ドラマ【パーフェクトワールド】の視聴率一覧と最終回ネタバレ!爆死を予感させる4つの要因!
ドラマ【パーフェクトワールド】の視聴率一覧と最終回ネタバレ!
松坂桃李と山本美月で送るラブストーリー!障がい者と健常者の愛の形を描きます。
しかし、この純愛ドラマに早くも爆死を予感させる気配が!
ここでは、その要因を探りながら、視聴率、各話のあらすじネタバレを追いかけていきます!
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この記事の目次
1.ドラマ【パーフェクトワールド】爆死を予感させる4つの要因とは?
2.ドラマ【パーフェクトワールド】の視聴率予想
3.ドラマ【パーフェクトワールド】の全話視聴率とネタバレ一覧
・【パーフェクトワールド】第1話の視聴率とあらすじネタバレ
・【パーフェクトワールド】第2話の視聴率とあらすじネタバレ
・【パーフェクトワールド】第3話の視聴率とあらすじネタバレ
・【パーフェクトワールド】第4話の視聴率とあらすじネタバレ
・【パーフェクトワールド】第5話の視聴率とあらすじネタバレ
・【パーフェクトワールド】第6話の視聴率とあらすじネタバレ
・【パーフェクトワールド】第7話の視聴率とあらすじネタバレ
・【パーフェクトワールド】第8話の視聴率とあらすじネタバレ
・【パーフェクトワールド】第9話の視聴率とあらすじネタバレ
・【パーフェクトワールド】最終回の視聴率とあらすじネタバレ
4.ドラマ【パーフェクトワールド】の最終回ネタバレ
ドラマ【パーフェクトワールド】爆死を予感させる4つの要因とは?
その①・・・主演作で2ケタがない松坂桃李
『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(2015年)は平均視聴率8.8%、2度目となる主演作『視覚探偵 日暮旅人』(2017年)は同じく9.2%と2ケタには届いていません。3度目となるゴールデン、プライム帯での主演。今度こそ2ケタはほしいところですが・・・。
その②・・・ヒロインで数字が取れない山本美月
2014年の『地獄先生ぬ~べ~』での見習い霊媒師”葉月いずな”や2017年の『刑事ゆがみ』で演じたネット難民のハッカーで、犯罪被害者というセリフがほとんどない氷川和美(ヒズミ)のようなトリッキーな役どころでは、存在感を発揮した山本美月ですが、視聴率に関して言うと、ヒロインを務めた作品では、『HOPE~期待ゼロの新入写真~』(2016年)が平均視聴率6.1%、『刑事ゆがみ』(2017年)が6.5%、『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』(2018年)が6.2%とすべてが6%台前半に終わっています。
その③・・・フジテレビの火曜ドラマ枠
ドラマ【パーフェクトワールド】の放送される枠は、フジテレビの火曜ドラマ枠。この枠は、17年7月期以降、7クール連続で1ケタ台に終わっています。よほどの破壊力がない限り、他局を抜いて2ケタを叩き出すのは難しいでしょう。
タイトル | 放送期間 | 主 演 | 平均視聴率 |
僕たちがやりました |
2017年7月~ | 窪田正孝 | 6.0% |
明日の約束 | 2017年10月~ | 井上真央 | 5.57% |
FINAL CUT | 2018年1月~ | 亀梨和也 | 6.93% |
シグナル長期未解決事件捜査班 | 2018年4月~ | 坂口健太郎 | 7.7% |
健康で文化的な最低限度の生活 | 2018年7月~ | 吉岡里帆 | 5.7% |
僕らは奇跡でできている | 2018年10月~ | 高橋一生 | 6.5% |
後妻業 | 2019年1月~ | 木村佳乃 | 6.2% |
その④・・・映画版からの期間が短い
岩田剛典&杉咲花で同名映画が公開されたのが、2018年10月。この4月にBlue-ray&DVDがリリースするというタイミングでのドラマ。双方を見比べるという楽しみ方もあるでしょうが、マイナス面の方が大きいのでは?
ドラマ【パーフェクトワールド】の視聴率予想
上記の要因から、厳しいようですがドラマ【パーフェクトワールド】の視聴率は、5%~6%の間で推移すると予想します。初回は6.5%くらいはいくでしょうが、7%を超えることは出来ないのではないでしょうか。若い視聴者が予想以上にバズってくれるといいのですが、それを期待できるストーリーではないと考えます。
ドラマ【パーフェクトワールド】の全話視聴率とネタバレ一覧
ここでは、ドラマ【パーフェクトワールド】の全話視聴率とあらすじネタバレを毎週更新していきます。ぜひチェックしてみてください。
【パーフェクトワールド】第1話の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】第1話の視聴率
第1話の視聴率は6.9%でした!
