【前科者】2巻のあらすじ!斉藤みどり(石橋静河)登場巻!

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前科者2巻

漫画【前科者】第2巻のあらすじネタバレを紹介!

第2巻では、準レギュラーとなる斉藤みどり(石橋静河)が登場!謎の美少女もからみ…。

今回は【前科者】2巻のあらすじネタバレについて。

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目次

【前科者】2巻のあらすじ

【前科者】2巻のあらすじネタバレを紹介します。

第9話「海を見ていた少女」

斉藤みどり(石橋静河)は刑務所を仮釈放になり、保護観察の対象となる。阿川佳代(有村架純)が担当の保護司。

佳代は いつものように牛丼を用意して準備していたが…みどりはラーメンを食べて美容室で髪を染めてから佳代の家にやってきた。佳代は銭湯の回数券を渡し、みどりに行かせた。

銭湯の帰り。みどりは、海辺で寂しそうに本を読んでいる少女を発見し声をかける。そのまま佳代の家へ連れてきた。彼女は堤亜美といい、中学2年生だった。みどりの家の膨大な量の本に驚く亜美。

3人で牛丼を食べた。刑務所のときの癖で七味をかけるみどり。佳代はごまかそうとするが、みどりは正直に傷害罪で刑務所にいたことを話す。

働いていた店の同僚は店長の愛人で、ウザいやつだったからボコボコにして金を奪ったら逮捕されたという。

亜美は刑務所に行く人はどういう人か尋ねる。完全な悪が1割、ズルいクズが5割、哀しくみじめなのが3割。あと1割が普通の人…というのが、みどりの持論。みどりは、普通に入ると自己分析。

その夜。亜美はSNSにみどりの持論を書いて投稿した。「前科者観察日記」をつけていくと書き込む。

第10話「みどりの持つ力」

亜美は2億円するマンションの部屋に両親と3人で住んでいる。母から芥川龍之介の「杜子春」を読みなさいと勧められているが読んでいない。入試対策だという。亜美の父はリストラされて無職。母は経営者として成功していて、父に冷たい。

亜美は佳代の家に行き、みどりのことを聞こうとするが教えてもらえなかった。そんな中、佳代のもとにみどりがゴルフ場のキャディー仲間と喧嘩したと連絡が入る。

佳代が駆け付けると、みどりはキャディー仲間と笑い合っていた。佳代はみどりは魅力的だが怖いと思った。人を魅了する力は時に暴れることがあるから。

ゴルフ場を出た佳代とみどりを、黒い車がつけていた。亜美が運転手に指示して近づかせ、写真を撮った。みどりが変な車に気づいて追いかける。亜美の家の車だとわかり、乗せてもらった。

みどりは亜美がスマホを持ってたことに気づいていた。わざと亜美に、SNSに私のこと書けば人気でるかもと切り出す。

第11話「前科者と美少女」

佳代はみどりの発言に反対する。理由はSNSに悪口書くやつのことが大嫌いだから。

みどりのSNSへの誘導を非難する佳代だったが、すでに亜美がSNSに書いていたことが判明。みどりの発言は「あんたのことはお見通し」と暗に言っていたのだとわかる。

亜美には問題がある。それにいち早くみどりが気づいていた。おそらく親など環境か?

佳代は、悪いから問題を起こすのでなく先に問題があって悪い事をすると持論を語る。

みどりの家庭環境もひどかった。母が恋人と出かけてる間、みどりは500円で1週間を過ごすよういわれた。1日70円で食べられるわけなかった。借金取りがドアを叩き催促に来るのも嫌だった。

第12話「つらくて残酷な言葉」

亜美はSNSに母の写真をアップした。

亜美の両親は離婚した。亜美は父の元へ引き取られたが、学校に通える場所のボロアパートだった。父は離婚して子供に迷惑がかかったのを謝ってくれた。

みどりは本好きだった。杜子春を買って読んでいた。それは親子愛の話だ。

【杜子春あらすじ】人間というものに愛想を尽かした杜子春は、仙人の鉄冠子に仙術を教えてほしいと頼む。 峨眉山(がびさん)の頂上に一人残された杜子春は試練を受ける。鉄冠子が帰ってくるまで、何があっても口をきいてはならないという。
 虎や蛇がきても口をわらない杜子春。しかし杜子春の両親が鬼たちにめった打ちにさせる。無言を貫いていた杜子春だったが、苦しみながらも杜子春を思う母親の心を知り、耐え切れずに「お母さん」と一声叫んでしまった。
 杜子春は仙人になれなかったが、かえって嬉しい気持ちになり、人間として生きていくことになる。

