映画【天外者(てんがらもん)】のキャストとあらすじ!三浦春馬主演、五代友厚の壮大な物語を描く

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天外者
天外者
©映画『天外者』製作委員会

三浦春馬主演の映画『天外者(てんがらもん)』が、2020年12月11日(金)から全国公開されます。『天外者』は実業家・五代友厚の壮大な人生を描く作品。朝ドラ「あさが来た」でディーン・フジオカが演じて話題になった人物です。ほか、坂本龍馬役に三浦翔平、伊藤博文役に森永悠希、五代と出会う遊女役に森川葵、五代の妻役に蓮佛美沙子、岩崎弥太郎役に西川貴教などが出演!

今回は、映画【天外者】のキャストとあらすじなどを紹介します。

目次

映画【天外者】のキャスト

三浦春馬(役:五代友厚)

三浦春馬
五代友厚 役 – 三浦春馬

登場人物:五代友厚(ごだい・ともあつ)1836-1885。主人公。元の名は才助。武士の魂と商人の才を持ち、薩摩藩士から明治政府役人を経て実業家へ。近代日本経済の基礎を構築した稀代の≪天外者(てんがらもん)=凄まじい才能の持ち主≫。同年代である土佐の坂本龍馬と岩崎弥太郎、長州の伊藤博文とは、共に学び、遊び、夢を語り合った仲。さらには高杉晋作、勝海舟、大久保利通、西郷隆盛、大隈重信、トーマス・グラバーといった日本を語る上で欠くことが出来ない偉人・傑物たちとも交わり、友として彼らを支えたという。

【五代友厚の主な功績】
・1869年(明治2年):大阪通商会社・大阪貿易会社設立。金銀分析所設立。
・1870年(明治3年):大阪活版所設立 日本初の英和辞典を刊行。薩摩藩の紡績所を堺に設立。
・1873年(明治6年):西弘成館(鉱山経営の統括機関)設立、鉱山王に。
・1875年(明治8年):大阪会議開催。
・1876年(明治9年):堂島米商会所開業。朝陽館設立。
・1878年(明治11年):大阪株式取引所設立(※)。大阪商法会議所設立(現・大阪商工会議所、初代会頭)。
・1880年(明治13年):大阪商業講習所設立(現・大阪市立大学)。
・1881年(明治14年):大阪青銅会社設立。関西貿易社(現・住友金属工業)設立。
・1884年(明治17年):大阪商船開業(現・商船三井)設立。

※大阪株式取引所の肝煎きもいり(理事、現在の取締役)に就任したのが広岡信五郎。信五郎は朝ドラ「あさが来た」のモデル・広岡浅子の夫です。広岡浅子が嫁いだ加島屋かじまやは五代友厚が作り上げた大阪財界グループの一員でもありました。

キャスト:三浦春馬(みうら・はるま)…1990年4月5日 – 2020年7月18日。茨城県土浦市出身。アミューズ所属。主演ドラマは『ブラッディ・マンデイ』『サムライ・ハイスクール』『大切なことはすべて君が教えてくれた』『僕のいた時間』『オトナ高校』『TWO WEEKS』『ダイイング・アイ』『おカネの切れ目が恋のはじまり』など。

三浦翔平(役:坂本龍馬)

三浦翔平
坂元竜馬 役 – 三浦翔平

登場人物:坂本龍馬(さかもと・りょうま)…五代友厚の盟友のひとり。日本の未来を変えるために、志を共にする仲。幕末期、友厚と共に、何故か大勢の侍に命を狙われている。

キャスト:三浦翔平(みうら・しょうへい)…1988年6月3日生まれ。東京都出身。所属事務所はバーニングプロダクション。出演ドラマは『好きな人がいること』 『奪い愛、冬』 『教場』 『M 愛すべき人がいて』 『おカネの切れ目が恋のはじまり』など多数。

【三浦翔平さんのコメント】

このたび、歴史的偉人である坂本龍馬役をやらせてもらえると聞き、生涯で龍馬を演じられることは、とても光栄なことだと喜びました。たくさんのファンがいらっしゃる方なので、重圧を感じましたが、払しょくするために土佐弁のけいこや霊山歴史館、龍馬のお墓など、歴史から学びました。
クランクイン前には、春馬と何度も読み合わせして、才助、利助、弥太郎との関係性を築きあげ、自分なりの新しい豪快な龍馬を思いっきり演じることができました。
撮影時間は長くはなかったのですが、初めての太秦で、濃密で基調な経験をさせていただき、とても感謝しております。
幕末から明治へ、激動の時代を生き、同じ志を持った者たちの生き様をぜひ劇場でご覧ください。
そして、天国で五代さんと一緒に観てくれることを願います。

西川貴教(役:岩崎弥太郎)

