映画【暗殺教室/卒業編】のネタバレと感想!殺せんせー(二宮和也)死まであと半年!

暗殺教室ー卒業編ー

映画【暗殺教室/卒業編】「ターゲットの先生と暗殺者の生徒」という奇妙な関係で結ばれた絆の行方は?

とある事情で約3年掛かってしまいましたが、映画【暗殺教室/卒業編】が地上波初放送となります。殺せんせー誕生の秘密とは?E組生徒は無事卒業できるのか?。

今回の記事では映画【暗殺教室/卒業編】のネタバレと感想などをお伝えします。

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目次

映画【暗殺教室/卒業編】のあらすじの時間

謎の超生物・殺せんせー(CV:二宮和也)が椚ヶ丘中学校3年E組の担任になってから早くも半年が経過した。ターゲットの先生と暗殺者の生徒という奇妙な関係だったが、暗殺を通じて絆を深めていっていた。

殺せんせーとの進路相談、他の生徒が将来の目標を見定める中、主人公・潮田渚(山田涼介)はなりたい物が分からずにいた。

殺せんせー「渚君は確かに暗殺者としてピカイチの才能があります。」

「それが生かせるのは暗殺者だけではありません。」

「大切なのはその才能を何のために誰のために使いたいかですよ。」

殺せんせーの暗殺期限があと半年に迫る中、秋の学園祭の季節がやってくる。

張り切る殺せんせーだったが、E組の生徒は「隔離されたE組校舎には誰も来ない」、「ENDのE組らしく差別され、惨めになるだけ」と乗り気ではない。

殺せんせーは発破を掛けるためか「意外とパワーが無く、君たち全員で押さえられると打つ手がありません。」と弱点を教える。だが、マッハ3で動く殺せんせーを捕まえられなければ意味がなかった。

殺せんせー「殺せるといいですね。卒業までに」

さらに防衛省臨時特務部から送り込まれE組の暗殺指導(副担任)をしている烏間惟臣(椎名桔平)は「学園祭の中でも暗殺を執り行う」という。

すでに腕利きのスナイパー・レッドアイ(阿部力)を雇い文化祭の間も狙っている、できる限り通常の中学校生活を送って欲しいが彼のサポートが出来るようにも立ち回って欲しいという。

そして、迎えた文化祭当日、盛り上がる本校舎に対してやはりE組校舎にはほぼ人が集まらない。

渚が本校舎に行って宣伝する中、政府によって送り込まれた暗殺者でありE組の英語教師も勤めるイリーナ・イェラビッチ(知英)先生がお客を誘惑しE組に来るように誘い込んでいた。

ビッチ先生「キスも暗殺には大事なテクニックよ」

一方でレッドアイは殺せんせーの狙撃を試みるがことごとく失敗してしまう。暗殺家業においてかつて無い失敗をするレッドアイをまさかのターゲットである殺せんせーが慰める。

殺せんせー「(貴方の暗殺をサポートするために)生徒達は頑張ってくれました。ありがとうございます。」

レッドアイ「あんた、立派に先生しているな」

暗殺に失敗したレッドアイだったが、どこか満足げだった。

文化祭が進む中、今度はE組の女子生徒・茅野(山本舞香)、奥田(上原実矩)、神崎(優希美青)が不良高校生に拉致されてしまう。

E組でも腕っ節が強いカルマ(菅田将暉)、寺坂(菅原健)が駆けつけるも不意打ちを食らって倒されてしまう。

絶体絶命の中、殺せんせーが現れて不良高校生をあっという間にノックアウト、3人を救出する。

殺せんせー「彼らも落ちこぼれと呼ばれている生徒ではありますが、その鬱憤を他人にぶつけたりはしない」

「どんな環境でも魚は美しく泳ぐは出来るのですよ。」

トラブルはあったが文化祭を終え、渚とも仲がいい茅野は後片付けをしていた。殺せんせーに近づき、

「気づかなかったね…最後まで」

「大好きだよ、殺せんせー…」

「死んで!!」

と突如、首に埋め込まれた触手で襲い掛かるのだった。

映画【暗殺教室/卒業編】のネタバレの時間

ネタバレ 復讐者の時間

あまりに唐突な出来事に事態が掴めない殺せんせーとE組の生徒たち。

茅野「あぐりの妹。そう言ったら分るでしょう。人殺し!!」

さらに攻撃をしようとする茅野だったが、突如苦しみだす。元々触手を持っていた生徒・糸成(加藤清史郎)は「メンテナンスも無しに触手を使えば激痛があるはず」と語る。やはり耐え切れなかったのか茅野は一度撤退するのだった。

