【やまとなでしこ特別編】第一夜のネタバレと視聴率!桜子へ20年越しのカウンターパンチ!

当サイトのリンクには広告が含まれます
やまとなでしこ特別編 ネタバレ01
やまとなでしこ特別編トップ
画像引用:フジテレビ「やまとなでしこ20周年特別編

【やまとなでしこ特別編】第一夜の視聴率とネタバレ!

20年越しに伝説の月9ドラマ【やまとなでしこ特別編】が放送されました。

偶然にも金持ちの男との結婚を夢見る桜子(松嶋菜々子)の考えに20年越しの答えが出た気がします。

今回の記事では20年たった今見る【やまとなでしこ特別編】第一夜「ずっと探してた人」のネタバレ、感想、視聴率などをお伝えします。

目次

【やまとなでしこ特別編】第一夜の視聴率

https://twitter.com/nadeshiko20th/status/1280063943461859328

【やまとなでしこ特別編】第一夜の視聴率は9.7%でした。

残念ながら10%にはいま一歩届きませんでした。

ちなみに以下は前半部分、2000年当時の視聴率です。

話数視聴率
第1話24.9%
第2話21.4%
第3話25.8%
第4話23.6%
第5話26.7%

全て20%越えと当時でも驚異的な視聴率です。

【やまとなでしこ特別編】第一夜のネタバレ

ネタバレ1 運命の人との巡り会い

大手航空会社の客室乗務員として働く神野桜子(松嶋菜々子)はフライト中でもお金持ちの男に目を付ける。

桜子「結婚で女を幸せにしてくれるのはお金だけ。」

幼少期貧乏で辛い思いをしていた桜子はこれを持論にしその為に人生を捧げていた。

桜子は仕事が終われば大金持ちの男を求めて後輩の塩田若葉(矢田亜希子)らを連れて合コンに繰り出だす。

桜子は若葉達に持論を話し出す。

桜子「女の価値のピークは27、後は値下がりする一方。」

「馬主こそが本物の大金持ちの証。」

桜子には婚約者の金持ちの医者の東十条司(東幹久)がいるが、あくまでもキープでより金持ちの男を求めている。

代官山の高級マンションに住んでいること…にしているが本当はアパート暮らしで給料のほとんどを洋服代につぎ込んでいる。

一方、寂れた小さな魚屋“魚春”で中原欧介(堤真一)という男が懸命に働いていた。

欧介は慶明大学理学部数学科卒業後、マサチューセッツ工科大学に留学していたが父が休止して家業を継いでいた。

母も体を壊して入院、生活は楽ではなかった。

ある日、欧介は大学時代からの付き合いがある慶明大学の医者・佐久間為久(西村雅彦)から友人の粕屋紳一郎(筧利夫)共に客室乗務員との合コンに誘われる。

乗り気じゃなかったが嫁のことを心配している母親のことがあり、合コンに参加する。

為久は勝手に欧介のことを外科医としていた。

そこに勝負服の白いバレンチを着た桜子が登場、彼女が7年前に別れ今でも未練がある恋人・雪子に似ていたので欧介は心を奪われる。

桜子は欧介の胸に馬主のピンを発見、本物の金持ちと認識する。

桜子「ずっと探していた運命の人との巡り会いました。」

あっという間にタクシーでお持ち帰り連絡先も渡す。

タクシーに帰り道に欧介は急に車を降り、豪邸へと入っていく。それを見た桜子は核心を持つ。

実際は欧介はお得意先の資産家の老人が生牡蠣に当たったと連絡を受けただけで、馬主のピンは忘れ物だった。欧介は婦人から「主人が競馬に行きたくなるといけないから」と馬主のピンを預かることになる。

