。あいつのことを忘れることができるのか。
忘れることなんてできない。だからこそあの人が愛した自分でいたい。
今のあなたは誰なの? ハルさんが愛した人?
黙れ!佳奈恵に斬りかかる坪井を加州が刺す。
柊木佳奈恵…。そう佳奈恵の名前を呼ぶ坪井。これでハルのところに行けるとでも思っているかのように、ハルの名を呼びながら少し微笑むと自分で首を斬って自殺した。
「希望と光」結月と秋吉が降伏を要求
タワーでは明日葉が刺され、アンダーでは坪井が死んだ。その混乱の中、結月(横溝菜帆)と秋吉(本郷奏多)率いる共同体連合「希望と光」がユートピア周辺は制圧した、3時間以内に降伏しろと要求する。その一方で冬馬はレジスタンスに休戦を申し入れ、レジスタンスも受け入れる。
結月は佳奈恵を呼びにくるが、佳奈恵は行けない。結月は、佳奈恵でも響でもない、新しい仲間、守るべき人がいる。私はもう子どもじゃない。ずっと響のそばにいたかった。だけど…、それじゃダメなんだって気づいたから。来美ちゃんを追いかける響を見てて。私は、私も大切な人のために戦う。佳奈恵ちゃんとは戦いたくない。早くここから逃げて。
タワーでは白樺(阿南敦子)が、逃げようとした議員を殺し、アンダーでは助けを求める富岡(袴田吉彦)が日頃の恨みから殺された。
戻ってきた結月に秋吉は、ユートピアとの共存は無理だと言う。
明日葉は夢を見ていた。もう背負う必要はない、逃げましょう。これからは2人で生きるんですと微笑む加州。その手をつかもうとして目覚めると冬馬がやってきた。ユートピアはもう終わりだと言う冬馬は明日葉を加州が入れられている牢獄に連れていく。加州は多くの警備兵を傷つけたから処刑されてしまうだろう。タワーは混乱している、逃げるなら今だと鍵を渡す。
久しぶりに2人になれたから少し話をしようという加州。最初に出会ったのは明日葉が10歳、加州が18歳。財団に入ったばかり頃、盗難の疑いをかけられ責められていた加州に、明日葉が助けてくれた。あなたはやってない、目を見ればわかるって。その明日葉の澄んだ目を見たときから加州は明日葉を愛した。すべての人の共存を諦めかけ、逃げようという明日葉に、諦めてはいけない、考えがあると言う。
【君と世界が終わる日に シーズン5】最終回・5話のネタバレ
【君と世界が終わる日にシーズン5】最終回・5話のネタバレです。
加州と明日葉の決断
タワーとアンダーの住人を集めた明日葉は、すべては加州の企みによるものだったと説明。加州も、タワーとアンダーを争わせて双方を潰してユートピアを手に入れるためにやったと告白する。
それは実は加州が明日葉に頼んだことだった。誰かが罪を背負わなければみんな納得しない。ユートピアにはあなたが必要だ。明日葉だけが希望なのだ。残酷なことを頼んでいることはわかっている。そんなことできないという明日葉に、大丈夫、あなたをずっと愛してますと告白した。
すべてはこの男のせい。加州宗一を死罪にすると言い、銃口を向ける明日葉。加州は大丈夫だと励ますように少しだけ微笑んだ。佳奈恵の必死の制止も届かず、明日葉は引き金を引いた。悪は成敗した、ユートピアは1つだという明日葉の言葉に湧き立つ人々。
明日葉と冬馬は秋吉との交渉に向かう。明日葉は、ユートピアはもう1つ。一丸となって戦う準備をしているが、戦いは望んでいない共に生きる道を探したいと話をする。甘い…と批判する秋吉だが、不思議と明日葉のことを信じてみたくなると言った。
部屋に戻った明日葉に、冬馬が加州の服を持ってくる。それを抱きしめながら、加州を思って泣く明日葉。
【君と世界が終わる日にシーズン5】最終回の結末
明日葉の見る未来
