【六番目の小夜子】10話のあらすじと感想!すべては黒川先生の陰謀なの?
【六番目の小夜子】10話のあらすじと感想!すべては黒川先生の陰謀なの?
追い詰められる沙世子(栗山千明)を助けようと玲(鈴木杏)は今年のサヨコは自分だと告白するが、誰も信じてくれない。サヨコに心酔するマー(松本まりか)は玲と対立。
そんな中、黒川先生(村田雄浩)にある疑惑が持ち上がり…。
【六番目の小夜子】10話のあらすじ
【六番目の小夜子】10話のあらすじを紹介します。
とある中学校に伝わる「サヨコ」という不思議な言い伝え。3年に1度、先代のサヨコから指名された生徒が、秘密裏にサヨコの約束を実行し、その成果が学園生活の明暗を左右するという伝説だ。サヨコ伝説に取り組む三人の少年少女を主人公に、彼らの友情と成長を描く、ミステリー仕立ての学園ドラマ。
玲、決死の告白も信じてもらえない!
六番目のサヨコだと告白した玲(鈴木杏)。沙世子(栗山千明)を救おうと意を決した告白も、クラスメイトには爆笑されてしまう。
黒川先生(村田雄浩)が歌詞カードを持ってやってくる。
玲がサヨコなら、花を生けたのも、照明を割ったのも、台本を書いたのも玲? 玲は台本は書いたけど、上演されたのは違うものだったと言う。つまり玲はサヨコじゃない、雅子/マー(松本まりか)。
ケーキにもなびかない玲。玲に何があったのか。弟の耕(伊藤隆大)に聞く両親。それを親として恥じろという耕。
玲は何者かからの電話を受ける。それは沙世子だった。もしサヨコの伝説が破られたら、扉は閉ざされて二度と開かない。まだ何か起こりそうな気がする、と沙世子。実は赤いスカーフの色が違う件で沙世子を疑っていたと玲。沙世子は妨害者は秋(山田孝之)だと思ってごめん、と謝る。
沙世子は庇ってもらったことに礼を言うが、玲は六番目のサヨコと告白したのは、沙世子のためではないと告白する。
関根家の事情
関根家では、由紀夫(勝地涼)の引き取りに関して揉めていた。生活のことは気にしなくていいという千夏(多岐川裕美)に「そうじゃない」と由紀夫。「あの頃は余裕がなかった」と千夏。
「不自然にしたのはそっち」と秋。親の都合であっちへこっちへって。ユキ=由紀夫が怒ってるのはそういう気まぐれだ、と秋。
文化祭から授業にも身が入らない2年A組の生徒たちに喝を入れる黒川先生に、「同じ教科書を広げ」「同じ知識を試される」「同じ色の洋服」「同じ形の髪」「みんな前を見て」…。生徒たちは文化祭のサヨコ芝居のセリフを口にする。
サヨコった何なんだろう。いつの間にかみんなを虜にして。
鏡なんだ。覗いた人間の心を映す。だからみんな夢中になる、と秋。
沙世子は、玲にサヨコのことを知っていたら教えてあげてと頼む。言ったろ、サヨコは鏡。自分で知ろうと思わなければ意味がない。玲は秋の制止も聞かずに告白した。その先も自分で見つけるしかない。
沙世子は秋に、玲はどういう自分を映して欲しかったのかと問う。戸惑う秋。
その頃、玲は黒川先生が印刷した「うたごえ喫茶」の歌詞カードを見てあることに気づいていた。
秋は千夏の花屋で弟のユキが手伝っているのを見て何か考えていた。その後、父親・唐沢多佳雄(古尾谷雅人)の事務所を訪ねる。
犬とか動物を自由に操る人間っている? カッとなってガラスを割っちゃう能力があるとか。ペット探偵をしている多佳雄は、追われている動物が信じられない距離を飛んだりすることもある。人間もできないと思い込んでいるだけで、できることがあるかもしれないと言う。
多佳雄は、秋の写真に人間が一切映っていないことを指摘。「今度は俺を撮ってくれ」と頼む。自分を撮ってもらうのは勇気のいることだとも…。
父を訪ねた本当の目的は、ユキ=由紀夫(勝地涼)と一緒に暮らせないかということだった。
玲の推理
玲(鈴木杏)は、2番目のサヨコがいたときの過去の卒アルを見ていた。そこにやってくるマー。玲は「わたしがサヨコ」という「サヨコ芝居」の台本の1枚に、黒川先生のワープロで印刷した「うたごえ喫茶」の歌詞カードと同じ線が左上に出ていること、2番目のサヨコの時代の卒アルのバスケ部の顧問に黒川先生が映っていたことを指摘する。
黒川先生はOBとしてバスケ部に来ていた。先生は2番目のサヨコ、ほかのサヨコのことも知ってるかもしれない。
そういう玲に、マーは、玲がサヨコだって知ってたけど、みんな信じなかった。「サヨコの正体が知りたい」「本当のことを知りたい」という玲に、マーは反発する。
みんなサヨコの芝居に感動してた。サヨコは自分たちのことをわかってくれてるって。
私にニセモノでいろっていうの? そうよ。
2人の会話を聞いてしまった秋は、部室で多自分の撮った写真を見る。見事に人間は1人も写っていなかった。
黒川先生は、サヨコの戸棚の前にいる。棚には新しい鍵がつけられていた。
沙世子の友情と秋の質問
玲が朝、体育館に行くと、沙世子も現れた。
2人とも自分を向き合うために来た。
バスケをしているとみんなのことがわかると思うことがある…。
沙世子は、何を迷ってるか知らないけど、玲の決めたままでいい、と励ます。グータッチをする2人。
終わりの学活で。
秋は黒川先生に、意外なことを聞く。
15年前、先生はこの中学の卒業生だった。
そして15年前、先生は1番目のサヨコだったんじゃないですか?
【六番目の小夜子】10話の感想とまとめ
サヨコのことがだんだんわかってきました。
1番目のサヨコは黒川先生なのか!?
サヨコを始めたのも黒川先生? 何のために始めたの?
ニセサヨコも黒川先生?
マーが「サヨコ」を終わらせようとするのはどうしてなのか?
関根家の事情も少しずつわかってきました。それにしても憂いを帯びた山田孝之の表情がとても繊細でいいですね。20年後に「全裸監督」になっていると、誰が想像したでしょう。
いよいよクライマックス。でもあと2話あるので、サヨコの秘密は奥の奥がありそうです。
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