西川貴教
岩崎弥太郎 役 – 西川貴教

登場人物:岩崎弥太郎(いわさき・やたろう)…龍馬と共に現れ後に三菱財閥を築く人物。キャスティングは意外にも、西川貴教が愛嬌たっぷりに演じる。

キャスト:西川貴教(にしかわ・たかのり)…1970年9月19日生まれ。滋賀県出身。所属事務所はディーゼル。出演ドラマは『ビューティフルライフ』『連続テレビ小説 スカーレット』など。

【西川貴教さんのコメント】

近代日本の経済の礎を築いた岩崎弥太郎を演じさせていただいたことを心から誇りに思います。これまでにも数々の名優のみなさんが演じられてきましたが、自分なりの弥太郎像を模索し撮影に挑みました。
かつら作りから、着物の着付け、土佐弁や武士としての所作など緊張の毎日でしたが、春馬、翔平、森永くんをはじめキャスト全員で作品を生き抜いた時間はかけがえのない瞬間でした。
この映画は現代の日本に生きる我々一人ひとりに、何をなすべきかを問いかけ続けています。日本のみならず、世界中が大きな変化を求められている今だからこそ見ていただきたい作品です。ぜひ劇場にお越しください。

この作品のお知らせをすることが出来ることは本当に心の底から嬉しいのですが、そこに春馬がいないことが悔しくて、寂しくて仕方ありません。でもスタッフ、キャスト全員で紡いだ作品の全てを、春馬と一緒にしっかりと皆様に届けて参りたいと思います。

https://twitter.com/TMR15/status/1308903988553805824

森永悠希(役:伊藤博文)

森永悠希
伊藤博文 役 – 森永悠希

登場人物:伊藤博文(いとう・ひろぶみ)…のちに初代内閣総理大臣となる男。元々は長州藩士。憲法発布や国会の設立など、近代的な議会政治を築き上げた。

キャスト:森永悠希(もりなが・ゆうき)…1996年6月29日生まれ。大阪府出身。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。出演作は映画『ちはやふる』シリーズ、ドラマ『ボイス 110緊急指令室』 『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』など多数。

【森永悠希さんのコメント】

撮影当時23歳で、伊藤博文という大きな名前の人物を演じることに、ワクワクとそれ以上の責任感を感じていました。ひとつの作品の中で年を重ねる役は毎度思うのですが、とくに伊藤はやがて総理大臣になる人ですので、『利助』であったときからの変化をつけるのが、難しくもあり、面白くもありました。激動の時代、より良い世へと前へ前へ進もうとした人たちの姿が、皆さまにとって、前を向くための原動力のようなものになればと願っております。

森川葵(役:遊女・はる)

森川葵
遊女・はる 役 – 森川葵

登場人物:はる…五代友厚と出会う遊女。自由な未来を夢見ている。友厚は彼女との出会いにより、誰もが夢見ることのできる国をつくることを明友たちと共に志す。

キャスト:森川葵(もりかわ・あおい)…1995年6月17日生まれ。愛知県出身。スターダストプロモーション所属。主演ドラマは『テディ・ゴー!』『プリセスメゾン』『文学処女』『カカフカカ -こじらせ大人のシェアハウス-』など。

【森川葵さんのコメント】

撮影が終わってから、いつみなさんにお知らせできるようになるかとずっと待ち続けていました。一緒に撮影した時間がよみがえります。
はるの言葉が五代さまの胸に残り続け新しい時代を切り開いていくきっかけになるんだ、と監督からの言葉に責任重大だな…と感じながらも、そのプレッシャーにワクワクしました。登場人物それぞれの勇姿をみなさんに見届けていただけますように。

蓮佛美沙子(役:五代豊子)

蓮佛美沙子
五代豊子(友厚の妻) 役 – 蓮佛美沙子

登場人物:五代豊子(ごだい・とよこ)…本名・トヨ。友厚の2番目の妻(再婚相手)として友厚を支えた。1870年に結婚 。儒学者、萱野恒次(通称・庸司)の三女として、嘉永4年(1851年)に生まれた。1892年没。

キャスト:蓮佛美沙子(れんぶつ・みさこ)…1991年2月27日生まれ。鳥取県鳥取市出身。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。主な出演作は映画『バッテリー』『転校生 -さよなら あなた-』ドラマ『べっぴんさん』など。

【蓮佛美沙子さんのコメント】

この世を変えたい。誰もが夢を見られる国にしたい。そのために、自分にしかできないことがある。そんな強い思いを胸に、一心不乱に生き抜いたひとりの人間の物語です。私はそんな彼の強さやまっすぐすぎるほどの瞳を、妻豊子として、受け止め、心を交わしました。作品の中にいる春馬くんは五代友厚そのもので、何より瞳を覗き込めば、そこに五代のすべてがありました。彼が五代として生きた時間を、作品を、愛してもらえたらと心から願っています。

