SPドラマ【白日の鴉2(2020)】のネタバレと視聴率!佐藤寛太を襲う詐欺の恐怖は減速!
画像の引用元:ドラマスペシャル『白日の鴉2』|テレビ朝日
SPドラマ【白日の鴉(2018)】の視聴率とあらすじネタバレ!新米警察官×老弁護士の活躍を描く第2弾。
「俺だよ、俺」から始まる詐欺事件に巻き込まれてしまった佐藤寛太さん。前作に比べると勢いが落ちてしまった気がします。
今回の記事ではSPドラマ【白日の鴉(2018)】のあらすじ、ネタバレ、視聴率、感想などをお伝えします。
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1.SPドラマ【白日の鴉2(2020)】の視聴率
2.SPドラマ【白日の鴉2(2020)】のあらすじ
3.SPドラマ【白日の鴉2(2020)】のネタバレ
ネタバレ1 捜査再開
ネタバレ2 証拠は?
ネタバレ3 敵討ち
ネタバレ4 ゲームセット
4.SPドラマ【白日の鴉2(2020)】の感想とまとめ
SPドラマ【白日の鴉2(2020)】の視聴率
SPドラマ【白日の鴉2(2020)】のあらすじ
武蔵野中央署羽野駅前交番に勤務する警察官・新田真人(伊藤淳史)はある日、大金を引き下ろそうとしていた老婆を発見する。息子が会社の金を使い込んでしまい、200万円が必要なのだという。
「オレオレ詐欺」の予感がした真人は先輩の石亀(斉藤暁)と協力して「受け子」として金を受け取りに来た大学生・立花康平(佐藤寛太)を逮捕する。
- 荷物を受け取るだけ詐欺だとは知らなかった
- 認識の無い女性から持ち掛けられた3万のバイトとして引き受けてしまった
- 生活費だけでは足らずに金が欲しかった
という。
石亀「罪の意識はなくとも、犯罪は犯罪だよ」
と康平は逮捕され実名報道がされてしまう。こうなったら大学も退学だろう。
康平のことが気になった真人は母親の雅恵(舟木幸)から話を聞く。
康平が治療費を稼ぐために苦労していると知った真人は恋人の森光理奈(福田沙紀)と共に“ゴミジン”こと弁護士・五味陣介(寺尾聰)を居酒屋に呼び出し、康平の弁護を依頼する。五味は今では年金と国選弁護で暮らしているがかつては腕利きの弁護士だ。
五味「お前が持ってくる仕事は厄介な仕事ばかりだな」
と苦言を言いつつも引き受ける。さらに理奈に特殊詐欺グループの組織について説明する。
- 金主:組織のトップで元締め
- 番頭:現場を纏め上げるリーダー格
- 掛け子:電話を掛ける人物
- 受け子や出し子:金を受け取り組織に運ぶ人物
- リクルーター:受け子を持ちかける人物
等。康平のように詐欺と気づかない人物も多く、トカゲの尻尾切りの存在だ。詐欺組織を壊滅させるには金主や番頭を捕まえる必要がある。
真人「康平も被害者と言えます。」
五味「可愛そうな気もするが被害者では無いだろう」
と言いつつも五味は康平の面会を行う。康平は軽率な行動を反省し有罪を食らう覚悟は出来ていた。五味に自身の境遇を話す康平。
- 自分の父・健作(梨本謙次郎)はアパートを経営していた
- 3年前にアパートにガラの悪い連中が住み着き、住民はどんどんと出て行ってしまった
- 生活が苦しくなった父は不動産会社に相談、解決をしてくれた上に融資もしてくれた
- だが金を貸した途端に高い金利を吹っかけられ、アパートは取られてしまった
- そして、父親は自殺してしまった
- 警察は何もしてくれなかった
「ガラの悪い連中もグルだろう」という五味。その後、真人に話をする。
健作は3年前に真人が橋からの飛び降り自殺を止められなかった人物だった。真人は今でも後悔しており、現場に花を手向けていた。
その後、五味の働きの甲斐あって早々と康平は保釈された。そして、アルバイトをしていた居酒屋「志乃」で正式に働くことが出来るようになった。
女将の松坂志乃(森口瑤子)も康平を心配しており、そんな志乃に五味はデレデレになってしまうのだった。
振り込め詐欺事件は落ち着いたと思われた矢先、康平は夜の街で自分に「受け子」を持ちかけたキャバ嬢・町田ミカコ(堀田茜)を発見する。ミカコが元暴力団員の荒山(小野ゆたか)が店長をしている店で働いていると知った康平は真人に報告する。
康平「悔しいんです。何の罰も受けずにのうのうと生きている。納得できません!!」
康平の思いを受けて真人も裏にいる詐欺グループ摘発に向けて張り切る。完全に管轄外の捜査だが、石亀に「しばらくは見逃して欲しい」と頼み込む。
さらに理奈にキャバ嬢のバイトとして荒山の店に潜入、情報を得てもらう。理奈は店でミカコに遭遇、彼女は高校の同級生だった。
