日本版【誘拐の日】全話あらすじ・ネタバレ!韓国版との違いはある?

誘拐の日

2025年7月8日(火)よる9時より、テレビ朝日で初回拡大スペシャルとして放送がスタートする新ドラマ「誘拐の日」。韓国のヒットドラマをリメイクした本作は、誘拐という重いテーマを扱いながらも、マヌケな誘拐犯と記憶喪失の天才少女が織りなす奇妙で温かい人間ドラマ、そして先の読めない巧妙なミステリーが魅力のヒューマンミステリーです。

この記事では、ドラマ【誘拐の日】のあらすじやネタバレ、そして原作情報や主題歌まで、徹底的に深掘りしてご紹介します。

ストーリーのネタバレが含まれるため、未視聴の方はご注意ください。

ドラマ【誘拐の日】の概要

テレビ朝日系火曜9時ドラマ【誘拐の日】は、韓国の同名ドラマ(原作は韓国の作家チョン・ヘヨンによる小説『誘拐の日』)を日本でリメイクした作品です。重い心臓病を患う娘の手術費用を工面するため、裕福な病院長の娘を誘拐しようとする男が、予期せぬ出来事により記憶喪失となったその少女と、なぜか奇妙な共犯関係を築いていく…という斬新な設定が特徴です。

犯罪と純粋な絆、そして複雑に絡み合う事件の真相が描かれる、サスペンスとヒューマンドラマが融合した物語となっています。

1話のあらすじ・ネタバレ

1話あらすじ

重い心臓病の娘の手術費用を工面するため、妻に持ちかけられた誘拐計画を実行しようとする男・新庄政宗(斎藤工)。ターゲットの少女・七瀬凛(永尾柚乃)を誘拐しようとしたまさにその時、凛はひき逃げ事故に遭い、記憶喪失に。新庄はとっさに自分が「パパ」だと偽り、共に逃亡生活を送る羽目になる。

しかし、凛の両親が何者かに殺害されていることが発覚し、新庄は誘拐犯だけでなく殺人容疑者としても追われることに。さらに、多言語を操る天才児である凛の正体、そして彼女を狙う謎の勢力の存在が明らかになり、事態は思わぬ方向へ。

新庄と凛の奇妙な共同生活は、やがて巨大な陰謀と殺人事件の真相へと巻き込まれていく。

1話ネタバレ

誘拐を押し付けられた新庄政宗

新庄政宗(斎藤工)は、心臓病の娘・芽生(日下莉帆)の心臓病の手術費用を得るために、妻の汐里(安達祐実)から、裕福な病院院長の娘である七瀬凛(永尾柚乃)の誘拐を押し付けられた。本来の誘拐の形式ではなく、新庄の前に政宗の前に現れて気を失った凛を連れ去るという形で成功するが、凛は記憶喪失になっており、肝心の自宅へ連絡がつかない。新庄はとっさに凛が自分の娘であると伝えてしまうのだった。

新庄の言動から、妻の汐里に普段から強く言えず、従っている様子が伺えました。また、新庄と気の強い雰囲気の凛のやり取りからも、新庄が人に強く言えない性格であることがわかります。さらに、芽生の入院費を払えていない描写もあり、住まいが港近くの小屋であることから、かなり苦しい生活をしているようです。

天才少女とその家族

凛とのぎこちない生活を送る新庄だが、何度連絡しても両親とのコンタクトが取れない。凛の自宅に出向いて確認すると、そこでは両親が殺害される事件が起きていた。これによって身に覚えのない殺人事件の容疑が降り掛かってしまい、さらには凛を狙う怪しい男に襲われるというトラブルも発生する。

凛は記憶をなくしているものの、英語や中国語、タガログ語を巧みに使いこなし、さらに大人っぽい話し方や表情から、かなりの天才少女であることがわかりました。さらに彼女が両親から虐待されていたことを汐里から聞かされ、自宅の地下からは謎の診察室のようなものも見つかり、いびつな家庭環境であることが読み取れます。しかも男に誘拐されそうになるなど、凛を狙う人々がいるようで…?