呆然とするE組生徒に殺せんせーは「分りました先生の全てを話しましょう。その前に茅野さんも大切なE組の生徒です。でも話すのは全員が揃ってからです。」と語りかける。

ー回想ー

茅野には昼は教師としてE組の担任、夜はある研究を手伝っている姉・あぐり(桐谷美玲)がいた。ある日の夜、姉に頼まれた資料を届けに研究施設にやってきたが、突如爆発に巻き込まれてしまう。

その目に飛び込んできたのは血を流し倒れる姉と触手を持った謎の超生物だった。超生物が去ったと触手とその資料を発見、「これが今の私に必要なもの」と直感し、自らの首に打ち込んだ。

私はここを去る。だが、椚ヶ丘中学校3年E組の担任なら引き受けてもいい。

返事を待っている

超生物

という残されたメモに従い、E組に転入し復讐の機会を伺っていた。

ー回想終わりー

再び殺せんせーの前に立ちふさがる茅野。「全部演技だったの?」という渚の問いかけにも「そう、全部演技だよ…」と答える茅野。

火の付いた触手で襲い掛かる。体の負担は大きくこのままでは茅野は持たない。殺せんせーも防戦一方で「弱点であるネクタイの下の心臓をワザと突かせます。その隙に彼女の殺意を消してください。」と生徒に頼む。

「何か無いのかな」渚は今まで暗殺で培ったことを思い起こす。そして、学園祭でビッチ先生に言われたことを思い出す。

茅野が心臓を突き刺したタイミングで背後から忍び寄り、熱い口付けを交わす渚。

渚「共に笑ったこと過ごした日々…嘘だったなんて言わせないよ!!」

実は思いを寄せていた渚からのキスに茅野は気を失ってしまう。そして、殺せんせーは茅野の触手を抜くのだった。

「使えない娘だ…」

一部始終を見ていたのはかつて糸成の保護者を名乗り、送り込んできたシロ(成宮寛貴)だった。フードを取り正体を見せ去っていく。

殺せんせー「やはり君か柳沢」

茅野は目を覚まし、E組全員が集結する。

茅野「始めは犯人だと思っていた。だけど一緒に過ごすうちに殺意に確信が持てなくなった」

そして、殺せんせーは自らの正体を語りだす。

ネタバレ 過去と正体の時間

殺せんせー「かつての自分は”死神”と呼ばれた最強の暗殺者でした。」

「力のある者は知恵で殺し、知恵のある者は力で殺し、両方持つものは人間的な魅力で近づき殺しました」

「そのため、恐ろしい殺し屋をは思えないほど親しみ易い雰囲気を出していました。」

ー回想ー

死神(二宮和也)は最強の殺し屋だったが、国境を越えたある研究機関に捕らえられてしまう。そこでは生命力を無限のエネルギーに変える実験が行われており、強靭な肉体と精神力を持ち、闇に生きる死神はそれに最も適していた。