その他のキャスト

筒井真理子……役:五代やす(友厚の母)

生瀬勝久……役:五代秀尭(友厚の父)

迫田孝也
宅間孝行
丸山智己
徳重聡
榎木孝明
内田朝陽
八木優希
ロバート・アンダーソン
かたせ梨乃
ほか

映画【天外者】のあらすじ

物語の主人公となるのは、激動の幕末から明治初期、日本の未来のために駆け抜けた男ー 五代友厚です。

【あらすじ】

江戸末期、ペリー来航に震撼した日本の片隅で、新しい時代の到来を敏感に察知した若き二人の青年武士が全速力で駆け抜ける―。五代才助(後の友厚、三浦春馬)と坂本龍馬(三浦翔平)。二人はなぜか、大勢の侍に命を狙われている。日本の未来を遠くまで見据える二人の人生が、この瞬間、重なり始める。攘夷か、開国かー。五代は激しい内輪揉めには目もくれず、世界に目を向けていた。そんな折、遊女のはる(森川葵)と出会い「自由な夢を見たい」という想いに駆られ、誰もが夢見ることのできる国をつくるため坂本龍馬、岩崎弥太郎(西川貴教)、伊藤博文(森永悠希)らと志を共にするのであった―。

映画【天外者】のスタッフ

  • 監督:田中光敏
  • 脚本:小松江里子
  • 音楽:大谷幸
  • 製作総指揮:廣田稔
  • 制作協力:松竹撮影所制作
  • プロダクション:クリエイターズユニオン
  • 配給:ギグリーボックス
  • 製作:映画『天外者』製作委員会(五代友厚プロジェクト、廣田稔法律事務所、鹿児島テレビ放送、奈良新聞社、EQWEL、チャイルドアカデミー、日本フォーラム、エリアワンエンタープライズ、川口健、岩崎産業)

映画【天外者】の見どころ

①三浦春馬主演の新作

三浦春馬さんは2020年〈令和2年〉7月18日に逝去されました。自死と警察から報告はあるものの遺書についてはないといいます。前日まで撮影していたのがTBSのドラマ【おカネの切れ目は恋のはじまり】。このドラマが遺作となります。

しかし公開まで撮家から時間が経つ映画には新作が2本、待機中。ひとつはドラマ版を違う視点で描いた映画【太陽の子】(2021年公開)。そして本作【天外者】です。

チャリティー活動にも熱心だった三浦春馬さん。舞台俳優、歌手としても活躍の幅を広げていた方。

まさに≪天外者(てんがらもん)=凄まじい才能の持ち主≫だったのではないでしょうか。三浦春馬さんの演技は本作の一番の見どころです。

映画界の名コンビ

脚本・小松江里子×監督・田中光敏 のコンビは、『利休にたずねよ』『海難 1890』を生み出した名コンビです。

入り組んだ時代背景と膨大な関連人物の中からオリジナルストーリーを誕生させた本作にも期待がふくらみます。

【田中光敏監督のコメント】

「オリジナル作品で五代友厚の作品を作る」そのとき、イメージで浮かんできた俳優は三浦春馬くんでした。透明感があり強い信念を持ち、そして美しく…。春馬くんに声をかけてから2年の歳月が流れ、集まってきてくれた役者たちは、みんな春馬くんの仲間のような俳優たちでした。三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子と、春馬くんと交流のある人たちが、偶然にもこの作品にかかわってくれました。京都撮影所でのリハーサル後、三浦翔平くんとはオフでも落ち合って、映画のために本読みをしてくれたと春馬くんから聞きました。主演三浦春馬を中心に役者たちが、登場人物に生き生きと命を吹き込んでくれたのです。三浦春馬くん、参加してくれてありがとう。そして主演を支えるそれぞれの役者たちの素晴らしい生き生きとした芝居をぜひともスクリーンでご覧いただきたいと思っています。最後に…ただただ残念なのは三浦春馬くんに出来上がった作品を見てもらえなかったことです。

まとめ

以上、三浦春馬主演の映画『天外者(てんがらもん)』のキャストとあらすじなどを紹介してきました。

三浦春馬さんの新作の演技が公開されます。

ファンにとっては楽しみでありつつ、西川貴教さんが言うように「春馬がいないことが悔しくて、寂しくて仕方ありません。」と、複雑な思いでしょう。

ドラマ「カネ恋」は出浦者からの告知が積極的にはなかったのですが、本作は舞台挨拶などもあると思います。

ファンも関係者も心境は複雑でしょうが、三浦春馬さんとキャスト・スタッフが紡いだ作品を見届けてほしいと思います。

当記事の画像出典:https://tengaramon-movie.com/

天外者

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