【お別れホスピタル】1話のネタバレと感想!岸井ゆきのの表情が凄いと話題!
NHK土曜ドラマ【お別れホスピタル】(NHK、土曜22時)第1話が2月3日に放送されました。
ある街にある療養病棟の看護師と医師の奮闘物語。
放送後、岸井ゆきのの表情が凄いと話題で…。
今回は【お別れホスピタル】1話のネタバレと感想について。
【お別れホスピタル】1話のあらすじネタバレ
辺見歩(岸井ゆきの)は車を運転中、海岸沿いで停止して、降りた。するとチラシが風に飛ばされてしまう。それをタバコを吸っていた男性(古田新太)が取ってくれた。辺見は感謝する。
ピザ半額のチラシだ。辺見は楽しみにしているという。辺見もタバコを吸うが、風が冷たい。男性が車で吸えばいいのにと言うと、辺見は匂いがつくと職場が厳しいからと理由を言う。暮らしにくい世の中になったことを嘆く男性。辺見は体にも悪いからと言う。
辺見と男性は笑顔でわかれた…。
3人一緒にあの世へ
土曜ドラマ【#お別れホスピタル】
— NHKドラマ (@nhk_dramas) January 28, 2024
2月3日夜10時スタート
みさき総合病院の患者さん紹介
にぎやかな患者 #丘みつ子 さん
糖尿病なのにお菓子好き患者 #松金よね子 さん
不愛想な患者 #白川和子 さんが演じます。
奇しくも同室になった三人は一体…#岸井ゆきの #松山ケンイチ pic.twitter.com/2PFE3FUqZj
山崎さんは野中さんに何度も話しかけて「うるさい」と返事をもらっていた。そんな中、がんを患う山崎さんが苦しみ出した。その声をカーテンの向こうで野中さんが聞いていた。しばらくして隣のベッドが静かになり「隣、大丈夫?」と辺見に声をかける。「具合悪くなっちゃて。でも大丈夫ですよ。優しいですね」と声をかける。
太田さん(松金よね子)は「マームちゃんください」と何度も叫び、今日も元気で世話が焼ける。辺見は野中さん(白川和子)が話してくれたと喜んでいると「うるさい」「嫌い」と言われてしまう。2人と同部屋の山崎さん(丘みつ子)は、何かと2人の面倒をみている。(※注:マームちゃんはお菓子。カントリーマアムのことっぽい?)
山崎さんの家族に連絡したが来るのは明日になるという。午後4時8分、山崎さんは逝去。
辺見がエンゼルケア(患者さんの死後処置)をしに病室に行くと、野中さんが急変。そのまま亡くなった。
翌朝、太田さんも亡くなった。
辺見は「一人で寂しいから3人一緒にいったんですかね?」と主任の赤根(内田滋)に伝える。
赤根は「案外、気があったのかもね」と言った。
辺見は窓を見ながら、あの世で3人がお茶をして談笑している姿を思い浮かべる。
辺見は私は死ぬ時、どんな風に死ぬのだろうと思った。
新しく2名が入院
その後、男性2名が新しく入院。
一人はがん患者の本庄昇(古田新太)。56歳。余命は半年。本庄は辺見との再会を喜ぶ。元気なうちに看護婦さんと合コンしたいと笑うなど明るい人柄だ。
もう一人は水谷良太郎(田村泰二郎)。大腸がんで認知症も患う。妻の久美(泉ピン子)が付き添っているが、お疲れのようだ。
そんな中、本庄がトイレで煙草を吸い、火災報知器が鳴ってしまう。辺見がトイレに駆け込み煙草を没収。そして病院に戻ると、入り口に医師・広野誠二(松山ケンイチ)がいた。すると中から水谷が怒る声が聞こえた。
久美は認知症になって「おとうさん、人が変わっちゃって」と嘆いた。
消化器内科にいた広野は新しくこの療養病棟に異動してきた。水谷の主治医として在宅医療もしてきたという。
本庄のタバコへの依存はおさまらず、外に出てタバコを持たせて雰囲気だけ楽しませた。辺見は「私もやめますから」と、禁煙を一緒に頑張ろうと告げた。
