【映画館にいく日】のネタバレと感想!岩ちゃん/岩田剛典がカメオ出演でもインパクト大!

【映画館にいく日】のネタバレと感想!

有村架純、椎木知仁が出演するショートムービー『映画館にいく日』が2020年9月9日からHuluで配信!

気になるあらすじネタバレと感想を紹介。

放送後、岩ちゃん/岩田剛典がカメオ出演でもインパクト大だったようで…。

今回は【映画館にいく日】のネタバレと感想などについて。

目次

【映画館にいく日】のネタバレ

短編映画『映画館にいく日』のあらすじをネタバレします。未見の方は閲覧注意です。

※本作『映画館にいく日』の動画はHuluで視聴できます!(2020年9月現在の配信状況です。)

hulu

幸太朗(椎木知仁)がアパートを出る。昼間の日差しが眩しい。
背伸びをして、マスクをつけて歩き出す。
通り過ぎる人々もみんなマスクをしている。信号待ちで、隣の人とは少し距離をあける。

住宅街の道路にて…

(撮影スタッフ)「あ、すみません。ちょっとだけ待ってもらっていいですか」

幸太朗は映画の撮影で止められた。走り去る男と追いかける男が撮影されている。

『もっとも足の早い刑事(デカ)※』という刑事ものらしい。

(監督)「追い付きすぎだね。もう少し距離取っていこう。さあもう一回いくよお!」

※『もっとも足の早い刑事(デカ)』は検索してもでてこないため架空の映画の可能性大。映画『もっともあぶない刑事』(1989)のオマージュでしょうか。

再会

井の頭公園についた幸太朗は、背中を向けているミヤコ(有村架純)に声をかけた。

「久しぶり!」
「うん、久しぶりだね」

ミヤコもマスクをしているが、目で笑顔の表情とわかる。

「元気だった?」
「うん、うふふふふ、いこう」

ミヤコは笑った。

「こっちかな」「こっちだね」
歩き出す2人。しかし距離をあけて歩く。

「この距離!」ミヤコが空間を気にした。
「ソーシャル・ディスタンス」
「『恋人までのディスタンス』!」ミヤコが突然、映画タイトルで連想ゲーム。
「『ビフォア・サンライズ』(※)の邦題ね!」
「さーすがあ!うふふ」

「恋人たちに距離は要らないのでは?」と幸太朗。
「うふふふ」ミヤコは笑った。

※映画『Before Sunrise』は『恋人までの距離(ディスタンス)』という放題で1995年に劇場公開。ちなみに、DVDタイトルでは『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』と改題。続編の『ビフォア・サンセット』(2004)『ビフォア・ミッドナイト』(2013)が制作されている。

『オデッセイ』とさみしい夢

2人は横並びになり、近づいて歩く。

「こうして歩くの変な感じ。長すぎた。非日常が」幸太朗はしみじみ言う。
「日常ってどんなんだったっけ?」
「うーん。俺だけ取り残されてるんじゃないかって感覚ずっとあって、なんか、『オデッセイ』(※)みたい」
「ええ(笑) なんかそれ意味ちがくない?」

※『オデッセイ』は2015年のアメリカ映画で、火星に一人置き去りにされた宇宙飛行士の物語。

「(その感覚のことが)わかる。わたしも夢みたよ。(電車の音で聞こえず大声で)夢をみたの!ドアを開けて外に出たら、人が誰もいなくて、どこ探しても車ひとつ走らない。さみしい夢。何度も。」
「なんか俺の感覚と似てるね。」
「うーん、それで怖くなって、『ゴールキーパーの不安』(※1)みて気持ち立て直した。」
「ええ!ヴェンダースの?」
「うん」
「マジで!いやいや、あれ見て立て直せる?」
「うん、立て直せた。うふふふ。こうやってコウくんと話すのいつびりだろ?」
「あー」
「『屋根裏の殺人鬼』(※2)?」ミヤコは映画タイトルを告げた。
「あーフリッツ・ホンカ?」
「そう。『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』だ。え、それから会ってないの?」
「たしかに」
「えー半年くらい会ってないように感じるう。すっかりあったかくなったしねえ」

※1『ゴールキーパーの不安』はヴェンダース監督初の劇場用長編。ペーター・ハントケの前衛小説を映像化。試合を退場させられたプロサッカー選手の姿を描いた作品。
…立て直せるような前向きな映画ではないようです。笑

※2『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』(2019年製作/110分/R15+/ドイツ・フランス合作)は、サスペンスホラー。1970年代のドイツ・ハンブルクに実在した5年間で4人の娼婦を殺害した連続殺人犯の日常を淡々と描いた作品。
…ミヤコと幸太朗は怖い映画が好きなのかもしれません。本作のラストで映画館に行った先での作品名も怖いです。