そして、その実験を主導していたのが天才科学者の柳沢誇太郎(成宮寛貴)、サポートをしていたのがあぐりだった。あぐりは柳沢の命令で死神の経過を観察する。

あぐり「もっと怖い人かと思った。優しそうな顔」

「柳沢さんは自分の許婚。優秀だけど自分も含めて他人は道具としてしか見ていない」

と死神のことは恐れもせず自身の境遇を話す。

月日は流れて死神の体は徐々に触手のように変化して2人は心を通わせ、何でも話せ、相談できる仲になっていった。

あぐり「自分は昼は中学校の教師として落ちこぼれと言われている生徒を教えている」

「彼らには自身を取り戻して欲しい」

あぐりの言葉を受けて死神は人の命を奪う暗殺とは真逆の人を生かし育てる教師という仕事に興味を抱いていた。

あぐりは今度のクリスマス会の為に白衣の下に着ていたセクシーなサンタ衣装を見せる。思わず鼻の下を伸ばす死神。どうやら触手の影響で性格も変化していたようだ。

あぐり「あなたはその触手のように変われる。本当は優しい人」

実験開始からちょうど1年、事態は大きく動き出すことになる。

あぐりは出会ってから丁度一年を記念して死神に黒いネクタイをプレゼントとして渡そうとする。だが、2人の間には常に厚い強化ガラスがありそれは叶わなかった。

あぐり「思い通りには行きません」

「去年私はE組の生徒の目に光を灯せなかった」

「柳沢さんには教師を辞めて研究に専念しろと言われていて出来ても次の1年だけ」

と無念さを語る。

「内緒ですよ…」

死神は自身の細い触手を強化ガラスの間から出し、それを束ねることで手を作り上げる。そして、あぐりの頬を優しく撫でるのだった。

実は死神は実験を理解しており、受ける振りをしながら力をコントロールしていた。

死神「大丈夫、雪村さんなら出来ます。」

あぐり「あぐりでいいですよ…」

一方で柳沢は月でマウスを使ったエネルギーの実験をする。その威力は想像以上で月の七割が消滅、三日月形となってしまった。

このままでは一年後に死神のエネルギーが暴発、地球ごと滅んでしまう。柳沢は実験を中止し死神を処分、つまり殺すことでエネルギーを止める決断をする。

それを聞いたあぐりは死神に事実を伝え、助けようとする。

あぐり「なんとか助ける!!」

死神「自分は呪われた存在、死神。折角手に入れた力ためさして貰いましょう」

「さよならです。あぐり」

と強化ガラスをぶち破る。

死神「ありがとう柳沢、自分は強大な力を手に入れられた」

自分の方がコントロールされていた事実を突きつけられプライドの高い柳沢は激怒、最終手段の生命を感知すると襲い掛かる触手の罠を発動させる。

必死に暴走する死神を止めようとするあぐり。そして、その体を触手の罠が貫いてしまった。

傷は深く、全てに秀でた死神でも治せそうも無い。絶望する中、あぐりが語り掛ける。

あぐり「貴方の…時間をくれるなら…あの子達を教えてあげて…」

「貴方と同じように…闇の中をさ迷っている…」

「真っ直ぐ…見てあげれば…答えは見つかるはず…」

E組の生徒達のことを託して息を引き取るあぐり。

あぐりが用意していた黒いネクタイを手に取り決意を固め、研究所を出る死神。

死神「弱くなりたい…弱点だらけで…てどこか抜けている…」

「どんな弱いものも感じ取れる教師に…」

「自分が最も得意としているやり方で…」

姿をタコのように変え、黒いネクタイに自身を示すとも言える三日月の刺繍をいえれ身につける。

ー回想終わりー

殺せんせー「残りの命を使い、最高のプレゼントとして考えたのがこの暗殺教室です。」

「ターゲットと殺し屋で培われた絆」

「この暗殺教室は殺すことでのみ達成できます」

「他の誰でもない君たちにしか出来ないのです」

と全ての真実と自分の思いを語る殺せんせー。

ーこの先生を殺さなければならないー

E組の生徒は改めて恐ろしい難題に直面するのだった。

ネタバレ 分裂の時間

あまりに衝撃的な事実に誰も暗殺を仕掛けることが出来ず卒業直前を迎えてしまう。

「殺せんせーを助けたい。その方法があるかも知れない」

という考えで渚、奥田、神埼、茅野らは「助けること」を主張する。

「暗殺という絆で結ばれたのだから殺すべき」

「時間切れなんて半端な結末は(殺せんせー)が望まないだろう」

といいう考えで、中村(竹富聖花)、寺坂、糸成は「殺すこと」を主張する。E組は真っ二つに分裂してしまった。

