【悪魔の手毬歌】の視聴率とネタバレ!衝撃の犯人と5つの殺害の動機とは?

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出典公式HP

【悪魔の手毬歌】の視聴率とネタバレ!

主演のスペシャルドラマ『悪魔の手毬歌-金田一耕介、ふたたび-』が2019年12月21日にフジテレビ系で放送!

衝撃の犯人と5つの殺害の動機を分かりやすくネタバレ!

今回はドラマ【悪魔の手毬歌】の視聴率・あらすじネタバレ・感想などについて紹介します。

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目次

『悪魔の手毬歌』の視聴率

『悪魔の手毬歌』の視聴率は、8.7%

裏番組の「新・情報7daysニュースキャスター 」(TBS・ 22時~84分間)は10.4%。

なお、前作『犬神家の一族』(加藤シゲアキ・主演)の視聴率は、11.0%でした。

『悪魔の手毬歌』のネタバレ概要

舞台:岡山県の「鬼首村(おにこうべむら)」。

時代:昭和30年7月下旬(原作の設定)。

ジャンル:手毬歌(てまりうた)になぞらえて事件が起きる、いわゆる「見立て殺人」(「童謡殺人」「筋書き殺人」)もの。

あらすじネタバレの概要

金田一(加藤シゲアキ)は、磯川警部から鬼首村の温泉宿を勧められ、青池リカが女将を務める亀の湯に宿泊。

リカ()の夫は、20年前(原作は23年前)に詐欺師・恩田幾三に殺害された。幾三は行方をくらましている。

そんな中、国民的歌手・大空ゆかり(が村へ帰郷。

ゆかり(本名:別所千恵子)は、恩田幾三(演:?)が村の鍛冶屋の娘・別所春江に産ませた子供で、「詐欺師で人殺しの子供」として周囲から迫害されていた。

金田一は知り合った放庵(石橋蓮司)から、手紙の代筆を頼まれる。彼の5人目の妻・おりん(演:?)と復縁する旨の返事を金田一が書く。

金田一が用事で村を去ろうとすると、腰の曲がった老婆・おりんとすれ違う。

しかし、着いた先の総社の町の宿屋の女将の話によると、おりんは昨年、死亡しているという。

金田一があわてて放庵の家を訪ねるが、そこには放庵やおりんの姿は無かった。微量の吐血の跡も残されていた…。

そして第1の殺人が起こる。ゆかりの歓迎会に来なかった泰子(菅野莉央)が滝つぼの中で絞殺死体として発見された。遺体の口には、なぜか漏斗(ろうと、じょうご)が差し込まれ水が注がれ続けていた。

続いて、第2の殺人が起きた。仁礼家の娘・文子(大友恋花)が葡萄酒工場の中で絞殺死体となって発見される。遺体の腰に竿秤(さおばかり)が差し込まれ、秤の皿には大判小判が置かれていた。

泰子の祖母・五百子(中尾ミエ)は村に古くから伝わる手毬唄を皆に歌って聞かせる。

やがて、第3の殺人が!青池里子(が裸同然の遺体(下着=ズロースをはいただけ)として発見される。ひどい赤痣(あかあざ)が生々しくむきだしにされていた。

・・・20年前の殺人事件と現在の事件の繋がりがキーポイントとなっていきます。

人物が多いので、キャスト相関図を参考にしてください。↓

ドラマ【悪魔の手毬唄】キャスト相関図

出典https://www.fujitv.co.jp/kindaichi_returns/chart.html

『悪魔の手毬歌』の犯人ネタバレ

結論からいうと・・・

犯人は青池リカ(寺島しのぶ)!

リカは、亀の湯の女将です。息子に歌名雄(小瀧望)・娘にアザがある里子(大野いと)がいます。

20年前に夫・源治郎を殺害され、今回、里子も殺害されました。

しかし一連の殺人(20年前と現代合わせて5人殺害)はすべてリカの犯行です。

なぜ夫・源治郎を殺害したのか?