翌日、桜子は東十条からダイヤの指輪を渡されプロポーズされる。が、欧介のことがあり返事は保留にする。

桜子は欧介に連絡をして明日のお台場デートを取り付ける。欧介も受け、本当のことを話すことにする。

お台場でのデート、欧介は釣りに誘う。桜子はクルーザーを期待するがただの漁船だった。

そこに東十条から「プロポーズの返事を聞かせて欲しい」と電話が掛かる。

桜子「お断りします。これは運命なの。」

桜子は欧介の胸の馬主ピンと自身の直感を信じてプロポーズを断る。

夜、欧介は本当のことを話そうとするが、

桜子「婚約者とは別れました。」

「貴方はようやく巡り会えた運命の相手。」

逃がすまいとぐいぐいと責める。

欧介は何とか本当の話をしようとする。

欧介「お金よりも心が大事ですよね。」

桜子「今なんて…?お金よりも心…」

「欧介さんはお金持ちだからそんな綺麗ごとが言えるんです!。」

「私、貧乏なんて大嫌い!!。」

桜子は反発してしまう。気を取り直して欧介に迫る。

桜子「貴方といると未来が見えるんです。10年、20年後も。」

欧介は7年前に別れてしまった恋人が言ってくれなかった一言で舞い上がってしまう。

そして、欧介は身分を偽って付き合うことにし、2人はキスをする。

ネタバレ2 偽りの恋

その足で老夫婦の豪邸へ。庭に上手く無断で入ってしまうが、中に入りたがる桜子を誤魔化す。

「何をやっているんですか。」

そこに2人を見かけた東十条がやってくる。どうても桜子に納得のいく理由を聞きたく騒いでしまう。

ここだと迷惑になるから桜子は話を切り上げ去っていく。

翌日、桜子は東十条と会い改めて理由を話す。

桜子「欧介さんは貴方が持っていないたった1つのモノ(馬主)を持っているの。」

桜子は早期決着(結婚)のために2回目のデートをセッティングしアプローチを掛ける。

レストランで夕食を食べていると大学のパーティで来ていた東十条が現れる。東十条は欧介に大学の話をする。

欧介は実際に卒業した慶明大学と答えるがゼミの教授で墓穴を掘ってしまう。さらにその教授もパーティに来ていた。

だが、その教授はすでに酔っ払っており事なきを得た。

シェフ「仕事で世話になっている“魚春”さんが来ているから一品サービスして。」

東十条はその言葉を聞き逃さなかった。

食事の後、桜子は欧介を連れてこっそりと公園に侵入、夜のボートを楽しむ。

欧介が数学について語っていると桜子は疲れていたのか眠ってしまう。起きるとバランスを崩して2人は池に落ちてしまった。

欧介は桜子を抱きしめキスを交わす。

翌日、家に戻った桜子は欧介から貰った花束を花瓶にかざる。

その後、桜子は東十条から呼び出され欧介の秘密について聞かされる。東十条は全てを調べ上げていた。

東十条「君はあの男に騙されているんだ。」

「目を覚ましてくれれば俺は全てのことを許す。」

「君は指輪を受け取ってくれることになる。」

桜子「私は欧介さんを信じています。」

東十条「ならば“魚春”という魚屋に行って自分の目で確かめるといい。」

その後、桜子は欧介に電話をかけて質問をする。桜子の目の前には電話越しで嘘を付いて魚屋で働いている欧介の姿があった、

欧介は観念して全てを白状する。

欧介「嫌われたくなかったんです。でもこの気持ちは本物です。」

「桜子さんは男を金で判断する人じゃ…」

桜子「嫌いになりました。」

「さようなら。」

桜子は帰宅し欧介を振ったその直後に東十条に電話、謝罪とプロポーズの受け入れを伝える。

自分の勘違いだったとは言え裏切られたショックは大きく、桜子は欧介に貰った花をゴミ箱に捨ててしまう。

こうして2人の偽りから始まった恋は幕を閉じた。

ネタバレ3 欲しいもの

ある日の夜、桜子が住んでいる(ことにしている)マンションに来ると男が待ち構えていた。

桜子が以前に合コンでお持ち帰りして連絡1つも入れなかった社長だ。どうやら会社が潰れたらしく「君しか見えない」と桜子に強引に迫る。

そこに欧介が現れて止める。

桜子「この人、婚約者です。」

欧介「どうも。」

桜子はとっさの嘘で難を乗り切る。

桜子「勘違いしないでくださいね。」

欧介「大変ですね。」