カルマ「途中で抜けるつもり?殺意が無くなったらこの教室は成り立たない。そんなことも分らないの?」

と主張し、渚と真っ向から対立する。

殺せんせー「ではこうしましょう。これも暗殺で決める。」

「渚君とカルマ君がタイマンをし、先に対殺せんせーナイフを突きつけたほうが勝ち」

争いの中心にいる殺せんせーの提案を飲み二人は激突する。

なんとか一撃を与える機会を探り仕掛ける渚、それを的確に防ぐカルマ。やはりタイマンならカルマに適う者はいなかった。

カルマに押さえ込まれ、渚はナイフを突き立てられそうになる。それでも必死に抵抗する渚。

カルマはそんな渚の熱意に押され、負けを認めるのだった。

そして、二人は名前を呼び捨てで呼び合うことにする。本気でぶつかったことで強い信頼で結ばれたのだった。

渚「待って、全員の意思を大切にしたいんだ」

そして、クラス全員で話し合う。

ー卒業までの間、助ける方法も探しつつ暗殺も行うー

ー生かすのも殺すのも全力で行うー

これがE組が出した答えだった。

ネタバレ 最終作戦の時間

一方で、烏丸は防衛省の幹部に呼び出され暗殺の最終作戦とその指揮をクレイグ・ホウジョウ(橋本さとし)という指揮官が執ることが伝えられる。

人工知能と兵器を搭載したロボット暗殺者(生徒)の律(橋本環奈)が防衛省ハッキング、研究結果を手に入れる。

  • 超生物(殺せんせー)が爆発する可能性は1%
  • 薬によって延命可能

という事実を突き止める。この結果を喜ぶ一同だったが、薬の開発に必要なデータは失踪した柳沢が持っているとのことだった。

元々は柳沢の元にいた糸成はアジトに心当たりがあった。渚、カルマが潜入、データを手に入れることに成功する。

データを元にE組全員で薬の開発を進める。そして、ついに薬品の結晶化に成功、後は一晩寝かせるだけだった。

放課後、烏丸は1人である作業を進める殺せんせーと話をする。

殺せんせー「そういう職務ですから」

烏丸「そうか、互いに職務を全うしないとな、殺せんせー」

そして、烏丸は最終作戦発動の合図を出すのだった。

その作戦はE組全体を対殺せんせーバリアで覆って逃げられなくし、人工衛星から発射されるレーザーで殺すというものだった。

防衛省は「1%の確率は地球を掛けるには高すぎる」「E組生徒では暗殺は不可能、ターゲットが逃げ無いようにしてくれさえすればいい」としか考えていなかった。

翌日、作戦に支障が出るとしてE組に登校して生きた生徒達を拘束、裏山の檻に閉じ込めてしまう。律も無力化されてしまっていた。

それでも諦めず粉塵爆発を引き起こし、監視が様子を見に檻を開けた所でノックアウト、脱出する。そのE組の前に烏丸が立ちふさがる。

烏丸「確かに俺は防衛省の人間だ。だが、同じくE組の副担任でもある」

「当たり前の中学生生活を遅らせる。その約束は破らない」

と生徒達をE組の校舎に向かわせる。さらに

ビッチ先生「卒業のごほうびよ。囮になってあげるわ」

「イッツ、ショーーターーイムッ」

とバズーカで援護する。

渚「暗殺教室で僕らは変わった。今日、最後の試験を受ける。」

「殺せんせーにやっと恩返しが出来る」

防衛省の軍隊の中を潜入、戦闘、罠、薬品、色仕掛けなど今まで培ってきた暗殺技術で突破していく生徒達。

全ては担任が待つE組に登校するために。

そして、ついにE組に全員がたどり着き、完成した薬を渡す。

殺せんせー「私の為に頑張ってくれたのですね」

「ありがとうございます。」

と感謝しつつ薬を飲み干す。そして、一人準備をしていた卒業証書を配ろうとする。

ところが、

ネタバレ もう一人の復讐者の時間

「無駄な努力ご苦労様…」

と触手を埋め込んだ柳沢が殺せんせーに襲い掛かる。実は薬に関するデータも偽者で上手く行き過ぎたことが柳沢の罠だった。

柳沢「お前らのこの一年は無駄だった…」

「無力さに打ち塞がれた生徒の前でお前を殺す…」

「これが俺の復讐だ!!」

ありたっけの触手を打ち込み化け物と化する柳沢。自分の命などどうでもよく復讐しか頭に無かった。

柳沢「お前の最大の弱点はこいつらだ」

と生徒達を巻き込むように攻撃、殺せんせーは守るために防戦一方、ボロボロとなってしまう。

トドメを刺そうとしたその時、茅野が間に割ってはいる。そして、その体を貫かれてしまった。