2人は立ち止まり、太陽の光を感じた。
コンビニとかで外に出たけど、やっぱりミヤコが隣にいて、やっと出たって感じだなあ」
「そうだねえ。会えて嬉しいよ
「レベル1」
「なんで(笑)」

未来を楽しみに

公園では蝉の声もして、緑の木々が生い茂り、まさに夏。
ベンチには【新たな公園のルール】の案内が貼られている。
マスク着用や一定の距離・少人数での利用などの注意事項が書かれていた。

池の前のベンチに座った2人。(もちろん別々のベンチ)
「あーあ、世界はこんなに美しいのに!」ミヤコは嘆いた。
「改めて思うよね。綺麗だって」幸太朗はミヤコの方を向いて言った。
笑いあう2人。

ミヤコはオンライン飲み会に呼ばれた話をする。※注:「きょうのできごと a day in the home」(出演/柄本佑、高良健吾、永山絢斗、アフロ(MOROHA)、浅香航大、有村架純)のこと?

飲み会では一触即発になったが…
「最後は映画を最近何みたかの話しになったから平気だよ」とミヤコ。

ミヤコは幸太朗が参加しなくてよかったと告げる。

立ち上がりマスクをとって伸びをするミヤコ。
幸太朗もマスクをとって、「俺の会社やばいかも。新しい仕事探さなきゃかも」と打ち明けた。

自粛の影響で今後もシビアになるからと店をたたむらいしい。

「俺、昨日の夜ね。ずっと先の未来のこと考えてみた。そしたらね。ミヤコちゃんと幸せになるって結論が出たから、それに向かって頑張ってみようと思ってる」
幸太朗は立ち上がって宣言。

ミヤコは笑った。
「ふうーん、ありがとう。コウくん。」
「ごめん、勝手に思ってるだけだから、でもミヤコちゃんがいなかったら乗り越えられなかったよ」
「コウくんが想像した未来どんなかな」
「めちゃめちゃに凄い未来だったよ」
「そのときのコウくんの顔が楽しみ」
「楽しみにしててくださいよ」
「楽しみいーー!」
ミヤコは両手をあげて叫んだ。

映画館へ行く

そこへ映画監督がやってきて撮影するから場所をあけて欲しいという。
よけたミヤコと幸太朗。
ベンチへやってきたのは、感染症対策のシールドを装着している岩田剛典(演:本人)
がんちゃんだあ!」とミヤコ。

その岩ちゃんと目があったミヤコは大はしゃぎ。
しかし映画の時間があるから歩き出す2人。
ミヤコは岩ちゃんを一度振り返りつつ、「映画楽しみだねえ!」と言って幸太朗と歩いていく。

映画館では感染症対策で、手指の消毒をして、マスク着用。

2人が鑑賞する映画は『THE DEAD DON’T DIE(デッド・ドント・ダイ)』。※

開始のブザーが鳴った。劇場が暗くなり、映写機から光が放たれる。
客席はみんなソーシャルディスタンスをとりながら鑑賞している。
ミヤコと幸太朗カップルの席も隣ではなく1席あけている。
2人は映画に集中している…。

「映画を愛するすべての人へ」の字幕が(客席にかぶるように)出る。
(終わり)

『THE DEAD DON’T DIE(デッド・ドント・ダイ)』はゾンビ・コメディで、2020年6月5日に日本公開した映画。監督:ジム・ジャームッシュ、主演:ビル・マーレイ。2019年のカンヌ国際映画祭のオープニング作品でもある。

【映画館にいく日】の感想

SNSでの反響は…

「岩ちゃん」こと岩田剛典さんのカメオ出演のインパクトがとても大きかったようです。

たしかに芸能人に会った、映画スターに会った、というシーンに見事になってますね。

みんなで自粛したステイホーム期間はたしかに孤独で…、火星に残された映画のような、車も人もいない世界のような、さみしさが陥りました。

そんな日々をこえて、恋人と映画に行く日・・・ささいだけど、いとおしいそんな日常にスポットを当てた本作。とても良作です。

映画撮影に2回出会い、岩ちゃんにも会えた、この何気ない描写が「この世界も悪くないな」って視聴後、思わせてくれます。

太陽や公園の自然もなんと雄弁に語りかけてくることでしょう。

あらすじだけでは伝えきれない、有村架純ちゃんの笑顔、椎木知仁さんの優しさあふれる表情、そしてワンシーンですが印象を残した岩田剛典さんの演技もぜひ堪能してほしいです。

『映画館にいく日』の動画はHuluで配信中!(2019年9月現在)

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※当記事の画像出典:https://news.hulu.jp/eigakanniikuhi/

映画館に行く日

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