【八月は夜のバッティングセンターで。】3話あらすじ・感想・見どころ!武田玲奈がムネリンの千本ノックを凝視?
関水渚×仲村トオルのW主演ドラマ【八月はバッティングセンターで。】の3話「千本ノック」が放送されました。
今井果林(武田玲奈)は和食職人として修業を重ねる日々を過ごしていますが、不満がつのる一方です。見てくればかり気に掛ける果林に伊藤(仲村トオル)は「野球論」で悩みを解決へと導くのでした。
【八月は夜のバッティングセンターで。】3話のあらすじ・見どころ、感想をご紹介します。
【八月は夜のバッティングセンターで。】3話あらすじ
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女子力、どこいった?
キッチンでは珍しく、舞がエプロンをして人参を切っていました。いきさつは、昨日の夜の事・・・・。
母・美智子(藤田朋子)が帰宅して夕飯の準備を始めました。舞はソファーに寝っ転がって、野球動画を見ています。
舞の姿を見た母は「あんたのやっていることは、50代のおっさんの所業なの」と嘆きます。
若い女の子が渋いおじさんの野球動画を見て喜んでいるなんて・・・。舞の女子力の低さに呆れてしまっていました。
夏休み中でもあり、舞は「わかったよ、明日はあたしが料理するよ」と夕飯の準備を引き受けるのでした。
しかし、やってみると・・・。不器用な舞は人参すらまともに切れないのでした。
夜の夏葉バッティングセンターでは、ベンチで話す舞と伊藤の姿がありました。
「やっぱり私、料理とか向いていないのかなぁ」
という舞に伊藤は
「んー、人には誰にも向き不向きというものがある。お前はたまたま料理に向いていない女だった。それだけのことだ、気にするな」
慰めているのか、けなされているのかよく分からない伊藤の答えにカチンときた舞は
「その言い方、よけいに気になるから、もっといいアドバイス言えないの?」
と突っかかります。伊藤は
「アドバイスか・・・。潔くあきらめろ」
と返答します。舞の不器用さに気が付いていた様子でした。
下積み修行
厨房では、魚をさばく職人、飛び交う指示、料理が煮炊きされる様子でいかに煩忙なのかが一目瞭然でした。その中に大根の面取り作業をしている果林(武田玲奈)がいました。
「はい、大根の仕込みが終わりました」
果林は大根を先輩に渡しますが、その雑な仕事ぶりに注意を受けます。
「ちゃんと仕事覚えろよ」と先輩に言われ、果林は謝りますが、納得はしていない顔です。
大きな声を聞きつけて親方が入ってきますが、果林の大雑把な仕込みを見て皿洗いに回るように指示するのでした。
果林は仕事を終え、更衣室から出ると先輩が通りかかりました。
果林は店で働きだして1年経ちますが、先輩に覚えの悪さを指摘されカッとしてしまいました。
「私は下働きがしたくてこの世界に入ったんじゃなくて、和食の可能性を広げるために来たんです」
果林は自分の考えを話しますが、先輩に見てくればかり気にするの果林には仕事ができるわけがない、と反論されるのでした。
バッティングセンターでストレス解消
夏葉バッティングセンターの受付で「人参の切り方講座」の動画を見ている舞ですが、細かいことが苦手な舞には難易度が高そうです。
そこへストレス解消のため、仕事帰りの果林がやってきました。
バッティングセンターはストレス解消になるのか聞く果林に、舞は
「スカッとしますよ、もうね、チマチマした料理なんかよりよっぽどストレス解消になります!」
と答えました。その言葉を聞いて果林はみるみる不機嫌になりました。
「あんた、料理をバカにしてんの?」
舞はどうして果林が不機嫌になったのか分かりませんでした。
一流人の見た目をマネして
果林はベンチに座り、スマホで動画を見ていました。その姿を見ていた伊藤は
「あの子、なんでずっと動画みているんだ?」
と不思議に思っていました。初めてバッティングセンターにきた果林に、舞が打ち方の手本にと動画のサイトを教えたようでした
舞は動画を見ている果林に歩み寄り、楽しく打ってみたらどうかと提案しました。しかし果林は、