新庄の過去と凛の気付き

警察は凛の存在に気づき、彼女の行方を追い始める。そこで防犯カメラに新庄が写っていることを発見し、さらに彼が過去に殺人で逮捕されている前科者であることが判明。そして凛は新庄が自分のことを凛と呼んでいたことに気づき、自分の正体や政宗の正体が誰なのかと鋭く追求する。

優しく温厚なイメージの新庄が、まさかの殺人者という展開に、驚いた方も多いはず。自分の正体を知りたがる凛に、新庄はどのような対応をするのでしょうか。凛が記憶喪失になった理由も気になります。

2話のあらすじ・ネタバレ

2話あらすじ

凛に問い詰められた政宗は、ついに観念し、心臓病の娘・芽生(日下莉帆)の治療費を工面するため、裕福な病院長の娘である凛を誘拐したこと、そして凛の両親が何者かに殺害されたことを告白する。真実を知った凛はショックを受けながらも、政宗と別れ、一人で家に帰るため警察署へ向かう。

しかし、署に到着する直前、パトカーを見た凛は誘拐された日の記憶をフラッシュバックさせ、がく然。あの日、凛は“何か”から必死に逃げており、自宅の前で目にしたのはパトカーの光だったのだ。まさか、犯人は警察関係者なのか? 焦った凛は、急いで引き返し、再び新庄と共に逃亡する道を選択する。

2話ネタバレ

観念した新庄

凛に正体を迫られた新庄は、彼女を誘拐しようとしたことや、凛の両親がすでに亡くなっていること、そして誘拐した理由などを包み隠さず話す。それを聞いた凛は、芽生のことが落ち着くまで誘拐のことは黙っているといい、1度自宅に戻ることに。しかし、家の近くにいるパトカーを見た瞬間、彼女の記憶が断片的に蘇る。

誘拐される前にパトカーを見たことや、誰かから逃げていたことを思い出します。凛はそれでも冷静に振る舞い、新庄と行動をともにすることに。新庄の事情を知った凛の表情が、少しずつ和らいでいく様子が見えて、なんだかほっこりするポイントでもありました。

警察の捜査が進む

新庄の居場所を探る警察は、徐々に二人に迫っていく。凛に促されて元妻・汐里に連絡を取る新庄だが、その頃警察が汐里に近づいていた。刑事・須之内と北村が話を聞くが、汐里はまるで事件のことを知らないように、新庄との関係を話す。涙を見せる汐里に心を奪われる北村だが、須之内はどこかで怪しんでいる様子。

警察が来たことにも動揺していない様子の汐里。新庄とはここ最近連絡を取っていない、芽生の治療費を拒否されたなど、演技力抜群で嘘を並べていました。凛の誘拐を計画し、足がつかないスマホや車の手配をしたのも汐里だったことから、ぐっと怪しさが増していきます。

病院への突撃

しばらく芽生に会えていない新庄は、芽生に会いたいと病院に向かうことに。しかし病院に芽生が入院していることはすでに警察が突き止めており、病院にも警察が張り込んでいる。凛の知識とアイデアでなんとか芽生に会えた新庄だったが、やはり警察に見つかってしまい、追いかけられることに。この危機的な場面でも、凛のアドバイスでなんとか逃げ切った二人。

凛は病院内でも短時間でいろいろな情報を収集し、逃げるための方法やルートまで新庄に指示していました。この行動から、凛の頭の良さや判断力の鋭さなどが十分伝わってきましたね。警察から逃げ切った二人はハイタッチをしており、絆が深まっているように見えます。

殺人の前科について

とあるきっかけで新庄に殺人の前科があることを知った凛は、新庄に過去のことを問い詰める。新庄は16年前、酔っぱらいの男性に絡まれていた女性を助けようとした際にもみ合いになった。その際に男性を転ばせてしまい、打ちどころが悪く亡くなってしまったという。しかもその男性は国会議員の息子であり、目撃者が買収されていたために殺人として扱われてしまったのが真実だった。

