【麒麟がくる】38話のネタバレと感想!三淵藤英の誇りに涙が止まらない!

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【麒麟がくる】38話のネタバレと感想!三淵藤英の誇りに涙が止まらない!

将軍・足利義昭につき織田信長と抵抗した幕臣の三淵藤英、彼に審判が下る時が来ました。

三淵藤英が出した決断と誇りは涙無しには見られません。

今回の記事では【麒麟がくる】38話の視聴率、ネタバレと感想をお伝えします。

目次

【麒麟がくる】38話の視聴率

【麒麟がくる】38話の視聴率は11.5%でした。

【麒麟がくる】38話のネタバレ

三淵藤英に最終処分が下る

居城である伏見城を取り壊され、明智光秀の坂本城に幽閉されていた幕臣の三淵藤英。彼についに信長からの最終処分が下った。

三淵は今日一日の内に自害せよ。

追放された将軍・義昭と文を交わし、信長を討とうとしたことが発覚したからだ。

義昭と通じたことが事実にしろ紙一枚で「命を絶て」とは、光秀に言葉にならない憤りの感情が湧き上がる。

三淵藤英の誇り高き最期

光秀は三淵と会い、問いかける。

光秀「何ゆえ、そこまで信長様を敵視なされる。」

三淵は優しくも力強く答える。

三淵「私は生まれながらの幕臣である。良くも悪くもそれだけだ。」

「弟の藤考のように幕府を見限る勇気も無い。」

「覚悟はしていた。」

光秀が若いころ鉄砲を求め堺の町に出向き、そこで初めて会った幕臣が三淵であった。三淵の立ち振る舞いは見事でこれが将軍に仕える奉公衆かと目を見張った。

三淵が立派な幕臣であり、武士であるという思いは今も変わらない。

光秀は「信長様に死罪を免除して貰える様に直訴する」と申し出る。だが、三淵は首を縦に振ろうとはしなかった。

三淵「生ある限り、信長殿につく気はない。」

「いわれの無い情けは武士の恥である。」

「捨てられる花にも、一度は咲いてみせたという誇りがあるように見える。」

翌日の早朝、三淵は切腹する。誇り高き幕臣は最期までその誇りを失うことは無かった。

斉藤利三が光秀の下に

天正2年(1574年)秋、周囲の戦況は大きく動いた。

  • 光秀は佐久間信盛、細川藤考らとおもに河内の三好勢を追い払う
  • 信長は長島の一向一揆の息の根を止める

そんな中、光秀の下に美濃の国から斉藤利三という武士がやってくる。利三は稲葉一鉄の家臣だが、稲葉が戦況をみて次々と君主を乗り換えることに我慢の限界を向かえ、逃げてきた。

光秀は3年前の比叡山の戦いで唯一、信長の命令に背いて女・子供を逃がしていた。利三はそんな光秀に感服したのだ。

利三「明智様が君主ならばいかなる戦にも身を投げうつことが出来る。」

光秀は稲葉と昔からそりが合わなかったこともあり、利三を受け入れる。

我慢の限界を迎える光秀

その後、光秀は信長に呼び出されて京の妙覚寺にやってくる。

部屋に入ると信長はバテレンの土産という世界地図を広げ、金平糖なる砂糖菓子を食べていた。

信長は「光秀の下に逃げてきた利三を、稲葉に引き渡せ」という。稲葉は今は美濃を纏め上げている。彼の機嫌を損なえば後々面倒だからだ。

利三を引き渡せば稲葉に切られることは明らかだ。光秀は我慢がならず、信長に言いはなつ。

光秀「信長様は人一人の命をぞんざいに扱い過ぎておられる!!」

光秀「公方様を着の身着のまま裸足で歩かせて人々の笑いものにした。」

「三淵様の一件も同様。共に世を支えられたかもないのにも関らず。」

「戦に勝っても武家の棟梁として諸国の大名を感服させて、纏め上げることは出来ませぬ!!」

光秀に耳の痛い説教をされて信長は癇癪を引き起こしてしまう。一触即発の事態となったが信長がある条件を出して、折れることになった。

摂津の一向宗の総本山・本願寺を除けば機内の南側の敵はほぼ押さえ込んだ。後は西側の丹波だが、ここは義昭の息の掛かった者も多い。

「この丹波を何年掛かってもよいから押さえ込め」、「取り掛かれば稲葉にも話をつける。」これが信長が出した条件だった。

信長を巡る朝廷の動き

関白である二条晴良は信長との関りを深めようとしていた。二条は「正規町天皇は第一皇子の誠仁親王に譲位、自身が上皇になることで朝廷の力を強めたいと考えておられる。」、「後は信長殿の意思次第」という。

