【虎に翼】29話ネタバレと感想/女性弁護士3人誕生!だが優三の断念が切ない
【虎に翼】29話ネタバレと感想/女性弁護士3人誕生!だが優三の断念が切ない
伊藤沙莉さん主演の朝ドラ【虎に翼】第29話が5月9日(木曜)に放送。
涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子(伊藤沙莉)たちは再び高等試験に臨むが、今度は梅子(平岩紙)の姿が会場にない。
今回は【虎に翼】第29話のあらすじネタバレと感想について。
【虎に翼】29話のあらすじネタバレ
筆記試験の当日
昭和13年度高等試験・筆記試験の当日。涼子(桜井ユキ)や香淑(ハ・ヨンス)の思いや女子部の未来を背負って、寅子(伊藤沙莉)たちは再び試験に挑む。しかし、今度は梅子(平岩紙)の姿が会場になかった。梅子を気にしながらも筆記試験を終えた寅子が帰宅すると、そこには梅子からの手紙が届いていた。
梅子の手紙
手紙には「心配かけてごめんなさい。私、光三郎(石塚陸翔)を連れて家を出ました。夫に離婚届を渡されました。若い女と再婚するそうです。もっと早くこうすべきだった。そうすれば長男や次男も助けられたかもしれない。自業自得です。トラちゃんたちなら立派な弁護士になれると信じています。どうか私のような立場の女性たちを守ってあげてください。ごめんなさい。さようなら」などと書かれていた。
かつて梅子は「(せめて次男とこの子は)絶対に夫のような人間にしたくない」と漏らしていた…。三男だけを連れていくことができたのだった。
女の理不尽さ
筆記試験の結果が発表され、寅子と優三、轟(戸塚純貴)、中山先輩(安藤輪子)がパスした。
昨年筆記試験を通過した先輩の久保田(小林涼子)も一緒に口述試験の練習を行った。よね(土居志央梨)が、こわばった表情で答えていると、それを見た中山は「よねさんはもう少し優しいお顔で答えたほうがいいんじゃないかしら」とアドバイス。よねは「必要なのは正確さだ」と反論する。
久保田は「いや、意外と必要なことかもしれない。尋ねられたんだ。『今後、結婚の予定はあるのか』と」という。寅子は「はて?」と疑問に思う。久保田は「『その質問は試験に関係ないのでは?』と答えてしまった」と振り返った。
寅子は筆記試験で落ちたとき、裁判官の桂場(松山ケンイチ)から言われた理不尽な一言を思い出した。桂場は「同じ成績の男と女がいれば、男を採る。それは至極まっとうなことだ」と言っていた…・・。
口述試験へ
梅子が寅子たちに想いを託す中、寅子の口述試験の日がやってくる。しかし前日から生理が早めに始まった寅子は痛みを抱えながら、試験に臨んだ。実力を発揮できなかったのか、帰宅した寅子は机に突っ伏して泣いた。そんな寅子に対し、母はる(石田ゆり子)は「家にお金を入れて働いているのだから、自分のお金で何しようと何も言いません。また頑張りなさい」と声をかけた。
29話の結末
1か月後の昭和13年11月。寅子、轟、中山、久保田が合格。日本初の女性弁護士が同時に3人誕生した。しかし優三はまたしてもダメだった。
その後、優三は「もう…これで終わりにします」と告げた。寅子のおかげで腹を下さず全力を出し切ることができた優三は、やりきった顔をしていた。
直言(岡部たかし)は優三を引き止めるが、はると寅子は優三のこれまでの努力をねぎらった。
1年間働きながらやっと勝ち取った景色は、寅子が思っていたものと違ったものとなった…。(つづく)
【虎に翼】29話の感想
女性弁護士3人誕生!だが優三の断念が切ない
寅子をはじめ、女性弁護士3人が誕生しました!
本来は歓喜する回なのですが、どこか切なくてほろ苦い回でもありました。
崔さん、涼子様に続き、なんと梅子さんも試験を断念。
さらに、優三(仲野太河)さんが今回で諦めることに……。
まあ、本人は精一杯やりきったのでしょうけど、どこか切ないし、寂しさもありました。
寅子が思い描いた未来とは違ってしまいましたが、これもまた人生。
みんながみんな、上手くいくわけではありません。
これもまたリアリティというやつかも。
あと、気になるのはよねさんですよね。本作の中ではかなり人気が高いキャラだと思うのですが、今回はダメでした。
今どんな心境なのか。心配です……。
【虎に翼】28話の出演者・スタッフ
【出演】伊藤沙莉,石田ゆり子,岡部たかし,仲野太賀,森田望智,土居志央梨,桜井ユキ,平岩紙,ハ・ヨンス,戸塚純貴,田中要次,小林涼子,安藤輪子,松山ケンイチ,
【語り】尾野真千子
【作】吉田恵里香
【音楽】森優太
画像出典NHK