【相棒16】12話視聴率は15.5%!MeTooと詩織さん事件彷彿の社会派と評判!
【相棒16】12話のあらすじと視聴率!
- 「相棒」のシーズン16、第12話が1月17(水)にテレビ朝日系で放送されました。
- 衣笠副総監(大杉漣)襲撃事件が発生!4年前の脅迫事件に繋がりが?
- 渦中の衣笠家で働く家政婦(長野里美)の“秘密”とは…?
- あらすじネタバレ、ゲストや感想で話題なことも紹介します。
【相棒16】12話の視聴率
【相棒16】12話の視聴率は15.5%!
12%台の前回から大幅上昇の高視聴率となりました。
【相棒16】12話のゲスト
筒井真理子(役:衣笠祥子)
衣笠祥子(きぬがさ しょうこ)…警視庁副総監である衣笠の妻。4年前、衣笠家で脅迫状が見つかった一件以来、体調を崩していまだ療養所から自宅に戻れず、家族と離れて暮らしている
桜田ひより(役:市原里奈)
市原里奈(いちはら りな)…衣笠の一人娘。防犯のため母・祥子の旧姓を名乗る。1年前、殺人事件の目撃者となった一件(相棒15・第11話)で特命係と知り合い、信頼感と親しみを感じている。その一方、家庭を顧みない父には「警察官じゃない。ただの役人」と反発心を抱いている。
長野里美(役:沖田晃子)
沖田晃子……衣笠副総監宅の家政婦。紹介所の斡旋で2年程前から請け負っている。家庭内のことは一切話さないという取り決めを忠実に守っている。
【相棒16】12話の脚本・監督
「相棒16・12話」脚本:山本むつみ
山本 むつみ(やまもと むつみ)…代表作に朝ドラ『ゲゲゲの女房』、NHK大河ドラマ『八重の桜』、『コウノドリ』(2015年版)など。
相棒シリーズでは
- season(=s)12 第15話「見知らぬ共犯者」
- s13 第13話「人生最良の日」
- s14 第16話「右京の同級生」
- s15 第4話「出来心」、第11「アンタッチャブル」
- s16 第9話「目撃しない女」
「相棒16・12話」監督:橋本一
橋本一(はしもと はじめ)…1968年1月17日生まれの演出家、映画監督。
「相棒」の映画版監督に
- 「相棒シリーズ X DAY」
- 「相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」
「相棒」のドラマ版監督に
- S2 第8話 「命の値段」
- S3 第9話 「潜入捜査〜私の彼を探して! 」 第14話 「薔薇と口紅」 第17話 「書き直す女」
- S4 第12話 「緑の殺意」 第14話「アゲハ蝶」第17話「告発の行方」第18話「節約殺人」
- S5 第18話「殺人の資格」第19話「殺人シネマ」
- S7 第11話 「越境捜査」 第12話「逃亡者」
- S8 第4話 「錯覚の殺人」 第5話「背信の徒花」
- S9 第8話 「ボーダーライン」 第11話「死に過ぎた男」
- S10 第6話「ラスト・ソング」第8話「フォーカス」
- S11 第17話「ビリー」 第18話「BIRTHDAY」
- S12 第8話「最後の淑女」 第9話「かもめが死んだ日」 第13話「右京さんの友達」 第14話「顔 」
- S13 第4話「第三の女」第6話「 ママ友 」 第11話 「米沢守、最後の挨拶 」第12話 「学び舎」、第13話「人生最良の日」脚本:山本むつみ、第14話 「アザミ 」 第17話 「妹よ 」第18話 「苦い水 」
- S14 第2話「或る相棒の死」 第3話 「死に神」 第5話 「2045」 第7話 「キモノ綺譚 」 第10話 「英雄~罪深き者たち」 第12話 「陣川という名の犬 」 第15話 「警察嫌い」 第18話 「神隠しの山 」 第19話 「神隠しの山の始末」
- S15 第1話 「守護神」 第6話 「嘘吐き」第9話 「あとぴん~角田課長の告白」
第11話 「アンタッチャブル」ゲスト:桜田ひより/ 脚本:山本むつみ、 - S15 第13話「 声なき者~籠城」 第14話 「声なき者~突入」 第18話「悪魔の証明」S
- S16 第1話 「検察捜査」
【相棒16】12話のあらすじ
第12話「暗数」
警視庁副総監の衣笠藤治(大杉漣)が、青木(浅利陽介)と会食後、2人の暴漢に切りつけられる事件が発生。
7年前、衣笠は県警本部長時代にカウエボ神義教団を一斉検挙した。警視庁はそのカルト教団の関与を疑い、当時の捜査員・田川(久保田磨希)らを加えた緊急対策チームを編成。捜査対象がリストアップされるが、その中には、なぜか青木年男(浅利陽介)の名前が含まれていた…。
