【世にも奇妙な物語2019】の視聴率と原作もネタバレ!難しいオチの意味は?
画像引用:「世にも奇妙な物語」公式サイト
令和最初の「世にも奇妙な物語’19雨の特別編(2019)」が放送されました。
玉森裕太:ピアノに関するホラー・サスペンス、郷ひろみ:正義のヒーローなど5つの系統の異なる物語を楽しめます。
が今回「世にも奇妙な物語2019」は難しいオチの物語も含まれていました。
「世にも奇妙な物語2019」の視聴率や原作も含めたネタバレ、オチの意味などをまとめました。
【世にも奇妙な物語2019】の視聴率
「世にも奇妙な物語」視聴率は分かり次第、更新します。
全体・ストーリーテラー | % |
さかさま少女のためのピアノソナタ | % |
しらず森 | % |
永遠のヒーロー | % |
大根侍 | % |
人間の種 | % |
【世にも奇妙な物語2019】のネタバレとオチ
「さかさま少女のためのピアノソナタ」
原作:北山猛邦「さかさま少女のためのピアノソナタ」(講談社ノベルス『千年図書館』所載)
音大に通う主人公・聖は自分の才能に行き詰っていた。一方、同じ大学に通う吉野八重(黒島結菜)は天才的なピアノの才能を披露していた。
聖はある日、「さかさま少女のためのピアノソナタ」という古い楽曲を見つける。それには血の様なものが付いており「絶対にひいてはならない」と書かれていた。さらにこの曲を演奏したことがある音楽家が2人も事故で両手を失ったことも知る。聖は意を決して「さかさま少女のためのピアノソナタ」を演奏してみるとなんと自分以外の周囲の時間が止まっていた。驚きつつも「演奏を止めたら両手を失う」と察し無事に最後まで演奏することに成功する。
聖はこのことを親友の野下(大内田悠平)に話してみるが鼻で笑われてしまう。「だったら吉野に演奏させてみるか。なんか感じが悪いし。」と陰口を叩くも八重に聞かれてしまう。同じく八重の才能に嫉妬していた野下は「さかさま少女のためのピアノソナタ」を盗み演奏する。
が、失敗し両手に大怪我を負ってしまう。病院で聖に「オーディションを受けてみろよ」と励ます野下だったが、内心はかなり強がっているようだった。
オーディションを受ける聖だったが反応はイマイチ、そして、次に演奏した八重は圧倒する。
聖はある日に取り付かれていたかのように「さかさま少女のためのピアノソナタ」を演奏する。演奏し始めたその瞬間屋上から少女が飛び降り、聖の目の前で逆さづりの状態になっていた。その少女は八重だった。時は止まるも会話はでき八重は「自分は幼いころからピアノばかり弾かされていた。」、「やればやるほどピアノ以外はできなくなる。」、「自分じゃないけども自分にはピアノ以外は無い」と現状を苦にしての飛び降り自殺だったのだ。
「さかさま少女のためのピアノソナタ」を繰り返している間は時は止まるが、止めてしまうと彼女の命は無い。どうすれば彼女を救えるのか?聖はある賭けに出る。演奏を終えぐったりしている聖の元にある人物が駆け寄るー八重だった。聖は「ベートーベンがシュタイベルトの演奏した楽譜を逆さにして演奏した」逸話から「さかさま少女のためのピアノソナタ」を逆さにして演奏すれば時間が遡ると考えていたのであった。
再びピアノを弾く決心がついた八重は「さかさま少女のためのピアノソナタ」に挑戦する。時が止まる中、2人の目には逆さまになって落ちてきた野下の姿があったのであった。
オチの意味は?
