【仮面ライダーゼロワン】主演スーツアクターの変更はファンにはお見通しだった!?

 

左:高岩成二 右:縄田雄哉

令和初の仮面ライダーはAI(人工知能)がテーマの【仮面ライダーゼロワン】です。AIにライダーのアクションがどう活かされ、表現されるのか楽しみですね。

が、主演スーツアクターは長年、平成仮面ライダーを務めた高岩成二から縄田雄哉に変更されることが発表されました。

今回の【仮面ライダーゼロワン】記事では高岩成二と縄田雄哉フロフィールや変更に伴う2人の思い、反応等をまとめました。

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【仮面ライダーゼロワン】主演スーツアクターは高岩成二から縄田雄哉に変更

仮面ライダーシリーズでは華麗なアクションシーンもみどころの1つです。顔は表に出ませんがそのアクションを行うスーツアクターは重要な役です。

「仮面ライダーゼロワン」では長年、平成ライダーの主演スーツアクターを務めた高岩成二から縄田雄哉に変更されることになりました。

高岩成二プロフィール

出身:埼玉県

所属:ジャパンアクションエンタープライズ(旧・ジャパンアクションクラブ)

身長:175cm

生年月日:1968年11月3日(50歳)

妻は元女優の村上利恵

略歴
養成所卒業後、後楽園ゆうえんち(現・東京ドームシティアトラクションズ)で戦隊ヒーローショーに出演。

1992年「恐竜戦隊ジュウレンジャー」のドラゴンレンジャー役で本格的なスーツアクターデビュー、以後多くの作品に出演

2001年「仮面ライダーアギト」で主役・仮面ライダーアギトのスーツアクターに抜擢

高岩成二は「仮面ライダーアギト」から2018年「仮面ライダージオウ」までの平成仮面ライダー20作品の内、18作品の主演ライダーを務めました。(「クウガ」「響鬼」を除く)

そのため「ミスター平成ライダー」とも呼ばれています。

縄田雄哉プロフィール

出身:福岡県出

所属:ジャパンアクションエンタープライズ

身長:177cm

生年月日:1982年9月17日(36歳)

略歴
2016年「仮面ライダーエグゼイド」ではゲンム、エグゼイド(代役)

2018年「仮面ライダージオウ」ではゲイツ、ガタックなどをスーツアクターを演じる

その他、特撮以外のドラマにも多数出演。

縄田雄哉は「ゼロワン」でテレビドラマ初主役となります。

高岩成二と縄田雄哉のこれまでの競演は?

2018年「仮面ライダージオウ」で高岩成二は1号ライダーのジオウ、縄田雄哉は2号ライダーであるゲイツとしてともに戦いました。

【仮面ライダーゼロワン】高岩成二と縄田雄哉の対談まとめ その思いは?

Q: 高岩さん、この20年を振り返っての思いは?
高岩「僕はずっと「スーパー戦隊シリーズ」のレッドを担当していて『仮面ライダーアギト』(2001~02年)からライダーに移ったのですが、実はずっとスーパー戦隊をやりたかったんです。だから、仮面ライダーをやる時は、渋々という感じでして(笑)」

高岩「だから撮影に入った時もテンションが上がらなかったんですが(笑)、ある時、他の仮面ライダー役のスーツアクターと話しているときに突然プチッとスイッチが入って、絶対に『仮面ライダークウガ』(2000~01年/平成仮面ライダー第1作・主演スーツアクターは富永研司)を超えてやろう!視聴率も上げてやる!と。そこから始まりました。『仮面ライダージオウ』(2018~19年)では20人のライダーがズラリと並ぶんですが、それを現場で見ていると、自分で言うのもなんですが圧巻ですよね。すごいなぁ、よくやってきたなぁ、と言うのが正直な思いです。ライダーを始めたきっかけはアレですけど(笑)」

「スーパー戦隊シリーズ」から「仮面ライダー」に映るのはもともと不本意だったのですね。

その後、他のスーツアクターに影響されて一念発起、今では「ミスター平成ライダー」と呼ばれるほど欠かせない人物になりました。

Q: 縄田さんはいよいよ『仮面ライダーゼロワン』が始まりますが
縄田「僕は『仮面ライダーエグゼイド』(2016~17年)でゲンムをやらせていただいたのですが、半年間だったので。1年間やりたいと思っていたら、いきなりゲイツという2号ライダーだったんです。なので、今回、ゼロワン主役のオファーを頂いた時は驚きしかなかったですね。これまでドラマや映画などいろいろな現場を経験してきましたが、いつかは主役をやりたいと思っていたので決まった時は単純にうれしかったです。でも、そのあとは不安が襲いかかってきましたね(笑)。今の自分のスキルで大丈夫だろうか、高岩さんの姿を見ていても表現の幅に差があると感じていたので。喜びと不安が入り混じった気持ちになりました」

