【アンサング・シンデレラ】の原作ネタバレ!漫画版との違いを徹底比較!
【アンサング・シンデレラ】の原作ネタバレ!漫画版との違いを徹底比較!
石原さとみさん主演で始めて薬剤師の活躍を描くドラマ【アンサング・シンデレラ】、これには同名の原作漫画があります。
今回の記事では【アンサング・シンデレラ】の原作漫画をネタバレすると共にドラマ版との違いなどをお伝えします。
【アンサング・シンデレラ】の原作紹介
荒井ママレ著の漫画「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」を原作としています。
2018年7月号の「月刊コミックゼノン」(徳間書店)より連載中です。
焼津市立総合病院薬剤科の現役の薬剤師・富野浩充氏を医療原案に迎え、
- 調剤、服薬指導
- インフルエンザなどの院内感染
- 薬局薬剤師が置かれている状況
など薬剤師の仕事や現場をリアルに描いています。
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【アンサング・シンデレラ】の原作漫画をネタバレ
原作漫画1話 薬剤師の仕事
主人公、葵みどりは萬総合病院に勤める薬剤師。医者の処方箋の間違いを指摘するなど仕事をこなすがその医者に邪険に扱われるなど目に見えない(アンサング)な存在。
みどりは整形外科で腰を痛めて入院している古賀という初老の男性を発見。古賀は仕事があるからと退院を急ぎ、喘息の病状を隠すなど無理をしていた。
古賀が心配なみどりは担当でも無いのに積極的に関ろうとする。医師とトラブルを起こしてでも自分の事を考えてくれるみどりの熱意に押されて古賀は頼るようになる。
みどりは古賀の体に残っていたタバコの臭いから喫煙者であることを見抜く。古賀は喫煙者だが健康のために禁煙を続けていた。
それを医師に報告せず、喘息薬であるテオフィリンを喫煙者として多めに処方されていた。その結果、中毒を引き起こしていた。
みどりの行動はお節介としつつも間違ってはいないと他の薬剤師や医師に認められた。
原作漫画2話 幼児への飲ませ方
ドラマ版:2話
マイコプラズマ肺炎に罹った幼児、礼央くんに薬が処方されるが「苦い」と飲もうとしなかった。
シングルマザーの母親はオレンジジュースに混ぜるなどの工夫を行うが上手く行かず、精神的に追い詰められてしまう。
みどりは母親に薬を混ぜたオレンジジュースを実際飲んでもらう。結果は非常に苦かった。
マイコプラズマ肺炎の薬には、甘味をコーティングしているが味覚が鋭い幼児だとそれでも苦味を感じる。さらにオレンジジュースの酸味でコーティングが取れてより苦味を感じてしまった。
みどりはコーティング作用があるチョコレートアイスを勧め、母親は薬を飲ませることに成功する。
原作漫画3話 アナフィラキシーショックの急患
ドラマ版:1話冒頭
蜂に刺されてアナフィラキシーショックを引き起こした急患が運ばれてくる。
みどりは薬剤師として急患センターの看護師、豊中の治療をサポートする。豊中はアドレナリンを投与するが何故が効かなく、患者は危険な状況となってしまう。
みどりは患者の服から降圧剤を発見、この影響でアドレナリンが効かなかったことを見抜く。代わりにグルカゴンを投与したことで様態は安定した。
緊急治療を終えたみどりは緊張から解放されて泣きじゃくってしまう。豊中は優しく語りかけ、薬剤師の存在を認めるのだった。
原作漫画4話 瀬野の過去
ドラマ版:1話
豊中と飲んでいたみどりは瀬野の過去を聞かされる。
5年前に当直をしていた瀬野は研修医から妊婦の容態が急変したと連絡を受ける。林という医師の指示通りに治療したが偏頭痛が続いているという。
瀬野はHELLP症候群であることを見抜き、研修医に林医師を呼びように指示を出す。瀬野は助産婦さんと共に治療の準備を進める。
林医師がやってくるが「勝手に患者に触んないでくれるかな。医師免許持ってんの。」と非難されてしまう。
瀬野は怯むことなく「あんた以外は患者の為に命を張っている」と言い返す、HELLP症候群を認めさせ、治療は無事に完了した。
