【大奥2 医療編】13話のネタバレと感想|青沼・源内の最期と黒木の叫びに視聴者号泣!
【大奥2 医療編】13話のあらすじ・ネタバレと感想|青沼・源内の最期と黒木の叫びに視聴者号泣!赤面疱瘡撲滅のために尽力した者たちへの、あまりにも理不尽な仕打ちに涙が止まらない!
【大奥2 医療編】13話のあらすじ
【大奥シーズン2 医療編】13話のあらすじ
死にたくない!源内の叫び
源内(鈴木杏)は、そう毒、つまり梅毒に罹っていた。女同士のといちはいち(同性愛行為)では感染らない。いったいどうして…。繕った着物を見て、源内が何者かに乱暴されたことを察した青沼は、なんてひでえ!と拳を床に叩きつける。
源内は、今はそこにこだわっている時間はない。大事なのは治るか治らないか、蘭方医学なら治せるのかだと言うが、今のところ治す方法はない。ただ梅毒は進み方がゆっくりな人もいる。
悪くなったら最後は気が触れちゃうんじゃなかったっけと源内。青沼は、必ずしもそうなるわけではないと言いかけるが、源内は悔しさと悲しみを訴える。
生きてるだけじゃダメなんだよ、バンバン旅ができて、ビンビン頭が働かなきゃ私じゃない。平賀源内じゃないんだよ!
死にたくない。死にたくないよ〜、青沼さん。
青沼は源内の体とその心の傷みをしっかり抱きしめる。
青沼から源内のことを効いた田沼意次(松下奈緒)は、源内の家を訪ねる。
「少しはわかりましたか? 神出鬼没される側の気持ちも」
意次は、「本日をもって女子蘭学の禁を解く」という書を見せる。ずっと何か褒美を、源内の心が躍るものをと思っていたが、的外れだったか? 源内は感動する。これで女子も蘭学を勉強できる。
「平賀源内がいたから、この門戸が開かれたのです」
源内はうれし泣きしながら、次は私の番、赤面を治すことを誓い、軽症の赤面患者を探す旅に出た。青沼たちは源内が名付けた「人痘接種」の希望者を募るが、100人に3人ぐらい死者が出る可能性がある、わざわざ赤面のタネを体に入れるなんて、となかなか理解が得られない。青沼も自分が罹って治してみせればよいが、もう赤面に罹る年齢ではない。
高岳(相島一之)が意次を呼びに来る。将軍の第一子・家基が突然亡くなったのだ。悲しみにくれる家治(高田夏帆)に、漢方医の灰谷(山下容莉枝)は気が楽になる薬だと言って薬湯を飲ませる。
天明の大飢饉と人痘接種
天明3年夏。
意次が老中になって10年、上様の跡目問題が起きていた。お次(堀内敬子)は、家治の後は治済卿になるのか。定信よりはよかった。治済は意次の施策にも理解を示していると言う。
江戸には大地震が起きて、浅間山が噴火して、天明の大飢饉が起こった。市中には飢えた民が溢れかえり、米の値段はみるみる高騰した。人々の怒りの矛先は、当時権勢を誇っていた意次に向かった。
そんな中、赤面がまた流行り出す。それは意次が素性のわからない者たちを大奥に引き入れたからだ。蘭学の講義もすぐに止めるようにと白河の松平定信(安達祐実)や漢方医たちから訴状が届いたと佐渡守(ふせえり)。そのとき、源内が軽症の赤面に罹った少年を連れて戻ってきた。
松方(前田公輝)らが門前払いしようとしていると、伊兵衛(岡本圭人)が、その場で人痘をやってみせる。これから重症の赤面患者と一緒に過ごしても治ったら、「人痘接種」が有効だと証明できる。
源内は静養するため家に戻る。礼を言って見送る意次と青沼。
松平定信は、一橋治済(仲間由紀恵)らとともに、訴状に逆らい人痘を行ったことに抗議する。でももしもうまくいったら、幕府が赤面を治したことになると意次。治済も意外なことに、赤面にかからなくすれば、母たちからの幕府の評価が上がると賛成する。
伊兵衛の赤面が完治したことで、大奥の男たちは人痘を希望する者が増えた。さらに治済が、息子・竹千代にも受けさせ、接種は成功した。「これで田沼は用済みだ、のぅ」と武女(佐藤江梨子)に圧をかける治済。
