【テイオーの長い休日】5話ネタバレ・感想|匠の移籍問題を大岡裁がさばく! ゆかりの過去も明らかに?

テイオーの長い休日第5話

匠の移籍問題を大岡裁がさばく! ゆかりの過去も明らかに?

テイオーの長い休日】5話が7月1日に放送されました。
元2時間サスペンスの帝王熱護大五郎(船越英一郎)は、相変わらず新しい仕事が来ないまま長い休日を過ごしています。
一方で、事務所の若手俳優であり熱護の付き人でもある萩原匠(今井悠貴)は、マネージャーの吉田ゆかり(戸田菜穂)の努力もあって少しずつオファーが来るように。
そんな匠に、ある日大手事務所から引き抜きの誘いが!
熱護はどうする?匠の決断は?
芸能界の裏事情にも迫る、【テイオーの長い休日】5話「信念がある男と自信がない青年」のネタバレ感想をお届けします。

・熱護が扮する「魂の裁判官 大岡裁」はかつて船越英一郎が演じたどの役のオマージュ?

・吉田ゆかりと寿(大手事務所トレランス専務)の因縁とは?

・萩原匠はトレランスに移籍するのか?

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目次

【テイオーの長い休日】5話のネタバレ

匠に引き抜きの話が

元2時間サスペンスの帝王こと熱護大五郎船越英一郎)は偏屈で頑固なベテラン俳優だが、目の前に苦悩する者がいると見過ごすことができない男。
これまでも、マネージャーの吉田ゆかり戸田菜穂)一家や仕事関係者たちを救い、自らの道を進む手助けをしてきた。しかし相変わらず芝居の仕事のオファーは来ず、現在も長い休日が続いたままだ。
一方、事務所の若手俳優であり熱護の付き人でもある萩原匠今井悠貴)は、ゆかりの営業の力もあって少しずつドラマなどへの出演が増えてきていた。
そんな匠に、匠の友人の人気俳優伊集院大樹白石隼也)が所属する大手事務所トレランスから引き抜きの誘いが。
それはトレランスの専務、寿彰前川泰之)の独断だった。
現事務所のオリプロを出てトレランスに移籍すれば、大作映画「REVENGE OF OCEAN」で伊集院の相手役に起用するというのだ。

豆原ディレクターのドラマに出演

東西テレビの豆原ユータディレクター(市川知宏)は、監督した再現ドラマが好評でバラエティ班から再びドラマ班に移っていた。
再現ドラマの主演をした熱護のおかげで、豆原は作品作りへの情熱を取り戻したのだった。
その豆原のドラマに、今回は匠が起用されることに。
匠の繊細な演技を豆原やスタッフは称賛していたが、撮影現場に熱護が見学にやってきてからは調子を崩してしまう。

「仕事は人で選びなさい」

熱護の家で匠とゆかりとゆかりの子どもたちが餃子を作っている時、匠のスマホに届いた伊集院からのメッセージを、次男理輝平野絢規)が読み上げてしまう。
「トレランスに来る決心はついたか」
匠の移籍問題を一同が知ることになった。
子どもたちは、心配したり、伊集院と共演なんてすごいと興奮したり。
熱護は、大手事務所には仕事が集まりチャンスが増える、ためらう理由などないと匠に言う。
ゆかりは戸惑いを隠せない。
匠は、自分がこんな良い待遇で引き抜きなんてあるわけないと、不安と迷いの中にいた。
匠が熱護の家から帰宅する途中、故郷の母親から電話がかかってくる。
今度、これまでで一番大きな役でレギュラー出演するんだと話すと、母親は「仕事は大きさで選んじゃいけんよ、人で選びなさい。自分を育ててくれた人への感謝を忘れんように」と優しく諭す。

マネージャーは「暗がりの中の松明」

熱護はゆかりに、俺たちにとってマネージャーっていうのは暗がりの中の松明みたいなものだと話す。
「君が迷えば匠も迷う」
過去に何があったか知らないがぶつかることを避けてきたツケは回ってくる、真価が問われていますよと伝えるのだった。

