【警視庁・捜査一課長2020】最終回のネタバレ!オチは塙の「辞める辞める詐欺」!
画像出典元:テレビ朝日公式サイト
ドラマ【警視庁・捜査一課長2020】最終回は、消しゴムはんこを絡めた卑怯な殺人事件でした。凶器に指紋が見つかり追い込まれたのが島崎遥香さん。それにしても「辞める辞める」と言わんばかりの様子を見せていたナイツ塙のオチは、詐欺並みの肩透かしでした。
【警視庁・捜査一課長2020】最終回の視聴率
「警視庁・捜査一課長」最終回(第16話)の世帯平均視聴率は12.6%でした。
今回のシリーズは、初回13.3%、第2話13.8%、第3話13.9%、第4話14.5%、第5話14.2%、第6話13.7%、第7話14.3%、第8話12.6%、9話12.5%、10話12.9%、11話13.2%、12話12.4%、13話12.3%、14話12.0%、第15話11.7%でした。
ついに16話すべてが2桁をキープし、さらに最高14.5%、最低でも11.7%という高水準を保ちました。
【警視庁・捜査一課長2020】最終回のあらすじ
「謎の消しゴムを握った遺体が発見された」という知らせが入り、捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)らが駆けつけると、東京湾を周遊するレストランクルーズ船のデッキで、ベンチャー企業のアプリ開発部員・中葉美智(鳥居みゆき)が倒れていた。被害者は消しゴムを握ったまま息絶えており、しかしその消しゴムには別の女性の顔が彫られていた。ご遺体の傍らには凶器と思われるデザインナイフも発見された。
さらに被害者は当時、社内調査中という(開発中のアプリプログラムを外部に漏らした疑い)微妙な状況であった。しかも被害者は、会社から機密情報を詰めたアタッシェケースを持ち出したことが防犯カメラで確認された。ただしアタッシュケーズは見つからない。クルーズ船に被害者は、アプリの機密情報を誰かに渡すために乗り込み、さらに殺害事件に遭ったのか?
ところでその日のクルーズ船には、若者に人気の消しゴムはんこ作家が乗船しており、そのカリスマ消しゴムはんこ作家は「ナルミ先生」と呼ばれていた。ナルミ先生は松代成実(島崎遥香)であるが、成実は本業はシステム会社勤務である。しかも成実と被害者の中葉美智は同一のアプリ開発チームに属していた。
大福こと平井真琴(斉藤由貴)は成実に接触したが、成実は、事件の夜のことも被害者のこともまるで覚えていない様子である。ところで大岩は運転担当刑事の奥野親道(塙宣之)が、深刻な様子で「事件が落ち着いたら相談がある」と言っていたことが気にかかってならない。
【警視庁・捜査一課長2020】最終回のネタバレ、「忘れた」の言い過ぎ!
