【ノッキンオン・ロックドドア】のあらすじネタバレを最終回まで!原作の倒理の首を切った犯人とは?

2023年7月期のオシドラサタデーは松村北斗(SixTONES)・西畑大吾(なにわ男子)ダブル主演のドラマ、『ノッキンオン・ロックドドア』(テレビ朝日系)。ドラマのあらすじネタバレを最終回まで追いかけます。

また、『ノッキンオン・ロックドドア』原作小説のあらすじ・ネタバレ・登場人物も紹介!原作で倒理(松村北斗)の首を切った真犯人とその動機もネタバレします。ドラマの予習・復習・考察のおともにぜひ!

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★ドラマと原作のネタバレ対応表

ドラマ原作
第1話ノッキンオン・ロックドドア
第2話限りなく確実な毒殺
第3話限りなく確実な毒殺
第4話消える少女追う少女
第5話消える少女追う少女
第6話十円玉が少なすぎる
第7話チープ・トリック
第8話チープ・トリック
最終話(9話)ドアの鍵を開けるとき
目次

【ノッキンオン・ロックドドドア】のあらすじ

主人公は、不可能な謎(HOW)専門の御殿場倒理、不可解(WHY)な謎専門の片無氷雨の二人。大学のゼミ仲間だった二人は卒業後、探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」を共同経営し、依頼人から持ち込まれる数々の奇妙な事件に挑んでいく。やがて、旧友との再会により、唯一解かれていなかった〝五年前の事件〟が明かされて…。異色のダブル探偵が織りなすミステリー作品。

【ノッキンオン・ロックドドドア】ドラマのあらすじネタバレ

ドラマ【ノッキンオン・ロックドドドア】のあらすじネタバレを最終話まで紹介していきます。

ドラマ第1話のあらすじネタバレ

ノッキンオン・ロックドドア 第1話

第1話放送日:2023年7月29日 土曜 23:00 -0:00 ※初回拡大スペシャル

第1話ゲスト:高畑淳子、望月歩、山崎樹範、信太昌之

第1話の監督:堤幸彦

タイトル:限りなく確実な毒殺

1話のあらすじ

事件のトリック=【HOW】の解明を得意とする「不可能」専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)、動機や理由=【WHY】の解明を得意とする「不可解」専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)。“相棒かつライバル”のダブル探偵が共同経営する探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」に、有名画家の妻・四ノ宮由希子(高畑淳子)が切迫した様子でやって来た。けさ、密室状態のアトリエで背中を刺され絶命している夫を発見したという-。

1話のネタバレ

四ノ宮家は世間でも名の通った、優雅な芸術一家。結婚を機に英夫(信太昌之)のサポートに専念している由希子も、もともとは才能あふれる画家だった。一人息子の四ノ宮竜也(望月歩)も美大に進み、画家を目指している。

この日の朝、由希子と竜也、そして画商・寺本健二(山崎樹範)が、中から鍵がかけられ密室状態となっていたアトリエで、背中を刺され絶命している英夫を発見!

由希子から依頼を受けた倒理と氷雨は、四ノ宮家へ。大学時代のゼミ仲間でもある警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)に頼み、事件現場となったアトリエを見せてもらう。密室トリックは倒理の分野だ。しかし現場に「不可解」なこともあった。壁に飾られていたはずの英夫の代表作はすべて床に放たれ、そのうちの1枚が真っ赤に塗りつぶされていた。…現場で何時間検証しても、全く真相が解けない。

結局、倒理と氷雨は事務所に一度戻る。後日、改めて現場へ行き、調査をする。今日で解けないとクビだ。倒理は竜也の筋力が気になっていた。高校までバスケットボールをしていたという。だが、由希子曰く父親に憧れて画家に転向したという。

氷雨は画商の寺本に会う。絵の売却は由希子の意向だという。寺本は「物語」は価値を生むという。被害者には視力を失っても画家として成功したという物語がある。竜也は非業の死の父の跡継ぎという物語があるが寺本曰く「才能がない」という。才能なら由希子の方があるらしい。

氷雨は菓子屋の前で偶然、天川教授(渡部篤郎)に会った。何も言わず立ち去ろうとする天川を呼び止めたが、相変わらず理屈をまくし立てて、圧倒される氷雨。しかし天川は「事件はルールのゆがみによって生まれる。違和感を見逃さない」ことが大事だと氷雨に助言。

その後、氷雨は和菓子を倒理や穿地に持っていく。みんな教え子だ。天川から見たら劣等生ばかりだが、ひとり優秀な同級生がいたことを思い出す穿地。

倒理はアトリエのドアに違和感を覚えていたが、その正体を突き止めた。ドアを叩くと、粉が床に落ちた。寺本の服の袖についていた粉と同じだ。飛散の範囲はドアから3センチで…。

倒理は容疑者を集めて、犯人は竜也だと断定。

事件当日、寺本はアトリエのドアを叩いて、英夫に呼びかけた。そして服に塗りたてのペンキの粉がついた。しかし絨毯にはついていない。この謎は、密室に見せかけたトリック。鍵はかかっていなかった。

犯人はドアの前の廊下の赤い絨毯の下に絵を6枚入れた。6枚の絵の3センチ分が高くなり、そのため絨毯の長さは短くなった。しかもドアが開かなくなった。当日は寺本と竜也が絵の上にいたので、その分の重さもありよけい開かない。

絵を1枚だけ赤くなったのは、絨毯の長さが短くなったので、カモフラージュのため。犯人は画商にドアが開かないと認識させ、画商が1階へ鍵を取りに戻ってる間に、6枚の絵を中に入れた。犯人は鍵を受け取り、鍵で開けたふりをした。

しかし密室トリックをわざわざ作った理由は何か。ここからは氷雨の番だ。

竜也は「捕まるくらいならこの世から消える」と、どこかへ。竜也の部屋を調べると、絵は切り刻まれているのにバスケットボールのグッズがたくさん隠されていた。倒理は竜也の筋力からバスケットボールを続けていると指摘。

氷雨は密室トリックは目的ではなく、副産物だという。倒理と氷雨は、竜也が通っていた高校の体育館へ。竜也がそこにいた。倒理と氷雨は、竜也の思いを聞かせてもらう。

その後、倒理と氷雨は、竜也の思いを由希子に伝える。竜也は父から否定され続けて心を潰された。ある日、父を殺害。殺しただけでは飽き足らず、父親の作品を汚し、恨みを晴らすことにした。父の最大の理解者だった画商の寺本に「踏み絵」をさせたのだ。

しかしなぜ由希子は息子の異変に気づかなかったのか?・・・3か月前、英夫がエスカレーターから突き落とされた時、息子が犯人だと由希子は気づいていた。防犯カメラ映像から判明している。由希子は息子の異変に気付きながら暴走を止めなかった。息子が犯人でも謎を解いて欲しかった。自分の「物語」を作るために…。

由希子はもちろん罪に問われない。由希子は夫のミューズではなく主役になりたかった。また筆をとるようだ。

由希子はウソ泣きを二度していたが、本当に泣いていた場面を氷雨は見ていた。一体どっちが本当の姿なのかは不明だ…。

倒理は「心の謎は解かない」という。氷雨は「6年前の事件のこと?」と聞く。倒理は銭湯に入るときもタオルで首筋を隠している。氷雨はそっと倒理の首を触った。

そしてまた殺人事件が起きた。倒理たちの元ゼミ仲間・糸切美影(早乙女太一)の考案した事件だ…。(つづく)

