ドラマ【御茶ノ水ロック】感動の最終話のあらすじと感想!歌に託した始の想いとは!?
ドラマ【御茶ノ水ロック】最終話、いよいよバズ・ロック・フューチャーの当日、始は男達に痛めつけられ、ケガを負ってしまいます。果たしてLIVEに間に合うのか!新曲に託した亮への想いは伝わるのか!
最終話のあらすじと感想をどうそ。
ドラマ【御茶ノ水ロック】最終話のあらすじ
墓参りに来た始の前に現れる5人の男。始を拉致しようとする。逃げる始。
バズ・ロック・フューチャー会場。始を連絡がつかないことに不安と心配の奈良、新田、乾、マサさん、チャド。ダイダラボッチの出番は6組中5番目。DICの次だ。間に合わなければ棄権すると新田。それを陰で聞いている亮の姿。
路地へ逃げてきた始、携帯を落としたことに気づく。そこへ5人組の男。ケンカが始まる。鉄パイプで頭を殴られる始。
舞台袖の新巻。スタッフのチケット完売の言葉に、音楽なんて所詮ただの遊び、実力も関係ない、話題性であおってチケットが売れればいい、と息巻く。そしていよいよ1組目の演奏が始まる。
マサさんとチャドが始の実家近くで始を探している。そこへケガを負った始が来る。病院へ行こうとするマサさんに会場へ連れていってくれと始。始は、男たちを叩きのめし、新巻の指しがねだと白状させていた。兄弟対決の話題性を使い、始を襲い、それを亮のせいにして、亮を音楽業界から追放し、インディーズシーンを牛耳ろうとする新巻の陰謀だと知った。「新曲トリプレットを歌わないといけない。どうしてもこのLIVEじゃないとだめなんだ」とマサさんに頼み込む始。
マサさんから連絡を受ける奈良。そこへ亮が来る。
LIVE会場控え室。「優勝は君らで間違いない」とDICに言っている新巻。「だけど、問題はこれからだ。君達はクリムゾン・スカイ・レコードからメジャデビューが決まっているよね。僕はそれが心配なんだ。今はただでさえCDが売れない時代だ。インディーズなんかと比較にならないプロデュース力、営業力がないと生き残れない。クリムゾン・スカイ・レコードにそれがあるかどうか…僕なら君達を大手レコード会社に繋げることが出来る」そこへ亮と奈良が入ってくる。「「うちバンドを誘惑するの、やめてもらえるか。それより君は、自分が何をしたか分かっているのか?」「よくも始ちゃんを襲わせたな」とぼける新巻。「このイベントが終わるまでは見逃してやる。DICとダイダラボッチの演奏が残っているからな」「出て行け。俺たちが信用しているのは亮さんだけだ。あんたじゃない」とSHO。「分かりました。あとで後悔しなければいいですが」と捨てゼリフを残し出て行く新巻。「始は大丈夫なのか?」と心配するSHO。「こっちに向ってるけど、ギリギリ間に合うかどうか」と奈良。「SHO、演奏時間をなるべく延ばせ」と指示する亮。
DICの演奏が始まる。沸く観客達。最後尾にいる亮、黒岩に何か耳打ちする。出て行く黒岩。
チャドが手配した車に乗る始とマサさん。が、エンジンがかからない。走っていくと言って車を降りる始。
続いているDICの演奏をやめさせる新巻。スタッフに無理やりステージを下ろされるDIC。通路でダイダラボッチとすれ違う。「これで限界だ」とSHO。「ありがとう」と奈良。「始は?」首を横に振る新田。「そんな…」スタッフに促され歩き出すDIC。「とりあえず、セッティングだけしてギリギリまで待とう」と新田。
セッティングが終わっても始まらない演奏にザワついている観客達。「やっぱり間に合わないか…」とセンターのマイクを見つめる奈良。亮もDICも客席からステージを心配そうに見つめている。その時会場の入り口からヘロヘロになった始が入ってくる。気がつく奈良。SHO達が観客に言って真ん中を開けてもらう。ステージに上がる始。そしてダイダラボッチの演奏が始まる。袖にいた新巻、「あいつ何でここに」と横のスタッフを睨みつける。盛り上がる会場。「あいつが来たのは予想外だったが、いいじゃないか。金になりそうだ」とほくそ笑む新巻。そこへ黒岩が来る。「そこまでですよ。あなたワン・アイド・ジャックでギタリストされてましたよね」「なぜそれを」「亮さんのバンド、ザ・クロウがいたためにデビュー出来なかったバンドだ。亮さんの命令で調べさせていただきました。あなたは、亮さんがクリムゾン・スカイ・レコードの社長と知って近づいた。過去の恨みを晴らすために、亮さんが育てたDICを奪おうとして。始くんを襲った若者達も、こちらで保護しました。金儲けのために近づいたバンドから、すべて手を引かないと彼らを警察に引き渡します」観念する新巻。
始のMC.
「次は最後の曲です。俺が音楽を始めるきっかけを作ってくれた大事な家族への曲…兄貴に捧げます。トリプレット」そしてダイダラボッチの新曲、トリプレットが始まる。
♪憧れだった背中をずっと追いかけてるんだ今も
いつまでも変わらない思いなんだ。
幼い日二人でずっと歌ってた時間 俺たちを繋いでるって信じているから
届けたいんだ 忘れられないあのメロディーを 繋ぎ合わせて気づいた
後悔したって遅すぎるけど こっちを向いてくれと叫んで
この手のばして 歌っているのは 認めてほしいからなんだ
何も言わないまま伝わるわけがないんだ だけどこれだけは信じてるんだ
重いでは同じって 三人が並んで まるで三連符みたいだと笑いあった
許してくれなんて言わない だけど あの時誓い合ったことを叶えたいだけなんだ
だからこの歌で伝えるよ 忘れられないあの笑顔に もう会えないけど
それでもやっぱり 歌っているのは約束を覚えているから
おれの名前を呼ぶその声に 今度は答えたいんだ
忘れられないこのメロディーで 繋がってるって信じてる
聞いてくれよおれの全部を 大切だったあの時間に 届かせるくらい遠くへ
声の限り歌い続ける 止まった時計を動かして走り出すんだ
道は違っても 約束したあの場所へ ♪
始の歌はダイレクトに亮の胸に突き刺さり、涙が溢れて止まらない。
会場を出ようとしているダイダラボッチ。「結局、優勝はDICか」と話している。その時、うしろから「始」と呼び止める声。振り返りと亮が立っている。「兄貴…」と始。「トリプレットか…いろいろあったな」「うん」とはにかむ始。「またな」と戻っていく亮。なんとなく嬉しそうな始。
会社から出てくる亮。そこに立っている桐山純哉(荒木宏文)。「久しぶりだな、亮」「純哉…オレに何の用だ」「おい、そんな冷たい言い方すんなよ。ザ・クロウのボーカルとギタリストが再会したってのに」と言って不敵な笑みを浮かべる純哉。
ドラマ【御茶ノ水ロック】最終話の感想
最終回ではありますが、このあとに幕が開く舞台への布石となる終わり方ですね。気になる方はぜひ舞台を見に来てください。ということでしょう。それは連動ドラマなので仕方ないとして、見事なまでの悪役登場で、スッキリと二人の感情が溶けました。素直には言えない気持ちを歌に託し、LIVEで伝える。無理の無いハマッた曲でみごとに伝わり、感動的でした。これまでの布石もすべて解消してくれる歌の内容に引き込まれてしまいました。いい最終回だったと思います。ファンだったら気になってきっと舞台に足を運ぶでしょうね。
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