裁判で戦わず罪を認めて有罪になったという新庄。須之内は、このような過去から新庄が凛の両親を殺しているとは限らないと感じているようだ。事実を聞いた凛は、新庄に自分を殺さないと誓わせており、本当に新庄を信頼し始めている様子が伺えました。

2話の最後では、新庄と凛が謎の男性に襲われますが、汐里が登場してサポートをしてくれました。汐里はなぜそこに二人がいることを知っていたのか、なぜ助けに来たのか、謎は深まります。

3話あらすじ・ネタバレ

3話あらすじ

新庄と凛は謎の男に襲われ絶体絶命の窮地に陥るが、新庄の妻・汐里に救われる。指名手配中の新庄は街を自由に歩くことができないため、凛と共に汐里のマンションに身を隠すことになる。

凛は、自身を誘拐した汐里が両親を殺害した犯人ではないかと疑念を抱く。しかし汐里は、凛が虐待されているという噂を聞き、誘拐を計画したと告白。身代金目的であれば両親を殺すのは本末転倒だと述べ、凛の疑惑を否定する。それでも汐里を不審に思う凛は、新庄を巻き込み汐里をこっそり尾行する。すると、仕事を終えた汐里は予想外の場所へと向かっていた。やがて、汐里が3年前に新庄と芽生の前から姿を消した衝撃の理由、そして彼女が抱えてきた壮絶な秘密が明らかになる。

一方、所轄の刑事たちは、七瀬家の監視カメラが事件の数日前に撤去されていた事実を突き止める。警備会社の担当者・松田真明(春海四方)によると、撤去を命じたのは凛の父・守(半田周平)で、それに伴い過去のデータも削除されたという。犯人にとって都合が良すぎる状況に須之内は疑問を抱くが、松田にはアリバイがあり……。その後、汐里のマンションを出た新庄と凛は、警察そして謎の男に追われ、再び絶体絶命の危機に瀕する。

3話ネタバレ

二人が身を寄せたのは

汐里に助けられた新庄と凛は、汐里が借りているマンションに身を寄せる。汐里を怪しく思っている凛は、汐里の後を追いながらその思惑を探っていく。そのなかで、新庄と汐里は幼い頃に養護施設で出会った仲であり、新庄はその頃の記憶をあまり覚えていないという。

汐里に用意してもらったスマホなどを駆使し、汐里の監視をしながら自分の記憶を辿っていく凛ですが、断片的に思い出すたびにつらそうにしていました。新庄が過去の記憶が曖昧であるという点も、今後物語に関わってくるのでしょうか。

汐里の真実

汐里の自宅で話していた3人のもとに、刑事の須之内らがやってくる。二人が襲われた際に現場にいたことを疑われ、凛を誘拐したの日のことを話すまで帰らないという。間一髪、新庄と凛が見つかりそうになった際に、汐里は自分がHIVに感染しており、誘拐の日は入院していたことを明かした。

汐里が感染に気づいたのが失踪した3年前のこと。母子感染していたようで、その事実を新庄に話せば心配して離れられないだろうからと自ら別れを選択したのでした。事実を知った新庄のショックは計り知れません。新庄のことを思っての離婚だったとのことで、汐里の人柄も見えたような気がします。

全員が怪しい状態

警察の捜査により、凛の父親である院長が近々シンガポールに渡る予定であることがわかる。しかし同行者は凛と妻ではなく、凛と水原博士であり、そのチケットを手配したのが顧問弁護士の山崎であることも判明。それに加え、院長宅を30年以上にわたり警備していた病院の警備員、松田も警察に嘘をついていることも発覚し、全員が怪しい状態に。

山崎は過去に凛の家庭教師の手伝いをしていたそうで、彼女が天才的な頭脳を持つことを警察に明かしました。各分野の研究者による教育が行われていたようですが、凛やその周囲の人物たちは凛をどうするつもりだったのでしょうか。