ゆかりと寿の因縁

寿は、ゴシップライター高見沢綾染谷有香)に大川副社長のスキャンダル記事を書かせて失脚させていた。次は社長の退陣も狙っている様子。
そこへ突然ゆかりが訪ねてきた。ゆかりは寿に、匠をどうするつもりなのかを聞く。
俺が育ててやると言う寿を信頼できないゆかり。
「お前みたいな危険な奴に任せておけない、7年前伊集院の才能も潰しかけたんだから」と寿。

熱護、伊集院に会う

熱護は伊集院を呼び出していた。
伊集院は、匠はトレランスに来るべきだと思っていると言い、以前匠に「熱護さんから学ぶのもいいけれど実践する場がなければ意味がない」と話したことを伝える。
真っすぐに物を言う伊集院に「わかりやすくていいな、君は」と告げて、熱護はある頼みごとをする。

唯一無二の色

ゆかりは事務所で城戸太一社長(木場勝己)とデスクの藤本千春久保田磨希)に、匠がオリプロに入った経緯を聞く。
新人だった頃の匠が「ヘイ!柔道」という作品で熱護と初めて仕事した時、NGばかり出す匠に業を煮やした瀬良陽一監督(小田桐一)が「代わりはいくらでもいるんだからな」と怒鳴ったことがあった。
すると熱護が「じゃ俺の代わりもいるってことだな」と俳優部を引き上げさせようとして、慌てた監督が謝り撮影再開に。感激した匠は、熱護にずっとついて行こうと決心したのだった。
匠も当時を思い出していた。どうすれば熱護のような替えのきかない存在になれるかを聞くと、熱護は、個性というのは自分から主張するものではなく人が評価してくれるものだと話す。
最初のキラキラした輝きは人目にさらされていくうちに少しずつ無くなっていく。褒められたりけなされたり持ち上げられたり落とされたり有頂天になったり絶望したり。そうやっていぶされていくうちに少しずつその役者ならではの色を帯びていく。
「人はそれをこう呼ぶ。唯一無二の色、いぶし銀ってな」

魂の裁判官 大岡裁登場!

テイオーの長い休日5話大岡裁

熱護はかつて自分が演じた作品の台本を読んでいた。
おもむろに裁判官の法服を着ると、熱護はオリプロ事務所へ向かう。
そこには、熱護に集められた匠、ゆかり、社長、千春の姿があった。

「大岡です。魂の裁判官、大岡裁(おおおかさばく)です」
熱護扮する大岡によって、俳優・萩原匠の移籍問題に関する審議が開廷された。
最初に大岡は「本人の意思を尊重するといった発言は禁止します」と厳かに述べた。
まず、千春が呼ばれ、匠の移籍に賛成か反対かを聞かれた。
千春は「やっと仕事が増えて来た若手に去られたらうちはおしまいだ」とはっきり言う。
社長は「本人の主体性に委ねている」と言うが、大岡はその発言は禁止事項に該当すると言い、質問を変えた。
「匠がトレランスに移籍した場合あなたはなんらかの報復措置を講じるか」
社長は、そういうことが嫌で大手事務所から独立したのだときっぱり答えた。
次に呼ばれたのはゆかりだった。

7年前ゆかりに起こったこと

ゆかりは基本的には移籍に賛成だが、正直不安だと言う。
大岡は、ゆかりがトレランスのマネージャーをしていた時のことが今回の移籍問題の発端となったのではと言い、証人を呼ぶ。
トレランスの伊集院が入室した。7年前何があったのかを聞かれて、伊集院は話す。
当時、新人俳優伊集院の担当だったゆかりは彼を守るため一生懸命に指導をしていたのだが、伊集院はそれをうるさく思い周囲に愚痴を言うようになった。
すると業界内にゆかりに関する怪文書がばらまかれるようになり、ゆかりは伊集院に対するパワハラがあったと捏造されて解雇されたのだった。
後任で伊集院の担当マネージャーになったのは、ゆかりの同期の寿彰だった。
今回もまた寿が自分から大切なものを奪っていくのではと不安なゆかり。
大岡は伊集院に、ゆかりの話をふまえて、今回の匠の映画出演をどう思うか聞いた。
伊集院は何よりも自分が匠と一緒にやりたいのだと澄み切った目で話す。
以前共演した時の匠の仕事への姿勢に感動して尊敬している、と。
「一緒に切磋琢磨したい。うちに来ればチャンスの数は圧倒的に増える」

