【22年目の告白】のネタバレ・キャスト・ラスト考察!真犯人は殺される!?

22年目の告白

【22年目の告白・私が殺人犯です】のネタバレ・キャスト・相関図・ラスト考察!真犯人は殺される!?

藤原竜也×伊藤英明のW主演、監督は入江悠!

原作は、韓国映画の「殺人の告白」。

22年前に起きた連続殺人事件の犯人を名乗る曾根崎(藤原竜也)の「告白」が世間を騒がせる。
事件を執拗に追いかける刑事の牧村(伊藤英明)は、曾根崎の登場に愕然とするのだが……。

事件の真相はとんでもない方向に!?

どんでん返しに驚愕する本作を2022年1月28日、金曜ロードショーで放送します。

映画【22目の告白・私が殺人犯です】のネタバレ・キャスト・相関図・レビュー・ラスト考察を紹介します。

動画配信:映画【22年目の告白・私が殺人犯です】はで視聴できます。(2022年1月現在、最新情報は公式サイトでご確認ください。

目次

【22年目の告白・私が殺人犯です】のキャスト・登場人物

映画【22目の告白・私が殺人犯です】の主演は藤原竜也さんと伊藤英明さん。
容姿端麗な謎の男を藤原竜也さん、妹思いの刑事を伊藤英明さんが演じます。
岩城滉一さん、松本まりかさん、仲村トオルさんら豪華キャストが脇をかためます。
【22目の告白・私が殺人犯です】のキャストと登場人物のプロフィールを紹介します。

藤原竜也 役:曾根崎雅人

登場人物:曾根崎雅人(そねざきまさと)

22年前に起きた東京連続絞殺事件の犯人を名乗り出た。
事件にまつわる告白本「私が殺人犯です」を発表し、サイン会を開催したり、メディアを最大限に利用する。
既に事件の時効が成立したことで、警察や遺族を挑発し続ける。
特に刑事の牧村(伊藤英明)への挑発は露骨で執拗。
容姿端麗でミステリアス。
メディアや大衆を巻き込む。
世間を騒がせ、熱狂的なファンもおり人気を集めていく。

キャスト:藤原竜也(ふじわらたつや)

1982年5月15日生まれ。
埼玉県出身。
ホリプロ所属。

1997年、蜷川幸雄の舞台に立ち一躍注目される。
2000年、映画【バトル・ロワイヤル】で主演に抜擢される。
出演映画:【デスノート】シリーズ、【カイジ】シリーズ、【22年目の告白 -私が殺人犯です-】【ノイズ】など。
出演ドラマ:【青のSP】など。

伊藤英明 役:牧村航

登場人物:牧村航(まきむらこう)

組織犯罪対策課の刑事。
22年前の連続殺人事件を追っていた。
殺人犯に敬愛する上司の滝(平田満)を無残に殺害されてしまう。
ギリギリまで犯人を追い詰めたが、取り逃がしてしまう。
格闘の時、ナイフで口元を斬りつけられる。その痕が残っている。
犯人逮捕に執念を燃やし続けている。

キャスト:伊藤英明(いとうひであき)

1975年8月3日生まれ。
岐阜県出身。
A-team所属。

ドラマ初主演は2000年の【YASHA-夜叉】
ドラマ、映画と【海猿】シリーズが大ヒット。
出演作品:映画【悪の教展】ドラマ【病室で念仏を唱えないでください】など。

夏帆 役:岸美晴

登場人物:岸美晴(きしみはる)

22年前、2件目の事件の被害者遺族。
当時は5歳で父親を失う。
現在は書店店員。
曽根崎(藤原竜也)の手記が大量に売れていくのを目の当たりにする。
曾根崎が脚光を浴び、牧村に「なぜ、誰も捕まえないのか」と怒りをぶつける。

キャスト:夏帆(かほ)

1991年6月30日生まれ。
東京都出身。
スターダストプロモーション所属。

出演映画:【22年目の告白】【MOTHER マザー】など。
出演ドラマ:【ムチャブリ! わたしが社長になるなんて】など。

野村周平 役:小野寺拓巳

登場人物:小野寺拓巳(おのでらたくみ)

牧村里香の婚約者。
一連の連続絞殺事件の時効が成立した日に飛び降り自殺を図る。

キャスト:野村周平(のむらしゅうへい)