「始めから完璧に打ちたいんです。今、一流の人のフォームをインプットしているとこなんです」とイメージトレーニングしていました。
舞は、簡単に完璧にできない事を伝えますが、果林には自信があるようでした。
スマホをしまい込み、バッターボックスへと向かいました。
動画を見ていた成果なのか、果林のフォームは完璧でした。
しかし、バットを振ってもボールは一つもあたりません。
「見た目だけマネしてもだめだ」
果林の姿を見ていた伊藤は言いました。
「おかしい、なんでうまくいかないの」
果林は納得いかない様子でした。
私、雑用係なんで
ベンチから果林を見ていた伊藤は、果林の指が絆創膏だらけなことに気が付き、職人ではないかと推測します。
舞は、果林が機嫌を悪くしたのは彼女が料理人だからだと予想しました。
伊藤は、果林に料理を教えてもらうことを考えます。専門家に教えてもらうのが一番だからです。
バッターボックスから出てきた果林に伊藤が話しかけます。
「あんた、職人さんか?もしかして料理人かな?」
「まぁ、そうですけど。なんでわかったんでしょうか?」
手に切り傷がありことから察したと伊藤
「実はね、この子が今料理にハマっていてね、プロの料理人から教えてもらいたいって言っているんだけど、どうしたらいいのかな?」
「それは難しいです」
「どうして?」
「私、雑用係なんで」
甘い戯言とくだらないプライドの塊
伊藤と舞は店の外で果林の不満を聞いていました。
一年経つのに、ずっと雑用ばかり、親方からは皿洗い要員にされ、先輩はいばってばかり。過去にコンクールで受賞歴があり私は先輩より実績が上。と、たまっていた愚痴を吐き出しました。
「ぶっちゃけ、下積みとか意味ないんですよね、アイデアを出させるべきですよ、私に。あんな先輩みたいになりたくないし、何年もやってあの程度でどうすんのって」
ぼやく果林に伊藤は言います。
「よくわかったよ。あんたの言っていることが全部甘い戯言だって」
「はぁ?」
「くだらないプライドの塊だな。どれだけ着飾っても文句ばっかり言っている顔じゃ輝かないぞ」
「ちょっと、何なの。おじさん意味の分かんないことばっか、言わないで」
「どういうことか、見せてやろうか、俺の野球論」
「ライフイズベースボール」
そう言うと、伊藤は手に持っていたボールを高く放りました
千本ノックには意味がある
ボールが伊藤の手に落ちてきたとき、球場に変わっていました。
ユニフォーム姿の伊藤、セーラー服姿の舞、野球帽をかぶった果林は観客席にいました。
「えっ、えーーー!」
果林は驚きますが、舞は慣れたものです。
「あれを見てもらいたくてな」
伊藤の見ている先には守備練習をしている男の姿がありました。
日米で活躍し、現在も独立リーグでプレイする川崎宗則。
「ムネリンこと、川崎宗則だー!」
その姿を見た舞は、金網にしがみつき、絶叫します。
「一体、何なんです?」
一人、状況を読めない果林は不快そうでした。
「いいから、あんたはあの男の姿を見ているといい」
川崎は何度も何度もノックを繰り返していました。変わり映えのない練習を見ていた果林は、イラ立ってきました。意味のない作業を見せられて、泥臭いばかりと伊藤に抗議しました。
抗議を受けた伊藤は、果林に技術を持っているのか聞きました。そして
「技術は頭じゃなくて、体にしみこませるものだ。野球の守備練習で千本ノックというものがあるように。技術を体に覚えこませるためには、長い長い鍛錬とそれを続ける意思が必要だ、たとえば同じ反復作業に見えても、そこには必ず意味がある」
と話しました。果林は反論しました。
「私だって、やっているから。毎日毎日、面倒な仕込みを自分なりに一生懸命やっているんだよ。でも仕事も全然ランクアップしないし、意味ないんだよ。あの人も繰り返しているだけじゃん、同じだよ」
伊藤は、果林と舞にグラウンドに降りるように指示しました。
結果、千本になるだけ
グラウンドに降りると、練習を間近で見ることが出来、表情までもがよく分かりました。
「あんたと違っていい顔している」
伊藤が言う通り、川崎の顔はイキイキとしています。