補足:由希子が本当は息子の罪に気づいていたというオチは、ドラマオリジナルです。

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ドラマ第2話のあらすじネタバレ

ノッキンオン・ロックドドア 2話

第2話放送日:2023年8月5日 土曜 23:00 -23:30

第2話ゲスト:丸山智己、長田成哉、大河内浩 ほか

第2話の監督:髙橋洋人

タイトル:限りなく確実な毒殺

2話のあらすじ

倒理(松村北斗)と氷雨(西畑大吾)は中古車を買おうとするものの、好みが合わず喧嘩になる。そんな中、刑事の穿地(石橋静河)から協力の要請がくる。元衆議院議員・南雲弘伸(大河内浩)がパーティー会場でスピーチ中に死亡した事件で、飲んでいたシャンパンから毒が検出されたのだ。2人はホテルに駆け付ける。

ホテルの会場には古典落語『死神』の一節(※)があった。倒理たちは「美影がまた人を殺した」と思う。美影とは、倒理・氷雨らの同級生・糸切美影(早乙女太一)。6年前の事件以来、倒理らの前から姿を消しているが、現在は犯罪コンサルタントとして依頼人にトリックを指南しているようだ。その美影が、今回も驚くべき“衆人環視の毒殺”を仕組んだのだ。

※原作では落語の一説ではなく、美影のお気に入りバンド”チープ・トリック“の曲の歌詞の一部を残しています。”チープ・トリック“は実在しているアメリカのロックバンド。原作小説の扱う曲も実在。ドラマでは音楽の権利関係が複雑なので変更したのでしょう。ちなみにドラマで扱う古典落語であれば著作権が切れています。

2話のネタバレ

氷雨はマジシャンズセレクト(※)ではないかと推理するが、倒理は却下する。南雲は給仕(きゅうじ)係が運んできたいくつかのシャンパンをほぼ見ずに選んだし、給仕係は声をかけていないから誘導できるはずもないという。

※マジシャンズセレクトとは、自由に選んだつもりでも実は選ばされているというもの。例えばAとBの2枚のカードがあって、Aを選んだら「Aを使いましょう」、Bを選んだら「Aのカードをもらいましょう」と手品師が対応し、どっちにしてもAのカードを使うことになる、など。

給仕係は南雲のもとに行く前に会場を回っているため、毒入りのグラスがあったら他の人が取ってしまう危険があった。つまり、毒が入れられたのは南雲がグラスを取ってから。しかし防犯カメラ映像では、誰も南雲に近づいていない。

倒理は、秘書の浦和敬人(丸山智己)がスピーチ原稿を手掛け、打ち合わせなども南雲としていたことを怪しむ。浦和が南雲に何か言葉をかけて、巧みに誘導をし、スピーチ直前に飲んだシャンパンに南雲自ら毒を入れさせたのではないか?と推理。

氷雨は落語の会場で、美影に会う。以前、氷雨は美影とここで偶然会っていたが、倒理や穿地には秘密にしている。氷雨はトリックを教えて欲しいと頼むが、美影はもちろん拒否した。ただし、美影が好むのは「チープトリック」であることだけヒントとして言い残す。

※原作の氷雨と美影は、古本屋で密かに会っています。倒理たちに秘密なのは原作と同じです。

氷雨は倒理の「10万円」という言葉が気にかかっていた。そして、不法侵入(住居侵入罪・建造物侵入罪)の罰金刑を調べると1万円~10万円以下とあった。氷雨は倒理が証拠を手に入れるため、南雲の事務所に不法侵入する気ではないか?と思い、事務所へ向かう。

南雲事務所に駆け付けた氷雨は血を流して倒れる倒理を見つけて…!?(つづく)

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ドラマ第3話のあらすじネタバレ

ノッキンオン・ロックドドア3話

第3話放送日:2023年8月12日 土曜 23:30 -翌0:00 ※注:30分遅い開始時点です。

第3話ゲスト:丸山智己、長田成哉、大河内浩 ほか

第3話の監督:髙橋洋人

3話のあらすじ

元衆議院議員・南雲(大河内浩)ががパーティーでスピーチの最中に毒殺された事件を追う御殿場倒理(松村北斗)と片無氷雨(西畑大吾)。倒理は事件解決の鍵を求めて、議員事務所に侵入したが、運悪く鉢合わせた秘書の浦和(丸山智己)と揉み合いになった。駆け付けた氷雨は、血を流して倒れる倒理を見つけて…!

3話のネタバレ

氷雨は頭部を負傷し5針を縫った。一方、氷雨は精神的ショックで気を失った。

刑事の穿地(石橋静河)から本人が毒を入れて飲んだという仮説が空振りだったことを聞いた倒理。そこへ天川(渡部篤郎)が見舞いにやって来て、「足し算ではなくかけ算。君の不可能と片無くんの不可解がうまく掛け合えば、力を発揮する。忘れないように」と助言した。

倒理は事務所で何かの粉を盗んでいた。穿地に調査を頼んだ。さらに秘書の浦和敬人(丸山智己)が無意識に気にしていた机の引き出しの中身も確認した。それが南雲が絡んでいた病院の建設現場で起きたクレーン転倒による死亡事故に関する資料だった。

氷雨は「固い記事から下世話なものまでよく集めたな」と言うほど、さまざまな事件をスクラップするのが毎日の日課。南雲の不正献金疑惑はこの病院の建設会社と関係していた。事故の原因は納期を遅らせないための違法労働だった。風速が規定を超えていたという。この違法労働の指示を出したのは南雲という噂があったが、「記憶にない」としらを切って罪に問われなかった。

この3年前の死亡事故の関係者なら動機がある。その方面は氷雨が担当し、衆人環視の中で毒殺した件は倒理が担当する。

犯人は南雲の運転手・堀田(長田成哉)だった。

堀田は事前に南雲に毒を飲ませていたのに、無作為に選んだシャンパングラスに毒が入っていたと思わせた。なぜシャンパンから毒が検出されたのか。実は、スピーチ台の床の表面に前もって毒が塗られていた。

南雲が倒れるときにシャンパングラスを落として粉々に割れたため、シャンパングラスの内側にも毒が含まれた。

堀田は車内の服薬セットの水に毒を混ぜていた。堀田の犯行動機は…死亡した佐野良介への贖罪のため。  

堀田は当時、クレーンを運転する一人だった。しかし悪天候で「風が強くて怖い」と無理やり別の者・佐野良介に任せた。自分が起こすかもしれなかった事故だったのだ。

浦和は1年前、堀田が事故の関係者だと知りながら雇った。なぜか?

氷雨は「しょく罪の連鎖」だと告げた。

実は浦和が南雲に「納期が間に合うことを優先させるべき」と進言していた。その結果、作業員と一般人の計5名が命を落とした。その罪悪感から浦和は、堀田を雇い、かばっていた。

刑事の穿地(石橋静河)が堀田を逮捕した。

ラスト。氷雨が運転、倒理が助手席に乗る車の前に、高橋優花(藤野涼子)が突然飛び出してきたが、無事だった。優花はノキドアを訪ねてきた依頼人で…。(つづく)

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ドラマ第4話のあらすじネタバレ

第4話放送日:2023年8月19日 土曜 23:30 -翌0:00 ※注:30分遅い開始時点です。

第4話ゲスト:藤野涼子、あかせあかり、ほか

不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)&不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)のもとに、女子高生・高橋優花(藤野涼子)から人探しの依頼が舞い込んだ。別の高校に通う友人・潮路岬が急に行方をくらまし、丸2日間連絡が取れないのだという。実は2日前の夜、岬から線路越しに声をかけられたという優花。しかし奇妙なことに、「そっちに行く」と合図を送って地下通路に入った岬が5分ほど経っても出てこないため、様子を見に行くと、こつ然と姿を消していたというのだ!
 岬は自ら姿を消したのか、それとも何らかの事件に巻き込まれてしまったのか――。倒理と氷雨はさっそく岬が籍を置く高校を訪れ、最近の様子などを聞いて回ることに。ところが、岬から「しばらく帰らない」とメッセージをもらった寮のルームメイト・本庄真琴(あかせあかり)をはじめ、生徒や教師は「普通の子」と口を揃え、あまり関心がない様子。決定的な手がかりとなる情報は一向に得られず…。そんな中、2人は岬が失踪直前に訪れたスイミングクラブを訪問。裏庭で不審な男が岬を見ていたという目撃談を入手するのだが…。
 その矢先、探偵事務所の家政婦アルバイト・薬師寺薬子(畑芽育)や優花と共に、岬が消えた地下通路とその付近を洗い直した倒理&氷雨は、別の事件を追っていた警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)と遭遇。捜査はあらぬ方向へと大きく動き出すことに! 「今この瞬間にも謎を解かないと…人が死ぬ」――探偵を始めて6年、2人は“かつてない緊急事態”に直面し…!?

