【最後の鑑定人】ネタバレ・あらすじ全話!各話ごとの考察も最終回まで!

【最後の鑑定人】あらすじ・ネタバレ全話 主演:藤木直人

藤木直人主演、フジテレビ7月クール水曜10時枠ドラマ【最後の鑑定人】。
原作は岩井圭也氏による同名小説。
レビューでも評判のいいこの小説が、果たしてどのような映像作品に生まれ変わるのか!?
各話ごとのあらすじ・ネタバレなどを、エピソードごとに考察しながらまとめていきたいと思います。

【最後の鑑定人】どんなドラマ?

主演は藤木直人、バディ役に白石麻衣

かつて科捜研で、その鑑定技術の高さから、彼に鑑定できないものならば他の誰にも鑑定できないと言わしめ、“最後の鑑定人”の異名を誇った男、土門誠が主人公。
敏腕鑑定士として名をとどろかせたものの、訳あって科捜研を去り、いまは個人で鑑定所を開いているという設定のようです。
もしも原作通りのキャラクター設定だとするならば、どうやらなかなかの変わり者の様子。
淡々とした口調で要点のみを語り無駄話や忖度なし、感情が読めず何を考えているのかがわからない。それが相手をややいらだたせるというような描写が原作には見られます。
その土門の鑑定所で研究員として土門を支えるポジションで登場する女性、高倉柊子を演じるのが白石麻衣。
心理学の専門家で嘘を見抜くのが得意。仕事の依頼に訪れた人々が嘘つくかどうかの実験のために、わざと手作りのまずいハーブティをふるまう習慣があり、原作者の岩田圭也氏がXの投稿で“柊子のキャラはほぼ原作通り”とつぶやいていたことから、おそらくはこちらもなかなかの変人。とはいえこちらは社交性のあるキャラクターのようです。
変人主人公と社交性のある華やかな女性のバディ物、しかも警察組織に属さない主人公が専門知識を生かして難事件を解決していくと聞くと、柴咲コウさんとの絶妙なコンビネーションで多くのファンを獲得した福山雅治さん主演の「ガリレオ」などを彷彿とさせますが、この藤木、白石のふたりがどのようなバディぶりを見せるのか、期待がかかります。
ほかにも迫田孝也ほか、個性豊かなバイプレイヤーたちの出演が発表されていますが、キャストに関しては別記事で詳細をまとめたいと思います。

ドラマの舞台は…

科捜研を訳あって退職した主人公・土門が、警察や司法関係者からの依頼を受け、事件の痕跡をもとに、科学捜査を駆使して解決していくサイエンス×ミステリー。
土門が個人で営む土門鑑定所を起点に、様々な事件現場が舞台となるようです。
原作は1話完結もの。ドラマの展開も1話ごとに難事件が起こり、土門と高倉の活躍で迷宮入りを防ぐというものになりそうです。

カギとなりそうなポイント

ひとつは“ある事件”と含みを持たせて語られている、土門が科捜研を辞めることになった事件。
それがどのような事件で、現在の土門の境遇、そして人格形成にどのような影響を及ぼしたのか、というのは最終回までのストーリー展開で縦軸となりそうです。
また、原作通りの設定とするならば、土門には離婚歴があり、元妻は科警研の敏腕鑑定士。
土門が離婚に至った経緯にもなにか理由がありそうで、ここも注目ポイントとなります。

【最後の鑑定人】あらすじ

第1話あらすじ

かつて科捜研(科学捜査研究所)のエースとして活躍していた土門誠(藤木直人)は、ある事件をきっかけに科捜研を辞め、現在は、自ら開設した『土門鑑定所』という民間の鑑定所を営んでいます。
その『土門鑑定所』で事務員兼研究員として働いているのは高倉柊子(白石麻衣)。
学生時代に心理学を学び、仕草や言動から人の嘘を見抜くことを得意としていますが、その柊子ですら土門の本音にはいまひとつ近づけずにいる模様。
そんなある日、神奈川県の海岸で水没した車が引き上げられます。
神奈川県警捜査一課巡査部長の都丸勇人(中沢元紀)と係長の三浦耕太郎(阿部亮平)が現場を訪れると、車中で白骨化した遺体と貴金属がびっしりと詰められた鞄が発見されます。
残留物から、12年前に発生した強盗殺人事件に関連していると推察した都丸たちは調査を開始。その読み通り、発見された貴金属は12年前に強奪されたものと判明します。
しかし、その後一ヶ月経っても捜査はそれ以上進展せず、また科捜研から鑑定にまつわる新たな情報も出てこないことから捜査員たちに諦めムードが…
そこで三浦は、部下の都丸に対し『土門鑑定所』へ遺体の身元確認を依頼するよう指示。
都丸は民間への鑑定依頼に難色を示しますが、三浦はそんな都丸に土門が優秀な鑑定士であることを告げ、依頼に行くよう強く命じます。
気が進まないまま三浦の指示通り『土門鑑定所』を訪れた都丸は、対応に出た高倉に鑑定所の応接ルームに通され、土門を待ちます。が、その間に出されたハーブ水は驚くほどに不味く、どうやら高倉はそれを飲む都丸のリアクションを観察している様子。
そこに土門が現れ、都丸は事件の概要や依頼内容の説明を始めます。
都丸に対してたびたび偏屈な態度を見せる土門でしたが、なんだかんだ言いながら依頼は引き受けてくれるようで…

