【夜のクラゲは泳げない】 演じる声優さんは誰?どんなアニメ? キャラクター・相関図について解説
【夜のクラゲは泳げない】について、注目していただきたいポイントをキャラクターの性格やバックボーンから考察し、解説させていただきます。また、 共感できる点はどこか、という観点からも書いています。
【夜のクラゲは泳げない】はどんなアニメなのか、独自の観点でご紹介していきます。
【夜のクラゲは泳げない】はどんなアニメ?
「何者かになりたい」「特別」「普通」
私たちはこれらの言葉に囚われているかもしれません。
そんな現代に、輝きを求めてもがく少女たちが描かれました。【夜のクラゲは泳げない】というタイトルから何者にもなれずにさ迷う、はっきりしないふわふわとした存在というイメージが思い浮かびます。それはまさに、この物語のキャラクターたちです。
【弱キャラ友崎くん】を刊行中のライトノベル作家「屋久ユウキ」がシリーズ構成・全話脚本を手掛ける【夜のクラゲは泳げない】は現代の雰囲気を醸し出しています。
目立つことで傷つきたくないから周りに溶け込むように普通でいたい。
あんな風になりたい、特別な存在だって思われたい、あの時諦めていなかったらどうなっていたのかな、誇れる自分でいたいという声が心に溢れたことはありますか。【夜のクラゲは泳げない】は流行の象徴である「渋谷」を舞台に描かれる“いま”必見の青春群像劇です。
【夜のクラゲは泳げない】をもっと面白く観る!共感できるポイント①
共感できるポイントは、キャラクターたちが抱える「劣等感」です。
SNSが普及し、影響力のある人がSNSから有名になったり、比較される現代では「何者かでいなきゃいけない」という強迫観念が蔓延っていると思います。
自分には何の能力もないのではないか、自分はすごくなんてない、というような劣等感に苛まれる人もいるのではないでしょうか。
また、逆に影響力を持つ「特別」な存在であることは幸せなのでしょうか。
そのような視点から作品を観ることも面白いかもしれません。
【夜のクラゲは泳げない】声優さんは誰?相関図・キャラクターの現在と過去、性格から考察
4人のキャラクターには共通点があります。
それは、4人全員が芸術の世界で活躍できる才能を持ち、コンプレックスを抱えているということです。過去には繋がりがあり、共通点を持つ4人が引力のように匿名アーティスト「JELEE」を結成することで物語は動き始めます。
光月まひる(CV.伊藤美来)
現在:どこにでもいるような普通の女子高生として生活しています。
過去:幼少期に「海月ヨル」というペンネームでイラストレーターとして活動していましたが、活動休止に追い込まれたことで「特別」でいることがトラウマとなってしまいます。この過去の出来事が彼女に変化をもたらした出来事です。
性格:感受性が強く、人の心に寄り添うことができる優しさがあり、繊細な少女です。
周囲からの視線を気にするように「普通」でいることを願う彼女に共感できる人も多いのではないのでしょうか。
山ノ内花音(CV.高橋李依)
現在:芯が強く、「本当にやりたいこと」をするための道を模索しています。
過去:アイドルグループ「サンフラワードールズ」でセンターを務める「橘ののか」として活動していましたが、ある炎上をきっかけに卒業することになりました。
性格:真っ直ぐで、やりたいことをやりたいという気持ちが強い性格だと思います。
彼女がどのような道を見つけていくのかというところが注目のポイントです。
渡瀬キウイ(CV.富田美憂)
現在:VTuber「竜ヶ崎ノクス」として活動中です。
過去:まひるが心を許している存在です。
2人の関係性にも注目です。
性格:「自分が最強」だと信じており、なんでもすぐにできてしまいます。
自己肯定感が強い彼女が抱えているものとはなんでしょうか。
才能との向き合い方、自分との向き合い方を考えさせてくれるようなキャラクターになっていると思います。
高梨・キム・アヌーク・めい(CV.島袋美由利)
現在:音大附属高校に通うお嬢様で、コンクールで数々の賞をとるような才能の持ち主です。
かつて「橘ののか」として活動していた花音と出会います。
過去:「橘ののか」の熱烈なファンとして最後まで追っかけ活動を続け、「橘ののか」を推しとして崇拝していました。
性格:周囲と一線を引いていて、必要以上に関わろうとしない性格です。
「橘ののか」ではなくなった花音と出会った彼女の心境に注目です。
もしも目の前に“推し”が現れたら……作品のテーマは何?共感できるポイント②
もしも目の前に“推し”が現れたら、あなたはどうしますか?
【夜のクラゲは泳げない】を通して、是非想像してみてください。
“推し”との距離感、どのような距離感で人と関わるか、人との関わり方において起こる気持ちの変化が繊細に描かれていると思います。
彼女たちの変化に注目することで、人との距離感について考えられると思います。
4人のメインキャラクターについて紹介しましたが、全員が才能を持ちながらも不完全な部分に苦しんでいるというところは共通していると思います。
「完璧な人間なんていない」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
不完全な部分にどう向き合い、「好き」なことを追求していくのかというところが作品のテーマになっているように思えます。
対照的なキャラクターたち
アイドルグループの「サンフラワードールズ」は最初に紹介した4人のメインキャラクターとは対照的なキャラクターとなるでしょう。
“アイドル”とは憧れの存在であり、理想の象徴だからです。
かつて「サンフラワードールズ」のセンターを務めていた「橘ののか」だった山ノ内花音との関係性について注目するのはもちろんのこと、4人のアイドルたちは間違いなくこの作品のスパイスとなる存在だと思います。
みー子(CV.上坂すみれ)
自称銀河系最強のアイドルの卵で、活動歴が長いベテランです。
瀬藤メロ(CV.岡咲美保)
「サンフラワードールズ」の現センターで、愛嬌たっぷりの天使のような女の子です。
柳桃子(CV.首藤志)
「サンフラワードールズ」の中で最年長の女の子で、最年長であることをコンプレックスに感じています。
鈴村あかり(CV.天城サリー)
他のメンバーを客観的に見ている女の子です。
【夜のクラゲは泳げない】まとめ
SNSが普及し、自分とは違う誰かと比較して落ち込んだりする人も増えたのではないでしょうか。
比較して、コンプレックスを抱えて、それでも何者かになりたくて、自分を承認するために葛藤する時代だと思います。
何者かになりたくてもがく青春群像劇、あなたの「好き」を見つけましょう。