翌日、欧介が家に帰ると桜子の後輩の若葉が待っていた。若葉は桜子のことで消沈している欧介を慰め、そのまま数学の話で盛り上がる。

若葉が参考書を見てみると欧介と桜子…にそっくりな元恋人・雪子の写真が挟まっていた。

欧介は雪子とのいきさつを話す。

欧介が仕事でレストランに魚を届けると桜子と東十条の両家の顔合わせが行われていた。

欧介に気づいた東十条は「友人として祝って欲しい」と席に座らせ、これ見よがしに見せ付ける。

東十条「何か欲しいものはある。」

桜子「カメレオンが欲しいわ。アンティークだげどなくしちゃって。」

「大切なモノだったのに大事にしなかった私が悪いの。」

桜子のこの言葉が欧介に重くのしかかる。

その夜、桜子(が住んでいることにしている)マンションの前を通りかかるとまたあの男がいた。「忘れた方がいい」と忠告するも殴られてしまう。

そこに桜子が帰宅(のふり)をしてくる。欧介が事情を説明するも男はすでに消えていた。

桜子「もう二度と目の前に現れないと約束して。」

欧介「分りました。貧乏人は消えます。」

去ろうとした時、桜子が倒れてしまった。

欧介は桜子を病院に運ぶ。佐久間によるとただの過労でゆっくり休めば問題ないとのことだ。

その帰りに欧介はアンティークショップでカメレオンの置物を発見、桜子の病室に届ける。

桜子は貧乏で辛い幼少期の夢を見ていた。

「必ず迎えに来る。」

夢の中で誰かに言われて桜子は無意識の内に手を伸ばす。欧介はその手をより一晩中握る。

東十条が見舞いにやってくる。欧介がいたことに疑問を持つが「聞きました。ありがとうございます、ここからは僕が。」と素直に礼を述べる。

去った欧介の代わりに桜子の手を握る。すると桜子が目を覚ました。

東十条は桜子が欲しがっていたカメレオンという高級ブランド腕時計をプレゼントする。

退院の日、桜子はベットの下に落ちていたカメレオンのアンティークを見つける。東十条の冗談と思い持って帰る。

ネタバレ4 気まずい遭遇

ある日、桜子達は後輩の結婚式に出席する。「結婚式はある意味最高の合コン場所なのよ。」桜子は若葉達に極意を伝授する。

すると欧介がやってきて遭遇してしまう。新郎は欧介の大学時代の友人だった。

桜子「何でいるのよ。」

桜子がトイレでイライラしていると欧介のことを話しながら若葉が入ってくる。桜子は遭遇しないようにとっさに個室に身を隠す。

若葉「桜子さんはひどいです。欧介さんのことを知りもしないで。」

「病院で手を握ってくれたのは欧介さんなのに。」

桜子は全ての事実を聞いてしまう。

桜子が戻ると欧介が代表のスピーチをしていた。

https://twitter.com/karuizawahanako/status/1280131166431936517

数学者の名言を交えなが見事なスピーチに一同は拍手を送る。スピーチは桜子の心にも響いていた。

その後、酔いつぶれた欧介が目を覚ますとそこはラブホテルの一室、髪を整えている若葉がいた。

パニックになる欧介に若葉が「ここの前で酔いつぶれていたので運びました。何も無いです。」と説明する。

桜子はいつものように金持ちの男をお持ち帰り、タクシーで移動していると欧介を発見し降りて話をしようとする。

桜子「この間はありが…。」

言いかけたときに若葉がラブホテルから出てきて遭遇してしまう。

桜子「また思いがけないところで会ったわね。」

「病室で私に何をしたのよ。」

「口では綺麗ごとを言っても下心丸出しじゃないの。」

「後、あの変なカメレオンも貴方の仕業ね。」

「高級腕時計のことで貴方には縁なんかないのよ。」

意地になった桜子は欧介に罵声を浴びせてしまう。

若葉「桜子さん変ですよ。」

桜子「もうこれっきり、本当にさよなら。」

桜子は欧介の元から去ってしまう。

ある日、欧介が“魚春”に戻ると若葉が店を手伝ってくれていた。お似合いでお客さんは2人のことを茶化す。

仕事を終えて話題はあの夜のことに。

欧介「何も…なかったですよね?。」

若葉「何もありませんでしたよ…。」

欧介「良かったーーーー。」

「嫌な思いをさせたかと。」

欧介は大喜びだったが、若葉はどこが寂しそうだった。

ネタバレ5 私の全てと大切なもの

