【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】の最後を解説!原作者の小説から“その後”を知る!

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打ち上げ花火、上から見るか?横から見るか?

【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】の最後を解説!
アニメ映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】は、典道となずなの花火大会の1日を描いたタイムスリップラブストーリー。
アニメ映画の最後でモヤモヤした典道となずなについてを原作者・岩井俊二の小説【少年たちは花火を横から見たかった】から解説。
【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】の原作者の小説【少年たちは花火を横から見たかった】のネタバレ、アニメ映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】の最後についてを紹介します。

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【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】の原作小説


アニメ映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】は、2017年8月18日に公開されました。映画公開前の6月と7月に、脚本・大根仁が書き下ろした、映画原作小説【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】と映画原作者の岩井俊二の【少年たちは花火を横から見たかった】が発売されました。

小説【少年たちは花火を横から見たかった】のネタバレ

小説【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】はノベライズなので、映画と同じ内容です。ここでは、原作者・岩井俊二の小説【少年たちは花火を横から見たかった】のネタバレを紹介します。

花火大会のネタバレ

現在の典道は大人になっています。小説【少年たちは花火を横から見たかった】は、典道が小学6年生の夏の出来事を思い出として描いています。

典道は同じクラスのなずなのことを意識しています。
ある日、なずなが一晩だけ典道の家に泊まることに。

ドキドキした夜もいつしか睡魔に負けた典道。朝になると家になずなの姿はなく、なずなは海にいた。そこで、虹色の光る玉を拾う。
この時、父親の弟が母親が駆け落ちしようと思った相手、両親は離婚をするらしい、となずなは話す。

7月31日、登校日。花火大会の日。

典道の友人・祐介はなずなに告白すると宣言。
典道は教師同士の会話をさりげなく盗み聞きし、なずなの両親が離婚して、なずなが転校することを知る。

祐介と典道は掃除をさぼりプールに行く。そこになずなが現れた。
二人は50メートル競走をすることに。

祐介は典道に勝ったら「なずなに告白する」と約束。
典道が勝ったら「スラムダンクの最新刊」。
審判はなずなで勝ったのは祐介だったが、告白する前になずなは帰ってしまった。
この時、典道は足にけがをする。

教室に戻ると純一と和弘と稔が、打ち上げ花火が横から見たら丸いか、平べったいか、と話している。そのことを調べるために灯台から花火を見ようということになった。

典道が家に帰ると祐介が勝手に上がり込んでいた。
純一たちと待ち合わせ場所へ行こうとしたら、典道は怪我した足が痛み、祐介の父の病院へ行くことになる。

祐介は、なずなに花火大会に行こう、と誘われたと言い出し、なずなが病院にいたら「今日行けなくなった」と断って欲しいと頼まれる。
病院に行った典道は、なずなに「祐介が来ない」と告げる。その帰り、なずなの母親がなずなをつかまえにきた。それを振り切るなずな。
そして、ちょうどやって来たバスに乗る。このとき、なずなに誘われ典道もバスに乗った。

花火大会のあと

その翌日から夏休みは1か月続いたが、典道は誰とも遊ばなかった。

中学に入り、高校に入る。高校2年で純一と同じクラスになり典道は親しくなる。他の面々とはそうでもなく、花火大会のその後の情報は純一から聞いた。

あの日、典道が行かなかった待ち合わせ場所では、稔が花火でやけどをしてしまい、祐介の病院に。途中でなずなの母と出会い、なずなの母が付き添い稔を病院へ送り届けた。

一方、なずなと典道は、バスの中。
なずなは家出じゃなく「かけおち」だと言い張る。バスが終点に着き、二人はそこで降りた。
なずなは駅のトイレで着替え、再びバスに乗って町まで戻った。
その帰り、夜の学校へ二人で行く。プールに行き、なずなはプールに入る。水で濡れたなずなは、泣いているようにも見えた…。

典道はずぶぬれのまま海岸に向かって歩く。
その時、打ち上げ花火が上がる。
「なずなと一緒に見たかった」と典道は思った。

【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】の最後を解説

【少年たちは花火を横から見たかった】は現実の世界の物語です。アニメ映画のように、タイムスリップはしません。

典道が小学6年生というわりに、やけに文章がオトナだと思っていたら、途中でオトナになった典道が回想しているのだとわかり、納得。

アニメ映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】の最後の場面では、いくつかの説が出ています。
担任の先生が出席をとると典道がいないという、最後の場面です。

典道となずなはよその世界に行ったままなのでは。
そもそもあの出席をとっている日はいつなのか。
など、疑問も。

【少年たちは花火を横から見たかった】からわかることは、まず、先生が出席をとっている日は、2学期の始めの日。なずなは転校をしてしまい、クラスにはいません。

では典道は?
遅刻説、サボり説、なずなのところに行った、などの説がありますが。
典道は、なずなには花火大会の日から会っていないとありますから、遅刻かサボりでは。

最後に町の景色が流れます。そこから察するに典道はサボりながら、ゆっくりと空と景色を眺めているのだろうと思います。

なずなと繋がる空。
花火のない空は青くて広い……。

【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】は、金曜ロードショーで8月7日、地上波初放送です。

記事内画像:映画.com

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