野下はおそらくピアノが演奏できなくなったことに絶望して身を投げたと思われ、助かった八重が演奏する状況となります。
対処方法は分かりますがタイトルは「さかさま少女のためのピアノソナタ」であって少女では無い野下に同じく効果があるかは分かりません。
今後はどうなるのかは視聴者に任せられる形となりました。
「しらず森」
原作:乾 緑郎「しらず森」(集英社文庫『思い出は満たされないまま』所収)
主人公・遥子は仕事ばかりで家庭を顧みない夫・昭彦に愛想を尽かし、息子・尚之とともに実家の団地に帰っていた。
ある日、小学校の同窓会でタイムカプセルを掘り出した遥子はその帰り道、昔遊んでいた森を訪れるも尚之が行方不明になってしまう。夫・昭彦がやってくるが「尚之がいなくなったのはお前の責任だ」と大喧嘩になってしまう。その後、懸命に探していたが手がかりはつかめず、昔の思い出と「尚之が大切で心配なんだ」を語る昭彦。遥子がふと目にしたタイムカプセルに信じられないものが入っていることを発見する。
一方、母親を探していた尚之はある少女(平澤宏々路)と出会う。少女の住む団地に行くことになった尚之は驚く。その団地は自分が今住んでいる場所と瓜二つだったのだ。少女の名前は遥子、つまり、幼いころの自分の母親だった。
現在の遥子のタイムカプセルには父親との思い出のバッチと「尚之がお母さんを探していて、もういいかい?もういいかい?と声をかけて欲しいこと。そして、お父さんと仲良くして欲しい」と書かれた手紙が入っていたのだった。
尚之達は神主から「神隠しにあったらもういいかい?もういいかい?」と聞こえるまで待ち、「まあだだよ。まあだだよ。」と答えなくてはならないことを聞かされる。必死に待ち続ける尚之に「もういいかい?もういいかい?」に同じく必死に語りかける2人の声が聞こえてくる…..尚之が目を覚ますとそこには遥子と昭彦がいた。
こうして親子の絆を再確認した3人は無事に「3人の家」へと帰ったのだった。
オチの意味は?
基本的には原作どおりの展開でした。
タイムスリップとタイムカプセルが繋がり親子の絆を取り戻しました。
「永遠のヒーロー」
オリジナル脚本
人体改造技術の発達によりヒーロー怪人が混在するようになった世界。怪人対策室警部・大場博人(郷ひろみ)は“レッドライガー”として戦っている。多忙を極める大場にとって最愛の娘・亜希(上白石萌音)とのテレビ電話が心の支えとなっていた。
来年に定年を迎える大場は「娘とゆっくり暮らそう」と考えていたが怪人・マスターカイザーからテロ予告が届く。怪人対策室のメンバーと共に聞き込み・取調べ・画像解析などを駆使してついに大場はアジトを突き止め乗り込むのであった。
怪人・マスターカイザーに戦いを挑むも瞬間移動などの強力な能力には歯が立たず、捕まってしまう。カイザーソードで絶体絶命の中、大場は娘・亜希の言葉を思い出し一念発起、必殺のハイパーレッドサイクロンで怪人・マスターカイザーを打ち砕く。
勝利を亜希に報告するも「だから何?戦って何になるの?」とつめたい言葉を浴びせられ電話は切られてしまう。「娘にといっしょにいたい」と強く思った大場は室長(村杉蝉之介)に休暇届を出すも却下されてしまう。それでも諦めきれない大場は亜希の待つ家に向かうもなんと家は無くただの空き地だった。
室長に問い詰めると驚愕の真実を聞かされる。実はヒーロー達のモチベーションアップのためにAIがあてがわれていて、改造手術の際「家族がいる」という記憶を埋め込まれていた。つまり、娘など実在しなかったのであった。「何のために戦っていたのだ」と失意のどん底の大場は亜希との写真を破り捨ててしまう。そして、その時亜希からの電話が鳴り響く。
心配する亜希に対して「AIで偽者なんだろ」と返す大場。大場に対し亜希は「そうだったら良かった」、「現実にはヒーローはいない」と告げる。実は亜希は病気で入院、両親もなかなか見舞いに来てくれない状況が続いていた。その寂しさを紛らわせるために「永遠のヒーロー」というゲームを遊び、そのヒーローを父親としてみていたのだった。そして、亜季は「私だけのヒーロー」、「ありがとう」と告げ画面は暗転する。
怪人対策室に戻った大場を歓迎する一同。そして、亜希との写真を修復した大場はヒーローとして怪人と戦い続けるのであった。
オチの意味は?