1993年11月14日生まれ。
兵庫県出身。
アミューズ所属。

出演映画:【ちはやふる】シリーズ、【22年目の告白】など。
出演ドラマ:【泣くな研修医】【ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○】など。

石橋杏奈 役:牧村里香

登場人物:牧村里香(まきむらりか)

牧村航(伊藤英明)の妹。
幼い頃、両親を亡くし兄妹2人きりで生きてきた。
神戸の病院で働いていたが、震災で住居を失い、拓巳とともに上京。
震災時、恐怖で机の下から出られなかったことがトラウマに。
自分が生きていていいのかと思っている。
22年前、事件の最中に行方不明に。

キャスト:石橋杏奈(いしばしあんな)

1992年7月12日生まれ。
福岡県出身。
ホリプロ所属。
出演映画:【22年目の告白】【勝手にふるえてろ」など。

竜星涼 役:春日部信司

登場人物:春日部信司(かすかべしんじ)

警察署組織犯罪対策部の若手刑事。
牧村の直属の後輩。
牧村と行動することが多く、牧村を尊敬している。
行動力がありガッツもある。
頭に血がのぼりやすい一面も。

キャスト:竜星涼(りゅうせいりょう)

1993年3月24日生まれ。
東京都出身。
研音所属。

出演映画:【スーパー戦隊シリーズ】【マックスマンシリーズ】など。
出演ドラマ:【ちむどんどん】【ドラマ「家、ついて行ってイイですか?」】など。

松本まりか 役:川北未南子

登場人物:川北未南子

曽根崎の告白本『私が殺人犯です』担当編集者。
「心中するつもりで売ります」と曾根崎に言い、覚悟を決めたもの、曾根崎の行動についていけない部分も。

キャスト:松本まりか(まつもとまりか)

1984年9月12日生まれ。
東京都出身。
A-team所属。

【妖怪シェアハウス】では、ドラマと映画ともにお岩さん役で出演。
出演ドラマ:【それでも愛を誓いますか?】など。

早乙女太一 役:戸田丈

登場人物:戸田丈(とだじょう)

裏社会で力を持つ橘久美系列に所属するチンピラ。
飲食店で働く。
顔中にピアス。
22年前の事件と意外な繋がりがある。

キャスト:早乙女太一(さおとめたいち)

1991年9月24日生まれ。
福岡県出身。
LDH JAPAN所属。

大衆演劇の劇団「劇団朱雀」の2代目
出演ドラマ:【カムカムエヴリバディ】【封刃師】など。

平田満 役:滝幸宏

登場人物:滝幸宏(たきゆきひろ)

牧村の上司。
22年前の連続絞殺事件最後の被害者。
犯人の5人目の標的となった牧村が、里香と拓巳に迫った危険を察知しアパートに戻る際同行。
牧村のアパートに仕掛けられた罠にはまり殺される。

キャスト:平田満(ひらたみつる)

1953年11月2日生まれ。
愛知県出身。
アルファエージェンシ所属。

出演映画:【22年目の告白 -私が殺人犯です-】【浅田家!】など。
出演ドラマ:【エール】【リコカツ】など。

岩松了 役:山縣明寛

登場人物:山縣明寛(やまがたあきひろ)

22年前の事件の被害者遺族。
4件目の事件の被害者で、妻を目の前で殺された。
共立中央病院の院長。

キャスト:岩松了(いわまつりょう)

1952年3月26日生まれ。
長崎県出身。
鈍牛倶楽部所属。
本作後【鳩の撃退法】で藤原竜也と共演している。

岩城滉一 役:橘大祐

登場人物:橘大祐(たちばなだいすけ)

橘組の組長。
3件目の事件の被害者。
関係のあったホステス=翔子を持の前で殺害された。
裏社会のやり方で曽根崎への復讐を示唆する。

キャスト:岩城滉一(いわきこういち)

1951年3月21日生まれ。
東京都出身。
出演映画:【22年目の告白 -私が殺人犯です-】【BACK STREET GIRLS ゴクドルズ】など。

仲村トオル 役:仙堂俊雄

登場人物:仙堂俊雄(せんどうとしお)

人気報道番組「NEWS EYES」のキャスター。
フリーのジャーナリストだったが、テロに巻き込まれ辛くも生還。
帰国後、連続絞殺事件に興味を持ち、積極的に取材を行い、事件の詳細を調べあげている。
曾根崎に番組への出演を依頼し、事件の真相を追求しようと提案する。

キャスト:仲村トオル(なかむらとおる)