林医師は瀬野の行為を越権だと訴え会議に掛けられてしまう。研修医と助産婦が適切だったと訴えたことでお咎めは無く、瀬野は一目置かれるようになった。
原作漫画5話 Ⅰ型糖尿病の女の子達
ドラマ版:1話
みどりはⅠ型糖尿病で入院している奈央と優花がインスリンの注射時がきちんと出来ているかチェックする。
2人は生涯に渡ってインスリンを打たなければならなかった。
だが、奈央の血糖値が安定しない。そして、奈央は低血圧で倒れてしまう。
奈央はインスリンのタイミングをワザとずらしていた。幼いころから周囲に病気を隠していた奈央にとって同じ病気の優花は初めて出来た友達、彼女と別れたくなかったのだった。
優花は奈央を励まし2人で病気と向き合うことを約束するのだった。
原作漫画6話 合理主義の刈谷
薬の数が合っているかなどをチェックする棚卸しが行われ、薬剤師の刈谷が指揮を取る。刈谷はチャックが細かく、コスト意識も高い神経質な人物だ。
みどりは口腔外科からの処方箋に書かれている薬の量があまりにも多いことを発見し医師に確認を取る。
「患者のためだから」と一蹴されてしまうがそこに刈谷が登場する。「コストが増大し収益が減ると薬剤部の縮小にも繋がりかねません。それこそ患者の為になりません。」と説き伏せる。
みどりは刈谷に苦手意識を持っていたが見直すのだった。
原作漫画7、8話 小野塚の苦悩
ドラマ版:3話
みどりは入院してきた小学校教師、新田の透析治療の薬を確認する。あまりに大量な上に食前と食後の薬が一緒など問題が多かった。
みどりは調剤したドラッグストアの小野塚に確認の電話をするも軽くあしらわれてしまう。
納得いかないみどりは直接ドラッグストアに乗り込んで「もっと患者のことを考えてください」と訴える。
が、小野塚は24時間営業のドラッグストアの忙しさとそんな時間は無いと反論する。「病院の外でも理想を押し付けるな」と言われみどりは黙るしかなかった。
小野塚は薬剤師になったころは希望を抱いていた。が、仕事は忙しく人員補充もされない、この状況に疲れて小野塚は諦めてしまった。
みどりから話を聞いた瀬野は小野塚と会い「自分で動くしかないんじゃないのか?」と発破をかける。さらに開かれる合同勉強会に誘う。
一方でみどりは新田に彼の教え子と共に作ったお薬カレンダーをプレゼントする。新田はこれを使って薬と向き合う決意をする。
数日後、みどりが勉強会でプレゼンをしていると小野塚がやってきた。薬剤師のあり方を説くみどり。
その後、小野塚は薬を貰いにきた新田に「体調はどうですか?。」と声を掛ける。みどりの思いが届いたようで少しでも前向きになろうとしていた。
【アンサング・シンデレラ】ドラマと原作の違い 登場人物編
葵みどり(石原さとみ)
萬津(よろず)総合病院で働く薬剤師。
原作
キャリア2年目の新人薬剤師。
ドラマ
キャリアを8年に引き上げ。中堅として新人教育を行うなど責任が強い立場に。
「昔、ある人に救われて。今でも感謝しています。」と薬剤師を志したきっかけがある様子。
相原くるみ(西野七瀬)
萬津総合病院に配属されたばかりの新人薬剤師。
原作
主人公・みどりと同期。「くるみちゃん」と呼ばれており親しい関係。
ドラマ
配属されたばかりの新人薬剤師に変更、みどりは彼女の新人教育を行うことになる。
「医者よりは責任はなさそう」、「薬剤師が自分に合わなかったら辞めます」と言い切るなど”イマドキの新人”に変更。
関西出身となり素が出ると関西弁でしゃべる。
瀬尾章吾 (田中圭)
萬津総合病院薬剤部・副部長。上司としてみどりやくるみ達を指導していく。
原作
キャリア5年目でみどりの先輩に当たる。ぶっきら棒だが、みどりのフォローに当たることも多い。
ドラマ
「章吾」という下の名前が付けられる。
みどりに合わせる形でキャリアが引き上げられ、薬剤部の副部長となる。緊急センターの担当となっている。
第5話で治験により母親を亡くしていることが示唆される。
羽倉龍之介(井之脇海)
萬津総合病院薬剤部・キャリア3年目の若手薬剤師。
原作
真面目に仕事はするが仕事面以外でメンバーと積極的に話さない性格。
ドラマ
「龍之介」という下の名前が付けられる。性格は明るく、ムードメーカー。
刈谷奈緒子(桜井ユキ)
