【女系家族】第1夜のネタバレと感想!文乃(宮沢りえ)の登場で遺産相続争いに拍車が!
【女系家族】第1夜のネタバレと感想!文乃(宮沢りえ)の登場で遺産相続争いに拍車が!
2夜連続SPドラマ【女系家族】の第1夜が12月4日に放送されました。
・文乃(宮沢りえ)の愛する人=矢島嘉蔵(役所広司)が亡くなった。
・藤代(寺島しのぶ)は嘉蔵の死に際に美しき女=文乃を見かけ……。
テレビ朝日【女系家族】第1夜のネタバレと感想を紹介します。
【女系家族】第1夜のネタバレ
【女系家族】第1夜のネタバレを紹介します。
嘉蔵の死
半年前の2月、2014年大阪。
ボレロの舞台会場をあとにして、藤代(寺島しのぶ)、千寿(水川あさみ)、雛子(山本美月)はドレス姿で走り、タクシーに乗り込む。
「はようして、親の死に目にあえないなんだエライことですわ」
あとあとのことも聞かなくては、と千寿。
一方、文乃(宮沢りえ)も走る。
“あの人を助けて”
**
宇市ナレーション
“男には自分の手にはおえないとわかっていながら、放っておけない女がいる。
嘉蔵旦那も文乃という若い女の眼差しから逃れられへんかった”
矢沢商店の暖簾の前、宇市(奥田瑛二)は文乃を待っていた。
文乃が到着するとすぐに、矢島嘉蔵(役所広司)の寝床に案内する。
嘉蔵は生きた絶え絶えになりながら、文乃に声を掛ける。
「体はどうや、大切にせな。あとのことは心配ない。もっとお前を抱きたかった」
文乃は嘉蔵の手をとり頬を寄せる。
足音がする。嘉蔵の娘、藤代、千寿、雛子が戻って来たのだ。
嘉蔵は文乃を手で押し、出ていくようにと促す。
宇市の計らいで文乃は部屋をでる。入れ違いに三姉妹が。
この時、藤代は文乃の姿を見る。
三姉妹は嘉蔵を囲む。
「家のことは宇市にちゃんとゆうたる」と言い残し嘉蔵はこの世を去った。
矢島家の女たち
老舗の木綿問屋。矢島商店の格式、体面をまもりとおした若旦那はどんな楽園を残していたったのか。
長女の藤代…婿養子になった父親を田舎者だと疎んじ、こんな家を逃げ出してやると嫁に行ったが、3年で出戻ってきた。わがままがむき出しになると危険人物になる。
次女の千寿…じっとやり過ごせば無事な朝がくると控え目だったが、入り婿を迎え奥内を仕切るようになると、注意人物になった。
三女の雛子…お雛様のようなカワイイ顔で甘たったれを演じているが、どんな毒を隠し持っているのかわからない。
叔母の芳子…雛子を猫可愛がりしている。世渡り術を身に着けている。厄介な人物。
嘉蔵の葬儀で藤代は文乃を見つける。
葬式が終わると芳子は三姉妹の白無垢をほめたたえる。
「この後始末、どないするつもり?」と芳子。
「宇市さんに任せてあるって」と藤代。
芳子は、なんで宇市に?と疑問を口にする。
そこに宇市が。
親族会はのちほど、という宇市。
**
文乃の家を宇市が訪ねる。
ベッドの上に嘉蔵の写真が飾ってある。
文乃は拝んでおくれ、と。
宇市は嘉蔵の写真に水をさし、文乃は嘉蔵の写真に向かい写真をなで、室生犀星の「昨日いらしつて下さい」を読む。
**
千寿が藤代の婚礼衣装を羽織ってみる。
藤代はそれを見つけ、咎める。
千寿はまた姉が結婚するかも、と思ってというと、藤代は
「人の嫁入りのこと考えてる暇があったら、自分の子どもでも作ったらどうなの」
と着物を奪い取りへ部屋に。
「出戻りのごくつぶしのくせに」と子供ができないことを悔しがる千寿。
千寿は基礎体温計を口にいれ検温し半べそ。
そこに夫の良吉(長谷川朝晴)が。
藤代の着物は2千万もある。自分の物とはくらべものにならない。
「許せない、うちに婿を押し付けて。3年で出戻ってきて。うちはいつも貧乏くじばっかり」
と怒り爆発。
さらに、千寿は、藤代が婿養子をとるかも、雛子も、と言い出し、良吉は一軒家に3人の婿養子もか、と嘆きだす。
「宇市はどこ行ったんだろ」と千寿は宇市をさがしだす。
「いざとなると大番頭をさがす。あのカワウソじじぃ」と良吉。
**
宇市は嘉蔵の片腕として商店を切り盛りしてきた。
何食わぬ顔をしているが実は心中穏やかではない。