後日、理奈はミカコに店の実態を話す。ミカコは詐欺だと知っていてリクルーターをしていた。
ミカコ「お金になるから。年寄りなんで年金で楽して暮らしているでしょう?」
理奈はそんなの間違っている止めるように忠告するが、
ミカコ「いい加減にして!昔の私はとっくにいないわ!!」
と出て行ってしまうのだった。
一方、真人は荒山を尾行し拠点となっているマンションの部屋を突き止める。さらにマンションから詐欺に関わっていると思われるサングラスの男が出てきて電話をしているのを目撃、車のナンバーを押さえる。
サングラスの男・門脇太(谷口歩)が荒山の店にやってくる。今進めている詐欺の進捗について報告する荒山。
荒山「今孫を名乗って手を掛けている資産家のばあさんですがそろそろ金が尽きるかと」
門脇「じゃあそろそろ引導を渡してやれ」
荒山「では自殺にでも追い込んで根こそぎ財産をぶんどってやろうかと」
血も涙も無い非常な計画を話す2人。そこに社長つまり金主からの電話が入り、店を出ることにする門脇。去り際に褒美として荒山に純金のライターを取らせるのだった。
だが、ミカコはその会話をスマホに録音しており荒山を脅迫、1000万もの大金を要求する。
一方で真人は井上警部(吉満寛人)から呼び出され、管轄を超えた捜査をしたことを咎められてまう。
そんな中、新たな「オレオレ詐欺」が発生してしまう。そして、被害にあった資産家の老人女性が自殺してしまった。
河原で五味と康平に「管轄外の捜査をすることの難しさ」も含めて報告する真人。
康平「やっぱり警察は自殺するまで何もしてくれないじゃないですか!!」
康平は警察への強い憤りをぶつけ去ってしまう。
その夜、店で荒山から金を受け取ろうとするミカコ。ところがボーイの藤井(スチール哲平)に背後から襲われ気を失ってしまう。荒山はミカコの行動に気づいており先手を打っていたのだった。
キャバクラへと向かった康平、そこで荒山と藤井がミカコをワゴン車で連れ去る様子を目撃する。原付で後を追い倉庫にたどり着く。
が、ボーイの藤井に背後から襲われ気を失ってしまう。
翌日、目を覚ますと横にはミカコの刺殺体、手には血の付いたナイフ、駆けつける警察官ー
康平はミカコ殺害の容疑を被せられてしまったのだった。
SPドラマ【白日の鴉2(2020)】のネタバレ
ネタバレ1 捜査再開
鴨下警部補(大西武志)、井上警部らの取り調べの歳、無実を訴える康平。
- 「受け子」の件で動機は十分
- 車のナンバーは見ていない
- 男達のことは知らない
と状況は不利だった。
一方、母親の雅恵が倒れ理奈が勤める病院に運び込まれる。様子を見に行く真人と五味。もともと心臓が弱く、康平の逮捕を受けての心労は計り知れなかった。
アジトのマンションへと向かおうとする真人。
五味「無駄だ。すでに逃げているだろうし、深入りすると処分の対象となるぞ」
真人「じゃあ、このまま我慢していろって言うんですか?」
理奈「我慢なんて必要ない。正しいことをするのに我慢するなんておかしいよ」
2人の熱意に押されて五味は引き続き弁護を引き受けることにする。
真人と理奈はその帰り道に多くの医師たちに囲まれている男を発見する。
その男の名前は龍野真一(要潤)。理奈によると不動産会社の2代目社長、SNSでも人気の実業家で病院にも多額の寄付をしているという。
五味は康平との面会時、荒山の写真を見せてワゴン車の男だと確認を取る。
五味「心配するな無罪を証明してやる」
井上警部達の捜査も進んでおり現場の倉庫から純金のライターが発見される。荒山が褒美として受け取っていたもので指紋もバッチリと付いていた。
荒山は連行されライターを突きつけられるが「ミカコに盗まれたもの」と主張、証拠としては不十分だった。
独自の操作を再会した真人は現場の近くでワゴン車を目撃したという釣人を発見する。妻の誕生日と一日違いでナンバーも覚えていた。
井上警部に報告する真人。ワゴン車は荒山のものであると判明、そこからミカコの毛髪も発見された。
これが決めてとなり荒山は藤井と共に逮捕され、詐欺事件についても全て自白する。
- ミカコに会話を録音され脅されたので殺害した
- 付けていた男(康平)がいたから罪を被せることにした
- スマホは川に捨てた
- 番頭は門脇という男で貴金属のディーラーをしていることしか知らない
- 殺害も門脇の指示だった
ミカコのスマホが川から発見される。だが、ミカコが荒山を脅した時の会話だけで門脇の関与を証明する証拠とはならなかった。
ネタバレ2 証拠は?