再び襲撃される

凛の巧みな話術により、結局一緒に逃げながら凛の両親を殺した犯人を捕まえることになった新庄。凛を守ると約束した矢先に、再び謎の男に襲われ、凛がさらわれそうになる。身を挺して彼女を守った新庄だったが気を失い、目を覚ますと謎の男と水原博士がおり、凛は頭に装置をつけられた状態だった。

水原博士は人当たりがよく攻撃性はありませんが、院長とともに凛の研究をしていた人物であるため怪しさは拭えません。凛につけられた装置が一体なんなのか、凛は研究でどんな扱いを受けていたのか、明らかになるほど辛い現実が待っていそうです。

4話あらすじ・ネタバレ

4話あらすじ

水原博士が研究のために使用している別荘で目を覚ました新庄。頭に装置を装着され眠る七瀬凛(永尾柚乃)の姿を目にし、新庄は「凛を返せ」と迫るが、水原は「あの子は人類の希望」と返し、「ここが、あの子にとって最も安全な場所です」と落ち着いた口調で新庄を制する。

そして水原は、凛を追っていた衝撃的な理由を明かす。それは、天才少女・凛の頭脳に隠された壮大な秘密に関わるものだった。さらに、水原博士は新庄の娘・芽生(日下莉帆)の心臓手術を手配し、退院後の世話も全面的に行うこと条件に、凛との関係を絶ち、しばらく身を隠すよう提示してくる。新庄は悩むが、凛のことも考えて彼女との別離を決断。

同じ頃、県警の刑事部長・辰岡泰明(徳重聡)は部下を引き連れ、須之内率いる所轄の刑事チームのもとに現れる。辰岡は、今後の捜査は県警捜査一課チームが自身の指揮下で行うと一方的に告げ、須之内ら所轄刑事は捜査から排除されてしまう。

4話ネタバレ

凛にとって安全な場所

目を覚ました新庄がいたのは、水原博士が研究が持つ陸の孤島にある別荘だった。そこで新庄は、水原博士がその別荘を院長に貸していたこと、そして脳の研究に凛を利用していたことを明かす。凛は彼らの研究によって生み出された天才だったのだ。

これまでのことを思い出した凛でしたが、新庄との関係性は変わりませんでした。その場所が凛にとって安全な場所であること、そして芽生の手術の費用を負担してくれたのも水原博士であることがわかり一安心ですが…

不自然なアリバイ

捜査から外されてしまった須之内らだったが、独自の調査を進めることに。警備員の松田について調べたところ、取ってつけたようなアリバイであったこと、そしてじつは過去に栄進記念病院の医療過誤で、妻と子供を失っていたことも判明する。

なにかあるとは思っていましたが、まさか自分の妻と娘を奪った病院で働いているとは想像できませんでした。当時病院を訴えたものの、すぐに多額の示談金を受け取り訴えを取り消したとのことでしたが、その程度で悲しみを拭えるとは思えません。なにか意図があって警備員を続けていたのでしょうか。

二人の別れ

水原博士に身を隠すようお願いされ、そのルートも確保してもらった新庄。凛はそれを察しており、二人が離れなければならないこともわかっていました。新庄は最後に凛と一緒にプライベートビーチに行きたいとお願いし、二人は海辺で過ごすことに。

浜辺ではしゃぐ二人を見ていると、本当の親子のようでしたね。初めて海の水に触れた凛も、なんだか嬉しそうでした。知識では知っていたけれど触れたのは初めてという言葉に、子供らしいことをなにひとつさせてもらえなかったことが伺えます。凛が新庄の髪を切るシーンは、なんだか胸がぎゅっとなりました。

トラブルはそれぞれで解決

凛の研究に投資しているなかには、簡単に誰かを消すような企業もあると凛に教えられ、知りすぎた新庄が消されることは明白でした。また、新庄も研究として凛を縛り付けている彼らを信用しておらず、二人はそれぞれ逃げて落ち合うことを計画します。