第2話 あらすじ

科捜研を辞め、民間の鑑定所を営む鑑定人の土門誠(藤木直人)と、そこで働く研究員の高倉柊子(白石麻衣)は、警察からの依頼を受け、科学捜査を駆使して12年前に発生した未解決強盗殺人とその関連事件をみごと解決に導きました。
ところが、それ以降は鑑定依頼が全然来ず、土門鑑定所の存続を案じる柊子。しかしそれに対して土門は、のんきに好物のケーキをほおばりながら、柊子にたいして、ならば面白い事件を持って来いと吐き捨てる始末。
ちょうどその頃、ある資産家が銃殺された事件が世間を賑わせていました。
事件発生当初は歳の離れた妻による遺産目当ての犯行と疑われましたが、本人は被害者から頼まれて殺したと“承諾殺人”を主張。センセーショナルな事件としてワイドショーでも多く取り上げられていました。そんな中、事件の弁護を担当することになった相田直樹(迫田孝也)が土門鑑定所を訪れます。
相田は“承諾殺人”を立証するため、被告人の“躊躇”を証明してほしいと切り出し、土門に事件の概要を語ります。
殺害されたのは戸部庸三(中村シユン)で、庸三は自宅の書斎で死亡しており、手には拳銃が握られていました。二発の銃声を聞いて書斎に駆けつけた庸三の妻・佐枝子(恒松祐里)は警察に通報。警察は自殺の線で捜査していましたが、佐枝子の手と衣服から射撃残渣が検出されたことで状況は一変。
承諾殺人の証明のため佐枝子の“躊躇”を証明したいと語る相田に対して、“躊躇”の証明は科学捜査ではないと呆れる土門。しかし、鑑定所存続のためと相田を援護する柊子に押しきられ、しぶしぶ依頼を引き受けることに。
そして土門は事件当日の現場カメラ映像と二発の弾丸の解析を始めるのですが…?

第3話 あらすじ

ある日、土門誠(藤木直人)が高倉柊子(白石麻衣)のもとに、またもや弁護士の相田直樹(迫田孝也)が鑑定依頼にやってきました。
今回、相田が弁護を担当するのは、ベトナムから来日した技能実習生のホアン・ヴァン・ギア(井阪郁巳)。彼は実習生仲間とともに住んでいる共同住宅に放火したのち、自ら警察に通報し逮捕されていました。現場に残されたポリタンクからホアンの指紋が検出されており、事件当時はホアン以外全員外出していため、彼の犯行であることは明白とみられていましたが、逮捕以来、ホアンは黙秘を貫いているといいます。
黙秘したままでは弁護の余地がないため、相田は放火に至った動機を調べてほしいと土門に依頼。相田の強い意志に押しきられるように依頼を引き受けた土門は、まずは燃焼残渣を調べてみることに。現場鑑識によって簡易的には済まされていたものの、土門はより精密な検査が必要ではないかと考えたのでした。
残渣分析を依頼するため、土門たちは科警研研究官・尾藤宏香(松雪泰子)のもとを訪ねます。前回同様、文句を言いながらも土門の依頼に応じた宏香によると、カセットコンロなどの燃料として使われるブタンとともに、植物由来のテルペンという成分が検出されたとのこと。
その後、柊子を伴い、相田とともに火災現場を訪ねた土門は、ガスボンベの金属片が出なかったことや5人が暮らしていたわりには物が少なすぎることに疑問を抱きます。
さらに柊子と相田が、ホアンの技能実習先の社長・黒瀬達夫(片桐仁)に事情を聞きに行きますが、柊子はホアンの放火動機に思い当たることはないと語る黒瀬の仕草に違和感を覚え…?