1965年9月5日生まれ。
東京都出身。
KITTO所属。

妻は女優の鷲尾いさ子。
出演映画:【ビー・バップ・ハイスクール】【64ロクヨン】【22年目の告白】など。
出演ドラマ:【チームバチスタ】シリーズなど。

矢島健一 役:若松義生

登場人物:若松義生

所轄組織犯罪対策課 課長。

キャスト:矢島健一(やじまけんいち)

1956年3月1日生まれ。
岐阜県出身。
パパドゥ所属。

木下ほうか 役:テレビ局員

・仙堂がMCを務める番組を担当している。

キャスト:木下ほうか(きのしたほうか)

1964年1月24日生まれ。
大阪府出身。
カクタス所属。
「痛快TV スカッとジャパン」のイヤミ課長が人気。

【22年目の告白・私が殺人犯です】の相関図

 

22年目の告白の相関図

【22年目の告白・私が殺人犯です】のネタバレ

【22年目の告白・私が殺人犯です】のネタバレを紹介します。

プロローグ

1995年。

連続殺人事件発生。

2010年。

時効成立。

2010年4月27日、刑事訴訟法が改正された。
1995年4月28日以降の事件において、人を死亡させた罪であって死刑に相当する罪(殺人罪など)の時効がなくなる。東京連続殺人事件は1995年4月27日。
旧法律が適用されるので時効が成立している。

**

2017年。

牧村航(伊藤英明)と春日部信司(竜星涼)は橘組のチンピラ=戸田丈(早乙女太一)を追う。
戸田を捕まえるというとき、課長から連絡があり、すぐに署に戻る二人。大した事件でもなくチンピラは逮捕せず。