自分の人生は自分で決める
本庄はなぜ医師になったのか、辺見に質問。
辺見は手に職をつけたかった、体を動かすのが好きだからという。ハードル400mでインターハイも出場した陸上選手だった。
一方、本庄は中卒で好き勝手に生きてきた。自分の人生は自分で決める…そう思って生きてきた。しかし今思うことは…
本庄「健康だからできたことなんだなあ。モルヒネで自分のこともわからなくなっちゃうんだろう。それってどんな気持ちなんだ?俺、これからどうなっていくんだ?」
辺見「えっと…」
返事に困る辺見。
本庄は「困らせてごめん」と言い、血液検査の数値が良くて奇跡が起きて生き延びるのはないかと思ってると笑った。
人工呼吸器をつける決断
広野は妻と息子を呼んで、説明する。水谷は重度の肺炎を起こし、自発呼吸ができなくなった。気管切開をして人工呼吸器をつければ1,2年は生きられるが、このまま意識が戻らない可能性がある。良くなっても話はもう…。
広野は人工呼吸器をつけるかどうかの判断を妻子に求める。息子は自然に死にたいと言っていた父の気持ちや母の心労を気遣うが、久美は人工呼吸器をつけたいと求めた。お父さんの最後の思い出がただ怖かったと残るのは嫌だと泣く久美。
久美「優しいお父さんのこと知ってるでしょう。もう一度あんなふうに過ごしたいんです。一日でも長く生きてほしいんです」
ショッキングな出来事
早朝5時ごろ。夜勤中の辺見が巡回をしていると、屋上への扉が開かれているのに気づく。屋上へ出ると、車椅子があり、そばには吸いかけのタバコがあった。本庄が飛び降りたのだ。
数時間後、警察による実況見分が行われた。3時の巡回時は問題なく5時すぎに発見された。
辺見は大変なショックを受ける。
看護師長の三木(仙道敦子)は辺見に2日くらい休むよう提案。
たいていは食べて寝れば元気になれる辺見だが、今回は違った。
主任の赤根は「みんなショックを受けてるよ」と、辺見だけでなはないと気持ちを共有する。
帰り、辺見は母からの電話にでる。
すれ違う姉と妹
家に帰ると、母・加那子(麻生祐未)が疲れていた。お皿が割れて、食べ物が飛び散っている。
秋ぐらいから荒れてるらしい。
母は「あゆが話してみてくれない?」と頼む。
妹の佐都子(小野花梨)は、中学時代のいじめが原因で不登校になり摂食障害と自傷行為を繰り返している。20代になり落ち着いてバイトも始めたこともあったけど、今も何かあると死にたいと言って荒れる。
辺見は部屋に向かうが、スナック菓子を食べている音が聞こえて、声をかけなかった。
夜勤明けの辺見はソファーで寝てしまった。
1階の冷蔵庫に降りてきた佐都子は、姉がいることに驚く。母が連絡したと気づき、姉は母のいうことをよく聞くんだとあきれる。
佐都子「なんだよ!見んなよ!!!!この家が嫌で逃げだくせに」
辺見「(どう生きようと勝手だが)死ぬ気もないのに周り巻き込まないでよ。生きたくても生きられない人もいるんだよ」
佐都子「生きるのがつらい人間にとっては楽になれて羨ましい。自分で自分を殺さずに死ねるんだから」
辺見「何言ってんの。つべこべ言わずに生きろよ!」
佐都子は姉をにらみ、2階へ。
辺見は「ごめん。違うの」というが、後の祭りだった。
辺見は実家を後にすることに。「アユ、サトのことお願いね」と頼む母。辺見は「また様子みにくるね」と言って去る。
【お別れホスピタル】1話の結末
居酒屋に入った辺見は、そこで医師の広野と偶然会った。広野はお酒が飲めないし、車の免許をもっていないという。
店が混んできたので、辺見と広野はカウンター席で隣同士に。
辺見は2年勤めているが、慣れない。
広野は「僕は怒ってます。本庄さんに」と告げる。
