【イップス】1話ネタバレ&考察!篠原涼子とバカリズムの迷コンビ誕生!

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フジテレビ金曜9時の2024年4月期の連続ドラマは、篠原涼子とバカリズムがダブル主演する【イップス】(4月12日スタート、金曜午後9時、初回15分拡大)が登場します。映画「ウエディング・ハイ」(2022年)で脚本家と主演としてクレジット共演している2人ですが、役者同士としては初共演。篠原はミステリー作家、バカリズムはエリート刑事役で、お互いに、ある問題を抱えた“絶不調バディ”が、絶妙会話術と掛け合いで事件を解決するミステリーコメディーです。
この記事では【イップス】1話のネタバレ&考察をお届けします。
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【イップス】はどんなドラマ

小説を書けなくなってしまったおしゃべりなミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)と、事件を解けなくなった自己評価高めのエリート刑事・森野徹(バカリズム)という互いに“イップス”を抱えた2人が絶妙会話術と掛け合いで事件を解決するミステリーコメディー!
イップスとは、心の葛藤により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし、「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと。
2人は、プレッシャーによって普段は何も考えずにできていることが急にできなくなってしまうイップスを抱えていたのです。そんな絶不調な2人が仕事から逃避するために訪れていたサウナ施設で偶然出会い、殺人事件に遭遇することであれよあれよとバディを組むことに。ミコは「小説のネタが拾える」「生の死体見るの初めて」と事件に興味津々。対する森野は捜査に身が入らない中でも、刑事としての鋭い洞察力を見せミコと共に真相に近づいていきます。2人の捜査から犯人の目星はつき、容疑者本人に問い詰めようとしますが森野のイップスが発動してしまって……。“書けなくなってしまった”ミステリー作家と、“解けなくなってしまった”エリート刑事。絶不調なイップスバディが時には助け合い、もがきながらもリスタートを目指す痛快ミステリーコメディーが幕を開け、小気味よい会話劇を繰り広げながらコミカルタッチに犯人を追い詰めていきます。
完全オリジナルストーリーで【古畑任三郎】(1994年ほか、フジテレビ系)などをほうふつとさせる倒叙式の構成となっており、多彩な顔ぶれとなる犯人には毎話豪華ゲストが登場する予定です。
そして、今作でバディを組む篠原さんとバカリズムさんは、映画『ウェディング・ハイ』(2022年)で脚本家と主演としてクレジット共演していましたが、演者同士としては初共演。そんな2人が、イップスを抱えもがき、時には助け合いながら謎を解き明かしていきます。
・毎週金曜日 夜9:00~
・2024年4月12日スタート
脚本 オークラ 森ハヤシ
音楽 野崎美波
主題歌 AARON『フェイス』
演出 筧昌也
プロデュース 宮崎暖
プロデューサー 熊谷理恵(大映テレビ)
制作著作 フジテレビ

【イップス】相関図

 

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【イップス】1話あらすじ 4月12日放送

 

<あらすじ>

ミステリー作家の黒羽ミコ(篠原涼子)と、警視庁捜査一課刑事の森野徹(バカリズム)は、<イップス=心理的な葛藤やプレッシャーで、できていたことが急にできなくなる症状>という同じ悩みを抱えていた。

デビュー作から3作連続でベストセラーを記録するも、ネタ切れでもう5年もの間新作が書けていないミコ。その傍ら、持ち前の会話術と洞察力を武器に情報番組のコメンテーター業やコラム執筆をこなしていたが、そのせいで本業がさらに片手間になっていた。5年前に出した小説はSNS上で「トリックがダサい」と叩かれ、コメンテーター業の方も「なんにでもクビつっこむんじゃねえ」と叩かれており、イライラが募る日々を送っている。ミコの弟で人権派弁護士として知られる慧(染谷将太)は、そんな姉のことが心配でならない。

一方の森野は、かつてはエリートとして組織内でも一目置かれる存在ながら、ある出来事をきっかけに事件を解けなくなっていた。実はミコの作品の大ファンだったが、最新作の完成度が低く、コメンテーター業ばかりで新作を出さないミコに苛立ちを募らせ、『ノモリ』なるアカウントで「トリックがダサい」とSNSに書き込むなどアンチ化していた。

そんなミコと森野は、元アイドルという経歴を持つ人気熱波師・電撃ウィッチ麻尋(トリンドル玲奈)がプロデュースするサウナ施設で出会う。ところがその施設で、反社組織に所属する竹内渉(山口大地)の死体が見つかる。ミコは、「生の死体見るの初めて」とテンションが上がる一方、森野は事件に遭遇したことでイップスの症状が出てしまい……。

【イップス】1話ネタバレ

アイドルが熱波師が元カレを

 

朝のワイドショー番組。清純派アイドルがスキャンダル否定するインタビューに、コメンテーターとして出演しているミステリー作家の黒羽ミコ(篠原涼子)は舌鋒鋭く「この人嘘ついてるわ。ほら、やたらと鼻を触ったでしょ。嘘をつくと鼻の温度が下がり、つい触っちゃうの。絶対彼氏がいるわ」と言い放つ。

