【正直不動産2】8話のネタバレ!ワンルーム投資詐欺の無限ループの突破口は!?
【正直不動産2】8話のネタバレ!ワンルーム投資詐欺の無限ループの突破口は!? 美波(泉里香)と同棲を始めた永瀬(山下智久)は、 神木(ディーン・フジオカ)の嫌がらせから、2人の男のワンルーム投資詐欺に巻き込まれる。客を横取りした黒須(松田悟志)も窮地に…。
【正直不動産2】8話のあらすじ・ネタバレ・感想をお届けします。
【正直不動産2】8話のあらすじ
永瀬は商店街の人気者
美波(泉里香)の肉じゃがを美味しそうに食べる永瀬(山下智久)。家事は分担制だ。
八起町の商店街では、清掃ボランティアの人たちが永瀬に声をかける。トラブルの相談に乗ってもらって助かった、と。でも1位の黒須(松田悟志)に水を開けられている。その黒須は、強引な営業のせいかクレームも多い。月下が顔色が悪い、テカテカしすぎと指摘する。黒須はストレスで吐き気をもよおし、胃腸薬を飲んでいた。
投資詐欺の無限ループ
永瀬指名の客がやってくる。篠塚文彦(大鶴義丹)は、神木に紹介されてやってきた。投資用ワンルームをサブリースで購入したが、家賃を保証してくれるはずのTBGコーポレーションが2年前に倒産し、赤字になっていた。そのワンルームを売る相談に行ったミネルヴァの神木に、投資の損は投資で取り戻すと煽られ、別のワンルームを紹介された。神木は迷うならほかの不動産会社にも相談するといいと、永瀬を推薦したという。
神木の狙いは何か? 永瀬は神木の勧めたワンルームマンションに同行し、現実を教えた。投資用ワンルームはサラリーマンが片手間に手を出すようなものではない。相場を見たり、情報をつかむ努力が必要だ。だから情報弱者が狙われる。騙される人は何度も騙され、無限ループ地獄に陥れられる。甘い夢は今すぐ捨てるべきだ。
神木に文句を言いに行くと、俺なら別の物件の制約を取る。そんなこともできないのか。そしてもう1人仕掛けていると言う。慌てて社に戻ると永瀬あてに来た客・海野慶人(駿河太郎)には黒須が対応し、初期費用を抑える奥の手を使って成約を取っていた。海野は神木が嫌がらせのために送ってきた客だから、神木との契約を辞めさせないといけない。そう訴える永瀬に黒須は、自分がちゃんとした物件の制約を取ったと告げる。
神木の暗躍
神木が投資用ワンルームの成約を次々にとっているのは、2年前に行政処分を受けて倒産したTBGコーポレーションの顧客リストを鵤社長から1000万円で買ったからだった。もともとTBGの強引なやり方は鵤のもの。騙される奴は何度も騙される。しかも断りにくい気の弱い相手を狙う、いやらしい手口だ。
篠塚家。永瀬からの電話を受ける篠塚。妻の美智子(橋本マナミ)は、もう投資はこりごり。娘が私立高校に行く学費のことなら自分がやりくりするから心配しなくていいという。娘の琴乃(田牧そら)が帰宅する。なぜか篠塚の年収を問う。そんなの気にしなくていいと篠塚。
一緒に出勤する永瀬と美波。月下はその様子を目撃してニンマリ。
登坂不動産では、黒須が1位。黒須が制約を取った海野も、TBGコーポレーションの被害者だと聞き、篠塚のことがやっぱり気になる永瀬。慈善事業じゃないけど、町の不動産屋さんは、顧客だけじゃなく、町の人々に生かされていることを忘れるなと登坂(草刈正雄)。
神木は篠塚を待ち伏せする。少し話がしたいと会社に連れて行き、「敗北が決定するのは戦うのを諦めたとき」「この先一生、取り返すチャンスを見逃すつもりか」とコンコルド効果(これまでの投資の損を惜しんでやめられなくなる)、「あなたは簡単に諦める人ではないはず」とダニングクルーガー効果(能力の低い人ほど自分を過大評価しがち)を使い、説得する。
娘の思い
もう投資には手を出さないって言っていたのにと文句を言う美智子。そんなことを言っていたら何も残らないし3年後には琴乃は大学受験だと篠塚。ミネルヴァに行く、私もと言う夫婦の前に永瀬とが現れる。琴乃が永瀬を呼び出していた。
永瀬は、一度騙された人はまた騙される。あなたはその見本のような人だ!TBGコーポレーションの被害者リストが出回っているから、無限ループ地獄に突き落とされるときっぱり。