ネタバレ、犯人は涼しい顔をして隠れている人
「何? 謎の消しゴムを握ったご遺体。分かった、すぐ臨場する」
被害者の中葉美智(鳥居みゆき)は何故か、消しゴムはんこを握って刺殺されていた。凶器のナイフに指紋が付いており、かなり怪しい同僚の松代成実(島崎遥香)は、何を聞いても「忘れた」を繰り返した。
しかしやっぱり真犯人は、いかにも怪しい松代成実ではなかった。
ネタバレ 犯人は ⇒ 根布則夫(上司の開発部長)
根布則夫はアプリ開発会社の松代成実の上司。犯人は、成実とクルーズ船で一緒にいてさらに突然にウソの自供をした城宝渡(松村龍之介)でもなかった。
松代成実(島崎遥香)と城宝渡(松村龍之介)はともに、自分が殺したと言うことで相手を庇っていたのでした。
「この捜査が終わったらご相談させてください」
現場にてブランクこと奥野親道(ナイツ塙)は、心配する大岩に「分かりました、この捜査が終わったらご相談させてください」と意味深な表情。
『警視庁・捜査一課長2020』最終話、奥野親道(塙宣之)に何かが起きる!<吉田潮SPイラスト> #テレ朝POSThttps://t.co/5OUrZmZmFK
— テレ朝POST (@post_tvasahi) September 2, 2020
被害者はビデオ通話アプリなどの開発で急成長を遂げた会社の中葉美智(なかばみち)40歳。金目のものは残され、死亡推定時刻は夜9時ころ。凶器はデザインナイフで外から持ち込まれたと見られ、被害者は消しゴムを握っていた。
大福いわく、「しかし被害者はスマホでメモなどしていたから、ふだん消しゴムなど使わなかった」。凶器に残っていた指紋はデータベースになし。
スタッフのしおのかおり(ありしゃ・小宮有紗さん)さんによると、船は昨夜7時に出港しお客様は60名でトラブルはなく特に変わった様子もなし。夜11時に船を降り、翌朝、船内をチェックしていたらシートが広がっていて、女性が亡くなっていた。
そういえば昨夜、乗船客が電話で話していたのを聞いた。「消しゴムはんこの先生に会っちゃった!でも彼氏と一緒だったようで、写真はNGだって」とのこと。
「私、その先生から攻めてきます」大福の勘は特別だが・・(恒例) 奥野親道に「その消しゴムに対する、こだわり、頭の隅っこに入れておきます!」
悪意の書き込みを消去するアプリ
被害者の会社は、いわゆるデジタルタトゥーを消去する画期的な開発をしていた。開発中のアプリは莫大な利益をもたらすもので、データの一部が外部に流出したとの噂が流れ、中葉美智が情報漏えいに関与したとの疑いが持たれ、社内調査が行われていた。
「競合他社にデータを奪われないように、社内のセキュリティーを強化したばかりでしたが、まさか身内にスパイがいたとは・・」と驚くのは部長の根布則夫(ねぶのりお)。
「中葉は誰かスパイが居ると話していたが、今朝金庫を見たら、機密データを入れたディスクがなくなっていた。おそらく昨夜、中葉が黒いアタッシュケースに入れて、持ち出したのではーー」
中葉はクルーズ船が出る10分前に日の出桟橋を歩いており、黒いアタッシュケースを持参。しかしクルーズ船にアタッシュケースは発見されず、被害者はだれかと密会のためにクルーズ船に乗ったのか?
クルーズ船の写真をネットで探すと「あの先生に偶然、会った」と。先生というのはカリスマ的な人気者で、しかしそ被害者のチームの写真にその「先生」に似た人が映っている。つまりは同僚・・。それが松代成実(島崎遥香・まつしろなるみ)26歳であった。
斉藤由貴VS島崎遥香
大福が早々成実に、顔を消しゴムに彫ってもらっている。
「この紙はクッキングシートなんですか?」「いつもはトレーシングぺーパーなんですけど。さっきそこで買った」「これ、知らない?」「絵柄は私のみたいだけど。でも私、いつどこで何を掘ったか忘れてしまう」「警視庁の平井と申します。これを握ったまま亡くなった方がいます。昨夜の9時ころ、どこに?そのカッター妙に新しいようですけど、カッターいつ買ったー?なんて」「私、忘れたみたいで、さっき文房具屋で買いました」
「凶器はそれと全く同じでした。亡くなった中葉美智さんのこと、もちろんご存知ですよね」「私すぐ忘れるのです」「クルーズ船の写真、あなたですよね。何してたのですか? この男性はだれ?」「覚えていません、誰ですか、この人。事件と関係ないです。もうあっち行ってください」