真人は理奈に報告する。
理奈「これじゃミカコが可愛そう…」
2人でミカコのマンションを訪れる。そこにいた叔母によるとミカコは母親と2人暮らしだったが、母は他に男を作るなどミカコは酷い扱いだった。ミカコは家で同然で飛び出して1人で生きていたという。
ミカコのことを何も知らなかったと後悔する理奈。看護師を夢見て最近まで使っていたと思われる看護師試験の参考書を発見する。
さらに参考書に隠されていたSDカードを発見する。そこには荒山と門脇の詐欺に関する計画の会話が録音されていた。これなら証拠として十分で門脇は逮捕された。
五味は門脇の弁護士と接触、その人物は旧知の仲で「あんたやっていることも公になるかもな」と事実上の脅迫、門脇との面会に漕ぎ着ける。
面会時、「詐欺と殺人の教唆で懲役三十年は下らない。軽くしたければ金主のことを話せ」と司法取引を持ちかける。
ネタバレ3 敵討ち
門脇はこれに応じて金主は不動産会社社長の真一であると自白する。
五味は真人、理奈、志乃の3人に金主の正体について話す。そして、真一は康平の父親のアパートを乗っ取った会社の社長で敵だった。
鴨下警部補、井上警部らが真一を調べるが組織を複雑にしており、一筋縄ではいかず捜査は難航していた。
殺人の無罪が証明され釈放された康平。志乃はうっかり康平に真一のことを話してしまう。
嫌な予感がして真人と五味は康平を探す。康平は父親が身を投げた橋の上にいた。
康平「この手で殺しても殺しきれない」
「警察は何もしてくれない。だったら俺がやりますよ」
と信一と警察への恨みをぶつける。康平は自らの手で父親の敵討ちをするつもりだ。
五味は真人が自殺を止められなかったことを今でも悔いていて月命日に花を手向けていることを話す。
真人「お父さんを止められなかったことを本当に申し訳ないと思っている」
「でもそのお父さんが君にめぐり合わせてくれたんだと思う」
康平「だからこんなに親身になって俺を…」
真人「お母さんを想うなら二度と犯罪に手を染めて自分を見失ってはダメだ!」
「復讐なんてことは考えちゃダメなんだ!!」
という真人の言葉を受けて康平は泣き崩れてしまう。
五味「なるほど。復讐という手があるな」
と五味にある考えが浮かぶのだった。
ネタバレ4 ゲームセット
仕事をしている信一の元に山田という人物から電話が掛かる。
山田「門脇さんの代理のものです。信一さんとの会話を録音していたものを預かっています。」
「話を聞いてもらえ無ければ警察にいくように指示を受けています。」
真一は念のために明日レストランで会って話をする事にする。
翌日、レストランで待つ信一の元に山田こと康平が現れ、録音を聞かせる。だが、それは門脇とのものではなく昨日の電話での会話だった。
帰ろうとする信一に康平は「自分はあんたに騙されて自殺に追い込まれた人物の息子だ」と暴露、直接対決に臨む。
信一「自殺なんて普通にあることだろう。だとしても騙された方も悪いんじゃないのか?」
康平「そうやって年寄りから金を毟り取っているのか…?」
信一「君がそう想っているとしたら…」
「役にも連中が持っている金を俺が使ってやっているだけだ」
「俺の方が社会の役に立つ。君や君の親父よりもね…!」
と吐き捨てる。
そこに真人と五味がやって来る。さっきの会話を録音しており突きつける。
「証拠にはならない」とする信一にさらにある証拠を突きつける。
- 3年前にアパートに住み付いた連中を調べ上げた
- 信一の指示であったと認めており、裁判への出廷も約束させた