第4話 あらすじ

高倉柊子(白石麻衣)は、相田直樹(迫田孝也)から、かつては“最後の鑑定人”と呼ばれていた土門誠(藤木直人)に関するうわさ話を聞かされます。それは、過去に天才鑑定士・土門が唯一解決できなかった事件があり、それが彼が科捜研を去った理由ではないかというものでした。
そんなある日、土門鑑定所に西村民代(渡辺杉枝)が鑑定依頼にやって来ます。自ら命を絶った娘の遺品鑑定を希望しており、遺品の中に科捜研時代の土門の名刺があったため訪ねてきたということでしたが、民代が娘・葉留佳(佐藤めぐみ)の名前を告げると土門は珍しく動揺した様子を見せます。
実は土門は7年前、当時、捜査一課に所属していた葉留佳と共に、連続通り魔事件を捜査していたのです。
民代が、葉留佳が亡くなる前日に“7年前の事件の犯人に会ってくる”と電話してきたことを明かすと、土門は民代に依頼を引き受けると返答しました。
民代が去ってから、土門は高倉に、7年前の連続通り魔事件について語り始めます。
通り魔事件発生当初、被害者は怪我を負うだけでしたが、犯行は次第にエスカレートしていき、ついに死者が出てしまいます。葉留佳は事件現場近くに住みついていたホームレスの真鍋を疑い、本人も自供したため逮捕。
しかし、勾留中に真鍋が供述を変えてしまい、土門も真鍋が犯人だと確証できる証拠を見つけられなかったため、証拠不十分で真鍋は釈放。
誤認逮捕としてマスコミからのバッシングを受けた葉留佳は警察を辞め、土門も科捜研を去ることに…

第5話 あらすじ

土門(藤木直人)と宏香(松雪泰子)が元夫婦だったことを知った柊子(白石麻衣)は、離婚の原因が土門にあったのではないかと疑っていました。柊子がその疑惑を土門にぶつけると、土門は反論。そして、宏香と結婚できたのに離婚してしまうなんて信じられないと言い放つ柊子と土門が言い合いをしていると、そこに、神奈川県警捜査1課の都丸勇人(中沢元紀)がやってきました。
都丸刑事の依頼は、河原で亡くなっていた糸川翠(池田朱那)が他殺であることを証明してほしいというものでした。現場と遺体の状況から死因は溺死と断定され、他殺の疑いはないと判断されていました。
しかし、翠の素性を知っていた都丸は、他殺の可能性が高いとにらんだのでした。
2年前、都丸は仮想通貨関連企業の社長・室田誠治(佐野岳)が翠とともにドラッグパーティーをしていた疑いで事情聴取。当時は薬物反応が出ず、証拠も不十分だったことから室田と翠を逮捕できずにいました。
しかしそんな中、翠が自殺を図り、一命を取り留めはしたものの、室田の元から逃げたがっていることがわかります。そんな翠を知り寄り添っていた都丸は、今回の件は事故ではなく室田が何かしら関与していると疑っていました。しかし警察の捜査では、今回も翠の遺体から薬物使用の痕跡は見つからず…。
土門は科警研を訪ね、宏香に翠の検体を精密検査するよう依頼します。
土門が頼りにしてきたことに対してまんざらでもない様子の宏香は、なんだかんだいいながらも土門の依頼を受け入れます。
翌日、宏香は警察の薬物検査キットには反応しない危険ドラッグが検出されたことを報告。それを聞いた都丸は室田の関与を確信し、改めて翠が他殺だという証拠を見つけて欲しいと土門に頼みこんできました。
そこで、土門が翠の肺と胃に残っていた水のプランクトン検査を試してみると…?

【最後の鑑定人】ネタバレ・考察

第1話 ネタバレと考察

12年前の事件の真相と解決までの道のり

12年前、窃盗で捕まり保護観察下にあった男が、バイト仲間を誘って質屋に押し入り強盗を働いた。
その際、その質屋を営む夫婦を主犯格の男が殺害。
主犯格の男を思いとどまらせようとして叶わなかったバイト仲間の男ふたりは、このままでは自分たちもダメになる、と結託して、主犯の男に睡眠薬を飲ませ、車に乗せたまま湖に沈めたというのが事件の真相。
真相にたどり着く決め手となったのは、科県警の尾藤が手掛けた白骨化死体の複眼、そして白骨化したいの身元を特定する決め手となったのは、土門がみつけたタイヤに挟まっていたタングステンを含む特殊な鉱物でした。
その鉱物の分布マップにより、水没した車が奏功したエリアが特定され、聞き込みのエリアが絞り込めたことにより身元の特定につながります。
そして、その判明した死体の身元から、当時交流のあった人物を絞り出し、12年前の強盗殺人の真相とその犯人、そしてその主犯格の男を殺害した犯人の特定へとつながりました。

<事件をめぐる考察>
迷宮入りするかに思えた事件でしたが、土門の粘り強くあきらめない調査が実を結びました。
一つの事件を通じて、土門の人柄が伝わったエピソードでもありました。
セリフとして明言はされませんでしたが、強盗に押し入った質屋から盗んだ貴金属類はすべて、主犯格の男と一緒に湖に沈んでいた模様。このことから、主犯格の男を殺した犯人は、金品目的で殺人を犯したのではなく、止むに止まれぬ気持ちで殺人を犯したのだと推察できます。

主人公・土門誠の人物像と背景

  • 元科捜研に勤めていたが今は民間の鑑定所を経営している
  • 高倉柊子とは、とあるポリグラフ検査で知り合い、自ら誘って土門鑑定所に迎えた
  • 思ったことを相手の気持ちを考えずにすぐ口にする
  • 科県警の尾藤とはどうやら古くからの知り合い
  • 神奈川県警の三浦も古くから土門を知っているらしい
  • 科学は嘘をつかない、が口癖であり信条の様子
  • さしだされたコーヒーは黙って飲む
  • 鑑定の邪魔をするなと言いながら、ケーキがあると聞くとすぐに鑑定を放り出す
  • 鑑定には労力を惜しまない。その理由を柊子に問われ、見つけてあげたいからだと答える
  • 助手を名乗った柊子に、助手など雇った覚えはない、研究員だと告げる