ユートピアの住人に、共同体連合「希望と光」との同盟を締結したと発表する明日葉。戦いを避けられたのはみなさんのおかげ。たくさんの人が犠牲になった。多くの人が大切な人を失った。でもいくら嘆いても彼らは帰ってこない。私たちにできることは悲しみを乗り越えて前を向くこと。
憎しみを乗り越えて生きていかなければならない。私たちが生きているうちは無理かもしれない。でも、ここで暮らす子どもたちが大人になる頃には、それがダメなら次の世代、それでもダメなら次の次の世代で。そのために今私たちは堪えるのです。
いつか訪れる平和な世界の礎になると信じて。
佳奈恵の決断
明日葉のメッセージを聞いた佳奈恵は、ひとりユートピアを出ていく。森に佇んでいると、海斗(前田公輝)がやってきた。ゴーレムに囲まれた海斗だったが、どうにか生き延びていた。約束だから付き合ってくれと言うが、佳奈恵はできないという。
人のいないところに行く。争いは必ず起きる。こんなことを繰り返すの?ち
愛する人を殺し、自分の人生も捨てて、憎しみや争いに立ち向かう覚悟を決めた明日葉。でも佳奈恵にはそれが正しいことだと思えなかった。
こんな世界、私にはもう耐えられない。だから、ひとりになる。
わかった。でも約束は約束だ。今じゃなくていい。全部終わったら、どこにいたって、ばばあになっても絶対に探し出してやる。だから絶対に死ぬな。海斗はそう言って佳奈恵を見送った
明日葉と冬馬がアンダーに行くと、理一が両親との写真を眺めて涙を流していた。そしてその写真を燃やす。
まだまだ時間はかかりそう。ゆっくりでいい…。
そしてアンダーとタワーを断絶していた巨大な扉が開かれ、明日葉は前を向いた。
【君と世界が終わる日にシーズン5】最終回の感想
シーズン5、劇場版まで、約3年にわたった「きみセカ」シリーズがついに終了!
争いや憎しみにも立ち向かい、人々と共に生きる決意をした明日葉と、争いのない、人のいない世界に行く、ひとりになることを望んだ佳奈恵。
みんなそれぞれの生き方がある。希望の光はわずかに残したものの、正直、「これで終わり?」と思いました。
みんな自己犠牲が過ぎる! 坪井も加州も死ななくてよかったんじゃないかと思えて仕方がない。結局、すべてを背負うことはないんじゃないかと言っていた加州が明日葉にすべてを背負わせることになってしまった。
明日葉の決断にも納得できず、佳奈恵の「人がいないところに行きたい」という気持ちがよくわかります。
海斗が予想通り生きていたのはうれしいけれど、やっぱりこの2人だけ幸せにっていう終わり方にはできないですよね。
「生きて佳奈恵を支える」と言って戻ってきた海斗と、自分の命を捧げることで明日葉と明日葉が守りたいものを守った加州も対照的でした。
それにしても、劇場版とシーズン5は隣り合っているタワーで起きている同時間軸の話のはずなのに、双方で起きている事件がどちらにも全然話にも出てこないのは不自然。
劇場版も観たけれど、結局世の中がどうなったのか、ゴーレムはどうなったのかなど、いろいろとわからないままで、モヤモヤする! 劇場版で生き残った登場人物が「希望と光」の人たちと同じような服装をしていたから、それで繋がってるってことなのか。でもこんな武装をしているからには、まだ平和じゃないってことなんですかね?
シーズン5を見終わった後、劇場版をもう一度観たら、新たな発見があるのかもしれません。
シーズン1から全部観てきた視聴者としては、シリーズ最後の最後がちょっとがっかりでしたが、3年間、楽しませていただきました。ありがとうございます。
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