「お母さん」という言葉は、みどりには残酷だ。亜美にとっても…。

コンビニの前で、亜美と友人がケンカしていた。「杜子春」を貸してほしいという友人に、亜美は破って捨ててから「どうぞ」と言った。家に食べに来てという友人に、亜美は貧乏になったことで見下されてると思う。違った。友人は裕福な亜美のときからバカにしていた。嫌な子だと。(けれど一緒にいた)

そこへ佳代とみどりが来た。みどりが「蜘蛛の糸」も入っている本を貸す。

第13話「哀しみをつぶすもの」

文庫本「蜘蛛の糸・杜子春」を貸すみどり。蜘蛛の糸は罪人の話だ。

【蜘蛛の糸あらすじ】お釈迦さまは極楽の蓮池のほとりを散歩していると、はるか下に犍陀多(かんだた)という男が血の池でもがいているのが見える。犍陀多は生前、殺人や放火など、多くの凶悪な罪を犯した大泥棒。
 しかしそんな彼も一度だけ良いことをした。道ばたの小さな蜘蛛の命を思いやり、踏み殺さずに助けた。そこで、お釈迦さまは彼を地獄から救い出してやろうと、地獄に向かって蜘蛛の糸を垂らした。彼は、その蜘蛛の糸を掴んで一生懸命に上へ上へとのぼった。
 途中、犍陀多が下を見ると、蜘蛛の糸にしがみつくたくさんの罪人たちがいた。糸が切れてしまうと考えた犍陀多は、「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸はおれのものだ。下りろ。下りろ」と大声で叫んだ。
 すると蜘蛛の糸が切れてしまい、彼は罪人たちといっしょに暗闇へと、まっさかさまに。お釈迦さまは、悲しそうな顔をして蓮池を立ち去った。

佳代は「蜘蛛の糸」が大嫌いだ。蜘蛛を助けたぐらいで罪が許されるのが納得いかないのだ。大事なのは過去でなく今だ。未来があるうちは蜘蛛の糸を掴んではいけないとも思う佳代。

みどりはお釈迦様が保護司にかぶってみえるという。佳代はまるで自分を見てるようだからこの話が嫌いでもあった。

佳代は「杜子春」は好きだ。しかし亜美は読んでいないという。嘘だというみどりは、「素直に辛いって言え。杜子春みたいに、いいお母さんじゃないって」

佳代は友人に言いなさいと伝える。言えば友達になれるから。それだけが哀しみをつぶすから。

佳代は、亜美の母に会いに行くというと…亜美は走り去っていく。

みどりは佳代が余計なこと言ったという。佳代が会っても悪い母なのは変わるはずがない。佳代に会っても母が悪いままだとなったら救いがない。それでも亜美は母が好きだ。だから辛い…。

亜美は母と会った時、友人がいるか尋ねる。母がいるというと「よかったね」と伝えた。

第14話「この世界に生まれて」

亜美の母は、運転手から娘が前科者と付き合いがあると聞く。

佳代は芥川の「河童」を思い出す。その中に生まれてくる子供に、この世界に生まれてくるかどうか尋ねるシーンがある。すると腹の中で「僕はうまれたくありません」と言う。

みどりに尋ねてみると、何度も産まれなければよかったと思うこともあったという。しかし誰かが助けにくてくれるはずと踏ん張ってきた。しかし来なかった。佳代はこれから来るというが、みどりにとっては今さら遅い。

おっせーんだよ!」佳代は叫ぶ。みどりがそいつに言ってやりたいことを叫んだ。

みどりの職場に、亜美の母がやってくる。50万を手切れ金として渡してくるが、みどりは受け取らない。しかしみどりの母が受け取った。

みどりは母の姿を見ておびえている。「お前は良い子だから、亜美さんに近づかないって誓いな」と迫る母。

そこへ佳代がやってきて、間に入り助けた。

佳代は みどりの母が身元引受人にならなかったことを責める。男がいるから娘が邪魔だったんだと指摘して…

謝ってください!彼女に!子供のころの彼女にも!謝れぇーーっ!!!