犯人が告白本を出版

テレビで「22年前の事件の犯人が出てきた」と報道している。

その犯人が告白本を出版。名前は曾根崎雅人(藤原竜也)
牧村が捕まえられなかった犯人だ。

この犯人が生放送でテレビに出演。
記者会見が始まる。

事件は5件。いずれも親しい人間の前で首を絞めるという悪質な事件だ。

告白本には、ルールは3つ記されていた。

【第一のルール】

殺害の瞬間を被害者の家族または近い者に見せること。
殺害は、必ず1対1で行わなければならない。

【第二のルール】

殺害方法は背後から縄によって首を絞める絞殺。

【第三のルール】

目撃者は生かしておく。事件の伝達者として生かしておくため。


告白本冒頭

『1995年、記念すべき5つの事件を終えた私は苛立っていた。
警察はやってこず、マスコミも間違った報道ばかり。
事件を語るべく私は筆をとった』

事件概要

・1995年1月4日 足立区飲食店主殺人事件

牧村は滝(平田満)と現場に。

・1995年2月14日 世田谷区団地会社員殺人事件

被害者遺族は岸美晴(夏帆)
父を殺害されている。

・1995年3月15日 中央区銀座ホステス殺人事件

橘大裕(岩城滉一)の目の前で女を殺された。

・1995年3月31日 練馬区病院長殺人事件

4件目、山縣医師夫人殺人事件。
被害者遺族は山縣明寛(若松了)で妻を目の前で殺された。

警察は事件を意図的に隠し、おびき出そうとする。
曽根崎は警察が隠していることを承知で行動を起こした。

・1995年4月6日 練馬区。

張り込みをする牧村と滝ら。
犯人を発見し追いかける。
牧村は駐車場ともみ合いになり発砲。

この事件で、5人目の標的を牧村にした。

・1995年4月27日 大田区警察官殺人事件

捜査本部。

「次の死体は牧村のアポートにある」と電話。

牧村と滝がアパートに向かう。

滝がドアを開けた瞬間、縄がおちてきて首吊り状態に。そいて爆破。
滝は牧村の目の前で死んでしまった。

曾根崎
「この事件で被害者と目撃者が計画とは逆になり、一連の殺人事件にピリオドを打った」

曾根崎の記者会見

『それから22年。

警察もマスコミも私にたどりつかなかった。

亡くなられた被害者、徒労感にさいなまれた警察の方たち、この本が私のせめてもの罪滅ぼしである。

始めまして、私が殺人犯です。』

曾根崎雅人(藤田竜也)が顔を見せた。

**

時効が成立していて曾根崎を逮捕できない。

メディアも世間も大騒ぎ。

本は爆発的に売れ、曾根崎雅人は時の人となる。

**

牧村は、書店に。

岸美晴(夏帆)は「営業の邪魔になるから来ないでくれ」と店長から言われる。
美晴は2件目の事件の遺族。父を殺されている。

怒りを隠しきれない。
「なんで、つかまえないの」
牧村は何も言えない。

**

曾根崎のもとに川北未南子(松本まりか)が。

警察から任意の事情聴取を求められている、というが、行く必要はない、と曾根崎。

本の売上が気になる曾根崎。

「編集者として心中するつもりで売ります、あの言葉は嘘ですか」

曾根崎は未南子の首に手を当てる。

「徹底的に売ってください」

**

テレビ局。

フリーのジャーナリスト仙堂俊雄(仲村トオル)は撮影を終える。

テレビ局員を集めて曾根崎をテレビに出そうと言い出す。
「法律で裁けないのなら私たちで裁きましょう」

被害者遺族の復讐

山縣明寛(岩松了)の前に曾根崎が現れた。

「22年前、先生の奥様を殺したのは私です。誠に申し訳けありませんでした」
と土下座する。

山縣が怒るところを牧村が制する。

「牧村刑事じゃないですか。お元気ですか」
と曾根崎は手をさしだす。

牧村はその手を突っぱねるが……。
曾根崎はこっそりと牧村に何かを耳打ちする。

牧村は怒りだす。
春日部らが牧村を止める。

春日部は戸田から情報を得たという。
「この後、サイン会がある。そこで弾打ちするらしい」と。

そこで、牧村はサイン会の会場に。

**

橘(岩城滉一)に連絡を入れる。

橘は3件目の被害者。若い者=戸田を使って、曾根崎を殺そうと考えていた。

「復讐したくても殺しはダメだ」
という牧村だが橘は拒否をする。

ごった返すサイン会場に到着。

戸田は列の中に。

そして、銃を構え発砲。

牧村は曾根崎を庇う。

その時、美晴がナイフを持って曾根崎を襲おうとする。

牧村が取り押さえる。

「捕まるぞ」

「いいよ。なんであんな奴庇うの」と泣く。

牧村は美晴を逃がす。

そこに春日部が。
「あんな奴死んだって当然だ。なんで庇うですか」

「22年前、俺はあいつを捕まえられなかった。あの時、捕まえていれば」
と牧村は悔しさを口にする。

犯人は他にいる!?