初回としては厳しい数字です。
【パーフェクトワールド】第1話のあらすじネタバレ
学生時代、イラストレーターを夢見て東京の大学へ進学した川奈つぐみ(山本美月)。卒業後には地元長野に帰ると父と約束していたが、現在も東京で妹のしおり(岡崎紗絵)と暮らしながらインテリアデザイン会社で働いている。
ある日、上司の東美千代(とよた真帆)から、設計事務所との打ち合わせの席に使いを頼まれたつぐみは、そこで高校時代の同級生で、つぐみの初恋の相手・鮎川樹(松坂桃李)と再会する。樹は渡辺剛(木村祐一)が社長を務める設計事務所で働いていたのだ。偶然の再会に胸高まるつぐみだったが、樹はバスケ部のキャプテンとして活躍していた高校時代とは違い、車椅子に乗ってた。大学時代に事故に遭い脊椎損傷で歩けなくなっていたのだ。
翌日、無神経な発言で樹を傷つけてしまったと悔やんだつぐみは、樹の職場まで謝りに行く。そんなつぐみを樹は公園に連れ出す。そこで仕事に情熱を燃やす樹の言葉を聞いたつぐみは、不自由な身体以外は、かつての樹のままだと気づく。つぐみが行く予定だった美術展にいっしょに行く約束をしたふたり。
約束の日、つぐみが出かけた後のマンションの部屋に、つぐみや樹と同級生で、アプリ制作会社の社長・是枝洋貴(瀬戸康史)が訪ねてくる。高校時代から密かにつぐみに想いを寄せている洋貴は、しおりから樹と出かけたと聞いてショックを受ける。
その頃、つぐみはデートのような状況を楽しむどころか、車椅子での外出の大変さを思い知らされていた。さらに、事故がきっかけで高校時代からの恋人・雪村美姫(水沢エレナ)と別れ、もう誰とも恋愛する気はないという樹の言葉に戸惑う。
一方、樹の元へ美姫から結婚式の招待状が届いていた。そして留守電に結婚式の前にもう一度会いたいというメッセージが・・・
【パーフェクトワールド】第2話の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】第2話の視聴率
第2話の視聴率は5.8%でした!
【パーフェクトワールド】第2話のあらすじネタバレ
コンペのため、無理をした樹が倒れ入院。だがつぐみのサポートで念願の仕事を勝ち取った。それをきっかけに二人の距離は急速に縮まるが、そこへ突然現れた元担当看護士でヘルパーの長沢葵(中村ゆり)。樹が彼女に絶大な信頼を寄せていると悟ったつぐみの胸はざわつく。一方、つぐみが樹の影響でインテリアデザイナーの勉強を始めたことを知った洋貴(瀬戸康史)もまた、つぐみの中でどんどん大きくなる樹の存在に焦りを覚えていた。
ある日、行きたい所があるとつぐみに誘われた樹。着いた場所は体育館。そこでは車椅子バスケの練習が行われていた。つぐみは、樹の同僚・晴人(松村北斗)から樹を練習に連れてきてほしいと頼まれていたのだった。恋愛同様、バスケも二度としないと決めていた樹は参加を拒む。だが、つぐみの頼みもあり、晴人の申し出を渋々受け入れる。やがて、バスケの楽しさを思い出した樹はチームに入ることを決意。つぐみも久しぶりに見た樹の眩しい笑顔に釘づけになるが、自分を恋愛対象として見てくれない樹にどこか歯がゆさを感じていた。
その頃、樹のマンションでは母親の文乃(麻生祐未)が樹の帰りを待っていた。樹とつぐみの仲睦まじい様子を見た文乃は、つぐみが新たな恋人と勘違いし喜ぶが、樹は即座に否定する。「ただの友達だから」というその言葉を耳にしてしまったつぐみはショックを受ける。
【パーフェクトワールド】第3話の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】第3話の視聴率
第3話の視聴率は6.0%でした!