ドラマ第5話のあらすじネタバレ

第5話放送日:2023年8月26日 土曜 23:00 -23:30 

第5話ゲスト:藤野涼子、あかせあかり、ほか

第5話の監督:稲留武

女子高生・岬がこつ然と姿を消した線路下の地下通路-そこは最近、拉致誘拐事件も発生した“犯罪多発地点”だった!岬の友人・優花(藤野涼子)の依頼で行方を追う不可能専門探偵・倒理(松村北斗)&不可解専門探偵・氷雨(西畑大吾)は、拉致誘拐事件との関連性を疑うのだが…。岬が失踪してから、すでに丸2日以上が経過し、一刻を争う状況の中、2人は“ある意外なもの”を糸口に“思いもよらなかった真相”にたどり着く…!

ドラマ第6話のあらすじネタバレ

第6話放送日:2023年9月2日 土曜 23:00 -23:30 

第6話ゲスト:犬山イヌコ ほか

第6話の監督:堤幸彦

6話のあらすじ

不可能専門探偵・倒理(松村北斗)&不可解専門探偵・氷雨(西畑大吾)が今回挑むのは…まさかの【10円玉殺人事件】⁉ 「10円玉が少なすぎる。あと5枚は必要だ」--探偵事務所の家政婦アルバイト・薬子(畑芽育)が偶然耳にしたという、会社員風の男が放ったこの言葉。男はなぜ10円玉を5枚以上必要としていたのか。推理を重ねる中、次第にとんでもない事件性と緊迫感を帯びていく、世にも不穏な10円玉ミステリー!

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ドラマ第7話のあらすじネタバレ

第7話放送日:2023年9月9日 土曜 23:00 -23:30 

第7話ゲスト:市川由衣、入山法子、佐戸井けん太 ほか

第7話の監督:藤原知之

ある日、氷雨(西畑大吾)は新聞に掲載されている検事射殺事件を指し、美影(早乙女太一)が指南した事件らしいと話す。それは前夜、一人で自宅の書斎にいた検察官がライフルで射殺された『検事射殺事件』で…美影が仕組んだ“不可能狙撃トリック”の全貌と、闇に葬られた真実につながる“開かずの扉”の鍵を求め、W探偵が捜査に乗り出す…!

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ドラマ第8話のあらすじネタバレ

第8話放送日:2023年9月16日 土曜 23:00 -23:30 

第8話ゲスト:市川由衣、入山法子、 ほか

第8話の監督:藤原知之

天才犯罪コンサルタント・美影(早乙女太一)が再び仕組んだ難事件!“見えないターゲット”を狙撃する“不可能狙撃トリック”で実行された『検事射殺事件』に挑むW探偵の倒理(松村北斗)と氷雨(西畑大吾)。彼らは美影の指南で犯行を行ったとみられる美貴(市川由衣)、彼女と接点があった被害者の妻・佳代子(入山法子)に目をつけるが、捜査は混迷を極め…。そんな中、遂に美影が“W探偵も予想だにしなかった行動”に出る!

「ノッキンオン・ロックドドア」あらすじネタバレ

ドラマ最終話(第9話)のあらすじネタバレ

最終話放送日:2023年9月23日 土曜 23:00 -23:30 

最終話の監督:堤幸彦

探偵の倒理(松村北斗)と氷雨(西畑大吾)の前に突然、因縁の天才犯罪コンサルタント・美影(早乙女太一)が現れた! 「謎解きの依頼だよ。被害者の名前は、御殿場倒理」 6年前…鍵のかかった室内で、倒理が首を斬られ負傷した≪不可能≫かつ≪不可解≫な『密室殺人未遂事件』。W探偵と穿地(石橋静河)そして美影。天川教授(渡部篤郎)の下で学び、仲睦まじかった4人の運命を変えた“忌まわしき事件”の真相が明らかに…!

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「ノッキンオン・ロックドドア」あらすじネタバレ

【ノッキンオン・ロックドドドア】原作のあらすじネタバレ

「ノッキンオン・ロックドドア」原作
「ノッキンオン・ロックドドア」©徳間書店

ドラマ【ノッキンオン・ロックドドア】の原作小説は以下の2作品が刊行されています↓

  • 『ノッキンオン・ロックドドア』
    • 単行本:2016年4月8日発売、徳間書店
    • 文庫本:2019年3月8日発売、徳間文庫
  • 『ノッキンオン・ロックドドア2』
    • 単行本:2019年11月22日発売、徳間書店
    • 文庫本:2022年11月9日発売、徳間文庫

まずは、原作小説1巻目のあらすじネタバレを紹介します。

「ノッキンオン・ロックドドア」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア』1巻「ノッキンオン・ロックドドア」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:霞蛾秀夫(かすみが・ひでお)…風景画家。密室だった自宅のアトリエで
  • 依頼人:霞蛾水江(かすみが・みずえ)…秀夫の妻。
  • 霞蛾竜也(かすみが・りゅうや)…秀夫と水江の息子。
  • 三越(みつこし)…画商。

事務所の名前の由来

探偵事務所『ノッキンオン・ロックドドア』は御殿場倒理(松村北斗)と片無氷雨(西畑大吾)が共同経営しています。

事務所の名前を名付けた倒理の「ノックの仕方でどんな客か分かる」というアイデアで、事務所のドアにはインターホンもドアチャイムもノッカーもついていません。

来訪者はノック音から予想した通り、年配女性の依頼人。名前は霞蛾水江でした。水江の依頼は、その日の朝9時ごろに、夫である画家・霞蛾秀夫が殺された件の調査だそう。その事件は不可解で不可能だと言います。

事件の内容

画家の霞蛾秀夫が密室のアトリエで刺殺されていました。事件現場には額縁から出された6枚の絵が床にばらかまれており、そのうち1枚の風景画だけ真っ赤に塗りつぶされていました。不可能な「密室」殺人事件ですが、現場は不可解という事件です。

犯人と結末

犯人は霞蛾竜也で、なんと被害者・霞蛾秀夫の息子でした。

密室トリックは、実は密室ではなかったというオチ。

なぜ三越に「密室」と錯覚させることができたのか?

