【マイダイアリー】6話で優希の姉が怒った理由は?清原果耶の演技に心揺さぶられる
【マイダイアリー】6話「手と本当のきもち」が12月1日(日曜)に放送されました。
これまで、虎之介、まひる、愛莉、広海の心の中が順番に描かれてきたけれど、6話はいよいよ優希のお話だね。
優希の部屋にあるお母さんの遺灰についての事情もわかるんだね。
それでは、【マイダイアリー】6話の感想のまとめをお届けします。
【マイダイアリー】6話の感想
高校教師の優希が素敵
教師姿の果耶ちゃん🤭
— オーキイ☺️✌️ (@ohkey33106) December 1, 2024
大人になったなぁ🤔 https://t.co/I0YEM5rXnK
6話の冒頭で、恩村優希(清原果耶)が高校で生徒たちと会話しているシーンがありました。
優希が仲間たちとの大学生活を振り返ることが物語の中心なので、高校教師としての顔が新鮮でした。
ユーモアを交えながら生徒を思い遣って話す様子は学生時代と変わりませんが、やはり社会人としての落ち着きと自信が見えて頼もしかったです。
女子生徒がすごく自然に彼氏とのことを相談してたね。優希は信頼されてる先生なんだな。
優希の姉はなぜあんなに怒ったのか
優希は、突然実家から姉の優見(菅野莉央)が訪ねてきて戸惑います。
この姉妹、会話の端々から、どこか距離のあるように見えました。
優希は、瓶に入れた母の遺灰を咄嗟に隠します。
優希が母の遺灰を持っていることを知っているのは隣人のトムさんこと富田緑(中村ゆり)だけです。
しかし優希が留守の間に、優見はそれを偶然見つけてしまいました。
優希が母の遺灰を手元に置いていることにショックを受け、泊まるつもりだった優見は部屋を出て行きます。
この優見の激しい怒りについては、理解できないという視聴者が多かったです。
「死んだら海に帰りたい」と言っていた母の願いを叶えるために、父と姉は悲しみと苦しみを抱きながらも遺灰を海に撒きました。
けれど優希は、「撒いた」と家族に嘘を言って手元にずっと置いていたのです。
優希の気持ちはわかる気がします。
ペットが亡くなった後、納骨せずずっと骨壺を家に置いておく人も少なくありません。
目に見えるものとしてそばにあることで支えられるのでしょう。
優見はそんな妹の気持ちが理解できなかったのでしょうか。
なぜあんなに怒ったのでしょう。
母が亡くなった途端、東京の大学を受けると言い出し、地元を離れて東京で新しい生活を始めた妹。
それに対して、自分は変わらず信用金庫で働き、家事をやり、母の仏壇を守る毎日。
母を亡くした場所から離れられない優見は、どこか妹を羨む気持ちがあったのかもしれません。
でも応援する想いも確かにあったはずです。
それなのに、自分や父に嘘をついて母の遺灰を隠し持っていたということで、積もり積もっていた気持ちが爆発してしまったのかもしれませんね。
「行かないで」と思う気持ちを父と妹と3人で分け合いながら遺灰を撒いたと思っていたのに。
新たな一歩を踏み出していると思っていた妹に裏切られた想い。
そう、優見もまた、母を失ったことから進めないで今もまだ傷ついているんですね。
いや、やっとの想いで前に踏み出そうとした時に、妹は4年間ずっと自分だけの母の遺灰とともに暮らし母に話しかけていたことを知って、優見は一層深く傷ついたのかもしれません。
カラシのない家
その日、優見が作ってくれた夕食は冷やし中華でした。
「カラシをつけるなら自分で(出して)」と言われて、優希は冷蔵庫を探しますがありません。
優見はずっと激しい言葉を投げつけます。
何をしに帰って来たのか、今更遺灰を撒きに来たのか、今更謝るつもりか、と。
その間ずっとカラシがないことしか言わない優希にイライラして、
「冷蔵庫閉めてよ、電気代勿体ないから」
「(カラシは)そこにないならないから!」
冷やし中華にカラシをつけて食べていたのは、恩村家では優希だけだったのでしょうか。
もしかしたら母もそうだったのかもしれませんね。
どちらにしても、父と姉はカラシを必要としていないのです。
そういう些細なことで、自分の生活の場がもうここではないことに気づくんですよね。
実家を出て生活した経験のある人にとって、共感できるシーンだったのでは。
その後、優見と優希は思い切り口論しました。
優希は優希で姉に言いたいことがあったのです。
争うことを嫌っていた母に対して「お母さんは病気と精一杯闘ったんだ」なんて言ってほしくなかった、と。
言いたいことを言い合えるのはやはり姉妹ならではですね。
心の中にくすぶっていた想いをお互い言い合ったことで、優見も優希も前へ進めるはずです。
大切な人を亡くすことは、簡単に乗り越えられることではありません。
悲しみを持ったままでもいい、前進するのはそれぞれのタイミングでいいと思うのです。
娘たちを見守る父
優希のご家族のキャスティングも好き…☺️‼︎ https://t.co/ZhCmFDmfhF
— 縹(はなだ)☺︎☺︎ (@ioiokaokao) November 30, 2024
浜松で銭湯「恩の湯」を営む拓郎(平山浩行)は、穏やかで温かな父親であることが伝わってきます。
妻のことも娘たちのこともきっととても大切にしてきたのでしょうね。
上京して一人暮らしをしている優希を心配しているのでしょうが、必要以上に踏み込まない節度も感じられます。
娘たちの葛藤を理解しながら、余計なことは言わずそっと見守っているんですよね。
優希の苦しみに寄り添ってくれる友達が4人もいることがわかって、安心したのではないでしょうか。
「空っぽだと寂しいだろ」
と、瓶にさす花を摘んできてくれるなんて、本当に素敵です。
可愛いまひると虎之介
ここかわいすぎたっっ… https://t.co/FHWuAY6Hxd
— すず (@kasumiso1127) December 1, 2024
大学生活最後の夏休みに5人で旅行しようということで、行き先は興味のある地域別にチームに分かれてプレゼンで決定することに。
長谷川愛莉(見上愛)は北海道か沖縄、優希と徳永広海(佐野勇斗)は関西、白石まひる(吉川愛)と和田虎之介(望月歩)は東北ということに。
優希と広海は偶然同じ行き先を選んだのでしょうか。
広海が優希に合わせたのかもしれませんね。
まひるは、明らかに虎之介と同じ東北を選んでいました。
“恋”という感情なのか、まだそこまでいかない淡い気持ちなのか、虎之介と二人で時間を過ごせることが嬉しいのだけれど緊張してしまうまひるの、なんて可愛らしいこと。
虎之介はまひるの気持ちに気づいてはいないみたいだけど、初めて二人きりになって敬語で話してしまうまひるのことを思わず「可愛い!」と言ってしまうんだよね。
そんな虎之介も可愛いわ!