<土門誠に関する考察>
第1話に出てきた上記のエピソードから、土門は以外にも甘党。
そして、柊子が何かをしてくれても礼も言わず、何ならバカにしているような発言をするものの、実はその実力を評価している模様。
土門が過去に科捜研を去った経緯を神奈川県警の三浦が知っているような様子から、神奈川県警管轄で起きた事件がきっかけとなっていると推察。
科県警の尾藤とはかなり長い付き合いのようで、そのやり取りの様子から実はかなり近しい関係なのではと感じさせる。
木で鼻をくくったような会話を繰り広げたかと思えば、被害者であれ加害者であれ、科学の力でみつけられるのならば見つけてあげたい、などと、突然意外な発言をするなど、その本心は、心理鑑定を志す柊子にもなかなか読めない。

今後の展開で注目すべきポイント

  • 土門が科捜研を去ることになった事情
  • 科県警法科学部副部長の尾藤宏香と土門誠の関係
  • 第1話のラストシーンで土門が橋の上で花を手向けていた理由
  • 高倉柊子と土門のバディぶりの成長具合

<今後の展開予想>
土門が研究所を去ることになった事件は、おそらく神奈川県警管轄で起きたもの。そしてラストシーンで川の上にかかる鉄橋に手向けていた花はその事件に関連していると思われます。
土門が口にする科学は嘘をつかないという言葉や、科捜研に戻れ問われたことに対して科学を裏切った自分に帰る場所はないと語るシーンがあったことから、鑑定において結果の読み違えや見落としで、何らかの大きな失敗をしたのではないかと推察されます。
また、科県警に複眼を依頼に行った際、最初は忙しいからできないと断った尾藤をあおるような言葉で承諾に導いた様子から、互いの性格を熟知しているかなり近しい関係だったのではないでしょうか?
さらに、でこぼこコンビながらもテンポの良い掛け合いを繰り広げる土門と柊子がバディとしてどのように成長、変化していくかにも注目です!

第2話 ネタバレと考察

事件の真相

二つの弾丸の謎

  • 現場に残された状況と防犯カメラの状況から、銃声は二回、撃たれた弾丸は二発
  • その二回の銃声弾丸の分析結果、さらには撃たれた拳銃の薬莢の分析結果も、なぜか科捜研から上がっていなかった
  • 土門が鑑定した結果、二つの弾丸は異なる拳銃から発砲された可能性が高いと判明
  • 現場に撃たれた庸三以外に、人物がふたりいればつじつまが合うと仮説を立てる
  • 土門は被害者宅を訪問。細かく調べた結果、1階の物置の窓枠から射撃残渣、そして事件現場の床から糸状の何かを発見する
  • 土門は科捜研のサカキに鑑定を依頼。結果、フィリピン・マニラ地方特有のアパカという植物の繊維、しかも一か月以内に持ち込まれたものだとわかる
  • 真犯人は殺された戸部の娘のカズミ。フィリピンでアパカを使った日用品を制作・販売することで現地の雇用を助けるNPO団体にかかわっていたが、資金難のため父親に助けを求めたところ相手にされず思い余って殺害したことが判明する

空白の5分間になにがあったのか

  • 二発の銃声の後、一度家を出て5分後に帰宅するという謎の行動をしていた佐枝子
  • 二発の弾丸は異なる拳銃から打たれたにもかかわらず、現場に残された一丁の拳銃の薬莢は二つ空になっていたが、その理由はこの佐枝子の空白の5分間に隠されていた
  • その真相は、自分が二発の銃弾を撃ったことにするために、近くの工事現場まで走り、もう一発発砲してから事件現場に戻っていたのだ。理由は自分が罪をかぶり、カズミを助けるため

佐枝子が偽装をした理由

  • 偽装してまでカズミをかばった理由の裏には、佐枝子の生い立ちが関与していた
  • 施設で育った佐枝子は家族というものへのあこがれが強く、夫である庸三にはまるで家政婦のようにこき使われていたものの、カズミに対しては別の感情を抱いていた。一度だけ冗談交じりとはいえカズミが自分を“おかあさん”と呼んでくれたことが非常に嬉しく、忘れられなかったのだ
  • 庸三を撃ったのは自分だと主張していたのは、カズミをかばうためだったことがわかる

