【お別れホスピタル】最終回のネタバレと感想!池尻さん(木野花)の最期の行動に「カッコイイ」の声

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お別れホスピタル最終回

NHK土曜ドラマ【お別れホスピタル】最終回(第4話)が2月24日に放送されました。

「死んでたまるか」が口癖の池尻さんが辺見(岸井ゆきの)にだけ本音をもらす。辺見は思いをぶつけるが…。福山さんが急変。ようやく姿を現した息子がもらした本音は…。

放送後、池尻さん(木野花)の最期の行動にSNSで「カッコイイ」の声が…。

今回は【お別れホスピタル】最終回のネタバレと感想について。

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目次

【お別れホスピタル】最終回のネタバレ

【お別れホスピタル】最終回のあらすじネタバレです。

池尻さん(木野花)

辺見(岸井ゆきの)は池尻さん(木野花)を連れて外出。池尻さんは愛犬と再会して喜ぶ。辺見は「私たちをつねるのって愛情表現」と気づく。

久美(泉ピン子)の悩み

辺見は、水谷久美(泉ピン子)と久しぶりに会った。体調が戻って久しぶりに夫の見舞いに来たかと思われたが…。久美は広野(松山ケンイチ)に仮病だったことを明かす。そして延命させた自分の決断は正しかったのか不安を吐露する。広野は「僕はそのときの気持ちでいいと思います」と答えた。

赤根(内田慈)が休職

赤根涼子(内田慈)が大戸屋(きたろう)に折り紙の遊びを頼まれるが、「大戸屋さん専属じゃない!」と拒否。騒ぎを聞きつけた辺見がやってくる。

大戸屋は筆談で「死ねばいいと思ってるんだろう」と伝える。赤根は「言っていいことと悪いことがある」と激怒した。

その後、辺見は赤根とカラオケボックスへ。そこで赤根は「わたし、ガンになりました。下咽頭がんステージ3です。だからしばらく治療に専念します」と明かした。

後日。ナースステーションでにて。赤根は病気と休職のことをスタッフに伝える。

病院の屋上にて。赤根と辺見は話す。

赤根「私は人生にハードルがあった方が馬力が出るタイプなの。それに私は看護婦だから医療の力を信じてるの」

辺見「はい」

赤根「…とかね。全部、嘘。死んだらどうしよう…」

赤根は手すりに寄りかかりながら涙ぐむ。辺見は何も声をかけることができない。

ある夜。余命宣告されている福山さん(樫山文枝)が苦しむ。

辺見は「なんで福山さんみたいないい人が…」と嘆く。

辺見のナレーション「怖い。死ぬってやっぱり怖い」

塩げんこつ

辺見は母・幸村ヨシ(根岸季衣)が浜北中学の教師だったころ、生徒に「塩げんこつ」という変なあだ名をつけられていたことを息子さんから聞かされる。

その後、広野と辺見は福山さんに、治療方針の相談のため、息子に来てもらうよう伝える。

福山さんは「私の治療方針はね。早く元気になって退院すること。それだけ」と言う。

辺見はバイト帰りの佐都子(小野花梨)と会う。辺見は「もらったの」と塩げんこつを佐都子に渡す。

佐都子「いたなあ。そんなあだ名の。古文の。強烈だったの、塩対応の超堅物」

辺見はその先生が患者にいることを話す。

佐都子が会いたいというので、後日、幸村ヨシさんと海辺と会うことに。

佐都子が挨拶したが、ヨシさんは覚えていない。

佐都子「待てよ。塩げんこつ!がちがちの堅物教師で…生徒を縛りつけて。だけど、あんたが一番つまんなそうに生きてたじゃん。何、幸せそうに生きてるのよ!」

ヨシ「年取るとね。だんだん自由になってくの」

佐都子は「色付きリップは禁止ってあいつ言ってたのに」と、ヨシさんが持っているリップを見てつぶやく。

福山さん(樫山文枝)は息子のために長く生きたいと広野に語る。

福山さん(樫山文枝)と息子

ある日、福山さんが意識朦朧としていた…。

福山「死なせないで。私、生きてることくらいしかあの子の役に立てないの」

福山さんは広野や辺見にそう懇願した。

辺見は息子さんに連絡するが全く繋がらない。広野は昨日ショートメッセージは送ったという。

そんな時、福山さんの息子・幸造が現われる。家を出るのが久しぶりだという。

幸造は現在、母の年金で生活しているという。その上で手術をお願いした。

意識が戻り、延命できるならば…という幸造。でも、お金のためではない。

幸造「もう一度、話がしたい。母は僕が今こんな風なの自分のせいだと思い込んでる。でもそれは違う」

幸造は、もっと早く見舞いに来ればよかったと後悔する。

広野は手術することを了解した。

手術後。目を覚ました福山さんに幸造が声をかける。

福山「こ~ちゃん?なんで?ああ、お母さん、死んだんだ」

幸造「まだだよ」

その後、幸造と福山さん、2人の仲良さげな時間が流れる。幸造は就職したから心配しないよう告げる。福山さんは「無理しないでいいよ。あんたのんびり屋さんなんだから。ゆっくりやればいいのよ」と言う。