清原果耶の繊細な演技に心揺さぶられる
5人で眺める夕陽のショットは画角が最高すぎて私的な永久保存版。握った手を握り返すという気持ちの重ね方も大好きな表現。いつも他人を気遣う優希が今回だけは何も訊かなかったという満たされ方も素敵。あとはまひろだな。虎之介の叫びに激しく同意。マジで可愛かったぞー!#マイダイアリー #吉川愛 https://t.co/6ulLXn9Z9g
— あ (@tekeroinbm) December 2, 2024
#NHK 『 #光る君へ 』 は今夜8時!📺#日10ドラマ 「 #マイダイアリー 」
— 見上愛&STAFF (@mikami_ai_) December 1, 2024
6話は今夜"10時15分"〜!🌊
撮影終わりの夕焼けがとても綺麗で思わずパシャリ📸
12月に入りましたが、最終回までどうぞよろしくお願いいたします⛄️#ABCドラマ#見上愛
見上愛staff pic.twitter.com/SkJpPhttJ4
優希から母と母の遺灰について伝えるメッセージを読む愛莉、まひる、虎之介、広海の表情が真剣で、優希の苦しみを自分のこととして受け止めていることが伝わってきました。
愛莉は格別の想いがあったでしょうね。
明日の夕方海に撒こうと思うからその時間に心の中の手で自分の背中を押してほしいというメッセージでしたが、みんな浜松に駆けつけてくれたのです。
海に向かう優希の背中を押す4つの手。
優希は遺灰を名残を惜しむように海に放ちます。
桟橋で5人で見る夕日。
「この夕日よりきれいなもの、きっとないと思う」と愛莉が言って、夏の旅行は行かないことに。
愛莉は、浜松での5人の夏の思い出を上書きしたくなかったのかもしれません。
母の遺灰とお別れした優希と、優希を見守る4人の顔は夕日に負けないくらい本当にきれいでした。
二人になった優希と広海が“手”と“言葉”で気持ちを確かめ合ったシーンも美しかったです。
6話は、とりわけ優希の表情が繊細に変化していく様子が見事で、改めて清原果耶さんの表現力に感動しました。
ミステリアスなトムさん
優希と隣人のトムさんこと緑はカレーのルーやカセットコンロの貸し借りまでする仲です。
優希は友達や家族にも話せないことも、緑にならなんでも話せます。
母の遺灰のことも、好きな人との繊細な関係性も。
少し風変わりな言動もありますが、優希が苦しい時は抱きしめてくれる優しい人、トムさん。
「言えてないことに飲み込まれるな」
「息できるよ。言いたいことを言いたい人に言えたら。その先にどんな結果が待ってたとしても息さえできればなんとかなる」
と含蓄のある言葉を伝えてくれたりも。
こんな隣人さんがいて優希は幸せですね。
しかし6話のラストで、優希と仲直りした優見が意外なことを言います。
「あの人、お母さんのお葬式に来てた人だ。正確にはお葬式に来ようとしてた人」
参列者かと思い声をかけようとしたらどこかへ行ってしまったといいます。
緑が優希の隣の部屋に住んでいるのは偶然ではないのでしょうか。
「失礼ですけど、どっかで…」
と優見に聞かれて
「よくある顔なんで」
と答えていたけど、
いやいやいや、中村ゆりさんみたいな人はなかなかいませんから!
【マイダイアリー】6話の出演者
【マイダイアリー】6話のまとめ
お姉さんと話している中で、自然に涙が溢れるシーンは、やっぱり #清原果耶 の演技はすごいって思う。#マイダイアリー https://t.co/4AYVvKOs2M
— Fut@Motorz (@FutMotorz) December 1, 2024
#マイダイアリー
— じんちゃん (@3DJybN03FpxOGN2) December 1, 2024
優希ちゃん高3でまだ子どもでお母さんと永遠にお別れと思ってしまったんだよね。今時が経ってやっとお母さんのしてほしかったことが出来たんだね。
みんなの手が優希ちゃんの背中を押して支えてくれた。このみんなの想いがあるからふとした時に悲しみが戻ってきてもきっと頑張れるね✨ https://t.co/8un76f8eSV
いつも仲間たちを支えてきた優希がみんなの温かな手で背中を押してもらったシーン、感動的でした。
さて、次回ではトムさんこと緑と優希のお母さんの関係がわかるでしょうか?
優希のお母さんはりょうさんなんですね。
素敵なお母さん。
7話の放送は12月8日(日曜)22時15分からの予定です。
5人の卒業式が描かれるようですよ。
どうぞお楽しみに!
記事内画像出典:『マイダイアリー』公式サイト