縄田雄哉は「ゼロワン」でドラマ始めての主役、緊張が伝わってきます。

縄田「高岩さんのアクションは黄金比だと思っているんです。アクションの斬った軌道とか、抜けた後のたたずまいとか、映像の画角におさまった姿が黄金比と言っていいぐらい見栄えがいいんです。アクションの美しさはもちろんですが、高岩さんの演技からは表情を感じるんです。マスクは能面のように表情がないはずなのに。僕も演じていて動ぎすぎてしまった、という時もありますし、芝居を動きでカバーしようとしてしまう時もある。そういう意味で今のお話を聞いていると、高岩さんはさすがだなと思いますね」

黄金比、アンモナイトの殻などに代表される「古来より人間が最も美しいと感じる」と感じる図形ですね。それが自然とでる高岩成二はお見事です。

Q: 高岩さんから見た縄田さんは?
高岩「アドバイスするところなどは正直まったくないですね。安心して見ていられる部分が多々あります。これまでスペシャルなどで過去の平成ライダーにお手伝いで後輩に入ってもらった時があるのですが、見ていると「ちょっと違うな」ということもありました。でも、縄田に関してはすごく絵になるんです。アクションも手足が長くてかっこいいですし、『ジオウ』で初めてバディとしてやらせてもらいましたが、やっぱり安定している。ドラマや映画、舞台と経験もあるので、東映の特撮は特殊な部分がありますが、そのあたりを吸収していけば安心して見ていられます」

縄田「いや、今のお話を聞いて、ちょっとニヤッとしちゃいました(笑)。そんな風に思ってくれていたんだと(笑)」

高岩「あまり俺も口に出さないからな(笑)」

高岩成二から縄田雄哉のアクションは文句無く、「ジオウ」の時からお互いに信頼していたのですね。

Q: 最後にお二人からひと言ずつお願いします。
高岩「自分の中では本当にすっきりしていて、やりきった感が強いですね。本当に20年は長い、イチローは引退するわ、気がつけば自分も50歳という節目ですし(笑)。いろいろな節目が来る中で、ひとつの区切りとして令和ライダーにバトンタッチできるのはすごく嬉しいですね。とはいえ、僕も『ゼロワン』に関わりますので、これまでは僕が支えられてきた恩返しに、今度は僕が支える側で主役を押し上げられれば、と思っています。」

縄田「現在公開中の映画のワンシーンで、ジオウが平成ライダーみんなの思いを語る熱いシーンがあるんです。そこを高岩さんがお一人で芝居をされていたんですが、それを見ていた時におそらくその場にいた人全員が感じていたと思うのですが、本当に痺れましたね。すごく感動して、その後の芝居も変わったと思えるほどの影響を受けていたのがわかったんです。僕もそんな高岩さんのように周囲に影響を与えるような芝居を作っていきたいと思っています。」

テレビ朝日「仮面ライダーゼロワン」公式サイトより一部引用

高岩成二は50歳という高齢、平成から令和に変わる時代の節目で主役をバトンタッチする決断をしたようです。

といっても「ゼロワン」から完全に降りたわけではなく、何かしらの関わりはあるとのことです。

【仮面ライダーゼロワン】スーツアクター変更に対する反応

気づいた人もいた!

予告動画の段階から「スーツアクターが変更されているのでは?」と気づいた方がいらっしゃいました。

相当すごい、お見事でした。

20年間の重み

スーツアクター変更は大きなニュースとなりました。最近、アニメだと「サザエさん」でマスオさん、「それいけ!アンパンマン」でジャムおじさんを演じた増岡弘(82)が降板することも大きな話題となりました。

高齢のため等、仕方ない部分はありますが長年親しんできたものが変更になるのは寂しいです。

高岩成二は20年近く仮面ライダーを演じ、その功績と重みは言葉では言い表せません。

新しい時代、新しい人へと受け継がれた「仮面ライダーゼロワン」は9月1日、テレビ朝日系で毎週日曜9時からスタートです。

新しいライダーがどう描かれるのか楽しみですね。

この記事で使用している画像の引用元:テレビ朝日「仮面ライダーゼロワン」公式サイト

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