【パーフェクトワールド】第3話のあらすじネタバレ
つぐみの覚悟が樹の頑なな心を溶かし、ふたりは晴れて付き合うことになった。江の島へ出かけたり、樹の部屋で休暇の予定の相談をするなど、恋人らしいデートを重ねるふたり。一方、つぐみにプロポーズしようと考えていた洋貴は、初恋を実らせたつぐみを祝福しながらも内心ショックを受けていた。
その頃、カフェで待ち合わせをしていた樹の後輩・晴人。そこに現れたのは、つぐみの妹のしおりだった。
迎えたゴールデンウィーク。つぐみとしおりは、樹の車で長野の実家へ帰省することに。その車中、つぐみと樹が付き合っていると父・元久が知ったら・・・と懸念するしおりだったが、つぐみは市役所の福祉課に勤めている父なら応援してくれると楽観的。とりあえず両親へのあいさつは見送ることにしたが、実家に到着すると、元久と鉢合わせしてしまう。樹は車の窓を開け、きちんと挨拶するが、元久は車から降りない樹を礼儀知らずと一刀両断。その言葉にひっかかったつぐみは、思わず樹が障がい者であること、最近付き合い始めたことを話してしまう。すると、しおりの予想が的中。元久は大激怒、母の咲子もつぐみの将来を心配する。
翌日、樹とつぐみは美姫に呼び出され、公園のカフェへ。そこには洋貴も来ており、同級生4人は昔話に花を咲かせるが、父親のことが気になるつぐみの表情はどこか浮かない。洋貴もまた、樹をかいがいしく世話するつぐみを複雑な思いで見つめていた。
東京へ戻ると樹の部屋にはヘルパーの葵がいた。つぐみを見るなり、明らかに顔を曇らせる葵。樹の苦悩を見て来た葵は、つぐみに付き合う覚悟ができているか強く詰め寄る。
【パーフェクトワールド】第4話の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】第4話の視聴率
第4話の視聴率は6.5%でした!
【パーフェクトワールド】第4話のあらすじネタバレ
樹と葵の間に、自分が入りこむ余地がないことを悟るつぐみ。しかし、恋人として樹といっしょに過ごす時間は幸せで、次第につぐみは、自分が葵に代わって樹を支えたいと思うようになる。一方、献身的につぐみが樹を想えば想うほど、洋貴のつぐみへの想いも膨れ上がり、思わずつぐみを抱きしめてしまう。洋貴はついに、つぐみへの気持ちを樹に言い、宣戦布告する。
樹の生活をもっとサポートしたいと考えたつぐみは、毎日仕事帰りに樹の家へ行く。「毎日来なくてもいいんだよ」と気遣う樹に、「会いたいから来てるの」と答えるつぐみだったが、冷蔵庫にあった葵の作った惣菜を見て思わず嫉妬してしまう。
さらにつぐみは、樹に内緒で介護の勉強も始めていた。連日深夜まで猛勉強する姉の姿を見たしおりは、尽くし過ぎだと呆れる。見かねた洋貴は介護セミナーを終えたつぐみを食事に誘うが、お互いを意識するふたりに気まずい空気が・・・。
一方、感覚がないはずの足に連日走る激痛のため、眠れずにいた樹は、次第に増す痛みに耐えかね、ある人物に電話をかける。
【パーフェクトワールド】第5話の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】第5話の視聴率
第5話の視聴率は6.1%!
【パーフェクトワールド】第5話のあらすじネタバレ
駅のホームから転落したつぐみ。懸命に伸ばした樹の手は届かず、線路に落ちたつぐみをただ見ているしかなかった樹は、一緒にいたのに助けられなかった自分を責める。さらに洋貴から、つぐみが仕事後に介護セミナーに通っていたことや、樹のマンションに毎日通っていたことで、疲れがかなりたまっていたことを聞かされ、愕然とする。
しばらくして、元久と咲子が松本から駆けつける。愛娘が命の危険にさらされたことに憤りを隠せない元久は、負い目を感じる樹に追い打ちをかけるように、ものすごい剣幕で樹を責める。頭を下げて謝罪することしかできない樹を、葵や渡辺は心配する。
翌日、つぐみがしばらく仕事を休み、治療に専念するために実家へ戻ることを聞いた樹は、転院する前に一度、つぐみと話をしたいと考える。つぐみに会うために訪れた病院で、樹は元久と偶然再会し、ふたりで話をすることに。つぐみの幸せを願う元久は土下座して別れてくれと頼むのだった。
【パーフェクトワールド】第6話の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】第6話の視聴率
第6話の視聴率は6.3%!