ボールをとっては、返す、ビールをとっては返す、同じ動作を繰り返しています。果林は
「もういい、わかった」
といって去ろうとしました。
「まだ、分かっていない。もっとよく見ろ、どこか違うはずだ」
「だから。根性が違うってことでしょ」
伊藤は他にもある、とうニュアンスでなかなか教えてくれません。
「もったいつけてないで教えてください」果林が言うと説明を始めました。
「彼は一本一本、その質を丁寧に確認しながら、その上で自分を酷使している。そこが一番違う」
確かに、川崎はノックを受けるごとに動作を確認しています。
「あれがプロだよ。余計な見栄なんて存在する隙がない。毎日の積み重ねにあんたも全力でとりくんでみなよ。」
ノックを受け続けた川崎は倒れこんだ川崎に果林は近づいて聞いてみました。
「なんでそんなことができるの?」
ハァハァと呼吸を乱しながら、答えてくれました。
「野球がうまくなりたいから。千本ノックっていっても色んなシチュエーションを考えて受けると、結果千本になるだけで、実は千本じゃ足りないくらいなんだよ」
「そうなんだ。」
果林は心の底から素直に話すことが出来ました。
「傍から見ると根性論、近くで見ると方法論って事だ。プロでやっている人間はみんな自分で自分を鍛えあげている。そしてその先に栄光は待っている」
料理がうまくなりたいから、毎日の積み重ね
慌ただしい厨房。
長ネギを包丁で切っている果林は時折先輩の包丁さばきを見て、自分の包丁を確認していました。
「おい、おせーぞ。早くしろ」先輩からの催促の声がします。
「すいません」
「まぁ、包丁さばきを確認することはいいことだけどな」
果林は黙々と仕込みをしていて、先輩の声に気が付いていません。
「お前、なんか雰囲気かわった?」
果林に話しかけました。
「えっ?何でですか?」
気が付いた果林が顔を上げます。
「いや、早く仕事上達しねぇと個性が台無しだぞ」
先輩に以前のような険しい表情はありません。
「ありがとうございます!」
果林は笑顔で答えました。
「秋元」という表札の家の前に舞は立っていました。
舞の名前を呼ぶ声がして見ると、エナメルバックを肩から下げた女子高生が立っていました。
「ねぇ、舞。辞めるのか続けるのか、はっきりしなよ」
舞は何も言わず、その場から去るのでした。
【八月は夜のバッティングセンターで。】3話感想
【八月は夜のバッティングセンターで。】3話をご覧の皆さんの感想を紹介します。
地道な下積みは必要ないという果林に、コツコツと積み重ねる川崎さんの説得力。今回もピッタリあてはまって、気持ちの良い回となりました。
舞のことが回を重ねるごとに少しずつ明らかになっていきますね。舞も野球をやっていたのが回間見れますが、最後は伊藤がよい方向へと導いてくれるのではないでしょうか。
【八月は夜のバッティングセンターで。】3話見どころ
今回のレジェンドはムネリンこと、川崎宗則さんでした!
1999年のNPBドラフト会議で福岡ダイエーホークスから4位指名で入団。2012年にシアトル・マリナーズに移籍。13年にトロント・ブルージェイズ、16年にシカゴ・カブスを経て、17年にソフトバンク復帰。2018年からは、一度野球選手としてのプレーを休み、育成年代への指導中心に活動していたが、2019年7月に味全ドラゴンズと選手兼コーチ契約をし、現役復帰した。現在は栃木ゴールデンブレーブスでプレー中。
引用元:https://lineblog.me/mkawasaki/
国内のみならず、アメリカ、台湾と渡り歩いた名選手。現在も独立リーグで活躍され、本当に野球を愛する選手です。
神経系のご病気もされており、いろんな苦難を乗り越える強い精神をお持ちです。とっても明るくてムードメーカーでもあります。イケメンでファンが多い方です。
まだまだ、現役!野球界を盛り上げてほしいですね。
次回は7月28日放送です。
ゲストは深川麻衣さん。
レジェンドは五十嵐亮太さんです!
記事内画像出典:八月は夜のバッティングセンターで。公式サイト
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