仙堂、番組放送前。

万年筆は、友人からもらったもの。それを胸ポケットにさしている。
ゲン担ぎだという。

仙堂は、事件に興味があり取材を重ねてきていた。

仙堂がMCを務める番組が始まる。

この日は、曾根崎が生出演。

誰もがテレビを見ている。

告白本を書いた理由
「私は時効で罪を償う機会を失った。本来ならマスコミがすべき。できなかった。だから自分で書いた」

「この本にはすべてが書かれていない。
もうひとつの事件がある」

仙堂は、事件のことを切り出す。

事件内容:過去映像

牧村には妹がいた。牧村里香(石井杏奈)。
当時、神戸に住んでいて震災にあい、牧村の家に引っ越してきた。
ちょうど、連続殺人事件の最中。

彼氏の小野寺拓巳(野村周平)も一緒に、牧村のアパートに。
里香は神戸で病院の仕事をしていたが、震災後、精神的に不安定になっていた。
拓巳が必死で里香を励ます。

ある日、牧村が帰宅すると、拓巳が里香にプロポーズしていた。
里香は自分だけが生き残ったことを悔いている。

「これからや。生きていかな」
拓巳は里香に指輪をはめる。

こうして里香は婚約をした。
ところが、事件後、里香の行方がわからない。

**

仙堂は、里香のことが本に書いていないことを指摘。
「あれは5人で完結した作品です」と曾根崎。

この時、動画投稿サイトに<俺が真犯人だ>という投稿があった。

動画は、5件目の事件を屋上から撮影した様子。
短い時間に映った女性が里香のようだ。

ルール1を読み上げる仙堂。
「あなたは牧村刑事に里香を殺すところを目撃させるつもりではなかった?それとも、この事実をしらなかった?」

曾根崎は、この映像は捏造だと言う。

曾根崎
「私の本には警察が知らないことも書いている」

仙堂
「いや、動機が書いてない」

曾根崎
「よく読んでください」

拓巳の自殺

事件時効の日:過去映像

牧村は屋上に。
そこに拓巳がいる。

「もう終わりなんですよね。警察はもう犯人をさがさないんですよね」
拓巳は里香にあげた指輪を「ここで見つけた。でも里香がいない」と。

拓巳は「里香をまもれなかった」と飛び降りてしまった。

**

仙堂が報道する。

動画サイトを投稿した人間から、出演してもいいという連絡があった。
曾根崎と牧村が出演することが条件。

**

若松義生(矢島健一)に退職願を出す牧村。

若松は時間稼ぎすると、上にはまだ出さないという。

**

橘は
「憎しみは世代もこえる。22年前、俺の前で殺された翔子には息子がいた。その息子が戸田だ」
と牧村に伝える。

曾根崎の正体

仙堂の番組が始まる。

牧村と曾根崎が出演。

動画投稿者も出演。顔を隠し、音声も変えている。

動画には続きがある、と言う。

放送局裏側ではざわつく。

放送することはできない内容だ。

視聴者には見せないが、仙堂たちだけが視聴する。

動画の内容

口をふさがれ手足を縛られている里香。
里香の首にロープをあて、首を絞めている。
里香が苦しみ息絶える。
指輪を外し釘(のような)ところに吊るす。

動画を見終わると投稿者は
「楽しむために撮影した。俺が本物だとわかったか」と。

曾根崎は投稿者に襲いかかる。
局内は騒然とする。

周りの人間が曾根崎を止める。
「真実を話して」と仙堂。
それがテレビで流れている。

「私は犯人ではない。本を書いていない」
と曾根崎。

「では、誰が?」と仙堂。

「私です。この本は私が書きました。捜査で知り得た情報で。彼は里香の恋人だった小野寺拓巳です」

ビルから飛び降りた拓巳は一命をとりとめた。拓巳は何度も死のうとした。
そして「僕は別人になる。犯人を見つけるため」という拓巳は決意。

「幸いにも私たちには協力してくれる医師がいました」
それが山縣だ。
拓巳は顔をかえて別人に。

「おそらく犯人は几帳面で自己顕示欲が強い。
復讐心が強い。
偽の本を出版し金を稼げば犯人が動き出す。
犯人ができるだけ出てくるように、メディアに騒がれるようにした。
里香のために犯人を見つけるために」

「里香をどこへやった」と投稿者に詰め寄る曾根崎(拓巳)

「俺は犯人じゃない。知らない奴から頼まれた」と投稿者。

投稿者は替え玉だという。
投稿者の肩を見ると銃で撃たれた痕がない。
つまり、犯人ではない。

**

「あの動画は初めて掴んだ手掛かりだ」と牧村。

諦めない、と誓う曾根崎(拓巳)

「犯人を見つけて殺します」

曾根崎と真犯人の殺し合い

曾根崎(拓巳)は、山縣のもとに。

「自分のされた行為を他者に奮うことはありでしょうか」

「どこへ行くつもりだ」

「最後のわがままです。聞かないでください」

「君の帰りを待ってるよ」
山縣は車のキーを渡す。

**

警察署内。
牧村を気遣う春日部。

その時、牧村に山縣から電話が。

曾根崎(拓巳)は牧村に内緒でどこかに行ったのだ。
GPSで曾根崎(拓巳)を追う牧村。

**

カメラマンがやってきて、仙堂の別荘を撮影している。

部屋には写真が飾ってある。
フリーのジャーナリストだった頃の写真だ。

紛争地帯ではかなり危険な体験もしてきたという仙堂。

ドイツ人の若いジャーナリストと知り合ったが、捕まって監禁された。
そのドイツ人は、目の前で殺され、仙堂は解放された。

「なぜか私だけ」と仙堂。

キャスターになったのは、連続殺人事件の取材が認めてもらえたからだという。
取材は現場に行き、被害者遺族とも話し、必死の取材だった。

「もう、あのような取材はできない」と仙堂。

その時、カーテンが揺れているのを見つける。

この日の取材は、内密のもの。誰かが来るのはおかしいのだが……。

一方、牧村は車である場所に向かっている。

仙堂の取材は続く。

地下室に行くと、そこに曾根崎(拓巳)がいた。

「よく考えたら、あの告白本にいち早く反応してきたのはあなただ。僕に反論してきた。そんなに悔しかったですか。覚えてますか?番組の中で里香が婚約したことを言った。婚約したことを知っているのは、僕と牧村さんだけ。他にそれを知っている人間は、指輪を外した人間だけなんだ」