- さらに康平の父親に話を持ってきた仲介人も突き止めている
追い詰められた信一。
信一「ふざけている…孫が一体何をしているって言うんだ。電話一本も掛けずほったらかしだ」
「ばあさんだって溜め込んで自分の老後の心配しかしちゃいない」
「そんな連中の相談に乗ってやろうとしただけだ。」
同じ理屈で自らの行いを開き直る。
康平「ふざけているのはあんたの方だよ!!」
「役に立たない人間だけじゃない。必死に生きている人間や目先の金で受け子になってしまう人間だっている」
信一「利用されるやつがアホなんだよ!」
「いいかこれはゲームなんだよ。騙された方が負け、負けた方が金を払う、そう決まっているんだよ!」
「払う金が無くなったらそうつの人生はゲームセットだ。」
「取り返したければ今度はゲームに勝てばいい話だろうが!!」
殴りかかろうとする康平を真人が止める。
五味「そうかそうか、卑しい人間が考えそうなことだ」
「いいか本当の金というのは幸せな生活を送るためにある」
康平にも言い聞かせる。
五味「お前は必死で生きている人から大切なものをただ横取りするだけの盗人だ!!」
「どう言ったところでお前は所詮、腹黒いただの鴉だ!」
レストランから出て行く信一。だが、すでに大勢の警察官に囲まれていた。
真人は鴨下警部に3年前の事件の証拠と今の会話の録音を渡して、鴨下は黙って受け取る。
悪あがきをして逃げる真一を真人が取り押さえる。
真人「龍野真一、公務執行妨害の現行犯で逮捕する!」
こうして真っ黒い鴉は捕らえられ、ゲームセットとなったのだった。
裁判で康平には懲役2年、執行猶予4年の判決が下った。退院した母親が迎えに来て康平は真人達にお礼とやり直すことを誓う。
公園の並木道を歩く4人。志乃も五味に改めてお礼を言う。いい感じの雰囲気の2人を真人と理奈はからかうのであった。
SPドラマ【白日の鴉2(2020)】の感想とまとめ
佐藤寛太が登場も前作より勢いダウン
シリーズ第2弾としてSPドラマ【白日の鴉2(2020)】が放送されました。今後は振り込み詐欺事件の闇に迫ります。
受け子として巻き込まれてしまった大学生役は劇団EXILEのメンバー佐藤寛太さんです。
- テレビ東京「駐在刑事」ではキャリア刑事
- 真裏の日本テレビ「美食探偵 明智五郎」では新人刑事
←ドラマとはいえ、裏被りはほぼ無いもの
など佐藤寛太さんは近年多くの刑事。サスペンス系ドラマに出演されています。
主人公・真人が容疑者を逮捕してその裏に潜む闇に迫るという物語の構造は同じだったのですが、遠藤憲一さんが出演した前作【白日の鴉(2018)】と比べると勢いが弱いと感じました。
- 前作の友永(遠藤憲一)は卑劣な罠に嵌められたが、康平は考えが浅すぎる
- 前作の黒幕は強敵だったが、真一は最後に逃亡するなど小物感が強い
- 前作は真人が僅かな証拠を掴み切り崩したが、詐欺グループは証拠を落とす・データを証拠しない等詰めが甘い
- 前作は五味が真人達に的確な指示を出す裁判で弁護する等していたが、今回は報告を聞くだけ。凄腕の弁護士であることが描き切れていない
等が残念でした。2時間の刑事ドラマとしては面白かったですが、どうしても前作より見劣りしてしまいました。
前作【白日の鴉(2018)】のネタバレ記事も書いているのでよろしければ一読ください。
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