「世にも奇妙な物語2019」の中で特に展開やオチが難しい話でした。
- 「(自分がAI)だったら良かった」
- 「現実にはヒーローはいない」
と亜希のセリフから考えると亜希の方が現実世界で大場の方はゲーム(AI)と思われます。
大場が再び戦っていた理由
大場はしばらく行方をくらましていて久々に戻ってきたようでした。
亜希はかなり重い病気のようで自身の死を悟りゲームを辞め父親に別れを告げたと思われます。
おそらく、ゲームを辞めた後に病気が完治し再びゲームをやり始め、父娘としての関係に戻ったのではないでしょうか?
「大根侍」
原作:田丸雅智「大根侍」(出版芸術社『夢巻』所載)
女子高生・立川樹(浜辺美波)はバスケ部の憧れの先輩・萩山翔(井上瑞稀)を人質に取られ、大根を武器にする謎の男(小手伸也)と決闘をする羽目になってしまう。愛する人を守るために、謎の老人に弟子入りした樹はメキメキと実力をつけ決戦当日を迎える。
激しい戦いの中、大根を真っ二つに折られて強力な突きを受けてしまうも寸前のところで折れた大根で受け止める樹。そして、男の大根を食べるという奇策にでる。辛味のまったく無い大根に満足しそのまま男を峰打ちで仕留めるのだった。
憧れの先輩とぶり大根を食べる妄想をしつつウキウキで最高級ぶりを買って帰っていた樹だったが、謎のぶりガンマンに目を付けられてしまうのだった。
オチの意味は?
ループオチで樹の受難はまだまだ続いていくことになりました。
「人間の種」
オリジナル脚本
種から生えてきた母親・希と暮らすことになってしまった主人公のOL・春田 緑(木村文乃)。緑がプロポーズを受けていると知った希は会社にまで押しかけてしまい緑は気がめいってしまう。
昔、緑へ欲しがっている別のプレゼントを買ってきてしまったことを話す希。その時に「自分の気持ちに素直なって」と言い本当は魔法の指輪というオモチャを欲しがっていたことを聞きだしていた。「素直になってくれた事が嬉しかった」と話す希だったが「止めて」と叫ぶ緑。実は魔法の指輪を買いに行った時に希は事故に会い、帰らぬ人となっていたのだった。緑は「自分のせいだ」と責めていて「自分だけが幸せになってはいけない」と考えプロポーズも受け入れられないでいた。
魔法の指輪を今でも持っていた緑だったが、「指輪なんて要らない」と窓から投げ捨ててしまう。翌日土砂降りの雨が降る中、希は必死に指輪を探していた。そして、それを必死に止めようとする緑。実は希水を浴びると成長するがその分寿命は短くなってしまうのだった。大雨の中、指輪を見つけるも希は倒れてしまう。緑は「本当はただいっしょにいたかった」、「会いたかった」と本心を告げ、「幸せだった、お母さんになれて….」と希は言い残し再び永い眠りにつく。
月日は流れ、そこには「幸せになるから」と結婚式を挙げ指輪を付けた緑の姿があるのだった。
オチの意味は?
最後に素直になることができて母娘の愛情を確認できました。深い愛情に思わずうるっと来てしまいました。
「ストーリーテラー」
ある激しい雨の降る夜、大金を持った謎の男(佐藤二朗)が山小屋にたどり着くとテラー(タモリ)がいた。
- 「さかさま少女のためのピアノソナタ」
- 「しらず森」
- 「永遠のヒーロー」
- 「大根侍」前編
- 「人間の種」
の順に次々と男に物語を聞かせるテラー。
すると男は刃物を突きつける。男の正体は逃走中の強盗殺人犯だったのだ。テラーを刺してしまうが「私はもう1人のあなた」とテラーの姿は見る見るうちに男のものになっていく。そして、男の姿は消えてしまう。
タモリ「恐怖とは人間の心から生み出される。」
警察官が駆けつけるとそこには胸にナイフが刺さり絶命した男と各ストーリーの主人公+男が写った古い写真が残されていた。
オチの意味は?
結局男は自分の心の恐怖に負けて自殺してしまったようです。
ちなみに男は「大根侍」後編、つまり結末を知らないまま命を落としてしまったようですが…..
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