新庄は最後に芽生に会いに行きますが、そこで協力してくれた看護師に、警察に通報するよう伝えます。これは凛が考えた作戦だったのでしょうか。案の定水原博士が用意したルートで逃げる途中に殺されそうになりますが、通報してもらったおかげでその危機からは脱出。しかしその先に待っていたのは…

5話あらすじ・ネタバレ

5話あらすじ

水原博士の別荘から逃走した凛は、Zキャピタルズ日本支部長のケビン福住(鈴木浩介)に捕らえられ、別荘へ連れ戻されてしまう。Zキャピタルズは凛を生んだ“次世代知能開発プロジェクト”に多額の出資をしており、福住はその統括責任者だった。そこで凛は福住に、新庄政宗(斎藤工)が死ぬなら自分も死ぬと告げ、新庄を別荘へ連れてくるよう要求。

その頃、新庄は刑事・須之内に逮捕されかけていたが、福住の部下である鮫洲豪紀(栄信)が須之内を襲い、新庄は水原の別荘へ連れ戻され、凛と再会を果たす。しかしその後、凛の父・守が開発した“天才を作りだす薬”の組成表を探す福住が凛の大叔父・七瀬富雄に“ある取引”を持ちかけ、新庄と凛は窮地に追い込まれてしまう。

組成表が見つかれば自分の存在意義が失われ、新庄と共に殺されるかもしれないと察した凛は、外部に助けを求めようと画策。そして新庄と凛は監視の目を盗んで別荘内の非常用電話回線を探す中、凛は事件当日の記憶を取り戻すのだった。果たして凛の両親を殺した犯人は…

5話ネタバレ

作戦失敗

Zキャピタルズの本部長であるケビン福住に捉えられてしまった凛は、ケビンと水原に訴え、新庄を連れてきてもらう。刑事・須之内に手錠をかけられていた新庄だったが、鮫洲によって開放され、凛との再会を果たすのだった。天才を作るための薬のレシピが凛の家にあるかもしれないとわかると、ケビンはある行動に出る。

凛の自宅を捜索するために警察を遠ざけようと、祖父である七瀬富雄を利用して、凛と新庄が亡くなったと世間に公表させたケビン。祖父でさえ、凛が水原家の財産を相続することをよく思っていない様子から、凛が子どもとして愛されていないのだと分かり、なんだか辛くなってしまいます。

30年前のこと

須之内らは警備員の松田が妻と子供を亡くした頃に、栄進記念病院に勤めていた看護師に話を聞くことができた。難しい出産になるため、先代の院長が手術をするはずだったが、院長ではなく若い医師に担当が変わったことで、手術は失敗に終わったという。それを恨んだ松田は院長を襲撃するが、そのときに傷つけたのは凛の父親・七瀬守だったのだ。

本来は助かる可能性が高かった妻と子どもを同時に亡くしてしまった松田の心は、決して癒えることはないのでしょう。しかも、その現場でる病院に30年も勤め続ける…普通の精神ではなくなっていたのかもしれません。

新たな作戦

世間には新庄と凛が亡くなった可能性があると公表されたため、凛の自宅でレシピが見つかった場合、確実に二人は消されてしまうことを凛が察する。凛の自宅を案内するよう指示された日、凛と新庄は新たな脱出作戦の計画を立てることに。

作戦に必要な電話を見つけるために地下に乗り込んだ新庄。そこで鮫洲に遭遇しますが、新庄が芽生に会わせてくれたことにお礼を伝えると、鮫洲は新庄に少し興味を持った様子でした。凛が普通の子どもであることを伝えると、なにか思うことがあるように見えました。

新たな被害者と犯人

芽生の担当医である田川は、守が殺された日の秘密を知っていると松田に伝え、焦った松田は彼を呼び出して殺害してしまう。その頃凛は、父親が殺されていた現場に松田がいたことを思い出していた。逮捕された田川は、金を盗むために七瀬家に侵入したものの見つからず、すでに殺されていた凛の母親を発見。それを殺したのは守であり、罪を着せられそうになったために殺害したと自供する。