萬津総合病院薬剤部に勤める薬剤師。薬の管理や時間、コスト意識など効率主義の性格。
原作
礼儀正しく後輩のみどりのことも葵さんと呼ぶ。
大手薬局で店長を務めていたことがあったが辞めた理由などは明らかになっていない。
ドラマ
薬剤部の主任でみどりのことは下の名前で呼び捨てにする。
原作以上の効率主義でみどりのやり方を”自己満足”と評するなど厳しい態度を取ることが多い。
子育てをしているママさん薬剤師という設定が追加。
唯一がん薬物療法認定薬剤師の資格を持っている。
販田聡子 (真矢ミキ)
萬津総合病院薬剤部・萬津総合病院薬剤部部長。
原作
男性の部長。恰幅がよく、どこか楽天的な性格の癒し系。
ドラマ
女性に変更。性格は優しいが計算高い面も持っている。
小野塚綾(成田凌)
娘娘亭(にゃんにゃんてい)などでみどりの前に現れる謎の青年。なぜかみどりが薬剤師であることに興味を示している。
原作
ドラックストアに勤める薬剤師で店がみどりとの初対面の場所。
ドラマ
正体が判明する前にみどりと会っている。
原作以上に待遇がいい病院薬剤師のことを嫌っている。
【アンサング・シンデレラ】原作漫画との違い ストーリー編
ドラマ全体
- 萬総合病院薬剤部が慢性的な人手不足であると原作以上に強調されている
育児休暇を取っていた女性薬剤師が転職してしまう(3話)
合同企業説明会をするも誰も来ない(3話)
販田が医療用ロボットの導入を目指す(7話)
など - エンディングで患者達の入院前やその後の日常が描かれる
ドラマ1話
- 豊中瑠衣は原作だと救急センターの看護師だがドラマでは医師に変更
- アナフィラキシーショックの患者を治療する歳にくるみが見学する
→頼られない薬剤師の現状を目のあたりにする - 林医師との確執の話は原作だと瀬野の若いころのエピソードだがドラマでは現在のみどりのモノに変更
- 医療安全委に掛けられたみどりを豊中が庇う台詞が追加
- 医療安全委に瀬野が出席し、林医師に対して反撃する
- 原作だと奈央はみどり達の目の前で倒れるが、ドラマは優花から連絡を受けたみどりが非常階段で倒れていた彼女を発見する形に変更
- 原作だと1型糖尿病の苦しみと周囲の理解の無さを訴えるのは優花だが、ドラマは奈央本人が訴える
- みどりが優花に語りかけるシーンが追加
- 優花が先に退院した奈央と約束するシーンが追加
ドラマ2話
- 入院患者の大宮と娘の麻利絵の話は原作に無いオリジナルエピソード
- 麻薬取締官(通称マトリ)が管理調査にやってくるのは原作に無いオリジナルエピソード
- 山口礼央の母親に真央という名前が付けられている
- 礼央に薬を出すのは原作だとみどりだがドラマは刈谷に変更
- 刈谷は山口親子を気にかけており、みどりに服薬指導を頼む(ジュースなども刈谷が用意)
- くるみが小野塚に直接会っており、気に入ったのかアプローチを仕掛ける(原作では直接対面していない)
ドラマ3話
- 入院患者である新田の描写が原作よりも詳しい
体育の授業中に倒れて運ばれた
入院中でも小学校の仕事をこなす
干渉してくるみどりに反発する
教え子が見舞いにやってくる
病院を抜け出して、倒れてしまう(薬の不作用を恐れて薬を飲まなかった)
同僚や保護者から病気のことを白い目で見られているなど原作以上に辛い状況に置かれている
精神的に追い詰められて離職を決意する - 新田にお薬カレンダーを作って渡すのは原作ではみどりだけだが、ドラマはくるみも追加されている
- 小野塚が抜け出した新田を発見して119番通報する
- 瀬野が小野塚の研修時代に面倒を見て気にかけていたエピソードを追加
- お薬カレンダーに新田の生徒達、1人1人のメッセージカードが添えられる
- 新田が退院した後にみどりが小野塚と会い、様子が伝えられる
- 薬剤部のメンバー達が販田に内緒で勤続20年のお祝いサプライズをする
ドラマ4話
- 羽倉龍之介の両親である龍一と志帆が登場、オリジナルのエピソードが描かれる
- 龍之介は父親の病院を継ぐために医者を目指していたが挫折して薬剤師になった
- 太一(伊武雅刀)は辰川秀三の父親、樹里(久保田紗友)は娘になっている