<考察>
事件に関する考察佐枝子の弁護のために、相田がフィリピンにいるカズミとオンラインで打ち合わせをした際、カズミは佐枝子のことを、あまりよく知らない、結婚した時も遺産目当てだろうなと思った、アルツハイマーを発病した庸三の介護をしていたのかもわからないしとにかく派手な人だった、と語ります。
しかし、柊子が戸部家に10年務めるハウスキーパーに聞き取りをしたところ、世間で言われているような人ではない、と聞かされます。
派手なところは一切なく、自立した生活のままならない庸三の介護を献身的に行っていた、と。唯一なにかあるとすれば、妻というよりは家政婦のようにこき使われていて、そこに対する不満はあったのかもしれない、という言葉から、佐枝子という人物に関する真相は、カズミが抱いていた人物像とはかけ離れており、佐枝子がよりどころにしていた“おかあさん”という言葉も、カズミにとっては洋服を買ってもらった際に間違えてうっかり行ってしまった程度のことだったのだと推察できます。
事件の真相が判明し、罪を認めた後も、悪びれる様子もなく社会に必要とされているのは佐枝子ではなく自分であり刑罰を受けるのは佐枝子でいいじゃないかと主張するカズミ。
そんなことも知らず、真相が判明したと聞いたのちもなお、自ら罪をかぶろうとする佐枝子の姿は何とも切ないものでした。

土門の過去(第1話からの継続)

<考察>
二回の銃声と二発の弾丸という時点で科捜研が、その二回の発砲が同じ拳銃から打たれたものかどうかというところを検証していないことに疑問を抱いた土門は、科捜研を尋ねます。
対応に出たかつての同僚であるサカキ(須田邦裕)に対してその点を問うと、可能性は指摘したが科捜研は捜査員ではなく依頼を受けたことを鑑定するのが仕事、その点の調査は検察からも警察からも不要だと言われたからやらなかったのだと語ります。
真相はどうでもいいのかと土門は詰め寄りますが、サカキに、科学から逃げた土門にそんなことを言う資格はないと言い返されてしまいます。
後日、事件現場で見つかった糸状の繊維を科捜研に持ち込み、科学者として真相を究明するべきだとサカキに語った土門は、組織を離れて大きな後ろ盾は見つかったが、サカキのようにしがらみにとらわれることなく科学に向き合うことができた、検察の言いなりになっていてどうする、とサカキを鼓舞しますが、そう語る土門のセリフにかぶせて第一話のラストで、土門が鉄橋の上で手向けていた花束の映像がインサートされました。
やはり土門が科捜研を去ったのは、あの鉄橋の現場で起きた事件が原因だと推察されます。

土門と柊子

<考察>
柊子を土門鑑定所にやってきたのは、土門が自ら誘ったからでしたが、柊子が “射撃残渣” という言葉の意味を知らないとわかると、これ見よがしに大きなため息をついたり、土門の行動の意味を柊子が問うと、君に言っても分からない、と、バカにするような態度をとります。
土門が柊子をなぜ自身の鑑定所にスカウトしたのかが不思議に思えてしまうような態度です。しかし土門の言動からは理由のない行動を起こすような人物だとは考えられません。
この部分は引き続き注視していく必要がありそうです。

尾藤宏香と土門はどういう関係…?

<考察>
土門が科捜研と揉めたあと、土門のもとを科警研の尾藤宏香が訪ねてきます。
無駄に衝突をすることで自分の首を絞めている土門への注意喚起のためにやってきたようですが、自分に何のメリットもないのに、なぜそのようなことをしたのでしょうか?
さらに宏香が土門に投げかけたの中に、“20年何も変わらない”という言葉がありました。
ということは、土門と宏香は、20年来の知り合いだということになります。
さらに今回、真相が判明する経緯には、科警研のサカキの調査が大きく関与していました。
そして、そのサカキが鑑定をしてくれたのは、科警研の尾藤宏香が科捜研に働きかけてくれていたとわかります。宏香が土門にそこまでしてくれる理由は何なのでしょうか?
それだけではなく、サカキから宏香からの働き掛けがあったと聞いたときに浮かべた土門の嬉しそうな表情!こみ上げる喜びを押しつぶすような笑顔でした。そこにはどうにもややゆがんだ好意が秘められているような気がしてなりません!
そして土門の20年間に秘められた過去の秘密、そこに宏香はどのように関係しているのでしょうか?
引き続き、追いかけていきます!

第3話 ネタバレと考察

放火事件の裏に秘められた哀しくも優しい真実とは…!?