涙を流して叫ぶ佳代。

亜美の母は佳代に、あなたは甘やかしていると責める。友達の佳代がバカにされたことで怒りが湧いたみどりは、亜美の母に殴りかかる。

佳代が必死に止めた。あのときのみどりも悲しむから…。

みどりは思う。あのとき待っていたのは自分だと。

第15話「男と女の事」

佳代は父と面会して食事する。湘南保護観察所にも寄って、父は挨拶した。佳代の祖父は保護司だったが、父は保護司は偽善者だという。

佳代はみどりを呼んでいる。悪いことをして罪を償った人と、悪いことをしても償わない人=父親。どちらに味方すべきか見極めて欲しかった。

佳代は、父が浮気して、母を泣かし離婚した、と思っています。

「お前に男と女の事情は分からないよ」と父。

そこへみどりがやってきて…。

第16話「みんな違うじゃん」

みどりの考えはシンプルだった。人による。

佳代は、理屈をこねる。人によるとは、人を知ること。人を知ろうとすれば、自分もまた知られる。(自分の価値基準で、その人のことを知るから?)

みどりは好きなら味方する、嫌いなら味方しないとシンプルだ。

好きとは、その人のことを思い出すかどうか…。

佳代の父は、みどりのことが気に入った。どこか恋に発展しそうな雰囲気で…。

その後、みどりは佳代をストーカーしている少年に接触。本当に佳代のことが好きなようだ。

佳代と父はバーへ。佳代のいう「悪いこと」とは法律でなく、自分で決めたルールのことだ、と話す父。

第17話「本物のバカ?」

バーにて。父は「お前のルールはなんだ」と佳代に聞く。「自分にできることをコツコツと」と佳代。

みどりがやってきたので「ルール」を聞くと、「バカには近づかない」と返答。

酔いつぶれた佳代を父がホテルへ連れて行く。みどりも泊まったが、父は帰った。

帰り際、父はみどりに言った。「バカに近づかないと言ったが、本物のバカは好きだろ?佳代をよろしく頼む

佳代は、中華がゆを家で大量に作る。佳代が過去に担当した人みんな呼ぶという。食事が美味しいとホッとするから、たまに招待しているのだ。

大事なのは普通の生活。保護観察が終わったあとだと佳代はいう。

元対象者とともに、堤亜美と友人・なな も来た。

10年後も食事会を開き続けたいという佳代。みどりは10年続けるのは簡単じゃないが、10年後みんなで粥を食べてたら、いいなあと思う。

みんなが帰った後、みどりはある人を呼んで…。

第18話「恋のライバル」

佳代の家に、ストーカーの少年・裕(ひろし)がおかゆを食べに来た。

みどりは佳代にキスした。2回目しようとするとビンタされた。好きだからキスして嫌だからビンタする…シンプル。好きは自分勝手。

まずは好きになっていいが、次の段階は社会・他人がいる。恋の三角関係の話。

みどりは夏目漱石の「こころ」を紹介する。先生が親友のKを裏切って、Kの好きだったお嬢さんと結婚。先生は罪の意識に苛まれ自殺する。

恋のライバルで三角関係の私は佳代の食事会をずっと手伝うけど、ついてこれるか?」と迫るみどり。裕は「はい」と受け入れた。

裕が帰ったあと、亜美の母・由美子が佳代の家に突然来て、お粥を食べる。無料なのに1万を置いて帰る嫌みたらしい由美子。

帰り際、またお知らせすると佳代。由美子もいつかハイヤーに乗れなくなるかもしれないから。

由美子は、佳代をビンタ。「佳代、殴れ!」というみどり。

しかし佳代は由美子を抱きしめた

その後。時間差で別の元対象者がお粥を食べに来た。佳代は温かく迎える。(つづく)

【前科者】2巻の感想

【前科者】2巻は、その後、準レギュラー(?)になる斉藤みどりが登場。いや、準主役といっていいくらいにその後 登場するんですよね。

読書家で、言う事も行動もシンプルなみどりはとても魅力的です。

しかし何といっても第2巻のハイライトは、佳代が「謝れえーー!」と泣き叫ぶシーン。

母に愛されなかったみどりを想像し、心を痛めることができる、キレイな心の佳代。

佳代もとても魅力的なんですよね。泣かされました。

芥川や漱石など有名作品を題材にとりこむのもイイですね。

罪人を理不尽に救う「蜘蛛の糸」は嫌い、親子愛の「杜子春」は好きというのもわかります。

なんだか名作小説も読みたくなりました。

当記事画像出典:Amazon

前科者2巻

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