昭和7年(原作の設定)、源治郎は恩田幾三という名で様々な女と浮気。

リカは神戸にいるはずの夫が村で不貞をしていると知り、恩田=源治郎の滞在先を突き止めた。

源治郎は温泉宿の生まれで、村の人々から差別を受けていたため、5歳のころ逃げるように神戸へと流れ着いた。(そのため村人は顔を覚えていない。)

村人をひどく憎んでいたため、亀の湯を買い戻しに帰郷したという源治郎は、詐欺師・恩田幾三として復讐に来たのだ。

「もうお前らは必要ない」と源治郎に言われたリカは、とっさに殺害してしまう。

顔を焼くことで夫・源治郎の一人二役が村人にバレないように細工。

リカは放庵に夫殺害の現場を目撃されていて、二人はこの秘密を隠し続ける。

だから、落ちぶれた放庵が放蕩暮らしをできた。リカが生活費を工面していたので…。

リカの最期

おりんに扮したリカは、次々と殺害を実行。

最後、大空ゆかり=千恵子(中条あゆみ)の殺害をはかるも失敗。

自ら川へ落ちました。

(原作では、歌名雄たち村の青年団が沼から死体を引き上げました。推理して犯人が分かっていた金田一耕助たちでしたが、青年たちは犯人の顔を見たくて仕方ありません。すると歌名雄が自分の母親だと気づいて、「ああ!母ちゃん!母ちゃん!」と叫びました。)

では次の項目から、現代パートの放庵の失踪事件と3つの殺人事件について、リカの犯行をひとつずつ、みていきましょう。

『悪魔の手毬歌』の放庵の行方のネタバレ

放庵が元妻「おりん」と一緒に暮らすことになります。しかし、おりん(らしき老婆)が村に来てから、放庵(と、おりん自体も)も行方不明に!

謎の老女・おりんの正体は、青池リカ!

リカは、放庵の元妻「おりん」になりすましていました。

おりんとして放庵に近づいて油断させ、殺害。遺体をお墓の中の棺に隠して失踪に見せかけました。

一連の見立て殺人を放庵の仕わざだ、と思わせようとます。

『悪魔の手毬歌』の第1の事件ネタバレ

第1の殺人事件の被害者は、由良泰子(菅野莉央)。由良家当主・由良敦子()の娘です。

同窓会当日の夜、里子(大野いと)と女中のお幹()が、老女のおりんと共に歩く泰子を目撃。

その翌日。泰子の遺体が発見されました。

泰子を邪魔に思う人物は、きっと仁礼家の人物、と由良敦子は怒ります。

由良家と仁礼家の二大名家はこの時、歌名雄との縁談をめぐって対立中でした。

青池歌名雄(小瀧望)が親の反対を押し切って、泰子との縁談を進めていました。

そんな中、仁礼家が娘・文子()を嫁にしたいと横槍を入れていたのです。

しかし真犯人は、青池リカ。

犯行動機は、歌名雄が結婚を望んでいる泰子が歌名雄の異母兄弟だから、と考えられます。

手毬唄の該当ヶ所は…

うちの裏の前栽に雀が三羽とまって

一羽の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き

わけても好きなが女でござる
女だれが良い升屋の娘 升屋器量よし

うわばみ(蟒蛇)娘 升で量って漏斗で飲んで
日なが一日酒びたり酒びたり

それでも足りぬと返された 返された

由良家の屋号は「枡屋」、歌詞の「うわばみ」とは巨大なヘビの俗称で、大蛇は物を多量に飲みこむことから、大酒飲みのたとえでもある。歌詞の「返えされた」とは「殺された」の意味。

『悪魔の手毬歌』の第2の事件ネタバレ

第2の殺人事件の被害者は、仁礼文子(大友花恋)。仁礼家当主の娘です。

手毬唄の該当ヶ所は・・・

二番目のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなが女でござる
女たれがよい秤屋の娘
秤屋器量よしじゃが爪長娘
大判小判を秤にかけて
日なし勘定に夜も日もくらし
寝るまもないとて返された
返された

仁礼家の屋号は「秤屋」。歌詞の「爪長娘(つめながむすめ)」は「爪に火を灯す」という故事から、爪を伸ばして火を灯し、油代を節約するという事。そこから「ケチ」の意味。歌詞の「返された」は「殺された」

喪服の帯にさされた竿秤に大判小判が乗せられていたことから、手毬唄に見立てて殺人が行われている。

真犯人は、青池リカ。

犯行動機は、仁礼家が進めている縁談相手・文子も歌名雄の異母兄弟だから、と考えられます。

『悪魔の手毬歌』の第3の事件犯人ネタバレ

第3の殺人事件の被害者は、青池里子(大野いと)。青池リカの娘です。

手毬唄の該当ヶ所は・・・

うちの裏の前栽に雀が三羽とまって

三番目の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き

わけても好きなが女でござる
女だれが良い錠前屋の娘 錠前屋器量よし小町でござる

小町娘の錠前が狂うた
錠前狂えば鍵合わぬ鍵合わぬ

鍵が合わぬと返された

別所家(べっしょけ)の屋号は、 錠前屋(じょうまえや)です。歌詞の「返された」は「殺された」。

なので別所千恵子=芸名・大空ゆかり(中条あやみ)が本当は殺されるはずだったのです。

リカはなぜ娘を殺害したのか

なぜリカは自分の娘・里子を殺さなければならなかったのでしょうか?