山林の木を勝手に伐採して売り払っていた。この件がバレたら大変。
**
芳子は何かと雛子の世話をやく。
「大事な親族会の日や。叔母さんが相談役でついててやる。姉妹でも女同士は油断できない」
藤代は良吉を差し置いて筆頭喪主を務め、千寿には抜け目のない良吉がついてる。
雛子が一番損をする。
「とるもんをとらないと」と息巻く。
当の雛子は、イヤホンで音楽を聴いていて、突然、ボレロを踊りだす。
愛人発覚
こうして親族が集まり親睦会が開かれる。
宇市が遺言状を読み上げる。
ひとつ、遺産のうち矢島商店の土地、建物、暖簾を千寿に相続させる。良吉は矢島嘉蔵を襲名。月々の純益の五割分は藤代、千寿、雛子に渡す。
ふたつ、貸家の土地と建物は藤代が相続すること。売るのは自由。
みっつ、株券と骨董類は雛子が相続すること。
よっつ、それ以外の遺産は全員で分割すること。
いつつ、ご親族には各位、金五百万を差し上げること。
むっつ、遺言状の保管、執行は番頭の大野宇市に任せる。
姉妹互いに譲って、商売繫盛と家風を乱さぬよう。くれぐれもよろしく。
いつかまた、きっと、さようなら。
藤代は遺言状が不平等だと意義を唱えるも、宇市は
「3等分にと考えて作成されている」と言う。
藤代は気に入らない。
共同財産の目録は、宇市が作成すると言う。
芳子はそれが気に入らない。
藤代が出戻ったくせに、遺産を独り占めしようとすることを咎める。
藤代の「1か月あとに」という言葉に従い、次の親族会議が決定。
お開きとなるところ、宇市が「実はもう一通、遺言状がござります」と皆を止める。
『七年前より、影の女子がござそうろう。
女は大阪住吉に住む浜田文乃、よしなにとりはからいを』
遺言状には、文乃にも遺産のとりはからいをと書いてある。
文乃は藤代と同い年。
「いったい、どこの女や。宇市は知ってはったの」と殴りかかる。
「そんなことより、女を呼んだらいい」と芳子は止めにはいる。
**
宇市は文乃に遺言状を見せ、遺産を取れる分だけ取るように、とアドバイス。
しかし、文乃は「日々に困らなければいい」と謙虚だ。
宇市は「私に任せてくだされ」と。
そして、本宅に来るようにと伝える。
文乃は承諾する。
その時、玄関のチャイムが。
宇市・心の声
“余分な金は要らないと文乃は言った、すっと懐に手を差し込まれた気分になった。白いうなじもなまめかしかった。こんな女を男が放っておくはずがない”
文乃が部屋に戻る。掛軸が戻ってきたという。
去年、嘉蔵が家から持ってきたもので、傷んでいたから表具屋に出していたのだ。
それは貴重な掛軸。
文乃は宇市に、本宅に戻してほしいと言うが、宇市はここに置いておくようにと。
**
詩集を手にする善蔵。
「俺は生きるで」元気な声を出す嘉蔵。
文乃は、ふたりで楽しく過ごした時間を思い出す。
宇市に遺産はなし
宇市は君枝(余貴美子)の家に。
君枝が遺言状のことを訊ねる。
「あんたのこと、何て書いてあったの?」
「わしのことはひとこともない。わしは簡単には死なん。お前を気楽に暮らさしてやる」
**
宇市は店の寮にひとりですんでいる。
家の床には、金庫が。通帳とお金が閉まってある。
“矢島家には返し切れない恩を背負っているが、わがまま娘に見下ろされ、平身低頭の番頭などどうでもいい存在なんだろう。
遺言状には一行もわしのことは書いていなかった……。”
藤代の男
宇市の声
“千寿には良吉、雛子には叔母がいるが、藤代は誰を相談相手にしているのだろうか”
藤代は踊りの師匠である芳三郎(伊藤英明)と不動産屋の小森とともに、遺産となる貸家を見て回る。
自転車屋の主と挨拶を交わす芳三郎。
主は藤代に「あれ、どうなりました」と訊いてきた。
数日前に、宇市が訪れ、念入りに家を見て行ったという。家の修理が必要で、そのことを主は訊ねてきたのだ。
**
藤代が家に戻ると、雛子と芳子が顔を揃え、骨董屋に骨董類の値付けをしてもらっていた。
「留守中にこんなことするなんて」と怒る藤代。
藤代の嫁入りにともたされた骨董までも根入れしていて
「みんなが私に損させる」と興奮している。
千寿はそれをこっそりと聞いている。