ロビーにて。広野は幸造に「就職、決まってよかったです」と話しかける。幸造は「ウソですよ」と答えた。広野は福祉の専門家がいるから相談してみたらと言う。「まっとうですね…。先生みたいな息子になりたい」と言って去ろうとする幸造。

広野は自分の自転車がよくチェーン外れるが、直せますかと唐突に質問。メッセージ送ったのは僕の番号だから連絡してほしいと言いつつ、「僕もこういうの苦手なんで」と広野。少し安心したような幸造は「また今度」と言って、去った。

赤根(内田慈)と息子

一方、赤根にも問題が…。病院にて、治療中の赤根。そこへ息子の貴之が「大学行ってる場合じゃない」と母に告げて働いて稼ぐといいだす。

赤根「なら、この治療やめる。タカ、大学行きなさい」

貴之「やめて。そんなの脅迫だよ(涙)」

赤根「そうだよ。私の生き甲斐を奪うな」

貴之「無茶苦茶だよ、お母さん。やだよ。死なないで」

赤根「大丈夫だよ。あんたも私もすこーし怖いだけ。すぐにどうってことなくなる。だから大学でもどこでも行けばいいんのよ」

佐都子(小野花梨)の心境の変化

辺見はまた海沿いで、バイト帰りの佐都子と会う。

佐都子は「年取ると自由になるってボケて全部わからなくるってことじゃん」と切り出す。

辺見は「さと、言い方」と注意するが…。実は馬鹿にしたくて言っているわけではないようだ。

佐都子は、しんどいのは自分のせいだと自分を責めて、死ぬことばかり考えてきたと言う。しかし「いつか年取ったとき、もう消えたいとか、死にたいとか、そんな気持ちもなくなるなら…別に今、死ななくてもいいのかもしれない」と思うようになったという佐都子。

佐都子「ごめんね」

辺見「なんで?」

佐都子「お姉ちゃん、ずっと我慢してきたでしょ」

辺見「別に。お母さんとは元々、相性が」

佐都子「お姉ちゃん、すぐお母さんのこと言う」

辺見は陸上でインターハイ行けることが決まったのに佐都子が血だらけで救急搬送されて、少したって母に賞状と盾を見せても「ああ」ってそれだけだった…と振り返る。

辺見「別にいいんだけどね。見てもらえないのって、きついなあって。それで家を出ようって」

その後、辺見と佐都子は一緒に実家に戻り、母(麻生祐未)が作った肉豆腐を食べる。(※現在の佐都子は辺見のアパートに転がりこんでいる)

池尻さん(木野花)の本音

「死んでたまるか」が口癖な池尻さん(木野花)だが、辺見(岸井ゆきの)には本音を言えるようだ。

池尻「いよいよ死ぬかあ。怖い。あんたの顔見てるとなんか言っちゃう。なんで怖いんだ?何が怖いんだ?自分が自分でなくなるから?」

辺見「嫌だな。私、シャンタルばっかり行ってましたよ」

辺見は小学校では文房具を買いに行き、中学では友達とパフェを食べ、高校時代は初デートをした場所だ。

辺見「あそこ行くと気分上がった。池尻さんが作ったんだってわかって、だからあそこはパワースポットなんだって」

池尻「パワーの意味ちがくねえか(笑)」

辺見「『もういい』とか嫌です。池尻さんは池尻さんでいてください」

池尻さんは精一杯、辺見のことを強く握った…。

ある日、水谷久美さんが広野や辺見の呼びかけに答えない。久美は夫のベッドに頭を下げながら、心肺停止していた。

広野は心肺蘇生を試みたが…。久美は夫・良太郎を残して逝ってしまった。

屋上にて。辺見はパンをかじる。広野は「理不尽だ」とつぶやく。辺見は何も答えず遠くを見ながらパンを食べ続ける。広野もおにぎりを取り出してかぶりつく…。

大戸屋(きたろう)

ある時、大戸屋さん(きたろう)が急変。広野や辺見らが対応。辺見は「しっかりして!赤根さん来ますよ」と声をかけて励ます。大戸屋さんは息を吹き返す。

辺見のナレーション「生と死を分けるものって何だろう」

大丈夫だ、私たち安心だ

辺見は、佐古(筒井真理子)の娘(大後寿々花)との心中を止めたことで自分はホッとしたが、佐古が「私がいなくなったらこの子はどうなるの?」と言っていたことを気にしていた。