トリック方法は、ドア前の廊下の赤い絨毯(じゅうたん)に6枚の絵を隠し、床が3センチ高くなった分だけドアまでの絨毯の長さが足りなくなったものの、1枚だけ赤く塗った絵で(絨毯がドアまで続いていると)カムフラージュ。竜也と三越がドアを開けようとしたとき、絵6枚と2人分の体重でドアが開かなかったのです。

三越がドアを離れたすきに絵を部屋の中にばらまき、三越や母が戻って来たときは、鍵を使って開けるふりをして、中に入りました。

竜也がなぜこんなトリックを使ったのか?目的は江戸時代のキリスト教信者と同じような踏み絵。

竜也の殺害動機は、絵の作風のことで父と揉めて、我慢の限界に達して殺してしまったというもの。踏み絵は、父への恨みを晴らしたかったから。

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「髪の短くなった死体」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア』1巻「髪の短くなった死体」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:善田ミカ(ぜんだ・みか)…死因は絞死(こうし)。髪を切られ、下着姿で倒れていた。劇団「キクラゲ」のリーダー。
  • 容疑者:西辺憲(にしべ・けん)…遺体の第一発見者。劇団「キクラゲ」の団員。背が高い、がっしりした男。
  • 容疑者:古井戸さわ子(ふるいど・さわこ)…劇団「キクラゲ」の団員。眼鏡をかけた小柄な女。
  • 容疑者:奥寺幸次(おくでら・こうじ)…劇団「キクラゲ」の団員。おかっぱ頭の小柄な男。

事件の内容

事件を斡旋する神保剽吉(角田晃広)が持ってきた事件は、メンバー4人だけの劇団『キクラゲ』のリーダー善田ミカが絞殺された事件。ミカは下着姿のまま自室の浴槽で発見されました。性的暴行の形跡はなし。遺体の髪の毛は切られ、持ち去られていました。不可解な事件です。

犯人と結末

犯人はミカの恋人・奥寺幸次。

しかし「髪の短くなった死体」ですが、被害者・ミカが自分で髪を切ったのです。

なぜ髪を短く切ったのか?別人に偽装するトリックを使うためです。

実は、当初はミカが奥寺を殺そうとしていました。奥寺を殺し、段ボール箱に詰めて、西辺憲に劇場まで運ばせて、奥寺に偽装したミカが段ボールから遺体を出し、また別の誰かに変装して劇場を出る。入り口の防犯カメラでは、奥寺(=変装したミカ)が劇場に入って来て出てきていません。ミカの出入りも映っていません。完全犯罪です。

しかし、奥寺は気絶していただけでした。ミカは奥寺を殺したと思った後、髪を切って奥寺の髪型に近づけ、奥寺の服を着る為に自分の服を脱いで下着になり…と準備をしていました。しかし、息を吹き返した奥寺に返り討ちにされてしまったのでした。

髪の毛が持ち去られていた理由は、奥寺のバッグにミカが髪の毛を入れていたから。偽装トリックのため、カバンも取り替えていたのです。奥寺は自分のバッグを持っていったら髪の毛が入っていたということでした。

奥寺には殺されかけた証拠として、首に紐(ひも)の跡がついているはず。穿地決は早速、確認の指示を出しました。

殺害動機は別れ話から喧嘩になった…と推理されています。

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「ダイヤルWを廻せ!」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア』1巻「ダイヤルWを廻せ!」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:川藤栄太郎…仁志の祖父。奈津子の父。
  • 依頼人:長野崎仁志…亡き祖父の金庫を開けてほしいと依頼。
  • 依頼人:島津奈津子…父親の死に方がおかしいから調べて欲しいと依頼。
  • 川藤晴雄…遺品整理にきた仁志の叔父。

事件の内容

長野崎仁志が「亡き祖父の金庫を開けて欲しい」と依頼。その後、島津奈津子が「父親の死に方がおかしいから調べて欲しい」と依頼が…。

氷雨は金庫の謎を、倒理は奈津子の依頼を担当しますが…。

犯人と結末

物語の途中で、2人の依頼の「祖父」「父」は同一人物の川藤栄太郎と判明します。

川藤栄太郎を殺害した犯人は川藤晴雄。体力があり、ギャンブル癖で金を必要としてました。金庫のことを知っていたのは少なく、消去法から犯人に絞られます。

そして金庫が開かなかった謎は、なんと金庫が上下逆さまになっていたためです。右に1、左に2など回すダイヤル式のため、上下逆だと開かなかったのです。

なぜ上下逆にしたのか?理由は金庫についた血痕を隠すため。なんと金庫が凶器だったのです。

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「チープ・トリック」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア』1巻「チープ・トリック」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:湯橋甚太郎(ゆばし・じんたろう)…。個人情報流出事件を起こした大手通信教育会社「花輪ゼミ」の重役。
  • 湯橋佳代子…甚太郎の妻。近衛をよく叱っている。
  • 近衛…湯橋家の住み込み家政婦。本物(?)のメイドさん。

事件の内容

大手通信教育会社「花輪ゼミ」の重役・湯橋甚太郎が自宅で狙撃され、死亡しました。発射場所の塀に糸切美影のお気に入りのバンド「チープ・トリック」の 「今夜は帰さない」の歌詞が貼って残されていたことから、美影がコーディネートしていることは明らかでした。妻によると、甚太郎は命の危険があることに気づいていて仕事の行き来はボディーガードをつけ、自宅のカーテンを開けるのはもちろん、窓にも近づかなかったそうです。なのに、なぜ窓際で狙撃されたのか?不可解かつ不可能な犯罪で…。

犯人と結末

犯人は個人情報流出事件による摘発を恐れた名簿業者が狙撃犯を雇って殺害を命じた、らしい…というところで終わっています。

美影が考えたトリックは、蛍光灯を取り替えるタイミングを狙ったものでした。

甚太郎がスツール(踏み台)に乗ったことで、射殺できたのです。

図にするとこんな感じ↓

ノッキンオン・ロックドドア

第一発見者の近衛は施設育ちで、、奥様である佳代子に蛍光灯をこまめに交換しなかったことで怒られ、やめさせられるのを恐れて遺体を窓際に移動させました。

さらに、近衛はスツールと蛍光灯を隠したため、事件がややこしくなったわけです。

推理の根拠は、以下の2つ。

  1. 佳代子がドサリという音を聞いたから。この屋敷の絨毯は厚いので、普通に倒れただけでは聞こえない音。つまりスツールから落下した音でした。
  2. この季節にいないチョウの死骸が部屋にあったから。…照明のカバーを外したときに死骸が絨毯に落下したと予想できます。

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「いわゆる一つの雪密室」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア』1巻「いわゆる一つの雪密室」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:茂呂田勝彦(もろた・かつひこ)(62)…研磨工場の社長。工場と自宅は兼ねている。
  • 与島哲史(よじま・てつし)…第一発見者。研磨工場の住み込みの若手従業員。
  • 茂呂田俊彦(もろた・としひこ)…勝彦の弟。研磨工場の空き地を挟んで北側の家に住む。
  • 大友盛夫(おおとも・もりお)…研磨工場の住み込みの若手従業員。

事件の内容

仲介屋・神保剽吉(角田晃広)が「ノッキンオン・ロックドドア」に雪の密室殺人事件をもってきました。

茂呂田勝彦が、雪が積もる空き地の真ん中で、心臓を刺されて亡くなっていたのです。包丁の柄から指紋が拭き取られていたため、事故死でも自殺でもなく他殺。心臓を刺されてらから歩いてきたという説も不可能。

第一発見者は勝彦が経営する研磨工場の従業員・与島哲史。哲史が撮った写真によると、遺体までの足跡は1本だけでした。ちなみに警察が来たころには哲史の往復の足跡もついています。

勝彦は空き地をはさんで向かいにある弟・俊彦の家へ向かっていたとみられます。もう1人の従業員・大友盛夫曰く、昨日の夜、俊彦が工場兼自宅を訪ねて来て、経営のことで激しい口論になったとのこと。俊彦は「殺してやる」とも言っていたそうです。

氷雨は犯人は従業員のどちらかだと推理。包丁を持ち出せるのは家のに人間だけだから。

犯人と結末

しかし倒理は犯人は従業員2人での、共犯だと推理します。

  • まず2人が勝彦を殺害。
  • 従業員どちらかが変装して雪の真ん中で倒れて写真を偽装。これが足跡1本目。
  • 次に従業員どちらかが遺体を背負って空き地の真ん中へ行き、遺体と生きている人物を交換。これが往路の足跡。
  • 復路は従業員がもうひとりの従業員を背負って工場へ。復路の足跡。