持ち帰った消しゴムはんこに成美の指紋がたっぷりついている。「消しゴムは身を削ってこうなったのだから、最後まで面倒を見てください」とわざわざ大福に言う不思議な奥野。
中葉美智と松代成実は、一ヶ月前から口論が絶えなかった。根布によると、開発発案者の松代成実にとってデータ流出の疑いのある中葉美智の動きは気がかりだったらしい。一方で、その前に成実は、間違って人事データを削除してしまった。しかも成実は始末書をシャープペンで書いたが、上司が読んだあと、始末書の文字を消しゴムで消してしまった。なぜ、人事データを消したかったのか。
消しゴムはんこで救われた過去
取調室にて松代成実にーー。「凶器からあなたの指紋が発見された。あの日、クルーズ船にいたことは忘れようとしても変えられない事実だ。どんなに画期的なアプリが開発できても過去のことは消せない。人生に消しゴムは使えない。」
「私の人生、そんなに簡単に割り切れないものでなかった。子供の頃は両親は借金を繰り返し夜逃げを繰り返した、忘れようとしても忘れられなかった。
「でもあなたはアルバイトと奨学金で学校に行き、プログラマーになった。小さい頃から消しゴムはんこを彫り続けたのも、前を向くためだったのでは?」
「転校も多くて、忘れられるからそっけない態度だった。でも消しゴムはんこを掘っていたら、興味を持ってくれて友がいた。でも助けてくれた一人がいじめに遭って転校した。何もできなかった自分が悔しくて、なので悪意の書き込みを消すアプリを開発しようとした」
「しかし、会社の人事データをあやまって消したのは、なぜ? 中葉美智さんともめていたのはなぜ?」「美智さんは私をスパイと疑っていた」「クルーズ船に何しに行ったの? 誰かを庇っているの?」「そんなことを忘れたと言っているでしょ!」
横に居た男性は誰か?互いに庇い合う二人
笹川刑事部長が自ら壁の落書きを消す(恒例)。上司の根布、「松代成美の交際相手は・・詳しくは知らないが、当日も張り切って退社した」「この男性は?」「驚いた!社内の人間ですよ。」
その人間という城宝渉(情報わたる)に近づく。クルーズ船に参加しましたよね。「いえ、覚えていません。」
「松代さんが、中葉さんのことで疑われている? 私は出向してきているので分からないことだらけ。松代成実さんには助けてもらったけど」「助けられたって、人事データを消してもらったこと? ついでに中葉美智さんの周辺にスパイをしていた痕跡はなかった。要するにスパイは、あなたでは? 松代成実の家からも、城宝さんに関するデータは見つからなかった」
「私が殺しました」(突然!) 「なぜ? 凶器は?」「覚えていません」・・
一方で警察で松代成実は言う。「彼はやっていません」
二人は徐々に近づいていたが・・。「騙されました。事前に私のことを調べていた。もう思い出せませんけど。彼の経歴をもみ消すために、データを消去した。これ以上、巻き込むわけにいかない、別れようと言われた。でも、思い出を捨てたことさえ忘れました。私には何も残っていないのです」
「私が中葉美智さんを殺しました」(突然!)
「ではアタッシュケースは?」「忘れました」「知らないことについて忘れるのは難しいですね」
松尾レミにも聞き込み
城宝渉は情報会社に務めていた。スパイまがいのことをやってしまったが、結局、何も盗まないうちに身分詐称がバレてしまった。
「私はコスプレをしていたことが・・」「私は紐だったことが・・」 スタッフの驚くべき告白!
個人的に捜査一課長史上これが一番衝撃すぎた
— 緋野 (@018_storsrs) September 3, 2020
(胸をはって言ってる井上刑事好き)
(そして二度見するヤマさんがツボ)
#捜査一課長 pic.twitter.com/m2ikxttXeg
全捜査員を招集した。「警視庁のやほ検索のサイバー事件対策室の谷保健作です」今回の被害者の殺害場所が絞られた。検索できないものはありません。
デザインナイフと消しゴムは夕方から夜にかけて盗まれた。トレーシングペーパーで包むと血痕を広げることなく運ぶことができる。外で殺害されクルーズ船に運ばれた可能性を調べる。「2020年の東京はほんとうにいろんなことがあった。皆、ありがとう。被害者の無念をはらずため、東京の輝かしい未来を保つため、必ず、ホシを上げる!」
歌っていた二人は宇多野松子と弦野亀太郎。「ちなみに、いつもここで?」「この人覚えています。夜の7時ころ、看板の方に歩いていった!」
根布の犯行だった!