【パーフェクトワールド】第6話のあらすじネタバレ
「娘は、自分の代わりに背負って歩いてくれる人に任せたい」という元久の言葉で、つぐみと別れる決心をした樹。
突然別れを告げられたつぐみに、実家から父が倒れたとの連絡が入る。しおり、洋貴とともに急ぎ松本へ戻ったつぐみは、樹への想いを断ち切るために、仕事を辞めて東京から離れることを決意する。洋貴は、そんなつぐみの胸の内を察しつつ、あらためてつぐみに想いを告げる。
自らつぐみとの恋に終止符を打った樹もまた、つぐみへの想いを捨てきれずにいた。そんなある日、社長の渡辺から、つぐみが東京を去ることを聞いた樹は、「二度と会えなくなるかもしれない」と考え、急いで高速バス乗り場へ向かう。
【パーフェクトワールド】第7話の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】第7話の視聴率
第7話の視聴率は6.1%!
【パーフェクトワールド】第7話のあらすじネタバレ
つぐみが樹の元へやってきた。気まずい空気が流れる中、つぐみは松本のシェフ・高木圭吾と車椅子の生活をする妻・楓のために力を貸してほしいと樹に頼み込む。つぐみから高木夫妻の想いを聞いた樹は、ふたりに会うと約束する。それを聞いたつぐみはホッとするものの、洋貴に「会った」と言えずに心を痛める。しかし洋貴は、樹からの連絡でふたりの再会をすでに知っていた。焦りを感じる洋貴は、つぐみにプロポーズの返事を急かす。
後日、樹は高木夫妻に会いに行くものの、突然、楓が「会いたくない」と言い出す。圭吾に頼んでふたりで話す時間をもらった樹は、「なぜ主人の依頼を引き受けることにしたんですか?」と聞かれる。
一方、樹に想いを打ち明けた葵は、圭吾の件でつぐみと会ったと話す樹を見て顔をこわばらせる。
【パーフェクトワールド】第8話の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】第8話の視聴率
第8話の視聴率は6.1%!
【パーフェクトワールド】第8話のあらすじネタバレ
ふたりで仕事をすることになった樹とつぐみ。それを知った葵はいても立ってもいられずに松本を訪れ、「樹くんと付き合うことになった」とつぐみをけん制する。それを聞いたつぐみは、樹への想いを断ち切るように、高校時代に描いた絵を捨て、樹は樹で洋貴との結婚を決めたつぐみに「幸せになれよ」とエールを送る。
そんな矢先、ふたりで請け負った高木邸の地鎮祭の日に大きな地震が発生。幸い、つぐみの家に被害はなかったが、松本に来ている樹と連絡がつかない。心配になったつぐみは、元久や咲子の制止も聞かずに家を飛び出す。
一方、地震で樹と連絡が取れないと聞いた洋貴は、葵とともに急ぎ松本へ向かった。葵の話では、最も心配なのは、排せつが出来ないことによる尿毒症だという。最悪の場合死に至ると聞き、つぐみは不安を募らせる。
【パーフェクトワールド】第9話の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】第9話の視聴率
第9話の視聴率は6.6%!
【パーフェクトワールド】第9話のあらすじネタバレ
地震に遭遇したことがきっかけで”生きることへの執着”が芽生えた樹。高木夫妻の言葉を聞き、いても立ってもいられなくなったつぐみ。自分の本当の気持ちに嘘がつけなくなったふたりは、周囲の人を傷つけることを承知で、洋貴や葵、そして家族に正直な気持ちを打ち明ける。洋貴は樹の元を訪ね、怒りを露わにする。葵は樹に食い下がる。
【パーフェクトワールド】最終回の視聴率とあらすじネタバレ
【パーフェクトワールド】最終回の視聴率
最終回の視聴率は7.1%!
【パーフェクトワールド】最終回のあらすじネタバレ
もう二度とつぐみと別れないと決め、つぐみにプロポーズした樹。洋貴や葵はなんとか説得できたものの、つぐみの父・元久の理解は得られなかった。何度も門前払いをされた樹に、突然ふたりだけで話がしたいと申し出る元久。つぐみの幸せを願うなら、なぜ苦労するとわかっているのに結婚を望むのかと問いかける元久。樹はつぐみと別れてから今日までの気持ちを包み隠さずに話す。しかしそれでも首を縦に振らない元久だった。
ドラマ【パーフェクトワールド】の最終回ネタバレ
最終話までのネタバレがあります。ご注意ください!