相田の疑問と信念

放火事件の犯人として逮捕されたホアン(井阪郁巳)の弁護を担当することになった相田は、犯人の動機に疑問を抱きます。
わざわさベトナムから技術を学ぶために日本にやってきて、自ら安易にその環境を壊すようなことをするだろうかというのが相田の疑問でした。
科学鑑定で“動機”を調べてほしいとまたもや土門に無理難題を持ち掛ける相田でしたが、土門はその熱意に押されて依頼を引き受けます。

<考察>
相田が大して利益にもならない国選弁護氏の依頼にも真摯に取り組むのには理由がありました。
弁護士が呼ばれるのはたいてい事件が起こった後。事件を未然に防ぐことはできない。
であれば、自分にできることは依頼者の味方で居続けること。
土門が“最後の鑑定人”ならば、自分は“最後の味方”でありたい、それが弁護士の務めだという想いから依頼者にとことん寄り添います。
空気を読まず人に興味がない土門をすら動かしたのは、この相田の熱意と誠意なのでしょうね。

柊子の過去

相田とともにホアンの実習先である太陽ソーイングの社長のもとを訪れた柊子は、表向きは労働者を思いやる温厚な社長でしたが、柊子はそのしぐさから、社長が嘘をついていることを見抜きます。
さらに、その帰りに見かけたホアンの弟・ミンが、何か言いたげな眼をしながらも何も語らずに去ったことが気になり、放火事件の真相を自分自身でも調査することを決意。
その裏には、柊子の過去が関係していました。

<考察>
柊子には幼馴染がいました。
ある日、一緒に下校していた帰り道での別れ際に、彼女が何か言いかけたのにやめてしまい、そのまま別れたことがありました。その数日後、彼女は自ら命を絶ってしまったのです。
遺書はなく、命を絶った理由もわからずじまい。
何か言いたそうな眼をしていたのに聞き出さなかったことをいまだに後悔していた柊子は、ミンがあのときの幼馴染と同じ目をしていたことが気にかかり、今度こそは救いたい、と、自分なりに事件の真相を追うことを決意したのでした。

都丸の活躍

手がかりをつかみたい一心で、柊子は神奈川県警の刑事・都丸(中沢元紀)を訪ねます。
柊子が事情を話すも、現段階では警察は動くことはできないと告げるのですが、捜査はできなくても雑談はできる、と柊子を散歩と称して連れだし、近隣の住民に雑談と称した聞き込みを行います。
太陽ソーイングの社長が怪しげな人物と夜中に会い、何か物を運んでいたという情報をつかんだ柊子と都丸は、社長を直撃。のらりくらりとかわそうとする社長を、嘘をついている!と柊子が糾弾したことにより追い出されてしまいますが、その際の態度が怪しかったことで、都丸も疑念を抱き、太陽ソーイングについて調べることに。
そしてその見返りとして、土門鑑定所に密輸品の検証を依頼したい、と柊子に資料をあずけるのでした。
都丸の調査の結果、表向きは問題がないものの、経営状態に不審な点がみつかります。
赤字経営が続いていたのに、この半年で急に業績が回復。何か違法な資金源があったのではないかということが推察され、警察も介入することとなったのでした。

<考察>
都丸が、警察が介入できる段階ではない柊子の依頼に寄り添ったのには、理由がありました。
都丸はどうやら柊子に好意を抱いている模様。
会話の流れで、柊子手製のハーブティをまた飲みたいと告げ、柊子からいつでもどうぞと言われたことに陰でガッツポーズ。
なにかと理由をつけては柊子の期待に応えようとする様子は、もしかしたら恋に発展していくのかも!?
柊子がそれに全く気付いていない様子なのはやや気がかりですが(笑)、この二人の恋模様にも今後注目していきましょう。

密輸品リストとカステラ

相田の依頼を受けた土門が検証してわかったことは以下の2点。

  • 放火は2回行われている
  • 燃焼残渣からブタンと植物由来のテルミンが発見された

ブタンはカセットコンロなどに使われる燃料。しかし事件現場にボンベの飛び散った後などはなく、ブタンがその場に存在していた理由は不明。そしてテルミンという成分はありとあらゆる植物に含まれるもので、その植物の特定は難航します。
さらに、土門は放火が2回行われていることにも疑問を抱きますが、その理由には到達できずにいました。

<考察>
ここでヒントとなったのが、柊子が都丸から預かってきた密輸品リストと、相田が手土産に持参したカステラでした。
植物の特定に行き詰った土門が気を紛らすように手に取りめくっていた密輸品リストの中に、大麻ワックスがありました。
ヘアワックスを作る過程で使用するブタンと大麻(植物)が燃えたと考えるとつじつまが合います。
さらに、手土産のカステラを一人で全部食べたことを柊子から責められた土門は、中途半端に残すより全部食べてしまったほうがバレにくい、と語った自らの言葉で、はたと、二度の放火は一度目の放火の詳細を隠すためだったのではないかと思い当たり、その結果、真相にたどり着くことができたのでした。

事件の真相

この事件の裏には、太陽ソーイングの社長が資金繰りのためにヘアワックスを装い大麻を密輸することに、ホアン達、技能実習生を巻き込んでいたという事実がありました。
社長の黒瀬(片桐仁)は、その密輸品をホアン達に作らせていたのです。
その制作過程でホアンの弟、ミンがミスをしてしまい、一度目の火災が発生。
それが黒瀬にバレたらミンと仲間たちがどんな目にあわされるかわからない、と案じたホアンは、それを隠すために建物全体に火を放ち、ミンの失敗を隠すことを考えたのでした。
公判前整理手続きの場で、柊子が鑑定結果を語り、ホアンが火を放った本当の理由を語っていた時、そこにミンが駆け込んできて、悪いのは自分だ兄は自分をかばっているのだと叫びますが、ホアンはそれをかき消すように弟は関係ない自分一人でやったことだと言い張るのでした。
真実が明かされ、黒瀬は逮捕。ホアンら技能実習生も違法行為にかかわったことで逮捕されてしまいます。
これでよかったのだろうか、と疑問を抱く柊子に、相田は、ミンから預かった“兄ひとりに背負わせるよりよかった”と感謝のメッセージを告げるのでした。