茅野「ずっと…後悔していた…せめて守りたくて…」

と言い残し意識は途切れてしまう。

柳沢「姉妹揃って俺の目の前で死にやがった」

「まったく、迷惑な奴らだ」

あぐりも含めて彼女達の覚悟をあざ笑う。

「ここは3年E組…」

「生徒が育つための場所だ…」

「君に立ち入る資格は無い!!」

ついに殺せんせーの怒りが爆発した。一気に持っている全てのエネルギーを開放し柳沢に最大級の攻撃を食らわせる。柳沢は跡形も無く消し飛んでしまった。

殺せんせー「この一年、練習を重ねてきた」

「同じことが起きた時に同じ結果にならない様に」

と茅野を治療し、蘇生することに成功した。全ての力を使い果たし倒れてしまう殺せんせー。

ネタバレ 卒業の時間

殺せんせー「皆さん、暗殺者が瀕死のターゲットを見逃してどうするのですか」

「殺し時ですよ」

「それともレーザーに撃たれてもいいのですか?」

と最後の課題を出す。

カルマ「殺したくないヤツ…」

カルマを含めて全員が手を上げる。

カルマ「じゃあ、殺したいヤツ…」

涙を堪えながらこれも全員が手を上げる。殺せんせーを押さえつけるE組一同、トドメは渚が刺すことになった。

殺せんせー「これで私の命を掛けた授業は終了です。」

「本当に楽しい一年でした。」

「もう決してENDのE組ではありません。皆さん、一人一人が立派な暗殺者で、立派な人間です。」

「皆さんに殺されて先生は幸せです」

「ありがとう」

と最後の言葉を投げかける。

「うわあああー」

叫び声を上げて震える手でナイフを突き刺そうとする渚。殺せんせーはその手を止めさせる。

殺せんせー「そんな気持ちで殺してはいけません。」

「落ち着いて笑顔で」

渚「さよなら殺せんせー」

殺せんせー「はい、さようなら…」

「卒業、おめでとう」

ついにネクタイの下にある心臓にナイフを突き立てる渚。殺せんせーは無数の光る玉になって消えていった。

こうして1年に渡る暗殺教室は終わりを迎え、E組の生徒達は卒業した。

渚「殺せんせー僕もやっとなりたいものが見つかったよ」

数年後、渚は教師となった。が、いきなり荒れた不良高校に行くことになってしまう。華奢な渚を見て舐めきる不良達。

渚「まあ皆さん、席について…」

不良「ああ?俺らに命令すんじぇねーよ!殺すぞ!!」

その言葉に反応した渚はいとも簡単に不良生徒を締め上げる。その迫力に言葉が出ない不良達。

渚「殺せるといいですね。卒業までに」

「席について下さい。授業を始めます。」

暗殺教室で学んだことを活かして渚は自分を見つけ出した道を進んでいくのだった。

映画【暗殺教室/卒業編】の感想とまとめの時間

殺せんせーとの絆に涙

映画【暗殺教室】の完結となる【卒業編】では、殺せんせーの誕生の秘密、思い、生徒との絆が丁寧に描かれました。

  • 死神と心を通わせるあぐり
  • 大好きな先生を殺さなくてはいけないE組生徒の葛藤
  • 殺せんせーの言葉

短い時間でしたが丁寧に描かれていました。最後は殺せんせーの死という形で絆は完成します。映画を見ているときやこの記事を書いているときもうるっと来てしまいました。

醜悪な柳沢

一方で【暗殺教室/卒業編】に重要な存在なのが成宮寛貴さん演じる柳沢です。

どちらも天才的な才能を持っていますが、

  • 死神として命を奪っていた殺せんせーと(一応)人類の為に力を使っていた柳沢
  • 生徒達を信じ、成長を願うようになった殺せんせーと人を見下しプライドの塊である柳沢
  • 守ることを使命とする殺せんせーと復讐のまま暴れまわる柳沢

と徹底的に対照的に描かれていました。成宮寛貴さんの演技もあり、終盤はただただ恐ろしかったですね。

成宮寛貴さんの引退と重なってしまい地上波放送に時間が掛かってしまった【暗殺教室/卒業編】でしたがすばらしい出来でした。

【卒業編】は終盤の展開のみだったので殺せんせーとE組生徒が絆を育んでいく様子を描いた前作【暗殺教室】も合わせて観ることをオススメします。

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この記事で使用している画像の引用元:暗殺教室-卒業編- – 映画・映像|東宝WEB SITE

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