辺見「水谷さんも同じだったと思うんです…」

辺見は水谷さんの無念さを思ってやりきれない…。

佐古は辺見に、少し前に久美さんと話したことを明かす。

(回想)久美「私がいなくなってもここの人たちは最期までお父さん看てくれる。爪がキレイに切ってあったの。大丈夫だ。私たち安心だと思ったの」

佐古は辺見に「私もそう思います」と告げる。

【お別れホスピタル】最終回の結末ネタバレ

【お別れホスピタル】最終回の結末ネタバレです。

池尻さん(木野花)の最期

夜勤中の辺見は巡回中、池尻さんが遠くを見ているのを目撃。呼びかけても反応がない。

ナースステーションでは…。「(繰り返してきた)脳梗塞の大きいのが来たか」「天寿を全うしたのかな」との会話が。

その後、辺見が池尻さんの遺体をキレイにしようとすると、口元に紙があり、「登」の字があった。登記簿?!

辺見はそばにあった書類を見るがない。

【辺見の想像】池尻「はっはっはっはっは。これが私の意地だ。ざまあ、みやがれ」

辺見は「すごっ」とつぶやく。

辺見は池尻さんに口紅を塗り、指輪をはめ、眼鏡をかけさせた。

辺見のナレーション「ここは一度着たら元気になって退院して行く人はほぼいない。そういう場所だ。でも私たちは死ぬことの手助けをしてるわけじゃない。ここは病院だ。人が生ききるための場所だ」

生きろ

赤根が大戸屋さんのお見舞いにきて「死にそうになったらしいじゃないですか」と茶化す。

赤根は大戸屋さんに「死ねばいいのになんて絶対に思いませんよ」と語る。

大戸屋さんは口を動かした。(気管切開のため。声が出せない)

赤根「生きろ?」

涙ぐむ赤根は「黄色でしょ」とごまかす。

死ぬって何だろう?

焼き鳥屋にて。辺見と広野とがカウンターで話す。

2人は「誰かと話したらいいっていうのは真理だ」と意見が一致。

辺見「これで良かったって久田今日子さん(高橋惠子)が言ってました。久美さんも池尻さんもみんなこれでよかった…」

広野「そう思うしかないですね」

辺見と広野は死ぬときどうなるのか話す。

広野は評価を気にせず自由に一人で死にたいという。

辺見は誰かが見届けてくれるから安心して死ねるかもという。

とはいえ、思った通りに死は選べないだろう…。

辺見「カッコ悪かったり、迷惑かけたり、寂しかったり…。でもそんなもんなんだと思います。だから焦って逝くことなかったんですよって、本庄(古田新太)さんに言いたいです」

広野「うん。まあ。最後までジタバタするしかないんじゃないんですかね」

辺見「私たち、頑張って生きてますよね。じゃあ、ジタバタしてみますか」

2人は焼き鳥を食べて笑い合う。

辺見のナレーション「死ぬって怖い。まだよく分からない。でも例えどんな死を迎えても私は私で、あなたはあなただ。死ぬってなんだろう」

辺見は海沿いに車を止めて、キレイな朝焼けを見て思った…。

(おわり)

【お別れホスピタル】最終回の感想

【お別れホスピタル】最終回の感想です。

池尻さん(木野花)の最期の行動に「カッコイイ」の声

池尻さん(木野花)の最期の姿が想像シーンで描かれました。

どうやら権利書を食べてしまったようですね。

多くの視聴者から「カッコいいよ」という感想が…↓

結局、死ぬって何か分からない?

人が亡くなることが多いのでつらい展開もありましたが、良作でした。

結局、死ぬのは何かわからないっていう結論がとても好感もてます。

何か答えを示したり、押し付けるのではなく。視聴者に考えさせる感じですね。

というか、こう死にたいと思っていても、明日事故に遭うかもしれないし、病気になるかもしれないし、災害がくるかも分からないし…。理想の死に方を選べないのが人生かも。

そんな中、いつか必ずくる死まで、精一杯、生きていきたいものですね。

キャスト・スタッフの皆様、全4回お疲れ様でした。

【お別れホスピタル】最終回の場面写真

お別れホスピタル最終回
お別れホスピタル最終回
お別れホスピタル最終回

【お別れホスピタル】最終回の出演者・スタッフ

【出演】岸井ゆきの,松山ケンイチ,内田慈,仙道敦子,樫山文枝,木村祐一,木野花,根岸季衣,平原テツ,筒井真理子,泉ピン子,小野花梨,麻生祐未 他

【原作】沖田×華

【脚本】安達奈緒子

画像出典NHK

お別れホスピタル最終回

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