松平定信は、甥っ子に人痘を打ってほしいと、意次に頼み込む。舌の根も乾かぬうちに…という無礼は謝り、頭を下げる。意次は、人痘はもともと頭を下げてもらって打つものではないと快諾する。
人痘接種の死者と家治殺しの陰謀
家治に呼ばれた意次は、その姿に驚く。脚気の具合も悪く、体にシミも出来ている。お匙は年のせいだと言うが、青沼に診てもらえないかと頼む。上様の体を蘭方医が診ることは禁じられているが、そこは何とかしろと命じる。
青沼は、ヒ素中毒だと診断する。長い間、極めて少しずつ毒を盛られていたのではないか。その素を絶てば楽にはなるだろうが、治す方法はない。
上様の食事は毒味役が試しているので、お匙が飲ませる薬湯が怪しい。薬湯は飲まないように、誰が裏にいるのかは調べるから、主治医を青沼にという意次だが、家治は、なぜそんなに自分が恨まれなければならないのかと激昂する。
何故じゃ、そなた故か。意次を信じ引き立てたからなのか。その主ひとりの体も守れずにそなたは何をしておったのじゃ。青沼に対しても、黙れ化け物!と叫ぶ。あんなによくしてやったのに、蘭学だと講釈をたれても治せないじゃないか。倒れる家治。
そんな中、黒木が意次と青沼を呼びに来る。遂に人痘で死者が出てしまった。しかもそれはなんと定信の甥だった。それを知った定信は、また意次を恨む。
意次は、青沼を守りきれないかもしれないと頭を下げる。青沼は、今後接種に来る人には死者が出たことを知らせる、それでも受けたいと希望する者にはどうすればよいか。偉い人がどう考えようが、広く人痘を打つのが仁の道。
青沼にとっての主は初めて会ったときからずっと意次だった。「どうぞお言葉を」と指示を仰ぐ青沼に意次は、「ありがとう、青沼」と礼を言う。青沼はもう一度その言葉を言ってもらう。
青沼は罪をひとりで背負い、ほかのみんなは人痘から手を引いたということにしようと言うが、「みんな気持ちは同じ」だと黒木たちは接種を続ける。
佐渡守は、意次の老中の役を解くと上様の意向を伝える。上様の様子を尋ねると「何も変わらない」という返事に意次は家治がすでに死んでいることを覚る。
【大奥2 医療編】13話のネタバレ
【大奥2 医療編】13話のネタバレ
青沼が死罪に
武女は青沼に死罪を宣告。また青沼のもとで蘭学を学んだ者は即出ていけと命じる。連れていかれる青沼に、どうして青沼だけなのかと異議を唱える黒木たち。青沼は、自分だけでよかった。これでまた必要になったときに人痘接種ができると皆にすべてを託し、みんながいたからここまで来られたと礼を言う。
黒木は、青沼と出会わなければ、自分はただ虚しく大奥で過ごしていた。これまでのありったけの感謝を込めて「まことにありがとうございました!」と叫ぶ。ほかのみんなも同様に「ありがとうございました」と叫ぶ。
青沼は死ぬ間際にいろいろなことを思い出していた。合いの子だといじめられたとき、母は、それぐらいでよかった。これからもっとひどい目に遭うと言っていたし、赤面に罹った兄は自殺した。でも自分の人生はいったいどうだったか。みんなと蘭学を学び、赤面撲滅に立ち向かってきた充実した日々、五十宮、意次、黒木たちみんなが「ありがとう」と言ってくれた。
「ありがとうって言われるのがいちばん好き」と言っていた源内。それは青沼も同じだ。
「人にありがとうと言われる、人の役に立てる人になれ」という兄の言葉通り、青沼はみんなに知識と夢と希望を与え、実際に人痘を成功させて多くの人の役に立つことができて幸せだった。
源内の最期
源内を見舞う黒木。源内はもう目もよく見えないが、黒木が来た理由を考える。人痘が大成功して意次は市中に人痘所を作り、黒木はそこの頭になった。違う? 青沼さんは元気?