すでに凛と新庄も、凛の両親は別々に殺された可能性があると気づき始めていましたが、本当に松田がしたことなのでしょうか。ケビンの手が伸びていてもおかしくない状態であるため、さらに深い真実や本当の犯人が存在しているように感じます。

6話あらすじ・ネタバレ

6話あらすじ

凛と新庄は軟禁状態の別荘を停電させ、非常用の電話で、かつて凛の家庭教師だった弁護士の山崎忠に助けを求める。しかし、山崎は凛の要請を冷たく拒否し、天才少女である凛さえ知らなかったある「秘密」を明かす。

その後、山崎の元に誘拐犯を名乗る人物から「凛が生きていることを公表されたくなければ30億円を払え」という脅迫電話が入る。この電話は、実は新庄と凛が意外な協力者を得て仕掛けた反撃の始まりだった。二人はこの電話をきっかけに、大胆な脱出計画を始動させる。

一方、刑事部長の辰岡泰明(徳重聡)率いる捜査一課は、元警備会社社員の松田の自供から、七瀬守を殺害したのは松田であると断定し、新庄と凛は死亡したとして捜査を打ち切る。しかし、独自に事件を追っていた須之内は、30年前の事件がまだ終わっていないことを突き止める。

果たして新庄と凛に手を貸したのは誰なのか?脅迫電話の件を知り激怒するケビンの追跡を逃れ、二人は無事に脱出できるのか?そして、計画の最中に新庄は水原博士が次世代知能開発プロジェクトにのめり込んだ驚くべき理由を知ることになる。

6話ネタバレ

敵の味方は味方

山崎への連絡後、凛と新庄は身代金誘拐を成立させるためにはもっと味方が必要であると考え、その一人に水原博士を選ぶ。じつは水原博士には息子がいて、事故に遭い脳に損傷を負って意識障害のままでいるという。凛の研究に力を入れていたのは、その技術で自分の息子の意識を取り戻そうとしているからだった。

お金のためだけに研究をしていたケビンと対立し始めていた水原博士。新庄と同じように、自分の子どもを守りたいがための行動だったんですね。お互いの敵がZキャピタルズであることが分かり、手を組むことになる展開はムネアツでした。

本当の親子

七瀬富雄の秘書である山崎に身代金を要求するため連絡した凛と新庄は、そこで新たな真実を知ることになる。それは、山崎と富雄が血のつながった親子であるということだった。そのため、富雄が凛の財産を受け取れば、自分のものになるはずだというが…

山崎は愛人との子どもであり、ずっと身分を隠して生きてきたとのこと。父親に認められたくて、富雄の指示通り生きてきた彼でしたが、その状況にうんざりしており、二人に協力してくれることになります。父親のそばにいたにも関わらず愛されず、見向きもされなかった山崎はとても辛そうでした。

大きな動き

身代金について連絡があることをケビンに知らせた山崎。電話の相手は女性だったという言葉を信じ、ケビンは新庄を問い詰めます。そこで電話をしたのが汐里であるかのように凛が仕向け、新庄は地下に閉じ込められてしまいました。その頃七瀬家について疑問を抱いていた須之内は、30年前に松田が傷つけた相手が七瀬守ではなく、汐里であることを突き止めます。

水原博士と凛、そして新庄の迫真の演技でケビンは完全に矛先を汐里に向けました。そんな汐里は七瀬家の養子として研究対象にされていた過去があり、松田が切りつけた際に使った使用済みのメスのせいでHIVに感染してしまったのが真実でした。感染後に汐里を手放した富雄は、今も昔も人の心がないように見えますね。

身代金誘拐を実行

山崎と水原博士の協力によって身代金の受け渡しを行うことにケビンを同意させる。そしてその夜、身代金の受け渡しが実行された。指定した場所数か所に身代金を設置すると、それをあるトラックが回収していく。その頃、凛と新庄、水原は別荘から抜け出していた。しかし凛たちの前にはケビンが現れるが…