琴乃は、篠塚が投資に手を出したのは自分のせいだと思っていた。自分なりに調べると、年収1000万円以下の家庭には、私立高校に行くのに国から支援金が出るとわかった。そんなことは気にしなくていいと意地を張る篠塚に、それじゃ本末転倒だと琴乃。私立の名門校に志望校を変えたのは、弁護士になりたいから。そのためには良い学校だからだった。
弁護士になりたいのは、毎日頑張っていてやさしい人ほど騙されているから。そういう人の力になりたい。それは父・篠塚のことだった。永瀬は、こんな立派な娘を育てた夫婦を褒める。親の仕事は金銭的なことだけじゃない。
琴乃が神木と永瀬、篠塚が持っていた2枚の名刺のうち永瀬に電話をしたのは、清掃ボランティアをしているときに、商店街の人々が永瀬を信頼している様子を見ていたから。篠塚と美智子は改めて赤字のマンション売却を永瀬に相談することを決める。
【正直不動産2】8話のネタバレ
海野の契約解除でトラブルに
黒須は海野が契約を解除すると言い出して困っていた。海野は病気の妻のために投資を考えていたが、妻が亡くなったため、その必要もなくなったのだ。しかし中間金を使っての取引だったことで違約金を支払わないといけない。別の買い手を見つけて、売主に事情を話して違約金の減額を求めるしかない。永瀬をはじめ、月下や十影(板垣瑞生)も手伝い、藤原(馬場徹)は顧客リストを貸してくれた。みんなで頑張った甲斐があり、黒須が新たな買い手を見つける。
売主が事情を理解してくれて、違約金はなしになった。早速、海野に報告しようと喜んでいると、神木に「黒須は自分の成績のためにあなたを利用した」と吹き込まれた海野が黒須につかみかかる。階段の上で揉み合ううちに、黒須は転落してしまう。
海野を利用したのは神木。ここまでの騒動になるとは思っていなかったが、海野がトラブルを起こすことを見越して、妻に先立たれ、違約金も取られることで追い詰められていた海野の恨みを募らせたのだ。
黒須は新たな道へ
ケガをした黒須を見舞う永瀬と月下。海野は黒須が警察沙汰にしないこと、別の買い手を見つけてくれたこと、交渉で違約金をなしにしてもらったことを聞いて反省しているという。黒須は、実家の旅館を継ぐことに決めていた。「最後まで俺がナンバーワンだったな」と、いい笑顔を見せた。
仕事の方が付いて、「しょうじきもん」で軽く打ち上げをしている永瀬と月下。そこに美波がやってくる。実は毎日帰りが遅い永瀬を心配した美波は、お店に永瀬が来たら教えてと頼んでいたのだ。
月下は、ここぞとばかりに追求する。この前2人で通勤するところを見たけど、2人は一緒に暮らされてますよね? 同棲といっても、チューもお預けちゅー、いまどき流行らない押しかけ女房だけどな!と言ってしまう永瀬。“女房”というワードに盛り上がる月下とマスター夫婦。
早く嘘がつける体に戻りたい…とぼやく永瀬だった。
【正直不動産2】8話の感想
今回は「投資詐欺」と「中間金」のエピソード。ワンルームマンションは投資物件として手を出しやすいものですが、やはり情報収集の努力が必要。情報弱者や素人は狙われると、詐欺の無限ループ地獄にハマってしまう。怖い話です。
同じTBGコーポレーションの被害者2人、篠塚と海野は永瀬たちのおかげでループから脱出できました。でも被害者の1人、篠塚を無限地獄ループから本当に救ったのは中学生の娘さん。儲けにならなくても商店街の人たちの人助けをしてきた永瀬を知っていた。徳は積めばどこかで返ってくるものですね。
黒須はケガをしてしまったけれど、実家の旅館に戻る決心もついてよかったのかもしれません。フルコミのストレスで体も限界だったでしょう。原作ではその後の黒須と永瀬のいいエピソードがあるので、シーズン3があれば(あるでしょうけど)ぜひやってほしいところです。
それにしても神木の心理的説得術はすごい。いつもは正義側のディーン・フジオカが悪役にハマりすぎているので、説得されてしまう気持ちもわかります。
シーズン2も残すところあと2話。永瀬と神木の対決、永瀬と美波の関係はいったいどうなるのでしょうか?
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