黒木は、人痘は大成功して青沼の蘭学講義も大盛況。女性の蘭学者も出ていると嘘をつく。
みんなに会いたいなぁ。青沼さんに会いたいなぁ…。そうつぶやく源内の手をやさしくとって、黒木は看取った。
降りしきる雨の中、黒木は江戸城に向かって叫ぶ。
江戸城にいる女たちよ。貴様らは母になったことがないのか。母ならば男子を産んだことはないのか。産んだなら、その子を赤面で亡くしたことはないのか。そういう悲しい母子を1人でも減らすために懸命に歩んできた者たちに、この仕打ちか。あまりにも理不尽じゃないか!
その頃、一橋治済は松平定信を老中に引き立てた。今度こそ、徳川の血を引く者で安寧の世を作ろうと張り切る定信。しかし治済は驚くべきことを言い出した。将軍の跡を継ぐのは自分ではなく息子。その息子は「人痘を受けたのよ」と…。
こうして3代家光以来、男が将軍になる時代がやってきた。
大人になった家斉(中村蒼)は、子供の頃、人痘接種を受けたときのことを夢に見ていた。あのときやさしく微笑んでいた外国人はいったい誰だったのか…?
【大奥2 医療編】13話の感想とレビュー
【大奥2 医療編】13話の感想とレビューです。
志が理不尽に打ち砕かれようとも、
— メロディ編集部(白泉社)✨ (@Melody_hakusen) October 17, 2023
慟哭が雨に搔き消されようとも。
人々の想いは繋がり、
希望は次世代へと続いていく――
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大奥13話、久々にドラマ見て泣いた。
— たく (@hobXgrxVPVmm0aL) October 17, 2023
源内と青沼の最期が!黒木さんの叫びがさぁ!で、治済こっわ!
色んな人が言ってるけど、本当に大河とかで時間かけて端折らずにやって欲しいです。
今回もこれ以上無いくらい辛い展開と青沼や黒木、源内達の熱い想いに、思わずしれず泣いていました。
— 風っ子🦒 (@kazekko415) October 17, 2023
そして、欲望と権謀術数が渦巻く大奥…怖い!
これこそ大河ドラマと言うに相応しい作品ですよね!
#ドラマ10大奥
#大奥シーズン2
原作を読んで展開は知っていても涙が止まらなかった第13話。
青沼と源内の死に号泣、黒木の叫びに共感した視聴者も多かったのではないでしょうか。
青沼役の村雨辰剛、源内役の鈴木杏、黒木役の玉置玲央、渾身の演技がまた泣かせるんですよね。家治役の高田夏帆の熱演も鬼気迫っていました。
そして治済=仲間由紀恵がいよいよ本領発揮。
もとはといえば、この女…いや治済が実権を握るためにすべてを仕組んできたこと。
意次には赤面撲滅をやらせて成功したら、定信、佐渡守らをうまく利用して、邪魔者は全部排除する。欲しいものを手にするためには何でもやる冷酷非情な人物です。
治済の陰謀がなければ青沼も源内も家治も死ななくてよかったのに…。
しかしサイコパス治済の恐ろしい陰謀はまだまだ続きます。
【大奥2 医療編】13話の再放送はいつ?
13話の再放送予定は次の通りです。
NHK総合1 10月19日(木)24時35分〜
NHKBS4K 10月24日(火)18時15分〜
またNHKプラスでも放送後1週間配信されています。
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記事内画像:(C)NHK
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