【イップス】5話のネタバレ＆考察！森野（バカリズム）が誘拐された！

フジテレビ金曜9時の2024年4月期の連続ドラマは、篠原涼子とバカリズムがダブル主演する【イップス】（4月12日スタート、金曜午後9時、初回15分拡大）が登場します。映画「ウエディング・ハイ」（2022年）で脚本家と主演としてクレジット共演している２人ですが、役者同士としては初共演。篠原はミステリー作家、バカリズムはエリート刑事役で、お互いに、ある問題を抱えた“絶不調バディ”が、絶妙会話術と掛け合いで事件を解決するミステリーコメディーです。

この記事では【イップス】5 話のネタバレ＆考察をお届けします。

【イップス】はどんなドラマ

・毎週金曜日　夜９:00～

・2024年４月12日スタート

脚本	オークラ　森ハヤシ
音楽	野崎美波
主題歌	AARON『フェイス』
演出	筧昌也
プロデュース	宮崎暖
プロデューサー	熊谷理恵（大映テレビ）
制作著作	フジテレビ

【イップス】相関図

【イップス】5話あらすじ　5月10日放送

<あらすじ>

黒羽ミコ（篠原涼子）は、運転手を務める坂浦猛（渡辺大知）とともに小説のネタ集めのために裁判の傍聴に来ていた。大手建設会社による不当な圧力が原因で起きたとされる、建設現場での死亡事故についてその責任を争う裁判で、ミコがコメンテーターとして出演している情報番組でも取り上げていた注目度の高い案件だった。傍聴席についたミコは、坂浦の左に法廷画家と思われる男性・板野恭二（渡部篤郎）が座っていることに気付く。

裁判では、被告で発注元である大手建設会社、茄子原建設の弁護を担当するやり手弁護士・杉本浩紀（田中要次）が、施行計画書の合理性を主張。原告の梅坂工務店が利益を上げるために施行行程を省略した結果起きた事故ではないか、と主張し逆に原告側を追い詰めていた。

閉廷後、ミコたちは別の法廷へと向かった。ミコの弟・慧（染谷将太）が担当している、テレビドラマの制作現場で起きたパワハラ事件の裁判だった。この裁判でも法廷画を描く準備をしている板野の姿を見かけるミコたち。

同じころ、裁判所の屋上から男性が転落死するという事件が起きる。死亡したのは弁護士の杉本だった。通報を受け、現場に駆けつける森野徹（バカリズム）たち。傍聴を終え、慧たちと一緒に帰ろうとしていたミコは、森野の姿を見つけると早速この一件に首を突っ込む。現場の状況から怨恨による殺人の可能性が高いとにらんでいたミコと森野は板野から話を聞くが、板野の余裕な態度に苦戦していく。

ミコが書けるようになった１行とは

ミコ（篠原涼子）は小説を再び書けるようになった。

たった１行だが。

タイトルは「イップス刑事」。

書き出しの１行は、「この刑事はイップスだ。」

それを聞いて、森野は呆れたように「もっと観察したほうがいいですよ」とアドバイスをする。

法廷画家が弁護士を

ミコは運転手の坂浦（渡辺大知）と法廷で裁判を傍聴する。

隣では、法廷画家の板野恭二(渡部篤郎)が鉛筆を走らせていた。

法廷画家はニュースに間に合うようにスピード勝負。

閉廷後、板野はその事件の弁護を担当していた杉本弁護士（田中要次）に声をかけ、聞きたいことがあるといい、タバコを吸いながら話そうと屋上へ誘う。

「あなたはまた過ちを犯すつもりですか。私の妻を殺した犯人を弁護した時のように、不当に罪を軽くしようとしている。あの時の犯人は、数年で出所してまた事故を起こして死んだんですよ。理不尽に妻を奪われ、憎むべき相手を失った」と怒りをぶつける。

「私には関係ない」という杉本に、板野は自殺するふりをして、屋上から突き落とした。

ミコは弟の裁判を傍聴

その頃、ミコは弁護士の弟、慧（染谷将太）の裁判も傍聴に。そこには板野がまたスケッチする姿があった。

しかし、同じグレーのパーカー、ニット帽子、マスクをした別人。「ありがとうございました。私はこれで」と立ち去る偽物は、絵を渡して去る。

森野は杉本の転落死で裁判所にきて、ミコに遭遇する。

杉本のスーツの背中には黒い汚れがあり、突き落とした可能性を考える森野。

慧も、杉本が報酬次第でどんな事件でも引き受けており、けっこう恨まれていたと話す。

混んでいる玄関脇の喫煙所ではなく、屋上へ誘われた可能性があり、裁判所にも詳しい人物の可能性が高い。

また、杉本は数カ月前、被害者家族に掴み掛かられるトラブルがあった。

背中の汚れは黒鉛、鉛筆のカスであることがわかる。

弁護士を恨んでいたのは

ミコと森野は板野に会う。

本業は画家で、かつては幾つもの賞をとったことがある。

しかし、15年前の妻が轢かれた交通事故死の裁判で、杉本弁護士に強い恨みを持っていた。

ただ、殺意と恨みは違う。犯行時刻は505号法廷で、慧の絵を描いており、それをミコが見ていたため、アリバイを証明してしまう。

何らかの方法でアリバイを偽装したのでは？というミコは古畑の真似をして、「わかったかも」。

最初の裁判と、慧の裁判では絵を描く癖が違うと、板野に指摘するが、証明ができない。

森野と口論になり、「卑怯者！」というミコ。

森野は落ち込んだ様子で「もう現場に来ないでください」と去ってしまう。

森野とミコの接点が

そんなミコに慧は、ミコの小説の模倣事件を捜査していたのは森野だったと、教えられる。

森野を追うミコ。しかし見つからない。

近くの空き倉庫で首吊り事件があり、「全て終わった。これで妻と娘のところへ行ける」という遺書があった。

その話を聞いて、ピンときたミコ。「アリバイは崩れた」。

妻の絵を描く板野の元へ行くミコ。

「創作者にはスランプはつきもの」という板野に、ミコは自分がイップスだと話す。

板野も妻を亡くしてから、描けなくなった。

アリバイは崩れた！

アリバイがある板野だが、ミコは本当は法廷にいなかったのでは、と追及する。

描きかけの慧絵を完成させるように言うミコ。

しかし、そこに書かれていたのは閉廷後、ミコがプレゼントしたネクタイをした姿だった。

図らずも、法廷にいなかったことを証明してしまった。

板野に変装した別人の共犯者がいた。

さらに、傍聴席で騒いで裁判長に怒られたミコの話した内容を尋ねても、板野は答えられない。

板野は観念した。

森野が誘拐された！

恨みを買うことの多かった杉本だが、実は、犯罪被害者の会に多額の寄付をしていた。そのことも知っていた

だが、板野は「それが私に関係ありますか」。

板野は自首した。

もう一度描けるようになりたかっただけなのかもしれない。

事件は解決したが森野がいない。

メールも既読がつかない。

実は、ミコと別れた直後に背後からスタンガンで襲われ、誘拐されたのだった。