その番組を見る森野徹(バカリズム)。本棚には黒羽の書いた「殺しても好きな人」「歪な十字架」「さよなら殺人事件」が並んでいる。

番組では、元アイドルでサウナプロデューサーで熱波師(アウフギーサー)の電撃ウィッチ麻尋(トリンドル玲奈)が注目の存在として取り上げられていた。

その麻尋は、元交際相手で反社の竹内渉(山口大地)に交際していた過去をバラすと脅され、金を無心されていた。

麻尋は、竹内をサウナに誘い、清掃中の看板を出して無人の屋上の水風呂へ連れて行く。背後からスタンガンのようなものをあて、失神させ、そのまま水風呂で水死させる。

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SNSのノモリは森野刑事

ミコは、SNSでノモリという人物から、過去の作品をトリックの精度が低い、取材が足りないと酷評されて憤慨していた。

デビューから3作はヒットしたが、その後は書かない。いや書けない状態に陥っている。それはイップスであることを知り、気分転換に、麻尋のスパへ行ってみる。

サウナの中で隣合わせた森野。水風呂で整う黒羽見て、森野はミコであることを確信し、大ファンですと言いながら、作品をディスり始める。森野がノモリと同じことを話すので、正体見破り、森野も白状する。「逃げるのか。卑怯者!」と口喧嘩をしていると、竹内の水死体を見つける

ミコは駆けつけた刑事にアリバイを聞かれ、興奮気味。そっけない森野は実は刑事だった。

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この事件、クビ突っ込んでいい?

麻尋はミコに声をかける。ミコは、サウナってこういう事故多いのかな?と聞き返すと、「溺死はたまにあるかも」。

聴取を前に、溺死となぜ知っていたのか疑問を持つが、麻尋は事故現場が水風呂と聞いてヒートショックと思ったとはぐらかす。

その反応に、森野も訝しがる。

ミコは「怪しいと思ったんでしょ。協力して。この事件クビ突っ込んでいい?」と森野に呼びかける。

実は森野は検挙率No.1の刑事だった。

竹内のスマートウォッチがショートしていることが気になる。

考える時は、ラムネを食べるのがルーティンだ。

しかし、後輩刑事からの電話でサウナにいたことがバレてしまう。実は体調悪いと仕事をサボっていた。監理官は激昂しているといい、電話で平謝り。

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ミコが逮捕される?

そんな折、ミコはサウナの従業員から、死亡した竹内が麻尋と顔見知りで、付き纏っていたことを聞き出す。

それを麻尋に追及する。

森野も、殺人と思うと同調する。

その理由として、スマートウォッチがショートしており、スタンガンのようなものを押し付けて失神させ、水風呂で溺死させたという

推理だ。スタンガンを持ち込めるなら水着でない従業員しかいない。しかし、麻尋は、水の中でスタンガンを使うと犯人も一緒に気絶するのでは、と言い返す。

ミコは麻尋のロッカーを探るが、バレて、逮捕されてしまう。

刑事に森野を呼ぶように頼み、別の事件現場にいた森野に電話をさせると、「帰ってきて、事件を証明して。あんたそれでも刑事か」。

走ってサウナへ戻る森野。

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森野もイップス

しかし、入り口まで来ると「中に入れない。無理なんです。私犯人追い詰められないんです。犯人とわかっているのにカラダが動かなくなるというか」

「あなたももしかしてイップス?」

「ミコさんも?犯人追い詰められない刑事なんて辞めろって話ですが」

「元に戻りたいんでしょ。だったらもがきなさい。もがき続けたらリスタートできるはず」

ミコはタオルを振るトリンドルの元へ。「間違ったオチは描きたくない」と言い、森野を呼ぶ。

「あなたは絶縁体を使った。ゴム製品だけではない。水は本来、絶縁体。水風呂を超純水に変えて感電しないようにした」

そう言うと「限界です」と倒れてしまう。

しかし、証拠として、殺害計画を準備するため、少しずつ純水を購入していたことを掴んでいた。

麻尋はDVを受けていた。

ミコの小説で苦手な作品があると話していたがそれはDVに耐えかねて犯行に及ぶ話だったからだ。

アイドルとしては才能がなくて諦めて熱波師に。そこでファンができた。しかし、竹内はファンからプレゼントされたタオルを投げ捨てたことが許せなかった。

ミコは「それでも人を殺してはダメなの。もがき続けたらリスタートできるはず。情状酌量の余地はある」と言い、黒羽彗(染谷将太)という弁護士の名刺を渡す。それはミコの弟だった。

「小説書けそうですか?」と聞く森野に、ミコは「書けそうな気がする」と答えるのだった。

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【イップス】1話考察&感想

犯人が最初からわかっている設定のタイプのミステリーコメディーとでも言いましょうか。最近だと、木村拓哉主演の「教場」もそんなパターンが多かったですが、かつては「古畑任三郎」などもありましたね。

謎解きというわけでは、ないのですが、それよりも、重きを置いているのが、イップス状態にある書けない作家の篠原涼子と、事件の解けない刑事のバカリズムの、再生、リスタートへの物語。達者な2人の組み合わせに、SNS でも安心と納得の評価ですね。

予告編で、一気に5話までタイトルを紹介するのもなかなか斬新でした。

記事内の画像出典:フジテレビ「イップス」公式サイト
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simone432

スポーツ紙芸能記者、出版社編集者として約30年。記者時代はドラマに特化したコラムを執筆していました。「やまとなでしこ」のようなほっこりできるラブコメが好きです。