障がいを負った樹は、二度と恋愛はしないと決めていた。
だが、偶然再会したつぐみの思いに心が溶かされ、付き合うようになる。
しかし、障がいを持つ樹との付き合いは想像以上に大変だった。自信をなくすつぐみ。樹もまた、つぐみが倒れた時に守ってやれなかったことに歯がゆさを感じていた。
そんなふたりにそれぞれ恋のライバルが現れる。
樹が障がいを負った時に身体的にも精神的にも支え続け、今でも世話をしている長沢葵。葵は以前から樹に恋心をいだいていて、つぐみに嫉妬していた。つぐみも樹のことをよく理解し、手際よく世話をする葵を快く思っていなかった。
樹には、つぐみを高校時代から好きだった是枝洋貴がつぐみを守れなかったら、俺が絶対許さない」と宣戦布告。
それぞれの思いを背に受けながら、そして、お互いに自分の無力さと葛藤しながらも付き合いは続いていた。
ふたりにはもうひとつ、乗り越えなければいけない大きな壁があった。
つぐみの父親・元久だ。
つぐみを溺愛する元久は、つぐみの交際相手が障がい者と知り、猛反対。倒れて入院したつぐみを見舞いに来た樹に鉢合わせすると、土下座して別れてほしいと頼むのだった。「この子は障がいを持っている人を支えていけるほど強い子じゃない」
そんな父親の言葉を聞いた樹は、つぐみと別れる決心をする。
しばらく地元に帰るつぐみは、待っていてほしいと樹に伝える。その目には涙が溢れていた。樹は、そんなつぐみを抱きしめ、ここでつぐみを手放したら、この世界がなくなってしまうのではないかと考える。
地元へ帰ったつぐみに会いにいこうとした樹は再び合併症で倒れてしまう。悪化すれば仕事さえ出来なくなる。
樹の入院を知ったつぐみは病院へ向かおうと、洋貴に連絡するが、頼めずに切ってしまう。
しかし、察した洋貴はつぐみの家へ駆けつけ、困っている時にはどこでも駆けつけると言い、自分の気持ちを打ち明けるのだった。
つぐみが病院に着いた時、葵が樹の看病をしていた。
手際よく看病する葵。何もできずにいる自分に無力さを感じるつぐみ。「障がいを受け止めていかなければ一緒に生きていくことなんてできない。あなたがいると樹くんはより悲しむ。私は樹くんが好き。昔から好きだった。私は樹くんを支えていく自信がある」と葵に言われたつぐみはショックを受ける。
そんなつぐみに寄り添う洋貴は、つぐみの気持ちが樹を向いていても、つぐみを守りたいと言う。
樹が回復し、ふたりは久しぶりにデートを楽しむ。しかし、樹はそこで守ってやれない無力な自分の本音を話す。そして別れを切り出す。
お互いに好きなのに、別れたくないのに黙ったまま岐路に着く。
そしてふたりは別れる。
つぐみは一枚の絵を樹に送る。その絵は、最後のデートで見えた観覧車からの桜の絵だった。その絵を見て後悔する樹。
突然、元久が倒れたとつぐみに知らせがくる。つぐみは悩んだ末、地元に戻る決心をする。それを洋貴に話すと、洋貴はつぐみへの気持ちを伝え、キスをする。つぐみは洋貴のその気持ちを受け止め、ふたりは付き合うことになる。
家までつぐみを送って行った洋貴はつぐみを抱きしめる。だが、それを樹が見てしまう。
揺れ動く樹は、洋貴がつぐみを見送ろうとしているところにやってきて、「いっしょにいてほしい」と言う。しかしつぐみは、「今までありがとう」と新幹線で地元へ戻っていく。
あくる日、葵に自分の正直な気持ちを打ち明ける樹。「つぐみを傷つけていたのは、自分お気持ち。今さら遅いけど、自分の気持ちに正直になれるようになった」。そしてつぐみは地元に帰ってしまってもう会うことはないと言う。
それを聞いた葵は涙を流し、自分の気持ちを伝える。「ずっとあなたが好きだった。出会った頃からずっと」。
長野のつぐみの元へ葵が現れる。そして、樹と付き合うことになったと嘘をつく。樹とつぐみを切り離そうとしたのだった。
洋貴とつぐみがデートをしている時、突然の大雨でホテルに泊まることになる。