しかし重みから雪の沈み方など、苦しい推理です。

氷雨は「事故死です」と推理。包丁を持って工場の勝手口から出た勝彦は、空き地の真ん中で足をとられて転び、包丁が心臓に刺さってしまった…という説です。勝彦さんは俊彦を殺す動機があったと推察されます。包丁に指紋が出なかった理由は手袋をしていたのに、第一発見者の哲史が持ち去ったから。事故死ではなく、弟が疑われるように…。哲史たち従業員は勝彦を「おやっさん」と呼び、慕っていました。

しかし勝彦の手には血痕がついていたので、手袋をしていなかったはず。氷雨の推理はハズレ高に思われました。

そこで倒理が、助け舟を出します。勝彦の手の爪の中には雪が食い込んでいたことから、勝彦は死ぬ間際、もがいたと思われます。雪を握りしめた勝彦が食洗器のお湯で熱かった包丁の柄を握ったとしたら・・・そう、包丁の指紋は雪で洗い流されたのでした。

補足:雪で指紋は消されるのか? 長い期間指紋が残るのは紙類で、数年~数十年といわれます。プラスチックや金属、ガラス類は2~3か月もの間残る場合があります。 しかし、屋外だと紫外線や乾燥などの影響で数週間で消えたり、雨が降ってしまうとすぐ消えてしまう場合もあるそうです。今回の事故死のケースは、雪が温かい包丁によって溶けて、水になって指紋が洗い流されたということ。雨と同じパターンですね。

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「十円玉が少なすぎる」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア』1巻「十円玉が少なすぎる」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:主婦…絞殺死体で発見される。
  • 謎の男…「十円玉が少なすぎる」と電話で話していた人物。

事件の内容

1月なかば。正月を過ぎても来客がなくて、暇な「ノッキンオン・ロックドドア」。

倒理が「何か面白い事件」がないか、バイトの薬師寺薬子(演:畑芽育)に尋ねます。

日常生活の謎でもいいと言うので、薬子が朝の出来事を語ります。それは…「十円玉が少なすぎる、あと五枚は必要だ」という謎の言葉を耳にしたというもの。

登校中、すれ違った男性の言葉で、30代くらいのスーツを着た普通の会社員っぽい感じの人。ネクタイがアンティークの時計でオシャレな感じもしたとのこと。

その男がスマホで「十円玉が…」と話していたというのです。倒理と氷雨は暇つぶしもかねて、推理していきます。

※今回は文庫本で30ページくらいの分量で、さらっと読める短編です。

犯人と結末

あと5枚は」ということは、50円玉ではなく10円玉があと5枚?

少なすぎる」というからには、全然不足しているという意味。この言い回しだと目標の枚数の半分以下または3分の2か…。5枚の2から3倍、トータル10枚から15枚の10円玉を欲しがっている…と推理。

それだけの10円玉が必要なケースを推理すると、公衆電話にたどり着きます。10円玉・100円玉・テレホンカードしか使えないのです。ちなみに100円玉だとお釣りが返ってきません。

しかし男性はスマホを持っているのに公衆電話を使う理由は?・・・公衆電話なら身元が隠せます。つまり、犯罪に利用できます。

※補足:公衆電話の犯罪も逮捕される事例があります↓↓

公衆電話からの脅迫電話の場合でも、どの公衆電話からかけてきたのかを調べることができ、受話器に犯人の指紋が残っていれば、警察の指紋データベース(前科等で登録されている場合)と照合して犯人特定できることもあります。

過去には公衆電話から脅迫電話をかけた男を逆探知で特定し逮捕した事例もあります。

脅迫電話の犯人は特定できるか|非通知や公衆電話の場合は?」より

しかし振り込め詐欺で、10件、20件では当たりが引けません。では何か?

「あと5枚は必要だ」というアバウトな感じは、ハッキリと決まってはいないということ。

バラバラな10カ所に、通話1分以内で済む用事で、しかも犯罪と関係している…電話の内容とは?

何かを探している?人探し?でも逃げている人物ならば公衆電話からの着信には出ません。相手は探されていると気づいていない人物。

何かまずいものを目撃したのか?犯人は地域・苗字・声だけは知っていて、しらみつぶしにかけている?平日の昼間に電話をしようとしているなら、相手は主婦か?

と、だいぶ話が大きくなったところで、倒理と氷雨は笑い出します。2人は酔っぱらっていて、薬子はからかわれていました。

しかし、その後、穿地が中野署に捜査本部が立ったから「今夜泊めろ」とやってきます。

※探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」は東中野駅の周辺にあります。

穿地によると、三丁目の民家で主婦の絞殺死体が見つかったそうです。その主婦は知人の家に行く途中に迷って、知人に電話しながら歩いており、その時、喧嘩の現場を目撃していたそうです。(おそらく知人の証言)

しかしその現場で男の遺体が発見されたことから、殺人の目撃者だった主婦が口封じで殺されたと捜査本部は見立てています。

犯人は目撃者の居場所をなぜ分かったのか。主婦は喧嘩の現場に和菓子屋のポイントカードを落としたらしく、カードには苗字が記され、支店名から最寄り駅が判明。その情報から、公衆電話を使って割り出したものと思われます。朝方、被害者の家に不審な電話が公衆電話がかかってきているのが判明しています。

つまり・・・倒理と氷雨の推理は当たっていたのです。2人は通りの防犯カメラ映像にアンティークの時計の柄のネクタイの男が映っていたら、その男が容疑者だと穿地にアドバイスしました。(犯人が逮捕されたかどうかは不明のまま、物語の幕が閉じられます)

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「限りなく確実な毒殺」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア』1巻「限りなく確実な毒殺」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:外様寛三(とざま・かんぞう)…元衆議院議員。→ドラマでは南雲弘伸(大河内浩)。
  • 川岸(かわぎし)…ホテルの給仕部・サブチーフ。
  • 香山(かやま)…ホテルの給仕係。
  • 浦和敬人(うらわ・けいと)(丸山智己)…外様の秘書。スピーチ原稿を任されている。普段は事務所にいる。
  • 吉澤(よしざわ)…外様の秘書。スケジュール管理の担当。外様に付きっきり。
  • 堀田(ほった)…外様の秘書。送迎ドライバーの担当。外様に付きっきり。

事件の内容

元衆議院議員の外様寛三は怪しいカネの動きがばれて辞職したが、党を変えて、次の選挙で返り咲きをかけています。そんな外様がホテルでのパーティーのスピーチ中に毒殺されました。スピーチ台の床にこぼれたシャンパンから検出された毒は俗称「ロミオトキシン」。フグ毒のテトロドトキシンと似た効果があり、無味無臭で透明。摂取後20分から30分程度で効果が出る神経毒です。

パーティー会場の通路にロミオトキシンの入った小瓶と一緒にチープ・トリック『バステッド』の歌詞が残されていた。事件のトリックを考案したのは倒理たちの元ゼミ仲間・糸切美影なことが濃厚だ。

外様は10個のグラスから選んでいる様子が防犯カメラ映像に残っていました。二択や三択ならマジシャンズセレクトもできますが、これでは無理。倒理は、信頼する秘書から酔いに効くなどと薬を渡され、外様は自分から毒を飲んだのではないか?と推理しますが…。

犯人と結末

犯人は、外様の事務所の送迎係の堀田という男。

毒は外様が手にしたシャンパンに仕込まれていたのではなく、あらかじめ床に塗られていたのです。スピーチ原稿では、シャンパンを飲むことが指示されており、外様が飲むことは確実でした。スピーチする位置も把握できていました。

では外様はいつ毒を飲んだのか?外様が会場入りする直前、「喉を湿らせておいた方が」と毒入り水を勧めて、飲ませたのです。

毒の発症時間は20~30分なので時系列は以下の通り↓

  • 20時直前:外様が毒入り水を飲まされる。
  • 20時15分:外様のスピーチ開始時刻(スピーチは20分間の予定)
  • 20時29分:スピーチ中の外様が苦しみ出し倒れる。グラスは壇上に落下し粉々に。元から塗られた透明の毒と混ざる。