仙堂は、23年前、テロリストに仲間を殺害されトラウマを抱えた。
日本に帰ってきたも自縛から逃れられなかったのだった。

曾根崎(拓巳)がスイッチを入れると、部屋の画面に殺害事件の映像が流れる。

「里香をどうした。あの番組で、俺に投稿者を殺させようとしむけた」

曾根崎(拓巳)は仙堂に襲いかかる。

「面白いな。お前は虚像だ。大切な人がいなくなり何故、自分だけが生きているのかわからない。君は最高だ。よく頑張った」

里香を殺して埋めた、という仙堂。

仙堂は、ナイフを曾根崎(拓巳)に向ける。さらに、カメラマンにも。
ロープを手に取り、曾根崎(拓巳)に向かう。

「里香は最後に『震災で亡くなった人たちと死ねばよかった』と言った」という仙堂。

ロープで曾根崎(拓巳)の首を締め上げる。

逃げ出すカメラマン。
そこに、牧村が。

曾根崎(拓巳)が仙堂の首にロープをかけ
「コイツを殺そう」という。

仙堂
「そうだ、私は死ぬべきだった。あの地下房で」

「そいつは法律で裁くことができる。そいつの時効は成立していない。この映像を見て。このビルの屋上から、東京タワーが見えていた。しかし、この日、東京タワーは午前0時に姿を消した。映像には東京タワーは映っていない。こいつが里香を殺したとき、すでに午前0時を過ぎていた。日本から時効が消えた日だ」

「法律、死刑、そんなものは怖くない。本当ならあの日、死んでいたはずなんだ。待っていたんだ。死ぬことを」
と仙堂は殺されることを望む。

「そいつを殺しても里香は戻って来ない」
とピストルを構えて叫ぶ牧村。

拓巳はロープから手を離す。

「殺せ」とうめく仙堂。

結末

仙堂の別荘の傍から里香の死体が見つかった。
里香の殺害は時効の適用外で罪に問われることになる。
しかし、仙堂の弁護士は心神喪失を訴えている。

仙堂。

「どれだけ仕事で褒められても闇は照らせない。寂しいですよ。かろうじて光があるとしたら、自分と同じ環境の人がいるというだけ。これから一人の時間が長くなる。ゆっくりと手記でも書いてみようかと思っている」

**

ビルの屋上。
里香が殺された場所。

拓巳と牧村は花を添える。

空港にて。

「本当に行くんだな」と牧村は拓巳に。
美晴と山縣が。
美晴は拓巳に謝る。

「里香の命日にまた帰ってきます」
拓巳は旅立つ。

**

仙堂の「闇を追いかけて」が刊行される。

**

病院。
白衣姿の仙堂。

清掃員に扮した戸田がナイフを持ち、仙堂に向かって走る。

<終わり>

【22年目の告白・私が殺人犯です】のラスト考察

【22年目の告白】のラストシーンは、ハッキリとしていない部分があります。
観る側の想像で、ということでしょうか。

・拓巳はどこに行ったのか?

東南アジア、あるいは、被疑者遺族のもと、などの考察がありますが、どこか海外に行ったということでは。
里香の命日には戻る、と言っていることから、永久に姿を見せないということではないでしょう。
【22年目の告白・私は殺人犯です】は小説も出版されています。小説では、拓巳は海外に行くと発言しています。ただし、小説はノベライズなので、捉え方は個人の自由でよいのかも。
おそらく拓巳は海外に行ったのでしょう。

・仙堂を刺したのは拓巳?

ラストシーン。仙堂のもとに走る男は、最初、掃除員の顔で誰だかわかりません。帽子を捨て走る出すうちに顔が明確になっていきます。戸田丈(早乙女太一)です。一瞬、拓巳(野村周平)かと思いましたが、よくよく見ると戸田。
母を殺された恨みということですね。
ただし、仙堂を刺すところまでは映っていないので、おそらく刺しただろうという想像です。

【22年目の告白・私が殺人犯です】の感想・レビュー

金曜ロードショーで放送するというのでTwitterに「面白い」「観た方がいい」の声も。
レビューには「素晴らしい作品」「DVD見たけど、面白かった」などが。

【22年目の告白・私が殺人犯です】はいつ放送?

【22年目の告白・私が殺人犯です】は、2022年1月28日、日本テレビ「金曜ロードショー」で夜9時から放送します。

記事内画像:映画【22年目の告白・私が殺人犯です】公式サイト

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