- 樹里は原作だと父親と共に病院にやってくるがドラマでは小野塚が店で倒れた樹里を119番通報する展開に変更
- 樹里が太一に自分の入院は隠そうとする
- 入院患者の心春が樹里と仲良くなる展開が追加
- 入院中の太一の容態が急変してしまう
ドラマ5話
- 太一に病気を打ち明けるように秀三に説得するのは原作だと担当医だが、ドラマはみどりに変更
- 太一の治療を手助けしようとするのは原作ではみどりだがドラマではくるみに変更
→原作以上に張り切っている
「患者に余計な負担をかけないように」とみどりが責任を指導する
くるみがみどりに薬剤師の意味を問いかける
などのシーンが追加 - 樹里たちの“やりたいことリスト”はドラマオリジナル
- 副部長の七尾が治験を提案し、みどりが難色を示すのはドラマオリジナル
終盤の治験に関する瀬野と七尾の因縁も同様 - 太一の抗がん剤による治療を取りやめるまでの流れが異なる
原作:太一が別の病気を引き起こして医師が治療を打ち切る決断をする→太一に伝えられ、別の延命治療を断る
ドラマ:太一の容態が急変した後にみどりに打ち切りの相談をする→医師が決定を下し、樹里たちに伝える - 太一の為に野球大会を開くのはドラマオリジナル
- 秀三と太一の回想でキャッチボールをするシーンが追加
- 太一の臨終場面にくるみも立ち会う
- 太一の死亡後に瀬野が預かっていた野球ボールをみどりに渡すシーンが追加
- みどりが樹里に自身の過去を打ち明けるシーンが追加
ドラマ6話
- 小川早苗(高林由紀子)と長崎医師(佐戸井けん太)の話はドラマオリジナルエピソード
- 月経困難症の患者・遠野倫を担当するのは原作ではみどりだが、ドラマではくるみが始めて1人で担当することになる
- 原作だと倫は萬総合病院で受信する前にドラッグストアに勤める小野塚に相談していたがドラマではカット
- 倫のサプリやハーブティについて原作では話をする中で確認するがドラマでは倫のインスタを調べる形に変更
- みどりが小野塚に助けを求めるのは原作では別の患者についてだが、ドラマは早苗が飲んでいた薬に変更
- 刈谷の大手の薬局に勤めていた過去が初めて語られる
ドラマ7話
- 入院患者の心春と議員の古賀(渡辺真起子)を中心にしたドラマオリジナルエピソード
- 古賀の喘息は原作1話のエピソードを流用
- 刈谷と小野塚が初対面する
- 終盤、瀬野が胸を押さえる描写が追加
ドラマ8話
- 笹の葉薬局への研修は原作だと小野塚が飲み会の席でみどりを誘うがドラマは部長の販田が話を持ってくる
- 原作だと笹の葉薬局にくるみも同行するがドラマは行かない
- くるみが担当するアレルギー性鼻炎の患者・増田(田中幸太朗)と家族はドラマオリジナル
- 末期患者のエピソードは原作では笹の葉薬局代表の仁科の話だがドラマでは荒神のもの
- 泰子は荒神の妻、銀婚式を控えている、みどりと小野塚が末期患者に臨む等ドラマオリジナルの設定と展開で話が進む
- 瀬野が吐血をし倒れてしまった後の展開はドラマオリジナル
ドラマ9話
- ドラマ版は陽菜と謙介に娘・結菜がいる
- ドラマ版の陽菜と謙介はすでに離婚しており、結菜は謙介が引き取っている
- ドラマ版の謙介は陽菜の病状や娘と会わせること等積極的に気にかけている
- 陽菜の薬への依存が原作以上に高い
- 原作ではくるみがメインの話、みどりや小野塚らと病院の内部・外部と協力して患者と向き合う
ドラマ10話
- 瀬野の治験に関するエピソードはドラマオリジナル
- 丸岡を担当するのは原作ではみどりだがドラマではくるみに変更
- 瀬野が丸岡のことを気に掛けるエピソードを追加
- 2年後、小野塚が萬総合病院の薬剤部に転職してくる
ドラマ最終回
- みどりは原作だと萬総合病院の産婦人科を兼任するが、ドラマ版は萬総合病院を辞め系列の産婦人科に移動している
- 千歳がお腹の子供への影響を気にして抗てんかん薬を捨ててしまうエピソードを追加
- 瀬野の治験の結果が明かされる
原作漫画のネタバレやドラマとの違いはどんどんと追加していきます。
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