「中葉美智さんを殺害したのは、あなたですね、開発部長の根布則夫さん!」事件当日の深夜、大きなカートを押してクルーズ船に向かう姿が、ドラレコに映っていた。
「経営が悪化し、役員人事を見直すことが決まって、クビになってたまるかと思った。人事データが消されたのは城宝の身分詐称をごまかすためだった。それを会社に報告せず、城宝を泳がせてデータを横取りしようとした。しかし、中葉美智にそのことを知られ、口止め料を要求された」
中葉美智は根布を脅し、さらに城宝をも脅していた。城宝はそのようすを成実に悟られ「今は話せないけど7時のクルーズ船で会おう」と言う。根布は、二人がその日の夜クルーズ船でデートすることを盗み聞きし、二人に罪を着せようとした。
退社前の成実の机から、消しゴムはんこ、デザインナイフを盗み出し、データの入ったデイスクをアタッシュケースに入れて中葉美智に持たせ、「二人が一緒にいる決定的な瞬間をおさえて、データの売却先との交渉を有利に進めよう」と嘘を付き、取引場所のクルーズ船に向かうように伝えた。
芝浦の防犯カメラの前を中葉美智を一人で歩かせた後、人目のつかない場所に連れて行って殺害。遺体の傷口をトレーシングペーパーで覆ってカートに載せ、深夜にクルーズ船に運んだ。罪を着せるために松代成実のナイフを置いた。
「城宝さんが別れを切り出したのは、成実さんを庇うためだったのですよね。でも成実さんは、最後まで希望を捨てていなかったのではないですか」「色んな経験を乗り越えてきたあなた達なら、きっとやり直せる。ふたりで沢山の思い出を記憶に刻み込んでいってください」
「成実、罪を償ったらかならず会いに行く。忘れられたくないから」「約束よ!」
笹川「(奥野親道のこと)悩みを聞いてやるのも仕事だぞ!、大岩。頼んだぞ」
大岩「今日こそ話を・・・」塙 「じつはサイバー対策の谷保健作がボランティアで消しゴムサッカーの大会を開くことになりまして、私も手伝おうと思って試しに試合をしたところ、谷保健作に全然勝てなくて、どこかで一日休みをいただいて、猛練習しようと思っていました。勝手なことを言ってすみません」
「なんだ、そうだったのか」(ガァーン・・・)
【警視庁・捜査一課長2020】最終回の感想
ストーリーは今回も結構ややこしいけれど、犯人が犯行を偽装し他人に濡れ衣を着せた点は恒例でした。怪しまれた人たちは、それ相応の心理背景があってのことながら、不自然なまで「知らない」を貫きました。ちなみに悪意のある書き込みを消去できるアプリがあったら、実際に稼働してもらいたいものです。
「警視庁・捜査一課長2020」も今回最終回ということで、ぱるる(島崎遥香)さんがゲストだったり、GLIM SPANKYの二人が登場したりのサービスがありました。皆の期待を集めている笹川部長こと本田博太郎さんは、いつもインパクトが強いので今回、控えめに見えたほど・・。
それにしても、本来おまけのようなテーマなのですが、奥野親道ことナイツの塙さんが「私は本当に刑事に向いているのでしょうか」などと言うので、どういう意味かと多くの視聴者が騙された形ーー。「消しゴムサッカーの大会」のための練習がしたい、とはガクッと来る肩透かしです。辞める、辞めると言わんばかりに匂わせていたのに、最終回のオチがここ!?なんて。これも捜査一課長らしいのでしょうか。
兎にも角にも、16回の放映が高い支持を受けながら無事に終わりました。出演者、スタッフの皆さんには心からお疲れさまでしたと言いたいドラマでした。
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