青木から助けを求められた特係の右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、独自の視点で捜査に乗り出す。4年前、衣笠家には殺害予告めいた脅迫状が届いていた。そのため娘の名字を変えたのだ。
衣笠家を訪れた特命係は以前、事件の目撃者(相棒15・11話「アンタッチャブル」)として面識を持った衣笠副総監の娘・市原里奈(桜田ひより)から話しを聞く。
手紙は書斎に落ちていた。「大切な者を失う痛みを知れ」とあった。
里奈の母・祥子(筒井真理子)は脅迫状で体調を崩し、今も療養先から戻ってないという。以来、家事は沖田晃子(長野里美)という家政婦が担っている。
右京は晃子の存在に引っ掛かるものを感じ、派遣元の事務所に訪問すると、晃子の履歴書の身元引き受け人は市原祥子とあった。里奈の母の旧姓が市原だ。
教団の裏サイトでは「卵(=ウエボ)は割られた」「報復の時が来た」とあり、7年前に教団検挙に関わった尾花沢弁護士のところに毒物が届く。捜査本部は教団の怨恨の線で引き続き捜査する。
特命は、衣笠家での様子から、本部を手伝う川崎北署の田川千波と晃子との関わりも疑う。晃子は田川が4年前に担当した事件関係者。沖田真穂・24才は上司に性暴力を受けた。母の晃子は告訴に反対したが、真穂は戦った。しかし田川は警察の上層部・おそらく衣笠の指示で断念。そのため悲観した真穂は住宅火災で死んだ。(自殺の可能性が高い)
里奈が家を抜けだした。そこへ暴漢2名がきたが、晃子がまず助け、右京たちが逮捕した。
ケガをした晃子は入院。右京は、4年前の脅迫は祥子と晃子の共犯と推理。
病院へ祥子が来て、中庭で右京たちに白状した。脅迫の主犯は祥子だった。圧力をかけた夫が許せなかった。祥子も同じ経験があった。22のとき性被害を受けた恐怖や屈辱が忘れられない。
祥子は復讐をして心を病んだ。元気になるまで娘の面倒を見ると晃子は祥子に約束してくれた。暗数…警察では認知できない事件の数。
祥子は正義をあると信じたいから声をあげる、戦うと言った真穂の思いに応えたかった。右京は理解しながらも、他にやりようがあったと告げる。
実は、対策チームの一人・谷崎が教団の者だった。青木が証拠を掴んだ。
衣笠は、右京に上からの指示だったと答える。
「法では裁けない。あなたの良心以外には」右京は斬った。
衣笠家に踏み込み過ぎたからややこしい関係になった、と右京と亘は「花の里」で嘆く…。
【相棒16】12話の感想
タイムリーな社会問題だ、さすが相棒、と話題です。
https://twitter.com/shingeki07/status/953613060962361344実にタイムリーな #Metoo 話。セカイはゲスに満ちている。レイプ犯やそれを暗に擁護する輩に対しては、どんなやり方であってもやりすぎってことはないよ。そして今回、結局いちばんゲスだったのは衣笠だった。シーズンラストに、彼に鉄槌が下りますように。
#aibou #tvasahi— のぶき ちひろ (@nobukichihiro) January 17, 2018
ハリウッドのセクハラ騒動から発展した『MeToo』私も、という声を上げる運動を思わせるタイムリーな題材。
また、もう1つ、思い出すのは…
きょうの相棒は伊藤詩織さんの事件のことを言ってるなと思いました。伊藤詩織さんの事件を握り潰したことは、彼女を含めた被害者をもう一度殺したことと同じこと。この事件について、また同様の被害について、もっと理解がほしい。#相棒
— まっは (@tobitamago) January 17, 2018
今回の相棒は伊藤詩織さんにおこったレイプ事件とその握りつぶしを訴えるものだと思う。とても経緯を似せてる。ここからこの事件の認知が少しでも広がればいいな。 #相棒 #伊藤詩織
— ぎんこ (@komaki00) January 17, 2018
声を上げた伊藤詩織さんの件です。
警察権力のトップが捜査に不当介入した疑いも似ています。
「他に方法があったのでは」という右京さんが現実にいれば…きっと警察権力と戦ってくれるのに、と思ってしまいます。
振りかえると、襲撃犯は結局教団だけど、別の脅迫問題を特命が解決したという複雑な展開。スッキリはしないのですが、社会問題を考える契機とはなった相棒12話でした。
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