辺見は「何してくれてんのとは思ってます。本庄さんに」という。
怒っているというより「悔しいんです」という辺見。
タバコだって1本吸ってヤバイと思って戻るつもりだったのかもしれない…。
辺見「本庄さん。あそこで何を考えてたんですかね」
広野「わかりません。わかるすべは、もうありません」
辺見「お前らなんかに分かられてたまるかよって言われる気がします」
広野は悔しいの意味に納得する。
朝日が昇る。
辺見の語り<病棟には一人が亡くなると、また新しい患者さんがやってくる。>
患者の池尻(木野花)は、権利書などを病院に持参して、辺見に「取る気だろ」とつねる。
池尻は「死にたくない」と大声で叫ぶ。
辺見の語り<誰だってその時は自分で決めたい。でも自分で決められないこともある>
人工呼吸器をつけた水谷さんに妻は「ゆっくり話ができた」と喜ぶ。その様子を広野は見つめる。
辺見の語り<自分で決めるのが一番いい…そうとも限らないとも思う。死ぬって何だろう>
辺見は亡き本庄と初めて出会い朝陽を見つめながらタバコを吸った場所で、思い悩む。(つづく)
【お別れホスピタル】1話の感想
岸井ゆきのの表情が凄いと話題!
放送後、主人公の辺見歩を演じた岸井ゆきのさんの表情が凄いとSNSで話題で…↓
屋上に出た時の岸井ゆきのさんの表情が凄くて心臓止まるかと思った
— ゲルニカの鯛 (@354gomunashi) February 3, 2024
あの時煙草を没収しとけばこうはならなかったかもしれないけど最後に煙草も吸えてモルヒネもやらずに死ねたのは本人にとっては良かったのかもと考えたり
死を待つ人がどんな気持ちなのかを訴えてくるドラマですね#お別れホスピタル pic.twitter.com/wT5CbpqlZG
最後を見送る事が日常になっても、悲しみはきえない。
— 柚子 (@anotosyositu) February 3, 2024
静かな静かな悲しみと、
それでも続く日常を表情だけで表す、
岸井ゆきのさんやっぱすごいや。#お別れホスピタル
#お別れホスピタル 1話視聴
— じんちゃん (@3DJybN03FpxOGN2) February 3, 2024
療養病棟、常にお別れがある中で働く歩。何を考えているかがまだ見えない。
さっきまで楽しそうに笑ってた患者さん、でも死と隣り合わせなのが辛い。
大丈夫に見えてた人が実は…心の中は分からないのがしんどくて悲しかった。#岸井ゆきの ちゃんどの表情もよかったな。 https://t.co/wd0QQ5pPvL
死ぬとは何か、正解や答えなんて誰も分からないし、人の数だけ答えがあります。
そんな「死」や「生」に悩む主人公はとても難しい役。
見事に演じている岸井ゆきのさん。
古田新太さんとの掛け合いも自然でよかったです。
患者さんたちのキャストも豪華。
そして精神が不安定な妹役を演じる小野花梨さんも、鬼気迫る演技がとても良くて、死にたくても死ねない、心が煮詰まっている感じが伝わってきました。
主人公が生きられない人もいるのに、って言うのはNGですけど、あの状況なら言いたくなっちゃいますよね。
つらいだけではなく、死ぬことは何か、あなたはどう決断し対応するか、視聴者にも問いかけてくる作品だなと改めて思いました。
【お別れホスピタル】1話の番組情報
【出演】岸井ゆきの,松山ケンイチ,内田慈,仙道敦子,国広富之,長村航希,麻生祐未,小野花梨,きたろう,古田新太,木野花,泉ピン子,丘みつ子,松金よね子,白川和子
【原作】沖田×華
【脚本】安達奈緒子
画像引用:NHK「お別れホスピタル」
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