<考察>
事件の裏には仲間と家族をかばおうとする哀しくも優しい事情がありました。
ホアン達は罪に問われることにはなりましたが、悪事を働いていた黒瀬も都丸の活躍により無事逮捕。
そして、相田は、彼らの収監先を縫製工場を備えた刑務所にしてもらい、実質的には技能実習を続けられるように依頼するつもりだと語ります。
そして、それはなんと、土門の強いリクエストでした。
相田や柊子とのかかわりの中で、まるで機械のようだった土門の心も変わってきているのでしょうか?
次回以降にも注目です!

第4話 ネタバレと考察

土門が科捜研を辞めた理由、そして今回の事件の真相とは?

土門が科捜研を辞めた理由とは!

天才と呼ばれながらも土門が科捜研を去ったのは、7年前に起きた連続通り魔事件に理由がありました。
当時、墨田区・葛飾区を中心に起きていた連続通り魔事件で被疑者が特定できない中、土門も科学鑑定のために捜査に呼ばれていました。
ついに死亡者が出たことで警視庁捜査1課が乗り出してきて、その中に当時若手のホープと言われ、今回の遺品鑑定の対象者である西村葉留佳がいたのです。
期待に応えたはるかは現場近隣に住むホームレスの真鍋を特定し、本人の自供を持って連行しますが、その後、真鍋は供述を一転。犯行を否認したことで、マスコミは誤認逮捕として警察を批判、葉留佳は警察を辞めてしまいます。
そして、当時、決定的な証拠を提出できなかった自分を責め、土門も科捜研を辞める決意をしたのでした。
葉留佳が7年前の事件の犯人に会うと母親に言い残していたことを聞いた土門は、自らも決着をつけるため葉留佳の遺品整理を引き受けたのでした。

葉留佳が7年も経って再び事件の捜査を始めた理由

警察を辞めた葉留佳は、複雑な家庭で育ったことで道を踏み外してしまった子供たちの更生支援をする施設で働いていました。
“すべての子供にやり直せる権利を”という理念に共感したから、というのがその施設を選んだ理由です。
しかし、そこで葉留佳は、通り魔事件の被害者の息子、相馬伊織と出会います。
彼と出会ったことで、あの事件をきっかけに人生が変わってしまった人の存在に気づき、まだ事件は終わっていない、と再び捜査に乗り出したのです。

事件の真相と葉留佳の自殺の原因

実は、通り魔事件の犯人は、かつて葉留佳が生活安全課に所属していた時に補導したことがある青年、戸木隼人(西垣匠)でした。
父親の暴力に悩み、道を踏み外しそうになっていたところを、葉留佳と出会ったことでやり直すことを決意。高卒認定をとって新たな人生を歩もうとしていた矢先に、当時の仲間たちが集団で起こしていた通り魔事件に参加するよう強いられ、軽く殴って逃げ去るつもりが誤って殺してしまい、そこに居合わせたホームレスが刑務所に入れば食うに困らないという理由から罪をかぶることを買って出た、というのが真相。
土門が事件現場の足跡から特定したスニーカーは、高卒認定に合格したお祝いに、葉留佳が隼人に贈ったもので、限定品だったことから、葉留佳は真犯人が隼人であることに気づいていました。しかし、自首を勧めるつもりで会った隼人から無理矢理参加させられたあげくに誤って殺してしまったという経緯を聞き、それまでの不遇な人生をやり直そうともがいていた隼人に罪を認めさせることが忍びなく、二度と罪を犯さないという約束の下に、証拠品となるスニーカーを預かり、罪をかぶることを買って出たホームレスを逮捕するに至ったのでした。 被害者の息子の状況を知り、やはり罪は正しく償うべき、と再び自首を勧めにやってきた葉留佳でしたが、今は自動車工場でまじめに働き、結婚してもうすぐ二人目の子供が生まれる状況の隼人と話すうちに、何も言えなくなり、再び真実を闇に葬る選択をしてしまいます。
隼人と被害者家族との相田で板挟みとなった葉留佳は、警察官でありながら真実を隠蔽した罪は、自らの死を持って償うしかないと考えたのではないか、というのが土門の推察でした。

<考察>
葉留佳自身も幼い頃は父親の暴力に悩んでいたといいます。
葉留佳が警察を辞めた理由は、誤認逮捕だと騒ぎ立てるマスコミの攻勢に耐えられずに警察署を去ったかのようにも見えますが、実は、同じような境遇にあり、そこから抜け出そうと必死で頑張っていた隼人を逮捕するに忍びなく、警察官でありながら、証拠品を、そして真実を隠蔽することをしてしまった自分には警察官である資格がない、と自らを律した結果だったのではないでしょうか?
正義と思いやりの板挟みの中で、自ら死を選ばざるを得なかった葉留佳のことを思うと、なんとも切ない事件です。
そして、今回のことで、土門もまた7年前の心残りを払拭することができました。
自分自身の中での葛藤を乗り越えた土門が、今後どのように変わっていくのかにも注目です。

土門と科警研・尾藤宏香の関係も判明!