桜子の後輩の奥山なみ(須藤理彩)が彼女が本当に住んでいるアパートにやってくる。パーティ用の服を借りに来たのだ。

「同じ服は来てはダメなのよ」と持論を語りつつ服を選んでいると例の白いバレンチを見つける。あの偽医者の魚屋のことを思い出してしまう。

台所の照明は切れる寸前だったが桜子は服に金をつぎ込んでおり修理をしていなかった。

桜子「私にとっては服が全てなのよ。」

その夜、照明の漏電が原因でアパートが火事になってしまう。欧介が駆けつけると桜子が服を取りに行こうとパニックになっていた。

桜子「私にとっては服が全てなのよ!!。」

欧介は意を決して取りに向かう。部屋にあのカメレオンの置物を発見するが時間がなく、白いバレンチを取ってくるのがやっとだった。

桜子「たったのこれだけなの…。」

桜子は感謝の言葉もなく消沈してしまう。

欧介は行き場の失った桜子を佐久間家に預かってもらう。アパートに住んでいたことがばれたくないので東十条のところへは行きたくないそうだ。

どこまでも見栄っ張りな桜子に為久は呆れてしまう。

その夜、為久の妻・真理子(森口瑤子)が桜子と欧介の話をする。

真理子「アパートのこと聞いたわ。欧介君らしいな。」

欧介は雪子が無くしてしまった万年筆を真冬の雪の中で必死に探して見つけたことがあった。

雪子にとってはお守りみたいなもの。欧介は知らなかったが、

真理子「本能的に分っていたのよ。大切なものの代わりは無いって。」

として真理子はでていく。

桜子「バカみたい…」

そう言いつつも桜子はあの時の白いバレンチを見つめる。

欧介が佐久間家に魚を配達にいくと燃え残った桜子の服が届けられていた。これだけでも量は十分だ。

桜子は変わらずにパーティに繰り出し金持ちの男を狙う。ただ、桜子はあの白いバレンチを身に纏っていた。

【やまとなでしこ特別編】第一夜の感想とまとめ

20年経って見ると

【やまとなでしこ特別編】として伝説の恋愛ドラマが地上波で放送されました。やんごとなき理由で封印作品状態だったので嬉しい限りです。

【やまとなでしこ特別編】第一夜では2人の出会いから全てを失い心情が変化した桜子まででした(オリジナル第1話~第5話)。

桜子が幼少期を過ごしたのは1980年代前後、日本はバブルまっさかり空前の好景気でした。でも桜子はその恩恵は受けれませんでした。

「結婚で女を幸せにしてくれるのはお金だけ。」

これが桜子の1つの持論となりその為に人生の全てを捧げて生きて来ました。

ドラマ放送時の2000年はバブルは完全に崩れ長い不景気に突入していきます。【やまとなでしこ】は「お金ではない幸せと何か?」と問いかけ、それが多くの人の心に刺さり伝説のドラマとなったんですね。

ちなみにライターは物心付いた時からずっと不況でした。【やまとなでしこ特別編】からは煌びやかさとそれは残り火で最後の時代だったという哀愁を感じました。

でも、20年経っても時代が変わっても見栄を張ったり、素直になれなかったり、そんな様子を見てドキドキするのは変わりません。

20年越しの桜子への答え

「女の価値のピークは27、後は値下がりする一方。」

これも桜子の持論の1つです。

偶然にも【やまとなでしこ特別編】第一夜の前日に【逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編】の最終回が放送されていました。

こちらでは石田ゆり子さん演じる主要人物が若さに絶対の自信を持っている女性に「自分自身で呪いをかけないで」と諭す名シーンがあります。

桜子の持論への20年越しの「カウンターパンチ=答え」が出た気がします。

偶然にも年齢と経過した時間がほぼ一致しました。

  • 2000年:呪いを人生の糧にする
  • 2020年:自分に呪いをかけない

同じことへの答えが大きく変化したようです。

【やまとなでしこ特別編】第二夜は2020年7月13日(月)21:00~の放送です。お楽しみに。

やまとなでしこ特別編 ネタバレ01

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

SNSシェアはここから
  • URLをコピーしました!
目次