脱出や身代金の引き渡しまではスムーズでしたが、その後がヒヤヒヤする展開でしたね。ケビンが新庄に拳銃を突きつけたときはどうなるかと思いましたが、そんなピンチでも芽生と凛の父親だといい切った新庄はかっこよかったです。そして、山崎がケビンに飛びかかったところはスカッとしましたね。しかも身代金を回収していたトラックから降りてきたのは須之内という展開…次回から最終章に突入です!

7話あらすじ・ネタバレ

7話あらすじ

山崎と水原博士の助けを借りて、凛と新庄は逃亡計画を成功させ、新庄はケビンを取り押さえる。その頃、身代金の受け渡し場所に現れた須之内は、鮫洲を逮捕していた。じつは、新庄が須之内に電話で連絡し、「娘の芽生の手術が終わったら自首して全てを話す」と伝えて協力を依頼していたのだ。

こうして福住と鮫洲を確保した新庄と凛は、ついに芽生の手術に向かう。新庄は須之内との約束通り、手術が終われば凛を山崎に託して自首し、事件を終わらせるつもりだった。しかし、Zキャピタルズからの圧力が警察の上層部にかかったためか、鮫洲たちが釈放されてしまう。

病院に到着する直前、凛は福住と鮫洲に再び誘拐され、山崎にも危機が迫る。そんななか、須之内は新庄の過去に関する「衝撃の秘密」を突き止めていた。

7話ネタバレ

放送後に更新します。

【誘拐の日】原作について

【誘拐の日】は、韓国のスリラー小説作家であるチョン・ヘヨン氏が、2019年に発表した作品が原作です。チョン・ヘヨン氏は、2013年に『ダブル』という作品でデビューし、2016 YES24 e連載公募展大賞(奉明アパートイケメン捜査日誌)、2018 CJ E&Mとカカオページ主催チュミス金賞(私が殺した)を受賞した実力派。

誘拐の日は「日3部作」として発表されており、ほかに『救いの日』『選択の日』という作品があります。誘拐の日は日本語化に翻訳されているので、気になる方は小説もチェックしてみてください。

韓国でのドラマ化について

誘拐の日は、韓国で2023年9月13日から10月25日までENAの「水木ドラマ」枠で放送され、大きな反響を呼びました。誘拐犯役を実力は俳優・ユン・ゲサンが、天才少女をユナが演じ、話題になった作品でもあります。

最終回では、自己最高となる全国視聴率5.2%、首都圏視聴率5.5%(ニールセン・コリア調べ、有料世帯基準)を記録し、総合編成チャンネルおよびケーブルチャンネルの全番組で1位を獲得。また、1分当たりの最高視聴率は7.1%を突破しました。

特に、20~49歳層の視聴率も2.2%を達成し、2023年にENAで放送されたドラマの中で世帯平均最高視聴率を記録する快挙となりました。

ドラマ【誘拐の日】の主題歌

主題歌は、デビュー以来、性別・顔非公表で活躍しているyamaの『us』に決定しました。予告編にて、曲の一部も公開されているので、ぜひチェックしてみてください。

ドラマ【誘拐の日】のあらすじ・ネタバレは毎週更新

本記事では、ドラマ【誘拐の日】のあらすじやネタバレを最終回まで毎週更新していきます!ぜひドラマとともに楽しんでいただければと思います。

【誘拐の日】は、2025年7月8日(火)の21時からスタートします。初回は拡大スペシャル!

番組公式サイト: テレビ朝日「誘拐の日」
公式X(旧Twitter): 誘拐の日 公式X
公式Instagram:誘拐の日 公式Instagram
公式TikTok:誘拐の日 公式TikTok
公式YouTube:テレビ朝日ドラマ公式YouTube
TVerでの無料配信:放送終了後、TVerにて無料で見逃し配信されます