前シリーズ『9係』から長きに渡りお茶の間から愛され続けたテレ朝の通算20作目のシリーズドラマ『特捜9』がいよいよ最終回。個性派刑事たちの活躍とチームワークが見所の刑事ドラマの集大成としてファイナルシーズンは事件と同時進行でメンバーたちのプライベートなエピソードにも光が当たっていました。
シリーズの最終回は、最終回らしくフルメンバーが出演して盛り上がりました。
この記事では【特捜9final season】最終回の視聴率、ネタバレと感想をお届けします。
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【特捜9 final season】最終回視聴率
話数「タイトル」 | 放送日 | 世帯視聴率 |
---|---|---|
1話「さまよう人々」 | 4月9日 | 9.1% |
2話「盗まれた生命」 | 4月16日 | 8.7% |
3話「偽りのウェディング」 | 4月23日 | 8.1% |
4話「罪の村」 | 4月30日 | 7.8% |
5話「間違えられた男」 | 5月7日 | 8.7% |
6話「もうひとつの特捜班」 | 5月14日 | 8.3% |
7話「ガラスの絆」 | 5月21日 | 7.1% |
8話「私が殺しました」 | 5月28日 | 7.8% |
9話「心の居場所」 | 6月7日 | 7.2% |
最終回「ありふれた水曜日」 | 6月11日 |
- 平均視聴率:8.09%
- 最高視聴率:9.1%(1話)
9話までの視聴率を見ると後半は7%代で上がったり下がったり。最終回はシリーズの有終の美を飾れるのか?
最終回の視聴率は発表があり次第、追記いたします。
【特捜9 final season】最終回ネタバレ
検挙率の高い特捜班にテレビの密着取材が入り、班長の浅輪直樹(井ノ原快彦)をはじめ、村瀬志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、高尾由真(深川麻衣)らメンバーはインタビューを受ける。
特捜班について熱く語り出すメンバーたち。
元特捜班という立場から捜査支援分析センター副所長・村瀬健吾(津田寛治)と三ツ矢翔平(向井康二)にも話を聞くADの九野優樹(岡部ひろき)。
そして特捜班に深く関わってきた監察医の早瀬川真澄(原沙知絵)、直樹の妻・倫子(中越典子)、青柳の婚約者・垣内妙子(遠藤久美子)、矢沢の妻・早苗(畑野ひろ子)にまで密着取材が。
そして尾行の訓練だからと九野を連れ出す青柳と矢沢。九野の希望で志保を尾行すると、志保の向かった公園で一人歩く練習をする村瀬の姿が。
それをみた青柳たちはココは撮らなくていいよと、九野に撮影を止めさせた。
特捜班のパソコンに不正アクセスされたからと村瀬と三ツ矢がやってきた。九野のことを疑う村瀬だが特捜班のメンバーは九野はそんな人ではないと信じている様子。
九野が忘れたハードディスクを胸元に入れていたおかげで助かったと言って、それを九野に返す直樹。
九野の密着取材をきっかけに特捜メンバーが久しぶりに集結したと喜ぶ新藤と国木田だったが、取材の時の九野の質問に引っかかったと直樹に報告する。被害者遺族との関わり方についての質問が切実だったという。
そしてお昼に出前を頼むことにした特捜班、かけ蕎麦を頼むことにした九野は小さい頃から自分で作って食べていたという。食べ始めようとした時に九野が突然泣き出し、「いただきますと家族で食べたことがない」という。母親はずっと仕事でいつも一人でご飯を食べていたという。母親は体が弱かったため仕事を辞めて入退院を繰り返していたため、お金もなく他の家に生まれたかったと母親のことを恨んで、母親が亡くなる前にお礼も言えなかったことを悔やんでいるという。
九野の話を聞き、そっと自分たちの器から海老天、鳥天と特捜メンバー全員が九野のかけ蕎麦に乗せていき、食べきれないほど豪華になった。
事件は起きなかったが特捜班がなぜ検挙率が高いのか分かったといって帰ろうとする九野に、20年前に何があったのか聞く直樹。九野が語り出す。