ふたりはなんと、元夫婦でした。
顔を合わせるといつも言い合いになる二人でしたが、そこにはなぜか逆に親密な空気がただよっていました。
二人の関係については、柊子も、そして宏香の部下である嵐山(栗原類)もいぶかしんでいたのですが、真っ正面から質問できずにいたところ、宏香の口から“元夫婦なのにね”という言葉が飛び出し、あっさりと真実が明らかになりました。
7年前の事件をきっかけに科捜研を勝手に辞め、それと同時に何も言わずに離婚届を送りつけてきた、というのが真相のようです。

<考察>
宏香のさりげない思いやりに常に支えられ、それに感謝しながらも素直に気持ちを伝えられないでいる土門が、自分に素直になれる日は来るのか?
この二人がこれから紡いでいく、大人の恋愛模様にも注目です!!

【最後の鑑定人】 原作と脚本家

このドラマに原作はある?

ドラマ【最後の鑑定人】の原作は、岩井圭也氏による同名小説(KADOKAWA刊)
岩井氏自身が農学部出身で、カビやバクテリアといった微生物を研究していた経緯があり、本作にはその経験を生かした科学捜査の様子がリアリティをもって描かれています。
また、同作とシリーズ展開されている「科捜研の砦」「追憶の鑑定人」(いずれもKADOKAWA刊)も今回のドラマ化の対象となるようです。
原作者の岩井圭也氏は、2018年に「永遠についての証明」という作品で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。今回のドラマの原作となっている【最後の鑑定人】は、第76回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補となった作品です。
原作は短編集ですので、ドラマもおそらく1話完結。毎回ひとつの事件を解決していくものと推察できます。

【岩井圭也氏 主な執筆作品】

作品名 発刊年 備考
永遠についての証明 2018年 第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞
最後の鑑定人 2023年 第76回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補
完全なる白銀 2023年 第36回山本周五郎賞候補
楽園の犬 2024年 第77回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補
われは熊楠 2024年 第171回直木三十五賞候補

脚本を手掛けるのは?

このドラマは4名の脚本家が参加し、脚本づくりをしていくようです。
そのうちの一人、及川拓郎氏は、演出家としての活動も多く、テレビドラマでは「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室」の監督などを務めています。

脚本家名 代表作
及川拓郎 自ら監督を務める映像作品の脚本多数
山崎太基 「白暮のクロニクル」「相棒Season18」他
北浦勝大 「問題物件」「PICU~省に集中治療室~スピンオフ」他
青塚美穂 「対岸の家事~これが、私の生きる道~」映画「家族のはなし」他

刑事ドラマやミステリー作品を得意とする脚本家勢が総力を結集して挑む模様。期待が高まります!

【最後の鑑定人】演出家は?

このドラマの演出を手掛けるのは、これまでにも数多くのフジテレビドラマを手掛けてきた水田成英氏をはじめとする3名の演出家。

演出家名 代表作
水田成秀 「119エマージェンシーコール」「医龍~Team Medical Dragon~」他
谷村政樹 「日本一の最低男※私の家族はニセモノだった」「いちばんすきな花」他
清矢明子 「新宿野戦病院」「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート」他

ミステリーはもちろん、様々なタイプのドラマ演出を手掛けてきたベテラン演出家を中心に、どのような世界観を作り上げていくのか、注目です!

【最後の鑑定人】主題歌は?

【最後の鑑定人】の主題歌を手掛けるのは、新曲の発表は6年ぶり、連ドラの主題歌を手掛けるのは実に28年ぶりだという矢沢永吉さん。楽曲名は「真実」。
スローで優しいメロディーに矢沢さんの特徴的な歌声がマッチする極上のバラード。
第1話の放送で初お披露目となりました。

【最後の鑑定人】概要まとめ

タイトル 最後の鑑定人
放送時間 7月9日(水)より毎週水曜よる10時
放送局 フジテレビ系全国ネット
原作 岩井圭也 「最後の鑑定人」「科捜研の砦」「追憶の鑑定人」
(いずれもKADOKAWA刊)
脚本 及川拓郎
山崎太基
北浦勝大
青塚美穂
演出 水田成秀
谷村政樹
清矢明子
主演 藤木直人
共演者 白石麻衣 ほか
主題歌 矢沢永吉「真実」