ベッドに入るふたりだったが、「川奈の中で俺が一番になるまで待つ」と抱こうとしない洋貴。つぐみはそんな洋貴の優しさにほだされ、ふたりは結ばれる。
葵がつぐみの所へ行ったのが樹にバレ、問い詰められる。謝る葵は「もうここへは来ない」と言うが、今まで通り来てほしいと樹にお願いされる。
ある日、つぐみが元久のお見舞いに行くと、病院で一組のカップルに会う。障がい者の彼女と健常者の彼氏というカップルだった。いつ死ぬかわからない彼女のために家を建ててあげたいと言う彼氏。それよりレストランをやりたいという彼氏の夢をかなえてほしいと彼女。
つぐみは、障がい者用の家を建てたいという彼氏に樹を紹介するが、樹は彼女の反対を理由にそのオファーを断ってしまう。
つぐみは、樹の元へ行って、あのカップルのために家を設計してほしいと頼む。ようやくその頼みを聞き入れる樹。
樹が設計し、つぐみがインテリアデザインを担当する形で頑張るふたり。
洋貴は、ふたりがまた接触していることに不安を感じつつもつぐみを応援するのだった。
ふたりの仕事がようやく終わろうとしていた矢先、地震が起きる。
つぐみ、洋貴、葵がそれぞれ樹を心配して駆けつける。一番最初に到着したのは、例のカップルの彼氏とつぐみだった。そして、樹は無事だった。
避難所がなく、車で過ごすことになった樹とつぐみ。「来てくれてありがとう」いう樹に「樹がいなくなるのが怖かった」と伝えるつぐみ。
樹は葵に付き添われ病院へ向かう。そしてつぐみは洋貴とともに洋貴の実家へと向かう。
つぐみを家族に紹介する洋貴は、「今、自分は幸せだ」というが、つぐみは複雑な気持ちだった。
東京へ戻ったつぐみに洋貴から誘いの電話がくるが、つぐみはそれを断り、樹の所へ行く。
お互いが後悔していた。
「つぐみのことが好きだ」と樹。ふたりは手を取り合い涙を流していた。
つぐみの本当の気持ちを察し、樹の元へ戻ったのだと理解する洋貴は、樹の元を訪れ、「障がいのある樹になら勝てると思っていた」と本音を言う。樹も本音を伝え、つぐみによって自分が変われたことを話す。「次はないからな。川奈を話したらその時はブン殴る」と洋貴はふたりを応援することにした。
その直後、つぐみの元へメールが届く。洋貴からだ。『川奈、樹と話したからもう俺と会わなくていい。短い時間だったけど、川奈との時間は本当に幸せだったよ。一つ心残りは、昨日の夜プロポーズできなかったこと。でも俺は後悔していない。これからもずっと君の幸せを願っています』。
そのメールを読んだつぐみは涙を流す。
樹がまた入院することになる。葵からそのことを聞きつけたつぐみは駆けつけるが、樹の様子を確認すると「帰る」と言う。「心配じゃないの?」と葵。「心配だけど、いつも一緒にいることがベストとは限らない」とつぐみ。
葵は「自分がついているから」と言うが、樹は「でも葵がくれる愛情を返せない」と言う。
病室の外で涙を流す葵。
父・元久の了承を得ていないつぐみは、「みんなを敵に回してもふたりで生きていこう」と言う。だが樹は、ちゃんとつぐみの両親から祝福してもらいたいと考えていた。
何度も元久の元へ行き、お願いするが相手にしてもらえない樹。介護状態になってしまった元久は、介護している妻に重ね合わせ、つぐみの幸せを願い、「もう二度と目の前に現れないでほしい」と樹に言う。
返す言葉もない樹。
落ち込む樹を慰めるつぐみ。
そんな元久の病状が悪化する。なんとか一命をとりとめた元久は、樹とつぐみを前に話をする。「わたしが苦しんでいた時、つぐみを支える樹に感動した。だから樹くん、娘をどうかよろしくお願いします。つぐみの花嫁姿が見たい」
その父の言葉に号泣するつぐみ。樹が「結婚しよう」と言うと「はい」と答える。
みんなに祝福される中、ふたりの結婚式が行われるのであった。
記事内画像出典公式ホームページ
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