大河ドラマ【青天を衝け】を10倍楽しむための3つの知識!時代背景を知ってドラマを楽しもう!

青天を衝け

大河ドラマ【青天を衝け】を楽しむ3つの知識。

2021年2月スタートの大河ドラマは”日本資本社会の父”渋沢栄一を描いた【青天を衝け】です。

幕末から明治にかけて生きた渋沢栄一のドラマですが、ここでは、このドラマをより楽しむための簡単な知識を書いていこうと思います。

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【青天を衝け】のキャスト、相関図などはこちら↓
大河ドラマ【青天を衝け】のキャストとあらすじ!吉沢亮が渋沢栄一役に抜擢された理由とは?

目次

1.渋沢栄一の人物像を知る

まず最初に渋沢栄一という人物を知っておきましょう。

栄一の少年時代は藍玉や養蚕を営む父の手伝いをする普通の少年でした。

父親から商売を学んだ栄一は武士、農民、商人という階級の差に目覚めます。それは後に「公」と「民」という概念になっていきます。

やがて明治となり、政府に仕えた栄一は近代産業の育成が日本の急務と考え、五百社以上の会社の立ち上げに携わり、社会事業、や教育、福祉事業に取り組みます。これが「日本資本主義の父」と言われる所以です。

栄一が関係した会社は、現代の「(株)みずほ銀行」「王子ホールディングス(株)」「日本製紙(株)」「東京海上日動火災保険(株)」「東洋紡(株)」「(株)帝国ホテル」「住友重機械工業(株)」「サッポロホールディングス(株)」など錚々たる会社があり、「早稲田大学」や「東京株式取引所」などにも関わっています。

2.必ず出てくる言葉を知る

すでに承知している方も多いと思いますが、栄一の物語を語るうえで必ず出てくる言葉が2つあります。一応、その意味を知っておきましょう。

①官尊民卑(かんそんみんぴ)

これは福沢諭吉が述べた政治学用語で、官僚や役人など政府に携わる者は尊く、それ以外の民間はそうではないという考えで、いわゆる階級格差のことです。

②尊王攘夷(そんのうじょうい)

幕末のドラマなどでは欠かせない言葉で、尊王…つまり天皇を尊び、攘夷…外敵を打ち払うと言う考えのことです。これはペリー来航をきっかけに生まれた言葉で、その頃のほとんどの人がこの考えだったようです。それもそのはず、時の天皇である孝明天皇が外国人を怖がり、嫌いだったからです。

板挟みになった幕府の大老・井伊直弼が、怖がる天皇を無視して日米修好通商条約締結し、反発をかったために桜田門外の変で暗殺されたのはご承知の通りです。

3.物語の大筋をつかむ

物語は大きく4つに分かれます。それぞれの大事な部分のみを書いていきます。

①少年期

決して貧しくはない豪農の家に生まれた栄一は、藍玉や養蚕で財を成した父を手伝い、周辺で一番立派な農民になるのが目標でした。

ところが、御用金を取り立てる代官に刃向かったことで、理不尽に罵倒されたことがきっかけで官尊民卑がはびこる身分制度に怒りを覚え、武士になることを決意します。

②青年期

従兄の惇忠や喜作と共に江戸に出た栄一は、強烈な尊王攘夷を唱える志士となります。そして、外国人居留地を焼き討ちにするテロを企てます。しかしそれは従兄の長七郎の猛反対にあい断念。幕府に追われる身となり、京へ逃げます。その時に助けたのは一橋慶喜の側近・平岡円四郎。栄一は一橋家の家臣となります。

③幕末期

倒幕を目指していたはずの栄一は、一橋家の財政改革で手腕を発揮、慶喜の信頼を得ます。しかし、その慶喜が将軍となったため、倒幕どころか幕臣となってしまいます。

パリ万国博覧会の随員に選ばれ、慶喜の弟・昭武とパリに渡った栄一は株式会社とバンクの仕組みを知り、官民平等で民間が力を発揮できる社会に衝撃を受けます。

そんな折、大政奉還の知らせが届き、栄一は無念の帰国をすることになります。

④制度改革へ

帰国した栄一は、突然、明治新政府から大蔵省への仕官を命じられます。租税正(そぜいのかみ)と、改正掛(かいせいがかり)の長の兼務です。それから3年半、租税・鉄道・貨幣制度など次々と改革を推し進めます。大蔵省に移動した栄一は歳入に見合った予算を立てる方針で事をすすめようとしたが、赤字覚悟で軍事力増強を要請する大久保利通とぶつかる。

望み薄の官を見限り辞表を提出した栄一は、第一国立銀行を皮切りに実業界で民間改革を始める。

まとめと裏話

さて、ちょっとした情報ですが知っておけばよりドラマを楽しめるのではないでしょうか?

今ドラマの撮影にあたり、東京ドーム5個分の土地を借り、栄一の生まれた家を始め故郷である血洗村をまるごと再現したそうです。地権者は50人くらい、運び込んだ土は2トンダンプ40台くらい。そこへ渋沢家が生業としていた藍畑を作り、街道を作り、見事な村に仕上げたそうです。

ちなみに蛇足ではありますが、渋沢栄一の子孫に女子プロゴルファーがいます。

今年二十歳のプラチナ世代で澁澤莉絵留 (しぶさわりえる)さんです。群馬県太田市出身でまだシードはありませんが、下部ツアーの成績いかんでは今年のツアーに顔を出してくるかもしれません。彼女は、【青天を衝け】について、絶対に見ると言っていました。

以上、2021年の大河ドラマ【青天を衝け】をより楽しむための情報でした。

記事内画像出典:NHK『青天を衝け』公式ページ

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