9係の刑事をずっと探していたという。母親が九野がお腹にいた時に道端で破水し、強盗犯の追跡をやめて母親を助けたたのが9係の刑事だったと、母親が亡くなる前に教えてくれたという。9係の刑事という以外何も情報がなく、密着取材中誰なのか探っていたという。そしてその刑事が誰なのか分かったらその刑事に、あの時助けなければ自分が生まれなかったのにと文句を言いたかったが、密着取材をしてその気持ちが感謝に変わったという。
そしてその誰かは、ここにいる誰でもそうしたと思うから、特捜メンバーみんなだと思う、という九野。
みんなが解散した後、一人まだ開けていない資料の段ボールを開ける直樹。するとその中に、9係時代の係長・加納倫太郎(渡瀬恒彦)の荷物が。その中に懐かしい9係時代の写真と一緒に九野が無事産まれましたと報告する赤ちゃんを抱く母親の写真が。
九野の母親を助けたのはかつての9係の係長・加納倫太郎だったのだ。
その事実を胸に直樹がファイナルシーズン通して口づさんでいた歌がフルコーラスで流れる。

最後に特捜班みんなが揃って取材を受ける動画の中で、直樹たち特捜班のメッセージが熱く語られる。
特捜班が活躍しない平和な世界が続くことが僕たちの願いです。だからみなさん、自分を一番に大切に。ついでそしてできたら、大切な誰かも幸せにしてあげれば、明るい未来への近道になります。
【特捜9 final season】最終回感想まとめ
劇中で度々直樹が口ずさんでいた楽曲は『愛する人へ』。直樹を演じる井ノ原によると「ドラマの撮影中に口ずさんでいたら、自然と完成した曲」なのだそう。20年間お世話になったすべての人へ、観ていただいたすべての人へ、愛を込めて井ノ原自身が書き下ろした曲だという。最終回ではこの曲がエンディングにフルコーラスで流れ、視聴者の感動もマックスに!
最終回の井ノ原さんの曲「愛する人へ」の編曲をさせていただきました。
本当に素敵な曲で、何度聞いても色褪せない、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます!
ドラマ「特捜9」20年間本当にお疲れ様でした!#特捜9 #愛する人へ pic.twitter.com/xBgJd45SWC
— 河本 祐貴 (@yukiman12345) June 11, 2025
そしてシリーズ通しての最終回ということで、やはり外せない9係時代のエピソードや渡瀬恒彦演じる係長・加納倫太郎の存在。最終話は事件は敢えて何も起きずに、その何も事件が起きないことの尊さや素晴らしさを最後の班長・浅輪直樹の締めの言葉で改めて実感するお話になっていました。
この4枚の画像から、特捜9チームの渡瀬さんへの愛が感じられて、大号泣しました。
最高です。#9係#警視庁捜査一課9係 #特捜9 #ありがとう9係#ありがとう特捜9 pic.twitter.com/MsJUDuaPc3— n. (@n___3th) June 11, 2025
井ノ原快彦「特捜9」クランクアップ
「20年間も続いたお仕事なんてない」
涙で思い語る 共演者と熱いハグも💐🔻コメント全文https://t.co/K5fsbbBaGs
「皆さん、自分を大切に。どうか自分のことを第一に考えて生きてください。本当に余裕があれば、誰かのことを助けてあげてください」#特捜9 pic.twitter.com/c35h4CUNqe
— モデルプレス (@modelpress) June 9, 2025
最終回には20年の集大成となるいろいろな仕掛けが散りばめられていた模様。見返して20年の重みを噛みしめたくなるラストでした。
特捜9 final seasonより
妊婦を助けた9係の刑事、長年のファンなら誰だかすぐにわかったハズ。
やっぱり係長よな…😭
ちなみに浅輪班長が見つけた蕎麦の賞味期限、2017.04.12は加納係長が不在になった9係シーズン12の初回放送日。#特捜9 #警視庁捜査一課9係 https://t.co/zbNvW3zGnC pic.twitter.com/uDiR8DqfN8— キャベツ (@cabetsun217) June 11, 2025
20年のグランドフィナーレ、素晴らしいドラマをありがとう!
【特捜9】配信情報
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