実は、里子はおりんが落とした手拭いから、母の犯行に気づいていました。

亡くなった文子(大友花恋)のお通夜の席で、母が大空ゆかりを呼び出していることを知ってしまったた里子。手紙が入ったゆかり=千恵子(中条あやみ)のカバンを盗み、待ち合わせに行った里子。

その結果、リカは自ら娘を(暗闇で間違って)手にかけてしまったのです。

…「許して」と涙するリカ。

別所千恵子=大空ゆかり殺害未遂の動機

青池リカ(寺島しのぶ)は、なぜ別所千恵子=大空ゆかりを殺害しようとしたのでしょうか…。

リカの夫・源治郎=恩田幾三は村の女にも手を出していました。

別所家の春江(国生さゆり)に手を出し、大空ゆかりが産まれました。

しかも、恩田は他の村の女もはらませ、子を産ませていました。

殺された二大名家の娘たちです。

つまり、泰子(菅野莉央)・文子(大友花恋)・大空ゆかり(中条あやみ)は腹違いの姉妹だったのです。

リカの一連の犯行動機は、歌名雄の近親相姦を阻止することでした。

他に、浮気相手への嫉妬人気スターゆかりへの嫉妬も動機にあっただろうと推測されます。

リカも若いころ寄席に出ていたことがあり、芸能人の人気への憧れは人一倍強かったはず、と金田一耕助は推理しています。

『悪魔の手毬歌』結末のネタバレ

歌名雄(小瀧望)は犯人が母だと知り、自暴自棄になり、自殺をはかる。

「待って、歌名雄さん。」大空ゆかり=千恵子(中条あやみ)が、自分の境遇を踏まえて、歌名雄に声を掛けます。

千恵子「私は何度も死のうって思った。でもつらいとき、歌名雄さんが励ましてくれました。どんなにつらくても死ぬな、いつか良いことがあるからって。だから生きてください。私ができたんです、だから歌名雄さんも…。血が半分同じ兄妹なんですから。」

磯川警部はリカを見逃した。

その後…

「ごめんね、歌名雄、里子」リカは橋から飛び降り自殺をした。

磯川警部は警察を辞め、家族(源治郎・リカ・里子)を全て失った歌名雄を引き取ることを金田一耕助に話した。

金田一は磯川警部に「あなたリカさんのこと…いえ、なんでもありません」と言いかけたのち、去っていく。

*なお、ドラマでは4番目の雀による歌が流れてリカが自殺しました。(オリジナルでしょう)

『悪魔の手毬歌』の感想

加藤シゲアキ版の金田一は好評。ツイッタートレンドも第1位になっていました。

そして同じジャニーズの小瀧望さんも大人気で・・・

往年の金田一耕介役と言えば古谷一行さん、警部役としての登場に感慨深いものがありました。

結末は切なく、悲劇なのですが、謎の死と過去の事件との因縁がからみあって、見ごたえある内容でした。

1977年の全6話のドラマ版(古谷一行主演)では、ラストで警部に「あなたリカさんが好きだったんですね」と告げていたので、てっきりそういうラストかと思ったら、「なんでもないです」とにごしました。

沼から見つかったのがリカでなく、放庵だったりと改変もところどころあり、話しの筋を知っていても違いが楽しめました。

おおむね好評なので、2020年の年末にシリーズ新作がありそう。楽しみに待つことにします。

『悪魔の手毬歌』のまとめ

加藤シゲアキ主演の金田一耕助シリーズ第2弾『悪魔の手毬唄』(2019年12月21日)について、犯人や犯行動機のネタバレを中心に紹介してきました。

第1弾『犬神家の一族』(2018)では、重厚な映画作品や他の役者が演じた金田一耕助と比較されて、不評な声もありました。

しかし、未視聴の若者に届けるという意味では成功しています。

賛否あると思いますが、2019年の加藤シゲアキ版も温かな目で見守って、楽しんで欲しいところです。

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