ゆかりは、当時相手に良かれと思って暴走してしまったのも確かで、それ以来人とぶつかることが怖くなってしまったと自分自身を振り返る。でもオリプロに来てからは人を、自分をもっと信じてもいいんじゃないかと思うようになった、と。
ゆかりは伊集院に匠をよろしくと頭を下げ、匠の才能を信じていると力強く言うのだった。

匠が出した結論

大岡は重々しく判決を告げる。
「主文。俳優、萩原匠の出処進退は…自分で決めなさい」
「私が裁けるのは罪の重さだけです。人生の決断など本人以外誰にも決められません」
匠はオリプロに残ると告げるが、熱護は匠の出した答えに納得しなかった。
大手事務所で比較されながら戦うより小さな事務所で大事にされるほうを選んだ心情を見抜いたのだった。
道場で乱取りをしながら激しく心をぶつけ合う二人。
「お前はもう大丈夫だ。匠、こんな老いぼれから学ぶことなんてもう何にもないぞ。とっとと出てけ」

「行くよ」「はい」

ゆかりは匠を連れてトレランスへ。
寿に丁重に匠のことをお願いするゆかりだったが、それだけではなかった。
映画「REVENGE OF OCEAN」の人物相関図を取り出し、「それから、この役ですが」と、ある役を指す。

【テイオーの長い休日】5話のポイントと感想

「魂の裁判官 大岡裁」はどの作品のオマージュ?

「魂の裁判官 大岡裁」は、テレビ朝日『家栽の人』(2020年、2021年)のオマージュです。
原作のファンであるという船越さんが、植物を愛する桑田義雄役を務めました。
家庭裁判所の略称は「家裁」ですが、この作品の題名は栽培するの「栽」です。

吉田ゆかりと寿彰の因縁とは?

かつて、ゆかりと寿はトレランスの同期でライバルという関係でした。
7年前、新人俳優の伊集院の担当だったゆかりは、育成に熱心なあまり彼に煙たがられてしまいます。
それを利用してゆかりを追い出すために怪文書をばらまいたのは、寿なのでしょう。
ゆかりはトレランスを去ることになります。
2話で「こんなことで罪滅ぼしになるとは思ってないんですけど」と伊集院がゆかりに言った言葉の意味がようやくわかりました。新人時代には、ゆかりの有難さが十分には理解できなかったのでしょうね。
今回、ゆかりは匠を寿に託します。今後のゆかりと寿の関係性に注目したいと思います。

萩原匠はトレランスに移籍するのか?

熱護扮する大岡裁が開いた法廷で、匠が出したのはオリプロに残るという結論でしたが、熱護は納得しませんでした。
長年目をかけ愛情を注いだ後輩俳優であり、誠心誠意自分の世話をしてくれた付き人を手放したくはないはずなのに。
匠の将来を思って背中を押した熱護も、熱護の気持ちに応えた匠も、立派でした。

【テイオーの長い休日】5話の感想

胸を打つ法廷劇でした。品格ある法服に身を包み関係者それぞれの本心を丁寧に引き出していく大岡裁はとても格好良かったです。
様々な思惑が渦巻くと言われる芸能界ですが、業界を舞台にしたこのドラマには仕事への純粋な情熱を持つ人たちがたくさん登場します。5話はとりわけ、匠や伊集院の真っすぐな目、ゆかりのひたむきさ、そして熱護の温かく深い眼差しが印象的でした。
トレランスのビルを出て一礼したゆかりの晴れ晴れとした表情は実に美しかったです。
熱護は、匠の不在がやはりこたえているようですね…。

次回の【テイオーの長い休日6話の放送は、7月8日(土)23:40からです。
大作映画での匠の演技は?そして熱護にも映画出演の仕事が?
熱護の長い休日はついに終わるのでしょうか。どうぞお楽しみに。

記事内画像出典:テイオーの長い休日|東海テレビ

テイオーの長い休日第5話

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