【わろてんか】60回視聴率19.8、第10週20%!視聴者絶賛の北村有起哉・崇徳院前編!
NHK連続テレビ小説・朝ドラ「わろてんか」第10週「笑いの神様」第60回が12月9日土曜日に放送されました。
お夕(中村ゆり)と夫・団真(北村有起哉)は駆け落ち!負けじと団吾(波岡一喜)は『崇徳院』を深夜に猛練習。それを努力と認めた藤吉。てんとの確執も深まります。
てんは、藤吉がいぬまに団真を高座にあげて……土曜日に満を持しての落語の回第二弾か。視聴者の期待が高まりますが!?
今回は【わろてんか】60回のあらすじと視聴率、感想まとめ。
【わろてんか】60回の視聴率
【わろてんか】60回の視聴率は19.8%!
第10週視聴率は20.0%!
好調キープ!2週連続の20%台となりました。
【わろてんか】60回のあらすじ
藤吉(松坂桃李)の不在中に出演予定の芸人が出番に間に合わず、てん(葵わかな)は困ってしまう。スト中の万丈目(藤井隆)たちは、代演を頼まれたらこれを潮時にストを止めようと期待するが、てんは団真(北村有起哉)を高座に上げることにした。団真は尻込みするが、お夕(中村ゆり)に背中を押され久しぶりに落語をやる決心をする。だが団真は噺(はなし)の途中でつまずき、客からやじを浴びせられて高座を下りてしまう。
「俺はとっくにもうあかんのや。お前ががんばれやいうから」団真は、元気づけようとするお夕をひっぱたいてしまう。
「団吾のもとへいったらええ!」団真はひとりに。お夕は出ていく…。
藤吉は勝手に団真を高座にあがらせたことにご立腹。芸や番組のことはてんには分からない!二度と口をだすなと叱る。てんは、途方にくれた。
【わろてんか】60回の感想
またも『崇徳院』は途中で終わってしまいましたが、そのあとの迫真の演技で魅せた夫婦に視聴者絶賛!
北村有起哉さんの迫真の演技に引き込まれた。
落語中断して客観的にも失敗だったのに、お夕が褒めてきて余計惨めになる。自分への怒りをやっと抑えてたのに沸点超えて妻に暴力。やっちまった!という顔。さらに自己嫌悪の沼へ。#わろてんか— いちこ (@twinkle15meguru) 2017年12月9日
崇徳院にかかってるのは北村有起哉・中村ゆり夫妻だけじゃなくて、北村有起哉・波岡一喜のこじれてしまった兄弟弟子の関係にもかかってるのはウマいな、と思いました。主人公夫婦、風鳥亭と芸人にもかかってるけど、そっちは正直何度目だよ!という感想の方が… #わろてんか
— 亜姫篤 (@gameura) 2017年12月8日
北村有起哉さんの悲哀に満ちた演技に賞賛の嵐です。ぶたれてほっぺをおさえる中村ゆりさん演じるお夕も良いです。別のドラマになったといったら失礼か。「ロミシュジリ」オマージュのラブロマンスあたりからバカップルと評されるてんと藤吉は可愛らしい感じ。お夕と団真はオトナの雰囲気ですね。
今亀井さんが言った「先代団吾師匠の一番弟子だった団真といえば若いが情の細かいええ噺をできる奴だった」ということを自称「落語好きの目利き」である藤吉は知らなかったのね…… #わろてんか
— ヒノッチ (@hinocchi) 2017年12月9日
亀井さんも団真を聞いたことがあると何度か言っていて今回思い出しましたね。ここまでくると、藤吉の見る目がないというのは確信的。前回の夜の稽古も努力と言えばそうですが、団吾師匠は兄弟子・団真の腕を脅威にしてるのは間違いないです。
案の定非難轟々の藤吉だけど、現代の言葉で言い換えると
「確実に高い利益が見込める取引先との商談を部下の独断と暴走で破談にされそう」
なので、経営者目線で見ると本当同情する…報連相が足りな過ぎる…
#わろてんか— じょー@ぶつ森たのしい (@joe_1125) 2017年12月8日
藤吉をフォローする声も…。てんがやったことは藤吉への反乱。怒られて仕方ありませんね。
しかし、「口をだすな」といえるほど藤吉には能力がない。何ひとつ成功していません。
電髪で借金して北村屋をつぶし(母のためだったといい感じ風に演出したが、これは相当ひどかった。挑戦しないといつかつぶれてた経営状態だとしても…ひどい)
北村屋が店じまいになると藤吉はてんに「里に帰り」と京都へかえそうとした。てんが逆プロポーズ。「結婚してあげます。芸がそないに好きやったら、いっそ、それを商売にしはったらどうですか」(驚いた。やさしさとはいえない。思えば大阪へ連れてくるときもこんな自分についてきてくれるのか?と意見を相手に任せる州法だった。それがまたわざとではないので本当に根がダメな男なのだ)
寄席も得たのもてんのおかげが多分にあるし…。寄席が繁盛したのは、伝統派の師匠を呼んだてんの甘いカレーと栞さまの宣伝作戦のおかげ。まあ、師匠の時うどんをこどもの頃にみた、庶民にみせてやりたいという藤吉の発言は功績か。
最近の失敗は、てんたちの活躍で売り上げ倍になったのに、6割の条件にしかならなかった交渉力のなさ。寺ギンからの勉強代ですね。条件変えるとしかたしかにいってないのです、寺ギンは…。ああ。
さらに第10週では、藤吉は寄席をこりずに広げようとして芸人に渡すはずの給金を流用。ストライキへ。
信念があるのはいいのですが、たしかに芸人たちのダメ出しは間違ってはいないのですが、ついていけません。ついにてんが交渉する芸人側へ。
今のてんにできていない「夫を信じ抜き支える」ことをできているお夕さんのほうに、そのために他人を蔑ろにしてきたしっぺ返しが来てしまう展開が鮮やかでよかったですね。支えるということは甘やかすこととイコールではないのだ #わろてんか
— こはろさん (@kohalogical84) 2017年12月8日
しかし『夫を信じる』お夕さんも、夫とうまくいきません。むずかしいものです。
「崇徳院」での百人一首:瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ
意味:傾斜のために速くなり、岩にあたり二手に分かれている川の流れが、やがてひとつになるように、別れ別れになっているあなたとも、またいつか逢いたいと思っています。
われた2人。団真夫婦、てん夫婦。土曜日でわかれがくるとは、落語『崇徳院』の完全版は次週もちこみ。川の流れのようにひとつになることを願ってます。面白くなってきましたね。
コメント