【相棒22】14話のネタバレと感想!チェスの一手で全てを見破る右京!

テレビ朝日系ドラマ「相棒」のシーズン22。初代相棒・亀山薫(寺脇康文)が帰還し、14年ぶりに再び杉下右京(水谷豊)と特命係を組んでから1年。濃密で骨太なミステリーを生み出す国民的ドラマが、再び動き出します。
14話では、美術コレクターで起きた盗難事件に隠された真相に、右京と薫が迫ります。
この記事で【相棒22】14話のネタバレと感想をお届けます

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目次

【相棒22】14話あらすじ

ある休日。右京(水谷豊)は、著名な美術コレクター・道明寺(小林隆)とチェス喫茶で一局交え、その策士ぶりに舌を巻く。いっぽう、薫(寺脇康文)美和子(鈴木砂羽)と共に、陶芸教室に参加。講師は“アート界の若きエース”と評される女性芸術家で、図らずも道明寺がかつて支援した人物だった。そんな中、道明寺のコレクションルームで男性の遺体が発見され、美術品がすべて持ち去られる事件が発生。警察は、ここ1か月で2件発生している、美術品強盗グループの仕業とみていたが、右京はこれまでの手口と違う点があることを指摘する。しかし、その後すぐ、遺体の男性が、マークしていた強盗グループの一員であることが判明。それでも独自の捜査を続行。すると、道明寺に強い恨みを持つ人物が浮上し、意外な事実が明らかになっていく。

【相棒22】14話のネタバレ!

右京とチェス勝負を挑む美術コレクター

喫茶店でチェスをする右京(水谷豊)は学生王者とチェスに興じていた。そこへ美術コレクターの道明寺(小林隆)が一局お願いとやってくる。

薫(寺脇康文)は妻の美和子(鈴木砂羽)と著名な陶芸家、島川雪乃(清水葉月)の陶芸教室に参加していた。

道明寺は、島川もパトロンとして支援していた。

右京に敗れた道明寺は、「相当な策士。恐ろしい人だ、無慈悲で冷酷だ」と右京を讃える。

その頃、道明寺の自宅に伊丹刑事らが臨場していた。

ここ1カ月で2件、美術品コレクター宅への強盗が続いていた。

室内でもみあったような痕跡があり、若い男性が後頭部を打って死亡していた。右京も駆けつけ、室内で陶器の破片のようなものをみつける。

道明寺は昨夜はオークションのため、京都に宿泊。普段は一人暮らしで、通いのお手伝いだけ。被害は20億円相当。

しかし、右京は過去2件とは違うのでは考える。

そこへ、洋画家で賞も受賞するな将来を嘱望する横井正孝(小野健斗)が訪ねてくる。パリへ出発前に挨拶に来たという。

右京は客間の掛け軸が気になる。道明寺がかつて支援していた水墨画家の作品だった。

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合鍵で強盗に?

被害者の新田は、窃盗の過去があり、残る2つの下足痕も、美術品コレクター事件と一致した。

右京は、薫の家に行った際、合鍵の隠し場所がすぐにわかったといい、近い関係であれば、合鍵を作るのは簡単だと話す。

道明寺かお手伝いの鍵を触ることができる人物なら可能だという推理だ。

右京は横井を訪ねる。掛け軸は関口倫之助の作品だといい、道明寺にとっては最初のパトロン役であり思い入れがあったが、揉め事があったようだと話す。

右京は関口を訪ねる。

絵筆を折った理由は、世間に飽きられ、自分でも創作意欲を失った体と話す。

道明寺をよく知る島川にも会う。

島川は、右京が道明寺の家で見つけた破片の写真をみて声を上げる。「器の悲鳴が聞こえて」と話す。

そこへ道明寺がやってくる。薫の作ったティーカップの陶器をみて「不器用で愚直だがあたたかい」と話すが、その場で倒れてしまう。実は余命3カ月だった。

横井も病院へ駆けつけるが、自首するように勧める。

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強盗犯は、何も盗んでいない?

伊丹らは、スニーカーから犯人を特定。

匿名の流動型犯罪で、裏には犯罪組織スコルピオがいるらしい。

しかし、犯人は組織からの指示で、合鍵を使って道明寺邸に盗みに入るように指示を受けたが、すでに美術品はもぬけの殻だったと供述する。

先に別のだれかが盗みに入ったのか?

道明寺は病院から抜け出し、自宅にいた。遺言を残すためという。

「きっと私を恨んでいるものの犯行。厳罰を与えてほしい」と右京に話す。

右京は、関口の描いた「百舌鳥ひとり」の水墨画を、鳥が隅にポツンといる孤独と力強さを評す。道明寺は「自分の命が尽きるのにコレクションが残るのは悲しくて。いっそ同じ運命を辿ればいいのになんて考えてしまう」と話す。

伊丹らは道明寺のコレクションルームで撮られた写真を右京に見せる。ガラスに反射して写っていたのは島川だった。

島川によると、余命が短いと知った道明寺が自暴自棄からコレクションを叩き割ろうとし、すべて道連れにすると言い出した。

遺言に、棺でコレクションを一緒に火葬をするように書いたと話す。

叩き割った破片を探すうち、道明寺の家の鍵を見つけ、ダークWEBで犯罪を注文したのだった。

島川からすれば、破壊されるより、裏社会にまわっても残す方がマシと考えたのだ。

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余命短いコレクターの倒錯した思い

しかし、新田ら3人は盗みに入ったものの、もぬけのからで、内輪揉めをするうち、揉み合い転倒して死亡した。

では、誰が盗んだのか。専門の貸し倉庫からコレクションが見つかる。倉庫を借りていたのは横井だった。

横井は、島川が合鍵を作って盗み出すと思い、先手を打ったのだった。

それを聞いた道明寺は「全部私のせいです。二人を犯罪者にしてしまった」と話すが、右京は「演技はけっこう!」と言い、全てはシナリオ通りであると言い切る。

それは、普段はコレクションルームに置いていた思い入れの強い「百舌鳥ひとり」だけは、犯行直前に居間へ移し替えていた。

つまり、盗みが入ることをわかっていた。

横井、島川の行動も、鍵を見つけさせたのも、家を空けたのも計画、計算のうち。

右京が違和感を覚えたのは初めて会ったときだと話す。

チェスをして、刑事を駒として使おうとした。

最初の一手から、間違っていたのだ。

かつて道明寺は、海外進出を望む関口に対して、それではパトロンとして守ってやれない。あらゆる人間関係を絶てと言い、関口は助言を断った。そして、描きたいものを見失い、落ちぶれた。

島川にも横井にも、犯罪者になれば、人と関わらなくなる。本当の芸術を追求できるとの考えを押し付けようとする関口。

右京は「それはあなたのエゴです。あなたは自分のことしか考えていない」と話す。そして関口は最近、絵を描き始めたことを明かす。「真の愛情とは手放すことではないですか?」と問いかける。

事件が解決し、薫は右京に自作のティーカップをプレゼントするのだった。

【相棒22】14の感想とまとめ

 

 

余命わずかとなった美術コレクターの狂気。自分の命と共に、芸術家の作品を灰にしようとは。

対して、薫が、右京さんのために、陶芸教室でコーヒーカップならぬティーカップ作り、プレゼントするのは、ほっこりしましたね。

しかし、右京さんはあのカップを使う場面はあるのでしょうか?楽しみにしていましょうw

記事内の画像はテレビ朝日「相棒22」の公式サイトより

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