当記事筆者の疑問:床に液体を塗っていたら「おかしい」と気づかれるような?絨毯だとしても湿っていたら異変に気付かれるような…。ドラマ第2話で映像的に自然なのか、確認したいです。

パーティーの直前に外様が毒入り水を飲んだという根拠は、車内にいつも保管している持病の服薬セットに、カプセル薬と粉薬と処方箋しかなかったこと。水がないと飲めない…つまり堀田が、常備している水に毒を入れて飲ませたと、倒理が推理。穿地は「根拠にならん」と言いつつ、パーティー前にスピーチ台に近づいていた人物をリストアップさせます。倒理は、堀田が条件に合うと助言。

のちに堀田は逮捕されました。堀田の動機は恨み。堀田は2年前の裏金疑惑の時、罪を外様から押し付けられそうになって、それ以来、外様を恨んでいたのでした。

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【ノッキンオン・ロックドドドア2】原作のネタバレ

【ノッキンオン・ロックドドドア】原作小説・第2巻のあらすじネタバレです。

「穴の開いた密室」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア2』「穴の開いた密室」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:石住茂樹(いしずみ・しげき)…大きな穴の開いた密室で遺体として発見される。
  • 依頼人:志田(しだ)…中年の男性。友人の家で遺体を発見した。
  • 石住多香子(いしずみ・たかこ)…茂樹の妻。
  • 石住奈保(いしずみ・なほ)…茂樹と多香子の娘。清楚なロングヘアの若者。
  • 石住芳樹(いしずみ・よしき)…茂樹の弟。茂樹の家に仮住まい中。
  • 石住健斗(いしずみ・けんと)…茂樹の甥っ子。茂樹の家に仮住まい中。学生風の若者。

事件の内容

志田というおっさんが「ノッキンオン・ロックドドア」に依頼に来ました。志田は、近所の友人・石住茂樹にDIY(日曜大工)の工具を借りに行った際、作業場代わりにしている自宅の離れで死んでいるところを発見したと言います。

離れのドアには鍵がかかっており、出入口はドアだけ。鍵は遺体のポケットに入っていました。窓ははめ殺しで開きません。いわゆる密室殺人…と思われましたが、裏の壁には大きな穴が開いていたので正確には密室ではありません。

石住家は、妻と娘の三人暮らしですが、2ヶ月前から自宅の改装のために弟と甥が泊っているとのこと。

んだとか。が仮住まいをしているところでしたが、誰一人作業場の異変に気がついた者はいませんでした。

石住茂樹はDIYで作っていたキッチンテーブルの上で死亡していました。首には大型のプラスドライバーが刺ささっていたそうです。

ドアの前の床には緑色のペンキがこぼれており、ペンキ入りの缶も部屋に放置されていました。なぜ犯人は(足跡が残るから)逃げ道が塞がれれてしまうのにドアの前にペンキを撒いたのか?いや、壁に穴を開ける口実として逃げ道をふさいだとも推理できますが…。

氷雨は一斗缶にラベルがついていなかったことから、中身が分からないと気づきます。つまり缶の中身がペンキであると知っている家族が犯人である可能性が高まります。

聞き込みをすると、犯行時刻、弟は滝を見に散歩へ、妻は風邪気味で寝ていた、奈保と健斗はキッチンでテレビを見ていたとのこと…。

倒理は、滝を見に行ったのに写真を撮っていないことで弟・芳樹を怪しみます。しかし氷雨は「まだ決めつけられないよ。壁に穴を開けた理由は?」とツッコミます。

倒理は、穴に意味がなくて「かく乱しようとしただけ」と当てずっぽうで指摘。すると、氷雨は「穴そのものには意味がない」と気づいて…。

犯人と結末

犯人は、健斗と奈保の共犯でした。

犯人が壁に大きな穴を開けた理由は、死体を小屋に入れるため。

小屋にあった未完成のキッチンテーブルは、血が流れていませんでした。どういうことか?

本当の殺害現場はキッチンで、テーブルごと死体を移動したのです。

完成したキッチンテーブルを母屋に運んだ茂樹。そこで健斗と奈保が従兄妹なのにイチャイチャしていたのを目撃。そして口論になり、茂樹は殺されてしまいます。

なぜ離れの小屋のドアから通らなかったのかというと…テーブルが通らなかったからです。茂樹が離れから出した時は脚をたたんだのでしょう。しかし死体が乗ったテーブルをたたむことは不可能。そのため、小屋の裏の壁に大きな穴を開けたのでした。

ちなみに弟は本当に滝を見に行っていたのですが、YouTubeの撮影をしていました。YouTubeをバレたくないから何も撮影してないと嘘をついたというオチでした。

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「時計にまつわるいくつかの嘘」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア2』「時計にまつわるいくつかの嘘」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:奥森涙(おくもり・るい)…24歳の女性。公園で遺体として発見された。
  • 容疑者:塚越大悟(つかこし・だいご)…バンドマン。被害者の恋人。
  • 水木里資(みずき・さとし)…ぬいぐるみ修理工房「アクアウッド」社長。

事件の内容

仲介屋の神保剽吉が、依頼を持ってきます。被害者はぬいぐるみ修理業者に勤める奥森涙。公園で遺体として発見され、強姦や強盗の形跡はありません。

容疑者は恋人の塚越大悟。2人の仲は悪く、口論が絶えなかったとの証言もあります。現場には塚越のネックレスも落ちていました。しかし奥森涙の時計が7時40分を指したまま壊れていました。その時間、塚越はライブで演奏中でアリバイがありました。

倒理は「時計なんかあてになるか」とツッコミ。しかし、あてになるという。奥森涙の時計は時差を自動修正し決して狂うことのない高性能電波時計「シュトラウス」だったのです。

塚越に会いに行くと、(恋人が死んだのは)自分のせいだと落ち込んでいる様子。ネックレスを届けようとして誰かに襲われたのだと言う塚越を、氷雨(西畑大吾)は信じませんでした。

奥森涙の働いていたぬいぐるみ修理工房の社長・水木里資は「涙は乱暴なバンドマンの恋人と別れたいと言っていた」と証言。

警察はあくまでも通り魔事件として捜査。

しかし倒理(松村北斗)は「時計にまつわる嘘」に気づいて…。

犯人と結末

犯人は、奥森涙に片思いをしていた水木里資。シュトラウスは犯人・水木がプレゼントしたもので、殺される1か月ほど前から壊れていたのです。

奥森涙は工房でだけ時計を内側にして着用し、壊れていないふりをしていました。

しかし水木は時計が壊れていることに気がつきます。原因が彼氏との喧嘩だと聞いた水木は、別れるように迫りました。しかし、奥森涙は聞き入れませんでした。

水木は嫉妬し、彼女を殺害してしまったのでした。

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「穿地警部補、事件です」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア2』「穿地警部補、事件です」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:武藤勢一…元新聞記者でニュースサイト「ベイサイド・ジャーナル」代表。転落死した。
  • 容疑者:湖山小百合…武藤の元部下。

事件の内容

ニュースサイトの代表・武藤勢一がマンションの7階から転落死します。武藤が局長の学友だったことから、砂貝真事参事官の親戚である穿地は「事件性なし」に持ち込むよう指示されたものの、自分のやり方で捜査を進めます。

向かいの老人ホームに住む目撃者が、武藤が転落した時間の10分ほど後、髪の長い女性が身を乗り出していたと証言。武藤は屈強な体つきの男なので見間違えたとは思えませんでした。