**
宇市の声
“ええきみのような、かわいそうなような、自分も泣きたくなるような、遺産相続が始まった”
宇市は、工場をめぐりリベート集め。
仕事を多く回すことを条件にリベートを貰っているのだ。
相続争い
5月9日、2回目の親族会議。
藤代は千寿の相続分の評価を求める。
良吉が千寿にかわって、評価を告げると、藤代は、もっと儲かるはずだと言い出す。
藤代が月々に貰える分は、千五百万、と言われ宇市にそれは正しいのかと問う。
宇市は良吉の計算は合っているという。
雛子の取り分も聞く。若干、千寿より少ない。
藤代は、株券は誤魔化せる。骨董品はもっと取り分があるはずだ、と詮索がとまらない。
芳子は「そんなことより、目録にない掛軸を探したらどうや」と言い出した。
「あんたが持ってるんだろう」と宇市に言う藤代。
宇市は、しらばっくれる。
芳子は「掛軸が見つからないことには承諾できない」と言い出した。
藤代の遺産は10億8百万。土地家屋は、相続税を誤魔化せない。
「だから、自分が一番損をしている」という藤代。
藤代の嫁入りのときの資金のことまで話がおよび、三姉妹の争いは止まらない。
そこで、その話を置いておき話を進めることに。
次は共同財産について。
共同財産の目録を読み上げる宇市。
次いで、文乃への遺産について。
文乃はどんな女かと聞かれた宇市は
「お綺麗なお方です。写真の前にお膳をお供えして、お給仕をしておりました。遺言状を見せると、私にまで書き物を残してくれた、と泣きはって」
「お姉ちゃんと比べるとどうなの?」と雛子。
「つつましく、男心を揺さぶります」
藤代はいくら渡せばいいのか、と。取り分から愛人に渡すなんて馬鹿馬鹿しい、という雛子。
芳子は「早急に女をここに。もしかしたら、嘉蔵が生前に何かしらをやっていたのかも」
掛軸のこともわかるのでは、とまで言い、宇市は内心穏やかではない。
**
文乃の家による宇市。
宇市は、遺産相続の争いが凄まじいことを伝え、掛軸の話を持ち出す。
文乃は、問題になると困るから本宅へ返却して欲しいといったのに、と言い出した。
宇市は、時期を見計らって自分が返す、と。
「私にお預かりさせてほしい」と言う。
本宅の人間が詮索しては困るという理由。
文乃は、「人に隠れて得をすることほど嫌なことはない」と意味深なことを言いながら、掛軸を宇市に渡す。
宇市は本宅に来るよう、もう一度言う。
「掛軸のことを聞かれたら知らないフリをしてほしい、当日は、着物でくるように」と伝える。
藤代と芳三郎は山へ
藤代は芳三郎と山守の家に。
「山を案内して欲しい」という藤代。
宇市には言わずに来たのだ。
山守はホームセンターで買ったという斧を手にする。
**
藤代は木のしるしを見つける。
それは境界のしるし。
芳三郎は、これで争いが起こることもある、とチクリ。
山守の言う山の大きさと宇市の言う大きさが違う。
すると、それはもう一つの山を足した分、という山守。
藤代はそっちも見たいと言い出した。
山守は「無理だ」というも藤代はそれを聞きいれない。
そこで、山守は案内を続ける。
雷が鳴りだした。
藤代は雷が鳴った瞬間に転んでしまい、足をねん挫してしまった。
結局、もう一つの山を見ることは「次に」ということに。
この日、藤代と芳三郎は宿に一泊する。
「何億もの金を何に使わるつもりです?」と芳三郎。
藤代は、本当に手に入るかもわからない、と。
「あんた、遺産が入ったら、どこぞの男と遊ぶんだろう」と。
藤代は、そんなことはしない、若さんこそ、と可愛らしく言う。
ふたりはそのままもつれあい……。
文乃と矢島家の争い
文乃は着物姿で矢島家に。
宇市が文乃を迎え入れる。
三姉妹と芳子、良吉がいる。
文乃の丁寧な挨拶がすみ、本題に。
芳子が取り仕切る。
「お体のほうがご達者で?お身内はどちら?」
文乃は両親もおらず独り身だという。
白浜で芸者をしていたときに嘉蔵と出会ったという。
嘉蔵とは丸7年の付き合い。それは、妻の松子がまだ生きていた頃のこと。
芳子らは、生前贈与があったかを訊ねる。
家は貰っているが、他にはないという文乃。