信長は「帝の意思ですぐに行うことに異論は無い。が、その為に掛かる莫大な費用を出す当てが無い」とすぐには約束できなかった。

三条西実澄は二条の動きを帝に報告する。

二条は元々は足利将軍家と繋がりが深かった。だが、義昭の追放により有利な立場を失ってしまった。帝の譲渡を利用して勢いのある信長を手元に置いておきたいという魂胆なのだろう。

帝は「信長が二条と近づきすぎれば足利将軍家と同じ運命を辿るかもしれない」と危惧する。

そして、ふと帝の口から光秀の名が出る。「信長を最も良く知るという光秀と今一度じっくりと話をしたい」と帝は思うのであった。

丹波へと向かう前に現れた男

信長の命を受けた光秀は笠を深めに被り、丹波へ向かおうとしていた。丹波は敵だらけで足を踏み入れたことの無い地、案内人が必要だ。

光秀はまずは伊呂波太夫の一座がいる京の神社を訪れる。前関白の近衛前久に会えると思ったが、あいにく京にはいないという。

前久の妹は丹波黒井城城主・赤井直正に嫁いでいる。となれば前久は丹波に流れ着き、事情にも詳しいだろうと光秀は踏んでいた。

太夫は「前久が京に戻れるように信長に頼んで欲しい」と条件を出した上で、「丹波の園部に行けば、前久に会えるように手配してくれる」と言う。

さらに丹波の裏道に詳しい人物が駒のところにいるとも教えてくれた。

光秀は早速その男に会ってみる。なんと菊丸であった。さらに菊丸が書いている文字を見て驚く。以前、京の妙覚寺の前で渡された“武田信玄の病死を伝える文の字”と同じであった。

「どうやらだたの三河の農民ではないらしい」と光秀は思いつつも菊丸と共に丹波に向かうのであった。

丹波での戦い

丹波の園部に到着した光秀は菊丸と別れ、前久と話をする。光秀は前久に「信長様と本願寺率いる一向衆のどちらにつくのか」と問いかける。

前久は「信長は対立していた二条と親しかったので様子を見ていたが、今は二条は落ち目。信長につき自分が出来ることは協力する」と約束する。

光秀は早速、菊丸から聞いた丹波の有力な国衆・小畠と会わせて欲しいと頼む。光秀は無用な戦を回避したく、その為には丹波の国を良く知る必要があるからだ。

前久は志は立派とし、会わせる約束はつつも厳しい現実を突きつける。

前久「丹波は話し合いで済むような国ではない。」

「まずは戦、この国に一年も住めば分かる。」

天正3年(1575年)夏、前久の言った通り戦が勃発、光秀は丹波の武力での攻略を余儀なくされる。丹波での長い戦いの幕が上がった。

【麒麟がくる】38話の感想とまとめ

三淵藤英の最期に涙

【麒麟がくる】38話では初期からの重要人物の1人ではあった三淵藤英の最期が描かれました。

何があろうとも自分が信じる道を突き進み、そこに散っていった藤英の高い誇りに涙が止まりません。

藤英は弟の藤考、光秀と共に長きに渡り幕府を支えてきました。35話で光秀の為に立ち上がったのは熱い展開でした。

ところが情勢は変わり、藤考は幕府を見限って信長につきました。(光秀は完全には見限っていなかったです。)

藤考は稲葉一鉄のように上手く戦乱の世を渡り歩く人物、一方の藤英は忠義ゆえに割り切ることが出来ず幕府と共に最期を遂げることになってしまいました。

上手く渡れるものが長く生き、出来ない者は高い誇りがあっても命が短い、戦乱の世は残酷です。

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37話「信長公と蘭奢待」 39話「本願寺を叩け」

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