事件の事を聞いた倒理(松村北斗)と氷雨(西畑大吾)は8階の住人が犯人だと推理。目撃者の老人は車いすだったため、7階ではなく8階を見ていたというのです。身を乗り出していた髪の長い女性はトリックを実行中だったとも。そのトリックとは、テーブルの脚に糸をかけ、8階から7階に鍵を滑り落して密室を作るという古典的なトリックでした。

武藤勢一の上に住む湖山小百合にはアリバイがないだけでなく、かつて武藤の部下として働いていた過去がありました。穿地の質問により、あっさり湖山小百合は自供をします。

無理やり関係を持たされるほどのセクハラをされていた湖山小百合は、警察に訴えたものの、取り合ってもらえなかったとのこと。これは、上層部が事件性なしにしたかった理由だと穿地は気がつきました。

5年の月日が経ち、武藤と鉢合わせしてしまった小百合は怒りのあまり部屋へ上がり込み、勢いでベランダから突き落としてしまったと説明。殺すつもりはなかったが「あいつは殺されるべきだった」という気持ちは変わらないようでした。

そんな中、穿地は現場のベランダの排水管に、ちぎれたアイビーのツルを見つけて…。

犯人と結末

ここ数年、セクハラやジェンダー問題に取り組んでいた武藤勢一は、責め立てる小百合に謝罪をします。しかし小百合は彼を許せず「死んで償え」といった言葉を浴びせてしまいます。その結果、武藤勢一は自殺したのです。

アイビーのツルは、武藤が自殺する際、テーブルから床へと鉢をおろしたために引きちぎれて残ったものでした。

武藤の自殺に気がついた小百合はベランダのテーブルに遺書らしきものを見つけます。そこで上から物干し竿とブラジリアンワックスを使用し、遺書を回収。小百合は武藤勢一の悪事を公にし「最悪の男」として世間に知らしめたかったのです。

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「消える少女追う少女」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア2』「消える少女追う少女」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 失踪者:潮路岬(藤野涼子)…鷺沢女子高校2年生
  • 依頼人:高橋優花(藤野涼子)…ミゲル女学院2年生。岬の友人。
  • 本庄真琴(あかせあかり)…学生寮での塩路岬の後輩

事件の内容

女子高生・高橋優花が別の高校に通う友人・潮路岬の捜索を依頼に来ます。

塩路岬は、線路下を通るトンネルの向こう側から「そっちに行く」とジェスチャーをしたものの、一向に高橋優花のいるこっち側に現れません。塩路岬はトンネル内で姿を消してしまいました。

倒理(松村北斗)たちは鷺沢女子高で聞き込みへ。クラスメイトは塩路岬のことを「普通」「印象ない」「そんなに知らない」との答え。担任の先生も塩路岬を「普通の子」としか言いません。

塩路岬は風邪で休んでいると学生寮の管理人から担任に報告があったとのこと。しかし学生寮の後輩本庄真琴が「しばらく帰らないからうまく言っといて」と頼まれて、風邪と嘘をついていたと判明。

倒理は天川教授に会いに行き、「嘘をついている人間がいる」とヒントをもらいました。

犯人と結末

消失した女子高生・塩路岬は、ノッキンオン・ロックドドアの依頼人・高橋優花本人でした。

高橋優花は偽名でした。倒理たちは塩路岬が通っているプールに度入りのゴーグルを忘れたことを聞き込みで知りました。塩路岬の眼鏡も寮に置いてあります。プールから出たとき鏡に近づいた形跡もないためコンタクトをつけてないので・・・つまり、薄暗い時間帯、裸眼の状態で線路の反対側にいる50メートル先の塩路岬を確認できるわけがない!人間消失の設定それ自体が嘘だったのです。

潮路岬の自作自演の犯行動機は「自分が人からどう見られているか」を知ること。誰も塩路岬のことを見ていない…という調査結果は、彼女にとって残酷なものでした。

しかし倒理は塩路岬に自分からもhなさなかったのでは?と指摘。氷雨は塩路岬のことを「ものすごく迷惑で変な人だよ。俺たちは一生忘れない」と告げるのでした。

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「最も間抜けな溺死体」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア2』「最も間抜けな溺死体」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:出光公輝…カリスマIT社長。水のないプールに飛び込んで気絶している間に水を入れられて死亡という「最も間抜けな溺死体」として発見される。
  • 玉越レイア…プールの会員。雑誌モデル。死体が沈んだプールは気持ち悪いので退会したいと発言。
  • 矢沢:プールがあるビルの管理人で1階に住んでいる。プールの水が抜けていたと証言。部屋の前にカメラがあり行動が把握されている。
  • 橋爪勇気…映画プロデューサー。映画化できるので「出光が他殺なら嬉しい」と発言。
  • 見池初男…ゲーム会社社長。レイアが出光から言い寄られ困っていたようだと証言。事件当日は夕方までプールを貸し切りしていた。

事件の内容

探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」にカリスマIT社長・出光公輝が書いた『クソ社会で生き残る』が配達されてきます。本の間にはチープトリック『DOWNED』の歌詞が挟まっていました。そこに穿地から出光の死が告げられます。

穿地は、出光は【間抜けすぎる溺死】をしたといいます。出光はセレブ用の会員制プールで溺死したのですが、死亡時刻にプールの水は入っていなかったから。

出光が泥酔して水のないプールに飛び込み気絶。その後、水がプールに入って来て、溺死したのです。しかし出光の本とチープトリックの歌詞が届いていたため、事故ではなく、美影(早乙女太一)のトリクによる殺人事件であることは間違いありませんでした。

プールに監視カメラはないものの、中に入るには網膜認証が必要です。会員のうち3人は海外にいたため除外。容疑者の4名は全員にアリバイがあり、単独で出光を殺害するのは不可能な状況でした。そもそも美影に依頼した以上、単独犯のはずです。氷雨(西畑大吾)は美影に会うため古本屋へ出かけますが、会えませんでした。

氷雨の冗談を真に受け、倒理(松村北斗)が更衣室でシャワーを浴びたところ、60度と言う高温だったため驚きます。管理人の矢沢によれば、毎日設定温度は30度に戻しているとのこと。また矢沢が手にした空気入れの交換ボンベを見て、全ての謎がとけました。

慌てて2人がプールに向かうと、退会手続きに来たはずの玉越レイアが水着を着て、プールの中に入ろうとしていました。

犯人と結末

犯人は玉越レイアでした。玉越はプール内に残った証拠を隠滅しようとしていました。間抜けな死に方をして欲しかったから、この殺害を選択。出光は玉越レイアのプライドを傷つけていたようです。

玉越レイアは大きなアヒルのゴムボートの中に気絶した出光を入れてから、水を注入し溺死させました。重たいゴムボートは水には浮かないため、プールの水を抜く必要がありました。他の浮き輪などに紛れていた死体入りのゴムボートを不審に思う人はいなかったのです。

プールの水が抜かれていることに気がついた管理人が注水。水がたまった翌朝に、レイアは死体をゴムボートから出し、もともと使われていた本物のボートと入れ替えようとします。

ところが、ここでトラブルが発生しました。空気入れのボンベの中身が切れてしまったのです。レイアはボンベを温め、ギリギリまで膨らませた後は自分の息でボートを膨らませます。それこそレイアが隠滅しようとしていた証拠でした。

「解かないほうがいい謎なんてこの世には存在しない」

天川(渡部篤郎)が、訪ねてきた美影に「解かないほうがいい謎なんてこの世には存在しない──。」と告げました。

そして天川「謎を解くということは選択肢が増えるから」と理由を説明し、出した答えをどう扱うかが重要だと助言。

犯罪考案者となっている美影は、天川に背中を押されて、5年前の事件と向き合うため、「ノッキンオン・ロックドドア」へ向かいます。

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「ドアの鍵を開けるとき」のあらすじネタバレ

『ノッキンオン・ロックドドア2』「ドアの鍵を開けるとき」のあらすじネタバレです。

登場人物

  • 被害者:御殿場倒理(松村北斗)…大学時代、密室で首を切られ、大出血。
  • 容疑者:片無氷雨(西畑大吾)…第1発見者。倒理のゼミ仲間。
  • 容疑者:穿地決(石橋静河)…第1発見者。倒理のゼミ仲間。
  • 容疑者/依頼人:糸切美影(早乙女太一)…第1発見者。倒理のゼミ仲間。