信じることができない矢島家の面々。
宇市は「調べたところ何もない」と口を挟む。
すると、芳子は「先手を打って調べましたな」と。
掛軸を持っていないかと訊ねるが、文乃は「知らない」と答える。
文乃が帰ろうとすると、芳子は「お仏壇に」と優しい声掛けをする。
文乃はパッと嬉しそうな顔をして、仏壇に。
その時、芳子が「お待ちやす」と立ち上がる。
「その羽織を脱がな、本宅伺いには羽織を玄関で脱ぐのが作法でした。先祖代々祀っているお仏壇の前では脱いでもらわんと」
文乃は嫌がる。
芳子は無理矢理羽織をとる。
「お腹のややは何か月です」
「5か月とかかり」
「誰の子でやす」
「亡くなられた旦那さんの子です」
嘉蔵は患っていた、あんたと交渉がなかったはず。
嘉蔵は病院帰りに寄ってくれていたという。
嘉蔵の子だという証拠はないという芳子に
「生まれればわかります」という文乃。
文乃がうむつもりだと知り、矢島家の女らは愕然とする。
宇市は妊娠のことには気付かなかったという。
藤代
「文乃さん、お父さんの子に間違いないという証拠でもない限り、うんでも甲斐がない。いっそのこと堕ろされたほうがあんさんのためになる」
「私が決めることでおす。生まれてくるややは、弟か妹になる子です。なんでそんな無慈悲な」
「矢島家は代々入り婿をとってきた。誰があんたの子と一緒になんか。帰っておくれやす」
冷たい視線をあびる文乃は、仏壇に手を合わせ家を出る。
それぞれが動揺している。
「どないしよう」と良吉の腕にしがみつく千寿。
「終わりの始まりでっせ、雛ちゃん、しっかりせな」と芳子。
凛として立つ藤代。
そこに千寿と雛子が。
藤代
「降ろさはったらええや、吉報やないの」
千寿
「どうしてもうむいいはったら?」
雛子
「汚らしい」
<続く>
【女系家族】第1夜の感想
「面白い」の声もある中、方言について「どうにかならないの」などの感想もありました。
ここではほんの一部を♪♪
【女系家族】第1夜の感想を紹介します。
令和の女系家族、愛人の文乃さんの前職業は芸妓さんとすると……さいごのうつくしいあのほほえみの意味合いも深まるというものですね
— ひより (@Hiyori_pocket) December 4, 2021
寺島さんも宮沢さんも芳醇な色香のにおいたつような艶やかな上玉さんなので、見ているだけで目が潤います
女系家族面白かったー!!明日も楽しみ!
— ナナッチ (@7yasupoyutan) December 4, 2021
山崎豊子の話ってほんまに面白いよなぁ。華麗なる一族も大地の子も好き。ちなみに、私の母校の先輩!これめっちゃ嬉しい〜。船場のお嬢様やから初期は船場のそういう話が多かったってお母さんも言ってた。母も母の妹も私もみんな山崎豊子の後輩😄👍🏻
#女系家族 長女役は寺島しのぶ以外に誰がいる!と思わせる圧倒的な存在感に苦笑い。次女はうるさいだけだな。末っ子は誰でも勤まる感じ。愛人役の宮沢りえと伯母の渡辺えりは演技が上手く安心して見てる。登場人物全て一癖あり男は胡散臭い。全員悪人のアウトレイジか(笑)
— お年頃 (@mikimuti) December 4, 2021
ドラマ「女系家族」面白かった☺️
— こう🍏 (@coco9160) December 4, 2021
明日は仕事でリアタイ出来ないから録画しとこ。明日も見逃せない!
【女系家族】第1夜のまとめ
【女系家族】第1夜は、文乃の妊娠発覚までを描いています。ドロドロ三姉妹の遺産争い。そこに宇市というくせ者が加わり、さらなるドロドロになりそうな予感。
嘉蔵と文乃のは歳の差カップル。患いながらも文乃を抱いたという嘉蔵のエネルギーには驚きです。文乃演じる宮沢りえさん、幸薄い女のはかなさがほろり。
寺島しのぶさんのヒステリックな演技は、藤代の傲慢さがにじみ出ていて良かったと思います。
明日は第二夜。
莫大な遺産は誰の手に?
明日もお楽しみに♪♪
記事内画像:【女系家族】公式サイト
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