事件の内容

第2巻・最終話は、倒理と氷雨、穿地、美影の4人がゼミ仲間だった大学4年だった5年前に起きた“未解明”事件の真相について明かされていきます。

糸切美影が「ノッキンオン・ロックドドア」へ5年前の殺人未遂事件の真相を知りたい、と依頼してきました。

実は倒理と美影が2人で探偵事務所を経営するつもりでした。事務所の名前は「チープトリック」と決めていました。警察一家で育った穿地は大学院に進んだ後に警察という進路。一方、氷雨は製薬会社の営業部に就職する予定でした。

そんな中、ゼミの卒業試験として、現在進行形の未解決事件である「連続通り魔事件」を調べることに。事件といっても、被害者は犬でした。

4人は捜査するうち、犬小屋で寝ている犬のお腹の側面をボウガンで狙撃するのは不可能と気づきます。また、ボウガンが刺さったまま犬小屋に入るのは不可能。ということで、犬小屋の中の血痕は偽装。犬が吠えない顔見知りの犯行と推理。

そして犯人は杵塚実と突き止めますが・・・杵塚はしらを切ります。しかも個人輸入業を営む杵塚は再来月には渡米するとのこと。

倒理たちは、ゼミで結論を発表。教授の天川(渡部篤郎)は「合格点」を出しました。しかし事件は警察に任せることに・・・。

しかし後日、倒理は、愛犬がボウガンで撃たれて失った杉好(すぎよし)さんに推理を伝えに行くべきと言い出します。他の3人は反対し、多数決で倒理の意見は否決されました。

翌日。犯人が渡米する日。倒理は、他の3人――氷雨、穿地、美影を時間指定で家に呼びました。

3人が到着すると、倒理の応答がなし。寝ているのかと思って、裏へ回ると、カーテンのない窓から中が見えて…倒理が血を流して倒れていました。

窓の一部を割って侵入し、穿地が応急手当。氷雨が救急に電話。一方、美影はコップに入っていた鍵などを物色。

部屋には、赤い字でのダイイングメッセージ(?)「ミカゲ」があり、美影は「困るよ、倒理」という言葉を残して去ります。以来、美影は姿を現しませんでした。入院中の倒理のもとにも、その後も…。

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倒理の首を傷つけた犯人とは?

倒理の首を傷つけた犯人は片無氷雨(西畑大吾)でした。

氷雨の犯行動機は杉好に「杵塚実が犯人だ」と真相を教えに行く倒理を止めるため。「倒理を犯罪者にしたくなかった」というのが理由。

※補足:杵塚実が「犯人を殺したい」と言っていたので、素人探偵が被害者を犯罪者にさせてしまう…つまり犯罪に加担してしまうことになります。

3人が呼ばれた時間、3人を家に呼んでおいて、実は杉好のもとへ行くはずだった倒理。しかし察した氷雨が、時間よりだいぶ前に、家にきて口論になります。

「どけって!」と強く家を出て行こうとした倒理に対し、氷雨はポケットに持っていたもの(ナイフ?)を取り出して、腕を振ってしまいます。

最初は空振りと思った氷雨ですが…。倒理は首を押さえ、血が幾筋も腕を伝っていきます。倒理は嬉しそうな顔をした後、布団へ頭から倒れていきます。

密室トリックはすごく単純です。

  • ドアの鍵をしめて、鍵を持って出て行った氷雨。
  • その後、玄関がしまっていて、他の2人が裏に回っている時、素早く鍵で正面ドアから中に入り、鍵をカップの中に入れます。
  • 裏に氷雨も遅れて入り、タイミングをみて正面ドアの鍵をかけました。(手袋のため指紋はなし)

実は、倒理が「ミカゲ」と書いたのはダイイングメッセージではありませんでした。自分がしようとしていたことを美影に(真相を被害者に伝えに行くことの)代行をして欲しいと依頼していたのです。

依頼を受け、重荷を背負った美影は3人の前から姿を消し、犯罪を考案する仕事を始めました。

倒理は被害者届を出さず、犯人も明かさなかったのは「氷雨を守るため」でした。つまり、氷雨を犯罪者にしたくなかったから。

2人とも、お互いのことを思っていたことが分かります。

ちなみに美影が姿を消した後、氷雨は就職をやめて、倒理に2人で探偵事務所をやろうと誘いました…。

5年前の事件は扉は開かれ、解決。

今日もまた「ノッキンオンロックドドア」には依頼がきて…。(2巻おわり)

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【ノッキンオン・ロックドドドア】の登場人物

【ノッキンオン・ロックドドドア】の登場人物

探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドドア」

御殿場倒理(ごてんば・とうり)(演:松村北斗/SixTONES) …「不可能」専門の探偵。トリック解明に強い。1人称は「俺」。髪型は悪魔みたいな巻き毛。いつでもタートルネックを着用。

片無氷雨(かたなし・ひさめ)(演:西畑大吾/なにわ男子)…「不可解」専門の探偵。動機や理由を探るのに強い。1人称は「僕」。地味な印象で、眼鏡を着用。5月15日生まれの28歳。性格は、真面目で心配性。天然。好きな食べはキウイフルーツ。苦手な食べ物はサンマ。犬派。山派。(きのこの山でなく)たけのこの里派。トランクス派。趣味は新聞の切り抜き。好きな作家は楡周平。好きな芸能人はラバーガール。

薬師寺薬子(やくしじ・くすりこ)(演:畑芽育)… 「ノッキンオン・ロックドドア」でアルバイトをする女子高生。 週何日か、学校が終わってから炊事洗濯・掃除、お買い物、庭の手入れ、接客など何でもする。倒理たちの下着も洗っているもよう。

天川ゼミの同級生

穿地決(うがち・きまり)(演:石橋静河)…警視庁刑事部捜査一課刑事。キャリア組。大学時代、倒理、氷雨、美影と同じゼミだった。

糸切美影(いとぎり・みかげ)(演:早乙女太一)…犯罪トリックの考案者。犯罪コーディネーター。犯罪トリックを作り、犯罪者に提供している。バンド「チープトリック」(1974年にシカゴ郊外で結成されたアメリカのロックバンド)のファンで、バンドの歌詞を現場に残す。大学時代、倒理、氷雨、穿地と同じゼミだったが、ゼミ生の中でも優秀な人物だった。

仲介屋

神保飄吉(じんぼう・ひょうきち)(演:角田晃広)…「ノッキンオン・ロックドドア」に依頼人を斡旋する仲介屋。

警察

小坪清太郎(こつぼ・せいたろう)(演:駒木根隆介)…穿地班の刑事。

春望大学

天川考四郎(あまがわ・こうしろう)(演:渡部篤郎)… 春望大学社会学部の教授。ゼミの教え子に倒理、氷雨、穿地、美影がいる。ゼミでは「社会」そして規範(ルール)とルール違反の事例と諸問題について教えた。そして最も基礎的な2つの技術「観察と推論」についても教えた。

その他

近衛(このえ)…湯橋家の住み込みの使用人。本物のメイド。殺人事件に関する証拠を隠滅、偽造したことで、湯橋家を追い出される。倒理たちが再就職先を斡旋。神保飄吉の事務所スタッフに就いた。


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画像出典「ノッキンオン・ロックドドア」HP

ノッキンオン・ロックドドア

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